オーストラリア永住権の申請方法は、下記の4つに分類されます。
シンプルに分類すると、
A.独立技術移住
B.ビジネス関係での移住
C.結婚など、パートナーとしての移住
D、亡命、難民
そして、今年2012年7月1日から、Aの独立技術移住の申請方法が大きく変更になり、事実上、自力(Independent)では、かなり難しくなります。しかし、Aの独立技術移住だけが大きく変更するだけで、B,C,Dは特に大きな変更はありません。
逆に緩和されたこともあります。
以前からある卒業ビザは、SOL(Skiiled Occupation List)に載っていなければ申請することできません。しかし、今年2012年からの新しい卒業ビザは、SOLに載っていなくても、特にSkillが身に付くコースでなくても、どんな学部のコースでも、オーストラリアで大学を卒業すれば、卒業後2年間滞在できることになりました。(専門学校ではNGです)
オーストラリアで大学(大学院)を卒業して申請する卒業ビザは、就労の制限がありません。ワーホリのようなビザです。ワーホリは30歳までしか取得できませんが、この卒業ビザは大学さえ卒業すれば、年齢は何歳でもOKです。
この卒業ビザの2年間中に、オーストラリアで就職活動し、スポンサーとなる会社が見つかれば、ビジネスビザ(Subclass457)を申請でき(50歳未満)、通常4年間滞在できます。この4年間をまたずとも2年間たっとときに、同じ職場で引き続き働く契約となれば永住権に切り替えることも可能です。
比較してみると、
A、独立技術移住であれば、英語力(IELTS)で、7.0以上でなければポイントになりません。
B、ビジネスビザ(457)であれば、英語力(IELTS)は、今まで通り5.0点でOKです。
大学に入学するためには、少なくともIELTSで6.0以上が必要です。しかし、大学を卒業したとしても、IELTS7.0点を取得するのは、日本人にとってはかなり難しいことです。しかし、卒業後、ビジネスビザを申請するときは、大学に入学するときより低いIELTS5.0点なので、全く問題になりません。
こうすれば確実に永住権が取得できるという保障はありませんが、現状、オーストラリアで大学を卒業し、その後の2年間の卒業ビザで就職活動し、スポンサーになってくれる会社を探すのが、今後の永住権取得の方法となると思います。
Written by Jun HATACHI
MARN0640840
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