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お好み焼き屋の査定基準

 

お好み焼き屋の査定基準 

 

先日実家の京都の帰った際、私の姉が“どうしても連れて行きたいお好み焼き屋があるから来い”というので、

京都駅から新快速にのり、神戸まで出向く事になった。

 

私は子供の頃からお好み焼き屋の大ファンなので、私がちょっとそこらのお好み焼きでは満足しない事は姉もよーく承知しているし、京都から電車で1時間、電車賃では1300円もかけていくのだから、“悪くないねというレベルはやめてね”と念をおし、私は県をまたがってのお好み焼きツアーに出かけたのである。

 

ちなみに私と姉がおいしいお好み焼き屋さんを選ぶ基準として、“裏から小さな鉄板プレートに入れて持ってくる所はだめだとか、“かつおぶしが粉状の店はいけない”とか、“ソースは二種類(普通と辛口ドロドロ)おいてないとだめだ”とか、大将か(おかみ)の愛想が悪いほうがいいなど、色々とあるのだが、姉いわく、“そこの店は全ての査定基準を越えている”と言うのだから、ほぼ味は間違いないといえよう。

 

ちなみに他にどのような査定基準があるかというと、店構えが昭和で、ひらがな書きののれんが出ていて、手書きの(墨ペンなら尚良い)のメニューが壁に貼られ、テレビのリモコンにサランラップが巻かれている事、他には鉄板焼き方式の一店舗で、メニューにチーズや明太子などのおしゃれ具材が無いこともあげられる。

 

あまりにも張り切りすぎた私と姉は、夕方の4時ととても中途半端な時間に到着した。

 

ひらがなで“ときちゃん”とかかれたのれんをくぐり、引き戸をガラガラとあけると、ときちゃんらしいかっぷくのいいおばちゃんと、口をあんぐりあけて高校野球を見ている婆さんが、“あーい、いらっしゃぁーい”と一声あげた。

 

第一関門突破といえよう。

 

私と姉は、壁中に張られた手書きのメニューから、豚すじやきそばと、お好み焼きのミックスの大を頼むことにした。

 

ときちゃんは、らくだシャツを着ながら、たまに高校野球をちらっとみては、えびやら豚肉をいため、

そして今度は険しい顔をしてキャベツを放り込み、じゅーっとソースをかけ、あっというまに焼きそばが完了した。

 

あんぐり婆さんによって届けられた焼きそばは、“今までの焼きそばは、一体なんだったんだろう”と後悔の念にかられるほど絶妙で、一昨日もその前も来たと言う姉は、“今日で今週3回目やでー”と自慢げに焼きそばをすすっていた。

 

そうこうするうちに、特大ミックスお好み焼きが登場した。あんぐり婆さんは熱々の鉄板にお好み焼きをのせると、

”お好みでソース2つと、かつおもどーぞ“とだけ残して、オリジナルポジションに戻っていった。

 

ときちゃんのお好み焼きは、ぶつ切りのえびやら、イカがどっさりはいり、薄く切った豚肉にキャベツとねぎがどっさりはいり、そこに普通のソースと、どろどろの辛口ソースを混ぜ、どっさりかつお節をかけて食べた瞬間、あまりのおいしさに悲鳴をあげた。

 

”ひぇーーーーっ!お、おいしすぎるやろこれ・・・・。”

 

ときちゃんはウェブサイトも名刺もなく、ちゃんとした住所も無さそうな、神戸の灘駅付近のお好み焼き屋さんだ。

 

 

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