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日本人会テニスクラブ秋季オープン戦

2012年秋季オープン・ダブルス戦レポート

=女ダブは、3大会連続優勝の天川直美と1年振り2度目優勝の村上直恵が優勝杯を奪取=

=男ダブは、同ペアで2年振り2度目優勝の茂木一輝/大槻文彦の商社マン・コンビが優勝=

2012年7月29日(日)。

シドニー日本人会テニスクラブでは、「2012年秋季オープン・ダブルス戦」が開催されました。今回は、いずれの組も実力充分の腕自慢女子6組と男子6組、総勢24名のエントリーとなりました。大会は、男女それぞれA/Bグループに別れて予選リーグ戦を競い、上位4組が優勝決定トーナメント戦に進出、優勝を競うというものです。また、今回も予選リーグ戦敗退者によるコンソレーション・ミックス戦が行われました。

 

和やかに始まりましたが、試合は大激戦でした。

 

女子予選Aグループは、「優勝候補筆頭」の天川/村上組が2勝全勝で予選1位通過、「急造ペア」高松/田中組が1勝1敗で予選2位通過し、「チームひろこから初エントリー」の遠藤/坂本組は惜しくも予選敗退となりました。女子予選Bグループは、「アマゾネス軍団」の吉野/山口組が2勝全勝で予選1位通過、「練習命ペア」の武田/加藤組が1勝1敗で予選2位通過し、「シャラポア・ペア」の鷲足/三宅組は、残念ながら予選敗退でした。

 

良い構えです。(武田直美選手)

紅色の耳飾りが素敵です。(田中京美選手)

狩猟を終えたアマゾネス軍団、見よこの肉体美!(左:山口優子選手、右:吉野カコ選手)

男子予選は、A/Bグループとも6組全てが1勝1敗の大激戦で、しかも順位は全てのチームのネット勝ちゲーム数の差が最小僅差の1づつで決まるという大接戦でした。男子予選Aグループは、「商社マン・コンビ」茂木/大槻組がネット勝ちゲーム数+1で予選1位通過、「日本人会の雄」丹羽/谷内組は2試合ともタイブレークでネット勝ちゲーム数ゼロで予選2位通過、「日本人会の常勝巨人軍」村上/Ivan組は惜しくもネット勝ちゲーム数?1で、僅かに及ばず予選敗退でした。男子予選Bグループは、「金テニの雄」土岐/荒井組がネット勝ちゲーム数+1で予選1位通過、「前回惜しくも肉離れで決勝戦を欠場した」南野/Alan組がネット勝ちゲーム数ゼロで予選2位通過、「強豪親子ペア」加藤親子はネット勝ちゲーム数?1でこちらも僅差で予選敗退でした。

惜しくも僅差で予選敗退、次回頑張ろう。(左奥:加藤陽一選手、右:加藤溢靜選手)

Jumping! Jumping !Jumping!(中奥:Alan Vo選手)

必殺!ライオン丸サーブ!(日本へ8月帰任予定の土岐大介選手)

女子準決勝戦は、予選Aグループ1位の天川/村上組が「ミスの無いテニス」で、予選Bグループ2位の武田/加藤組を6?0で撃破。もう一方の女子準決勝戦は、予選Bグループ1位の吉野/山口組が「狩猟型テニス」で、予選Aグループ2位の高松/田中組を6?1で破りました。前評判通りの対戦となった女子決勝戦は、天川/村上組が「素早く落ちるトップスピンロブ」で、「アマゾネス軍団」吉野/山口組を翻弄、6?0で撃破し、安定感を見せつけました。優勝の天川直美選手は、3大会連続3度目の優勝で年間グランドスラムに王手を掛け、次回大会の行方が大変楽しみです。一方の村上直恵選手は、御夫婦で優勝した2011夏の大会以来2度目の優勝です。

2度目の優勝を決めた村上直恵選手

3大会連続優勝の天川直美選手

効果的なロブで相手を翻弄!(中奥:村上直恵選手、右奥:天川直美選手)

男子準決勝戦は、予選Aグループ1位の「ハイタッチ」が話題となった茂木/大槻組が、予選Bグループ2位で強敵の南野/Alan組を6?4でかわしました。もう一方の男子準決勝戦は、予選Aグループ2位の丹羽/谷内組が予選Bグループ1位の土岐/荒井組をタイブレークの僅差で破りました。男子決勝戦は、いずれも予選Aグループから大激戦を勝ち抜いた茂木/大槻組と丹羽/谷内組の再度の対戦となりました。予選Aグループでは、タイブレークの末に丹羽/谷内組が勝ちましたが、決勝戦では逆に茂木/大槻組がタイブレークの末の粘り勝ちで優勝を決めました。惜しくも準優勝となった丹羽/谷内組は、予選及び決勝戦を通じて、4試合全てがタイブレーク(2勝2敗)という珍しい結果となりました。茂木一輝/大槻文彦組は同じペアで2010年秋の大会以来2度目の嬉しい優勝となりました。

素早い動きで優勝を決めた茂木一輝選手

闘志で優勝を決めた大槻文彦選手(筆者)

試合中の綿密な作戦とハイタッチが優勝の秘訣!(左:茂木一輝選手、右:大槻文彦選手)

試合終了後は、優勝者、準優勝者、コンソレ優勝者の表彰式の後、いつもの様に「お楽しみじゃんけん大会」が繰り広げられ、試合に負けてもじゃんけんでは負けない猛者達が素敵な賞品を持ち帰りました。

圧倒的な強さを見せての優勝でした。(左:村上直恵選手、右:天川直美選手)

大激戦を制しての嬉しい優勝でした。(左:大槻文彦選手、右:茂木一輝選手)

さあ、次回は2012年冬季ミックス・オープン・ダブルス戦が10月下旬頃に開催される予定です。

次回は、テニスクィーン天川直美選手の年間グランドスラムが掛かる大会となります。本大会では規程により、過去4大会の優勝者同士では組めないことになっており、天川選手が誰とペアを組み、その行く手には誰が立ちはだかるのか、非常に興味深い大会となりそうです。

今回負けちゃった方は切磋琢磨し、次回は対策を練って悲願の優勝を狙いましょう。

最後に、本大会の賞品をスポンサー頂きました以下の皆様方に、心より感謝申し上げます。

オーストラリア住友商事会社

双日豪州会社

ERNST&YOUNG

(文責:テニス部長大槻文彦)

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