オーストラリア生活を送る中で、日本人である自分のことを「オーストラリア人と比べて大人しいかも」「テンションが低くなりがちかも」「ちょっとネガティブに考えすぎかも」と疑問に思ったことはありませんか?
心理学のメインストリームとなる欧米文化圏の基準で開発されてきた「人生満足感」を尺度とすると、どうしても日本人の「幸福度」というのは他国と比べて低い数値になってしまいます。これは日本人が持つセロトニントランスポーター遺伝子が関係しているそう。
セロトニンといえば、幸せホルモンとも呼ばれる精神面の安定に寄与する神経伝達物質。体内のセロトニンは腸内と血液中に大部分があり、じつは脳にあるセロトニンはごく僅か。放出されたセロトニンは分解されますが、一部はリサイクルされて脳内に分泌されます。
このセロトニンを再回収するのが、セロトニンの伝達に関係する遺伝情報が書き込まれた遺伝子、セロトニントランスポーター。遺伝子量が多くセロトニンを多くつくるL型(ロング)と遺伝子量が少なくセロトニンを少なくつくるS型(ショート)の2種類があり、遺伝子LとSの組み合わせ(SS型、SL型、LL型の3種類)により、個人が持つセロトニントランスポーターの数が決まります。
面白いことに、日本人にはSS型が65%以上と際立って多いそう。対してLL型は3%と非常に少なくマイノリティ。アメリカ人を見てみると、慎重派のSS型は18%に留まり、楽観的なLL型は32%と日本人の10倍ほどの割合に。
しかしセロトニントランスポーターの型は、どれが良い悪いではなく、それぞれに違った環境で生き延びる力があります。各国の環境に適応した結果の遺伝子が現在の割合に反映されているのであって、単純にどちらの性質が優れていると決めることはできません。大事なのは自分の体質をよく理解し、自分特有の気分に対して、どこにいても予防的に生活できるようになること。事実を受け止め、客観的に自分の悩みや思考の傾向から、解決方法を導いてよりよい人生を送ることが大切です。
シドニーの心理カウンセリングルームを20年以上運営し、オーストラリア在住の日本人のための心理カウンセリングの最前線を常に走ってきた「こころクリニック」では、日豪臨床経験30年以上のサイコロジストが一人一人の人生の物語に寄り添い、生理前に起こるメンタルの不調も、ストレスの多い状況下での現実調整の方法などをリラックスしながらじっくりと話し合います。マインドフルネスや認知療法、行動療法など、一人一人に合った方法で、自分の考え方との距離のとり方を学んでいき、日本人が海外生活において直面するストレスやトラブルなども改善していきます。
「こころクリニック」は現在シドニーの中心地、ワールドスクエアにあるビジネスセンターの45階で運営中。新型コロナウイルスのパンデミック状況下、オーストラリア全土の94%の心理カウンセリングがテレヘルスを導入していますが、2021年の年末まで、テレヘルス心理カウンセリングを含めた遠隔医療サービスにもメディケアや学生保険による保険カバーが適用されることが決定。クリニックまで行けない方やシドニー以外にお住まいの方も、遠隔の心理カウンセリングを受けることができます。
幸福度は数値化できても、結局のところ何を幸せと感じるかは人それぞれ。日本人としてオーストラリアで生活する中で、あなたが幸せを感じられるように、まずはサイコロジストに相談してみませんか?
誰に相談しても結局は自分でどうにかするしかない局面において、メンタルケアできるのが心理カウンセリング。
オーストラリアでは、ストレスがあった時に心理カウンセリングを利用するのは、インフルエンザでかかりつけ医に行くような普通のこと。日本のように「深刻な悩みを抱えている人が行くところ」といった抵抗を感じるイメージは一切ありません。心理カウンセリングはオーストラリア人にとって身近な存在で、むしろ自分の悩みが深刻になる前に早めに相談するという、インフルエンザの予防接種のような位置付けでしょう。
心理カウンセリングの中でも自己共感力を高めるメンタルフルネスは、単なる自分への慰めや同情ではなく、勇気をもって今後を生きていくための助けになるもの。「共感」「承認」「受容」…こうした気持ちを、しばしば人は、他人から得ようとしがちですが、本来「共感」も「承認」も「受容」も、他人ではなく自分が自身に対して共感してあげる、ありのままを認めてあげる、どんなことも受け入れてあげる気持ち。「今このネガティブな感情の行き場」を自分が作り、現実を受け入れ、現実へと踏み出す手助けになります。
また、よく耳にするマインドフルネスは注意力のトレーニングのことで、自分の心の中で起こる現象との距離の取り方について、自分のための取扱方法を見出していくメンタルケアになります。不安や恐怖、他人からの評価、どうにもならない過去のことなど現実の状況からいったん離れて、「心は平穏であるけれど感覚は鋭く精神的に安定した自分」のマインドフルネスな状態を身につけることで、今自分の身の回りで起こっていることや、自分自身の感情もありのままに受け止めることができるように。
マインドフルネスな状態を知ることができると、ストレスを軽減する他にも、集中力や睡眠の質が向上し、自律神経や免疫機能の回復が見込まれます。中でも「ストレス軽減」「集中力アップ」「自律神経回復」といった効果は、最新の脳科学研究で実証済み。マインドフルネスによって頭の中が整理され、結果的にさまざまな能力が発揮されるだけでなく体の緊張も解れ、健康面も改善されるなら、より良い人生のためにも身につけて損はありません。
自己受容を高めるセルフコンパッションもまた、身につけることで精神の回復力がアップします。セルフコンパッションとは、自分自身の強みや長所、弱みや短所を認めることで、どんな状況下でも「あるがままの自分」を肯定的に受け入れられる心理状態のこと。日常的に辛いことを当たり前と思わず、自分に対して無条件の優しさと安らぎを与えることで、恐怖や否定的な考え、孤立などを回避することができ、幸福や楽観性などのポジティブな心の状態への準備をしていくメンタルケアです。
他者だけでなく自分自身に共感や優しさを向けて、自己受容はグンと高まります。セルフコンパッションを身につけることで、楽観的な考え方を持ち、人生に対する満足感や感謝の気持ちを多く感じられたなら、あなたの人生はずっと楽になるでしょう。
こうした自己共感力、マインドフルネス、セルフコンパッション(自己受容)を、サイコロジストと二人三脚で無理なく身につけていけるのが、心理カウンセリングです。
心理カウンセリングのサイコロジストは、悩みを抱える人々が良い意思決定という形で行動できるようになることを援助してくれます。心理カウンセリングを受ける人は自分の状況や気持ちを話し、サイコロジストはそれを理解するために耳を傾けます。そのプロセスの中で、「わかってもらえた」「すっきりした」などの感覚と経験を得られること、そしてサイコロジストとの信頼関係の中で自分を客観視できるようになり、直面している問題に取り組めるようになることが心理カウンセリングの良いところ。
また、サイコロジストからの的確なサポートから自分の考え方や行動パターンを変えていったり、今後のストレスにどのように対処していくか、自分をどのようにマネジメントしていくか、といったことも習得していくことができます。このようなプロセスをサイコロジストと一緒に歩むことは、現状の問題の改善だけでなく、社会の中でその人があるがまま、美味しいものを食べた時のように楽しく明るい気持ちで、より良く生きることにもつながるでしょう。
このような心理カウンセリングの効果を生むためには、サイコロジストとの関係の質、用いる技法はとても重要なポイント。
「こころクリニック」には、日本とオーストラリアの両国の臨床心理士の資格と経験がある、経験の長い日本人開業サイコロジストやのしおりさんが在籍。Australian Psychological Societyの正会員歴20年以上、臨床経験は30年以上、シドニーの心理カウンセリングルームも20年以上運営しています。
オーストラリアのクリニックで心理カウンセリングや心理療法が可能な職種には、サイコロジスト、サイコセラピスト、カウンセラー、ソーシャルワーカーがありますが、その中でもソーシャルワーカーと並ぶ「医療資格」であり、心理カウンセリングと心理療法を専門とする職種が、サイコロジスト。
医療資格がなく学会員メンバーシップのみで働くカウンセラーやサイコセラピストよりも、サイコロジストの修業年数はさらに長く、その信頼性と専門性は医療保険カバーの範囲にも現れ、サイコロジストはGPの紹介があれば、ほとんどの保険で費用がカバー可能に。
心理カウンセリングの効果は実証研究でも確認されています。例えば、うつの症状に関しては、約50の厳密な研究を通して認知行動療法での明確な効果が示され、うつ症状の改善に寄与し、再発の予防にも寄与しています。
このように心理カウンセリングには的確な技法も求められますが、心理カウンセリングが効果を生むためには、サイコロジストがどのように関われるかといった信頼関係も重要になります。そのため、実績があり相性の良いサイコロジストとの出会いは心理カウンセリングの効果に欠かせないものとなります。
「こころクリニック」の心理療法は、共感的カウンセリングを基本としています。何より大切にしている治療の根本は常に「共感」であり、このサイコロジストの共感力が相談者の自己治癒力を高めることにも一役買います。何でも話せて、気持ちに共感してもらえる関係の中で、サイコロジストとプランニングした現実的なゴールに向かい、一人一人に合ったプロセスを進めていきます。
一回や数回のカウンセリングで終結するケースもあれば、さらに回数を重ねるケースもありますが、カウンセリングを必要としなくなった時が、ゴール達成の時です。サイコロジストとのセッションは終結しても、「こころクリニック」のカウンセリングで得られたことを胸に、現実世界の中で存分に羽ばたきましょう。
上記以外にも相談者に合わせた心理カウンセリングに対応しています。
予約時に「JAMS.TV見ました」と申し出ることで、初回無料のトライアル心理カウンセリング(約45分/テレヘルス含む)も受付中。
無料トライアルでも、自分のココロの状態や先生との相性、どのようにカウンセリングが受けられそうかなど、さまざまなことがチェックできます。海外生活で不安や悩みがある方は気軽に問い合わせてみましょう。
他にも子どものためのプレイセラピーや日本語の発達・知能検査を行った上での発達アセスメント、カップルまたは家族カウンセリングなども受付中。
また、日本とオーストラリアの心理カウンセリングの最大の違いは、医療保険カバー。
オーストラリアにおけるサイコロジストは医療資格であるため、先に一般医GPの紹介があれば、ワーホリや留学生の海外旅行保険やOSHC(学生保険)、メディケアなどほとんどの保険で心理カウンセリング費用がカバーされます。メンタルケアの重要性を政府や社会が理解していることから、医療資格を持つサイコロジスト(臨床心理士)による心理カウンセリングにも医療保険が効き、永住者であればメディケア保険で診療費がカバーされます。
さらに、オーストラリアの国家資格を持つ「こころクリニック」なら、メディケアをお持ちの方は対面も遠隔もバルクビル(自己負担なし)で診察中。
新型コロナウイルスのパンデミック状況下、オーストラリア全土の94%の心理カウンセリングがテレヘルスを導入していますが、2021年の年末までテレヘルス心理カウンセリングを含めた遠隔医療サービスにもメディケアや学生保険による保険カバーが適用されることが決定。クリニックまで行けない方やシドニー以外にお住まいの方も、遠隔の心理カウンセリングを受けることができます。
カウンセリングルームは、シドニーシティの中心部のワールドスクエアにある、Regusというビジネスセンターの中。45階の受付にて「サイコロジストのやのしおりに会いに来た」旨を告げると、カフェのように快適なラウンジに通してもらえます。このラウンジからのシドニーシティの展望も良く、それだけでも心が開放的になります。
臨床心理士・やのしおり
電話:0416-006-835(受付時間8:00-22:00 シドニー現地時間)
Email:sydney@cocoroclinic.com「こころクリニック」新カウンセリングルーム
所在地:Suite 4543, Level 45, Regus, World Square, 680 George Street Sydney 2000フェイスブックで心理情報も発信中!
所在地:Suite 4543, Level 45, Regus, World Square, 680 George Street Sydney 2000
電話:0416 006 835(受付時間 8:00 – 22:00)
メール:sydney@cocoroclinic.com
営業時間:月~土 8:30 – 20:00(日祝要相談)※予約制
ウェブ:http://cocoroclinic.com
英語ウェブ:http://en.cocoroclinic.com
Facebook:www.facebook.com/SydneyCocoroClinic
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