環境のために【第3回】Reduce・Reclaim・Re-use
ヴィクトリア州の自然を守るため、より環境にやさしい生活を送るためにわたしたちができる身近な10のこと第3回。今週は、消費するもののライフサイクルを最大限に活用するだめのキーワード、3つのR、「Reduce」「Reclaim」「Re-use」をご紹介します。
3.消費するもののライフサイクルを最大限に活用する
捨てるものが増えるのは買うものが増えるから。ということは、まず買うものを減らせば捨てるものも減らすことができるはず。3つのRその1、「Reduce」。「Reduce」といえば「ごみの量を減らすこと」だと思いがちですが、ごみを減らすことだけに注目するのではなくて、買うものを減らすことも意識してみてください。買うものの量が減れば、ごみの量も自然と減っていきます。
商品を購入したあとは3つのRその2、「Reclaim」。どうすればその商品をできるだけ長く利用するこができるかということ。便利な使い捨てグッズや、格安で長持ちしない商品が増えることで、消費量自体が格段に増えています。大切なのは、「使えなくなったら捨てる」という直結リンクを断ち切ること。修理することはもちろん、ほかの利用方法のためにリメイクすることもできます。
それでも、ものにはやっぱり必要とされなくなる時がやってきます。そんなときは捨てるだけではなく、それ以外の選択肢も考えてみてください。3つのRその3、「Re-use」。リサイクル・ショップ、フリーマーケット、“おさがり”。誰かに要らなくなったものでも、ほかの誰かが使いたいということは案外たくさんあります。オーストラリアでは「オポショップ=オポチュニティ・ショップ」というリサイクル・ショップがそこここにあるので、新品である必要がない場合には、まずそんなお店をチェックしてみるのもおすすめです。
ごみの量が減るということは、ごみの処理に使われるエネルギーを抑えることができるということ。さらには、もののライフサイクルが長くなり、生産に使われるエネルギーも最小限に抑えることもできるようになります。消費することは悪いことではありません。しかし、より環境に優しい生活を送るために消費するものの「ライフサイクルを最大限に活用する」ことに注目してみてください。
::参考文献::
Nicola Markus "On Our Watch" (2009)
mup-info@unimelb.edu.au
111.mup.com.au
Ryo
Website: www.studiomonsoon.com
Email: ryo@studiomonsoon.com
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