JNTO主催のスキー観光セミナー「Japan Snow & Adventure Seminar 2012」

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2012.05.31

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日本政府観光局（JNTO）主催のスキー観光セミナー「Japan Snow & Adventure Seminar 2012」が5月28日（月）、シドニーのFour Points by Sheraton Sydneyにて開催された。

本セミナーは、訪日外国人旅行の拡大を図ることを目的とし、日本各地のスキー・エリアやアウトドア・アドベンチャーの魅力をオーストラリアに発信し、オーストラリア人旅行者にとってより魅力的な旅行商品の開発と販売を支援するというもの。はじめに、JNTOシドニー事務所・山下幸男所長と小原雅博在シドニー日本国総領事、さらにATEC（Australian Tourism Export Council ）会長であるJOHN KING氏が挨拶に立ち、日本行きの豪人観光客の傾向について説明するとともに、日本のパウダー・スノーや優れた宿泊施設、日本人の持てなしの心、アクセスの便利さなどを強調し、旅行代理店などの支援と協力を呼びかけた。引き続き、JNTOによる日本のスキー旅行に関する基本情報の紹介と震災後の現状説明を皮切りに、北海道、長野・新潟、東北の各リゾートをPRするべく各エリアの代表者による熱のこもったプレゼンテーションが披露された。会場は、およそ100人のシドニーの旅行関係者で埋め尽くされ、プレゼンテーションの前後に催された懇親会では各地の担当者との情報交換をはじめ、終始熱気のあふれる雰囲気で盛り上がり、オーストラリア市場がいかに重要であるかを窺わせた。先立ってメルボルンとシドニーで行なわれた「スノー･トラベル･エキスポ 2012」での盛況ぶりとあわせて、オーストラリアにおけるスキー旅行の人気ぶりが伺えた。

ギッシリと埋め尽くされたセミナー会場


山下幸男JNTOシドニー事務所所長	小原雅博シドニー総領事

John King ATEC会長	Viara Yanatchkova氏（JNTOシドニー）

Anthony Trovatello氏（SkiJapan.com／ニセコ）	Scott Tovey氏（富良野プリンスホテル）

須藤利宗氏（加森観光／ルスツ）	森信之氏（キロロアソシエイツ）

福島洋次郎氏（白馬東急ホテル）	岡澤健氏（ヴィラ・アルペン／志賀高原）

森晃氏（旅館さかや／野沢温泉）	Tom Langtry 氏（インターナショナルスノースポーツスクール／妙高）

相澤薫氏（東北観光推進機構）	Rebecca Anne Hamilton氏（安比高原リゾート）

岡崎重知氏（タカミヤホテルグループ／蔵王）

会場の一部には利き酒コーナーも

小誌「G'DAY JAPAN!」を手にする参加者たち


Rebecca Anne Hamilton氏（安比高原リゾート）	Charlotte Deague氏(G'Day Japan!マーケティング担当)

Glenn Goulding氏（Deep Powder）	Peter Murphy氏（Skijapan.com）

またセミナーに先立ち別室にて開催された懇談会では、JNTOシドニーの山下所長と小原総領事が、まずオーストラリア人観光客の現状を説明。2010年にピークを迎えた日本行き（アウトバウンド）の豪人観光客数が東日本大震災以降減少傾向を示していたこと（2010年226,000人→2011年163,000人／JNTO調べ）に触れたうえで、2012年度の統計で回復の兆しが見え始めたと指摘し、懇談会出席者に震災後の協力に感謝の意を述べた一方で、復興に向けて、さらなる協力を呼びかけた。