3月15日は「世界消費者権利デー」です。

1962年の3月15日にジョン・F・ケネディ大統領（当時）が「消費者の4つの権利（安全である権利、知る権利、選ぶ権利、意見を反映させる権利）」を盛り込んだ教書を発表したことに由来する、国際消費者機構（CI）1983年より提唱している世界的な記念日です。

現在は、ケネディ大統領の提唱した4つの権利を元に、CIが以下のように「消費者の8つの権利と5つの責任」を提唱しています。

8つの権利

1. 生活のニーズが保障される権利

2. 安全である権利

3. 知る権利

4. 選ぶ権利

5. 意見を反映させる権利

6. 補償を受ける権利

7. 消費者教育を受ける権利

8. 健全な環境の中で働き生活する権利

5つの責任

1. 批判的意識を持つ

2. 主張し行動する

3. 他社・弱者への配慮

4. 環境への配慮

5. 団結・連帯

ところでみなさんはオーストラリアで発行されている消費者支援の雑誌「チョイス（Choice）」をご存知ですか？ 1960年に創刊し、広告やスポンサーを擁しない独立した立場で「消費者による、消費者のための情報」を発信し続ける、16万人以上の会員を持つオーストラリア最大の消費者支援メディア（団体）です。消費に関するニュースに、深く掘り下げた調査、独自に行なう製品テストの結果やレビュー、さらには商品ラベルに記載されているおかしな表現なども紹介。誌面の他、ウェブサイトでも記事を閲覧することができます。また、会員になるとチョイスに所属する消費者の権利に関するアドバイザーへの相談や、会員限定価格での商品の購入、さらにリサーチコミュニティへの参加といったさまざまな特典があります。

偽装問題をはじめ、さまざまな消費者問題が跡を絶ちませんが、だからこそ、信頼できる情報を手に入れて賢く買い物していきたいもの。「チョイス」はそのひとつの指針となるはずです。まだ見たことがない方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか？

https://www.choice.com.au/