このあいだ、シドニーで開催されたナイト・ネーション・ランに参加しました。
ナイト・ネーション・ラン(Night Nation Run)は、アメリカで始まり現在世界30か所以上で開催されている人気チャリティーランニングイベントです。「The World’s first Running Music Festival」(公式HPより)なんだとか!
5kmのコース上に用意されたDJブースで楽しみつつ、ゴール後はアフターパーティーと呼ばれるライブを楽しむ、ランニング×ミュージックという斬新なイベント。
音楽フェスが大好きな私としては行くしかない!! ということで、参加を決めましたが、当日はあいにくの雨。さらに気温も15℃ほどしかないという最悪なコンディションです。
本当にこんな天気でも人が集まるのかな…。そう思いつつ会場に向かうと、そんな心配は杞憂でした。だってここはオーストラリア! 寒さなんて関係ありません。暗い中でも目立つように、顔に派手なペイントをしたり、カラフルなチュチュを穿いたり、羽をつけてみたり…。さすがパーティー慣れしています。
ブリッジランの時と同様にゆるい感じで始まったナイトラン。私と友人もちんたら走ります。何てったって公式ページにも「走っても、歩いても、スキップしても、踊ってもOK! だって記録とらないから(意訳)」と書かれています。それにしても、スタッフがコースに全然立っていません。夜で道も暗いのに。そのせいで、コースをショートカットしちゃう人たちも。さらにシドニーマラソンなどと違い、コースも完全には封鎖されていないのか、一般客のような人たちの姿も見えます。これ、しらっと参加してる人いるんじゃないかな…。
そんなこんなもありながら、無事にゴール。アフターパーティーに挑みます。正直知らない曲もいっぱい流れてたのですが、知らなくても楽しい。久しぶりに音楽に浸れる時間に満喫できたので大満足です。
それにしてもビーチボールが飛んできたり、スイカやらパイナップルやらの浮輪が飛んできたり、撮影用ドローンに物をぶつけて落とそうとしていたり、肩車してる人たちがあちらこちらにいたり(日本だと間違いなくセキュリティが飛んでくる)、音楽そっちのけで写真を撮りまくっていたり、やっぱりこの国って自由だな、と思いました。
走って、踊って、音楽が聴ける一石二鳥以上の価値があるこのイベントに、ぜひ来年は皆さんも参加してみてはいかがでしょうか?
イベント公式HP:https://nightnationrun.com.au/sydney/
文:鈴木利衣子(編集部)写真:石谷リサ
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