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なるべくストレス・フリーに過ごすスキル

毎日の気持ちを明るくしていくスキルに、磨きをかけたいものです。

こんなことがありました。ある日私はガソリン・スタンドで車のタイヤに 空気を入れていました。慣れない手つきでやっていた所、私が終わるのを待つ車が来てしまいました。要領よくできないため、待たれているのはプレッシャーで したが、できるだけ早く四つのタイヤを回って何とか終わらせました。

待たせたことについて、別に何も合図しなくてもいいし、そういう人も たくさんいるのですが、それもセンスがない気がして、その車に向かって手をあげました。待たせてすみません、ありがとうの気持ちで。そうしたらその車に 乗っていた西洋人の男の人が、うん、うんと何回かうなずいてくれました。いいんだよ、と言ってくれているように。

気持ちが伝わった~と思って、うれしくなりました。余計なことかな?とも思ったけど、勇気を出してこちらの気持ちを表現してみてよかった、と思いました。

そ して、これは今日あったいいこととして一日の終わりに評価しようと思いました。毎日の中にあるほんのちょっとしたこと、人の親切だったり、気持ちが伝わっ たことだったり。そんなことをちゃんと価値のあるものとして評価できるようになって、私の毎日捨てたものじゃないと思えるように益々なっていこうと思いま した。

毎日の小さな出来事をどう評価して、胸に留めて、人生のポジティブな方の側面をちゃんと感じ取れるようになるかは、私たちの意識やスキル次第。

同 時に、気持ちを伝えたけれど、相手からはちゃんと気持ちが返って来なかった、無視されたとか邪険にされた、失礼に扱われたなどという体験も、日々には満ち 溢れているものです。そういう時は、「そういう時もあるさ」「たまたま相手の機嫌が悪かったのかなあ」「あんまり面白くはないけれど、でもこれもちっちゃ いことだ」「別に世界が終わるわけではないし、命をとられるわけでもない」と気にしないで、流せるスキルというものもまた重要です。

カウンセリングでデプレッション(うつ)の方などに、認知行動療法(CBT)というのをやることがありますが、難しく考えずとも、CBTのエッセンスはこういう感じのことだと、私は思っています。

日々のうれしいことには繊細に。あんまり面白くはないことについては鈍感に。

人生にはさまざまな、時には反対方向のスキルをも要求されてしまうので、たいへんなんですよね。

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