車や自転車のパーキングは珍しくも何ともありませんが、皆さん、こんなパーキングは見かけたことありますか?
シドニーは坂道が多く、ヘルメットが必要で車道を走らないといけない自転車よりも、折りたためてブレーキも付いているスクーター(キック・ボード)の方が手軽らしく、スケート・ボードと並んで、若者がよく乗り回しているのを見かけます。
パーキングというか、本当に単なるサーフボード置き場ですが……。ビーチの海岸線を歩く遊歩道のコースタル・ウォークの途中や、サーフ・ライフ・セービング・クラブでも設置しているところがあって、とってもオーストラリアらしいパーキングだなと思います。
マーケットに用意されていることが多いです。オーストラリアは6割以上の家庭が犬を飼っているらしく、街中でもビーチでも、あちこちで犬を連れた人に出会います。たいてい「かわいいワンちゃんですね」と話しかけると、快く触らせてくれたり、世間話が始まったりします。愛犬家の多いお国柄、よくスーパーの出入り口でもつながれた犬がご主人を待っていますが、こういうパーキングがあると犬同士で遊べたり、飲み水があったり、日向ぼっこができたりしていいですね。
シドニー・ロイヤル・イースター・ショーに行った時、プラム(ベビーカー)を押しながら移動する家族が山ほどいたので、パビリオンの出入り口にあるパーキングはカラフルなプラムで満車になるほど大盛況でした。オーストラリアでは、バスや電車を始め、かなりテクニカルな腕でプラムを軽々と操って歩く親御さんたちをよく見かけます。何にしろ、ファミリー・フレンドリーな配慮ですね。
どんな乗り物(?)でも、パーキングが用意されていると安全で便利なもの。遊び心もあっていいなと思います。
文:武田彩愛(編集部)