Drキムに聞いてみよう!(いつごろから子どもを歯医者に連れて...
Drキムに聞いてみよう! 4歳になる子どもが歯医者に行きたがりません。虫歯がないか心配です。どうしたら良いでしょうか? …
引き続き離婚と子どもの養育について。
子どもにとって親の離婚は一大事件です。両親が離婚した場合、男の子は女の子より精神的ダメージが大きいようです。男の子の方が女の子よりも、別れた片方の親に会いたがってしまう傾向にあります。
法務省の調査「Views of adolescents in separated families」によると、両親が離婚した後の子どもの養育について、子どもは母親と一緒に暮らすのがベストだとか、いや、父親だとか、別れても両方が同じ程度子どもの世話をシェアすべきだという選択は、実は子どもの心理的な状態や学校の成績、周りとの関係性などにはほとんど直接的な影響を与えないようです。
子どもがどちらの親と一緒に過ごすのかはそれほど大きな問題ではないということは、その後もお互いの交流さえ保たれていればよいのかなと思うのですが。
実際に離婚したあと子どもはどちらの親と一緒に住んでいるかというと、子どもたちの約63%は、母親と一緒に暮らし、20%が父親と、17%はお互いとシェアしています。そして子どもたちは、一緒に暮らしていない方の親と過ごす場合も、全体としてはハッピーだと感じているようです。
全体の約半数は少なくても週に一度は別れた方の親と会っています。そしてほとんどの子は別れた方の親と毎週のように電話で話したりメールをやり取りしています。それでも子どもたちの4人に一人は別れた方の親の家に泊まることを拒否しています。
こう見てみると、オーストラリアの方が日本より、離婚後の親子の交流は深いようですね。わりと気軽に別れた親とも会ったり、話したりしていますから。
ところでDV(家庭内暴力)が理由による離婚ですが、離婚した親の4分の1は、離婚前に暴力を受けた体験をしています。そして6分の1はその暴力が継続して行われ、さらに時には子どもの目の前で暴力が振るわれたという体験を持っています。
日本の調査では、18歳ごろまでに両親や同居者から虐待を受けた経験のある人が全体で5%、女性は7.1%います。身体的な虐待が男性80%、女性48%。心理的な虐待は男性53%、女性69%。性的な虐待は女性の15%が経験しています。虐待経験者のうち、両親の離婚を経験した人は36%で、虐待経験のない人(11%)より多く、リストカットなど自傷行為の経験がある人も、虐待経験者(33%)の方が虐待経験のない人(6%)より多いです。
DVが社会的問題として大きくなり、真剣に対策をとらないと大変なことになることは、日本もオーストラリアも同じですね。
両親が別れた後も同じ程度に双方の親とともに過ごしている子どもにとっては、親と子の関係性はそれなりに信頼や強い結びつきで保たれていますが、ほとんどの生活を一方の親と過ごしている子どもにとって、もう一方の親との関係はどうしても稀薄になりがちです。
そこで子どもにとって精神的な問題が生じて、お父さんとお母さんがまた仲良くなってもらいたいと願う子は、女の子よりも男の子の方が多いというのです。
女の子の方が自立心が強いということなのでしょうか。そこで思い出したのが、「猿人、女は旅立ち男は地元に チンパンジーに近い行動」(朝日新聞6月3日)という記事です。
この記事によると、直立二足歩行を始めた猿人は、女が群れを離れて旅をし、男は生まれた場所を離れずにいたらしいというのです。この行動パーターンはメスが育った群れを離れて発見地の群れに婚入してきたことを想像させ、類人猿ではゴリラよりチンパンジーに近いことが分かったということです。
古来、女性は積極的に行動して新しい環境に慣れていき、男性はそれまでの環境から離れるのを嫌がってきたということのようです。
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