レンブラントとオランダ黄金時代:アムステルダム国立美術館名作 展
レンブラント・オランダ黄金時代展がいよいよ始まりました。
地下1階の特別展会場入り口には、アムステルダム国立美術館のゲートを想わせる格子戸と投影で浮かび上がる美術館の建物が私達を迎えてくれます。本展会場のインテリアは数々の美術展覧会場を設計している著名なシドニーの建築家リチャード・ジョンソン氏によるデザインです。壁の色はアムステルダム国立美術館にマッチするよう入念に調節された灰色を主に、ジョンソン氏が巨匠達の絵が良く見えると言う‘Noire de Vigne” も使われています。会場の中央にあるフェルメールの“青衣の女”とレンブラントの “聖パウロに扮した自画像” は其々の展示室を隔てながらも、静かに向き合うように展示されています。
Rembrandt Harmensz van Rijn
‘Self-portrait as the apostle Paul’ 1661
oil on canvas, 91 x 77 cm
Rijksmuseum, de Bruijn-van der Leeuw Bequest, Muri, Switzerland
それぞれの分野で活躍した多数のオランダの画家たちの作品78点を集めました。彼らは日常生活、急成長している都市とおだやかな田園地方、世界の海を航海する冒険、そして共和国設立を成功に導いた人々の肖像画などを描きました。画家たちは細かい情緒を見分け単純なものの魅力を写し取る技術に並外れて優れていましたが、それぞれの絵のスタイルは非常に異なっていました。特にレンプラントとフェルメールほど違うものはないでしょう。レンブラントの劇的な絵画、光と影のコントラストの強い冷徹なリアリズム、それにひきかえ、フェルメールの描く鮮明で淡い色の謙虚な日常生活を描いた小さな絵は詩的な静けさの中に私たちを誘います。
Johannes Vermeer ‘Woman reading a Letter’ 1663 oil on canvas, 46.5 x 39 cm Rijksmuseum, on loan from the City of Amsterdam
日本語ツアーでは、作品の裏話なども織り交ぜ、楽しみながら作品を鑑賞頂けるようご案内致します。是非ご参加下さい。
日本語ガイドツアーは、展覧会開催中、毎週土曜日11時AMからです。
(投稿:コミュニティーアンバサダー:チョーカー和子)
日程 :11月11日(土)~2月18日(日)10AM-5PM, 水曜日10PMまで。 場所 :Major Exhibition Gallery (Lower level 1) 料金 :大人$24、コンセッション$21、メンバー$18、子供(12-17)$14、
https://www.artgallery.nsw.gov.au/calendar/japanese-language-guided-tour/