コロナ禍における外出規制によって「コロナ太りした」と言う人は、今や世界共通になった悩みの一つ。ここ2年でリモートや在宅ワークに伴う運動不足と、自宅にいるとついつい食べ過ぎてしまうという生活環境が合わさってコロナ太りにつながっているそう。なんと、日本では「約4割の国民が体重増加した」という報道もあります。
コロナ太りで気になるのが、見た目はもちろんのこと健康面の不安。一般的に、急激に体重が増えると生活習慣病のリスクが高まり、腰痛や膝痛の要因になる可能性が知られています。健康な身体を維持するためには、感染対策をして適度な運動を習慣化するなど、意識して身体活動量をアップすることも大事です。
そこで、今回はフィジオセラピスト(理学療法士)による「FMSトレーニングプログラム」をご紹介!
健康意識の高い人が多いオーストラリアでは、コロナ禍の生活の変化による身体の悩みを改善する方法としても、フィジオセラピー(理学療法)が用いられるそう。オーストラリアのフィジオセラピスト(理学療法士)は、運動不足からの体調不良の解消や、筋肉・関節の運動機能の改善、現在の体調を整えるプロフェッショナル。現地のスポーツ選手やチームの体調管理などにも携わり、日頃のトレーニングや怪我の予防をアドバイスします。そのフィジオセラピストによって処方されるプログラムは、各種民間保険の保険適応となるため、オーストラリアの一般人でも通うことができるのです。
そのフィジオセラピーの中でも「FMSトレーニング」は、上手く機能していない身体の部分を知り、その部分を強化するトレーニング! 本来の身体の運動能力を取り戻して日々のパフォーマンスを向上し、慢性的な痛みや疲れも改善していくことが期待できます。
シドニーにあるフィジオセラピークリニックの「メトロフィジオセラピー」では、筋骨系スペシャリストの奥谷先生が「FMSトレーニング」のプログラムを処方! 日常に習慣として取り入れることで、身体の不調を解消し、怪我にも強い身体を手に入る、コロナ太りや運動不足にもぴったりのトレーニングです。
また、そんな奥谷先生のパートナーのSayaさんによるInstagramもスタート! シドニーに住む2児の母親であり、フィジオセラピーの観点から子どもの身体発達を考えるSayaさんが、フィジオセラピーの面から見た子育てのヒントを発信していきます。
Sayaさんのアカウントはこちら
以下の記事では、フィジオセラピストによる「FMSトレーニング」の詳細と、フィジオセラピークリニックの「メトロフィジオセラピー」について解説!
「FMS(Functional Movement Systems)」は、身体の基礎動作がどのくらい機能しているか分析・評価するために、7種類の動作をテストするプログラムのこと。アメリカのフィジオセラピスト(理学療法士)が、高校生アスリートの障害や怪我に対するリスク予測やパフォーマンス向上を目指すための評価手法として始めたのが発祥だそう。
具体的には7つの動作を0~3点で評価し、それぞれの関節可動性や筋力、バランス、左右差をチェックします。現在のFMSで評価される基礎的動作は、子どもからアスリートまで体力レベルに関わらず、すべての人々の運動機能の土台になる能力とされています。
FMSを通して動きの癖や身体の弱い部分、バランスの悪いポイントなどを把握し、現在の身体の不調や痛みを取り除くフィジオセラピーと併せて、身体本来の機能を取り戻すために組まれたトレーニングが「FMSトレーニングプログラム」です。
「FMSトレーニングプログラム」はこんな人にオススメ!
もともとフィジオセラピーは、運動不足からの体調不良の解消や、筋肉・関節の運動機能の改善、現在の体調を整える理学療法で、健康志向の高いオーストラリアでは身近なメンテナンス方法として重宝されています。それは、オーストラリア政府が新型コロナウイルスの感染拡大予防措置においても、フィジオセラピーのクリニックに営業許可を出していたことからも窺えます。
医療従事者であるフィジオセラピストは、神経、筋肉、骨格、関節すべてのバランスを見ながら、内臓以外の身体全般、身体の動きに関する問題や痛みなどを診断し、正常な機能に回復するようにリハビリを行う専門家。
診断結果から、一人ひとりの症状に合わせた最適なエクササイズや姿勢の整え方のアドバイス、運動機能の回復や関節の可動域を向上させるトレーニングも指導しながら、身体の患部の痛みを取り除き、身体の痛みが再発しづらい身体づくりを手助けします。
また、そうした健康的な身体作りのサポートの他、ストレスやホルモンバランスの崩れからくる偏頭痛、アゴの不具合、肩こり、首の痛み、頭痛、ヒジ・ヒザ・関節の痛み、腱鞘炎、スポーツでのケガ、筋肉や靭帯、関節など、筋骨格系疾患の診察・診断・治療を主に提供しています。
シドニーのフィジオセラピスト、奥谷先生は「メトロフィジオセラピー」を開院して12年。一般人はもとより、プロスポーツ選手やパラリンピック選手の身体の治療、パフォーマンス向上なども手がけている筋骨系のスペシャリスト。
FMSの身体能力のテストとフィジオセラピーの診断から、奥谷先生があなたの身体全体の機能を総合的に評価し、フィジオセラピーの知識と経験をもとに、その人に適したトレーニングプログラムを作成してくれます。
フィジオセラピストによる正確な指導のもと自分自身で習慣化することができれば、筋肉の機能を正しく使えるようになります。それにより、身体本来のスムーズな動きが可能になると日々の生活が格段に楽になるほか、ケガや痛みの予防にもつながります。
また、身体の状態や特徴を把握することができれば、身体を動かす楽しさや重要性を再認識したり、その後のスポーツに応用したり、トレーニングのモチベーションを高めることにもつながります。
身体への変化をもたらすのには約13週間かかることから、奥谷先生はトレーニングプログラムは13週間で構成しています。
奥谷先生によると、身体を動かすためには「神経」「筋肉」「関節」のすべてがバランスよく噛み合う必要があり、どこか身体の一部に痛みがあるということは必ず何か原因があるのだそう。13週間のトレーニング期間では、弱い筋肉部分の動作回数や負荷量を増やすなどして段階的に強化し、その改善度合いを見るために4週間目と6週目、13週目に再び同じFMS診断テストを実施します。
負荷をかけて筋肉をトレーニングした後は、筋肉繊維が千切れるため筋肉痛が起きます。その筋肉を休ませて修復するサイクルを繰り返し、弱まった筋肉が使えるようになり始める目安が約6週間後。筋肉を強くしてフルスペックになるまでに13週間は要するということです。
そうして段階を踏んでいく分、負荷をかける場所を集中させて効率良く身体を強くできるため、FMSトレーニング実施後には身体のパフォーマンスを向上させ、慢性的な疲れの改善にもつながります。
もし日常生活で身体に痛みを感じてしまうと、完治にいたるまでの期間は痛みを我慢した期間の2倍~3倍とのことなので、基礎の身体作りは長い人生において大事なもの。奥谷先生の特製トレーニングプログラムで、あなたも怪我や疲労に強い身体を手に入れましょう!
さらに詳しくFMSについて知りたい方は、JAMSスタッフが「メトロフィジオセラピー」で奥谷先生の指導のもと、トレーニングプログラムを実際に体験してきた取材記事をご覧ください♪
フィジオセラピーの第一人者「メトロフィジオセラピー」は、新型コロナウイルスによる規制中に加速した運動不足やストレスによる不安定な身体コンディションも、実際に身体を動かしながら改善・治療することができるクリニック。
リモートワークにつきものの腰痛を改善する施術や、自宅でもできる運動療法も処方。急性の腰痛にも対応可能で、腰痛の治療継続中に座っていても痛みが悪化しないため、仕事や勉強を続けながらでも治療を継続できるのも大きな特徴です。
在籍フィジオセラピスト(理学療法士)の奥谷先生は、学術的にも臨床的にも特に高い教育レベルを要求される「オーストラリア理学療法学会(APA)」認定の筋骨系スペシャリスト!
今回ご紹介したFMSをはじめ、患者一人ひとりの症状に応じたストレッチや筋トレなど日常生活で実践していけるエクササイズも丁寧に指導してくれます。
「問診や身体の動きを診ながら、どこがどうなっているのか、どうしてそのような現象が起きるのか、きちんと理解していただく」ことが大事という奥谷先生。というのも、症状や原因を理解して「症状を良くしたい」と思うことが、その症状の早期改善につながるからだそう。
特にコロナ禍で発症してしまった身体の不調や痛みは、放置せずに「メトロフィジオセラピー」に相談してみましょう。
その他、身体の痛みや不調にお悩みの方は、以下の電話番号またはメールにてお気軽にお問い合わせください。
デジタルヘルスは、通常の診察、診断、運動療法など、クリニックと同じサービスを自宅で受けることが可能で、来院して手技を受けない分、割安でコンサルテーションが受診できます。
遠隔コンサルテーションで待ち時間もなしに自宅でゆっくりと初診を受けたのち、症状の診断によっては触診や手技の施術のために来院する手順がおすすめ。時間も費用も節約しながら慢性的な体調不良や身体のコンディションを整えることができます。
遠隔コンサルテーションなので、シドニーやオーストラリア国内はもちろん、日本を始めとしたオーストラリア国外からの受診も! 新型コロナウイルスの影響により、日本でも外出自粛や在宅勤務のストレスと闘い、身体のコンディションを整えるために苦労している方は多いはず。オーストラリア以外の国は保険適応外ですが、日本円支払いで受診可能です。
フィジオセラピストの遠隔指示のもと、家族や恋人などその人の側にいるパートナーがフィジオセラピストの指示に従ってマッサージを施す「Physio with My Partner」も実施。手技のプロであるフィジオセラピストからマッサージのテクニックを習えば、今後また症状が出た場合でも、パートナーは覚えたテクニックを生かすことができます。
担当:奥谷匡弘(ただひろ)
シドニー在住のフィジオセラピーの第一人者。学術的にも臨床的にも高い教育レベルを要求されている「オーストラリア理学療法学会(APA)」に認定された頭痛や腰痛など、筋骨格系のスペシャリスト。専門は顎関節。頭痛の治療技術も高く評価。
所在地:Suite 406a, Level 4, 250 Pitt Street, Sydney
電話:0414 272 440
メール:info@metrophysiotherapy.com.au
営業時間:予約制/日祝休
ウェブ:metrophysiotherapy.com.au
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