どんな人に話を聞いてもらうのだろう・・・? それを知りたいですよね。では自己紹介します!
Registered Psychologist(オーストラリア) / 臨床心理士(日本) :谷野汐里、Shiori Yano
国際基督教大学大学院 教育学研究科 教育心理学専攻 博士前期課程修了 修士号取得
MAPS, Australian Psychological Society, Member オーストラリア心理学会 正会員
NSW Government, Communities and Justice, Victims Services, Counselling Services, Approved Counsellor
NSW州政府、司法局、犯罪被害者援助カウンセリングサービス、認定カウンセラー
VVCS, Veterans and Veterans Families Counselling Service, Outreach Program Counsellor
オーストラリア軍人・軍人家族カウンセリング・サービス、アウトリーチ・プログラム・カウンセラー
Medicare Provider メディケア(豪・国民健康保険) プロバイダー
Private Health Funds, Provider プライベート医療保険 プロバイダー (Medibank Private, MBF, HCF, Allianz, Worldcare, AHC, etc)
日本とオーストラリアのダブル資格で、心理臨床をはじめたのは1990年、「臨床心理士」資格を得たのは1994年です。すなわち心理臨床歴も日本とオーストラリアの両方で30年近くになります。仕事は、20代での大学院終了後はずっと臨床心理士で経験が長く、何十年も興味のそれない専門分野で一貫して働き続けられることを、とても幸せに思っています。
在豪は1998年から、シドニーでの日本人向け心理相談室開設は2000年からと、長くなりました。在豪邦人へのカウンセリングの経験も、サイコロジストによるカウンセリングは他の資格の方とは違い、ほぼ全ての保険でカバーされるために、「在豪邦人の全てのカテゴリーの方」がいらっしゃり、永住者、駐在員、学生、ワーキングホリデー、観光の方と膨大な量になって来ました。
日本の大学では法学部で刑事政策・犯罪学を学んで、実は首席で(今や古い話です)卒業し法学士をとりましたが、やはり本来の興味であった心理臨床を学びたいと、大学を移って一年間心理学の研究生をやって心理学の必要単位を取ってから、大学院博士前期課程に心理学専攻で入りなおしました。修士論文は「遊戯療法における複数治療者の連携と分裂機制の治療的構造」。その当時盛んに取り組んでいた子どもへのプレイセラピーで書きました。
その後、東京の市部の教育委員会付属の教育相談所2ヶ所で、心理相談員として6年勤務し、その間に日本の「臨床心理士資格」をとりました。日本での臨床心理士としての学歴と職歴でオーストラリアの「独立技術永住権」を取得して移住し、シドニーで在豪邦人のための心理相談室を開設し、今にいたります。
私自身が日本で育ってオーストラリアに移住し、日本とオーストラリアの文化の狭間の中で生きている在豪邦人ですので、常にその文化差の中で生きる私たちの困難さとチャレンジの視点を持っており、カウンセリングの中でも、そのような視点で、その大変さと面白さをクライエントと語っていることが多いですね。
クライエントとお会いする中で、これは臨床心理士になってから一貫していますが、一番大事にしている基本姿勢は「平等主義」です。専門家とクライエントという関係ではありますが、ただ年齢と経験と知識の量が違うだけの、基本は同じ横並びの人間同士であり、そこには一切の階級差などはなく、しかしプロとして身に着けた知識と経験で、一生懸命に何が援助になるのかを考え、それを模索しながら実践していくという「同じ人間同士の援助である」という感覚です。これは、親でありながら横並び感覚を持っていて子どもにもフェアで、どこか友達のようだった私の父から、知らず知らずのうちに私に身について来たものだなと思います。
私の小さい頃からの興味は、一貫して「人間が好き。人間に興味がある」ということ。特に人がどうしても感じてしまう「気持ち」に興味が強く、そのためか小学校から高校までずっと、何も勉強しなくても「現代国語」がかなり得意でした。「ここでこの人はどんな気持ちだったのか?」「どういう気持ちでこの人はこういう行動をとったのか?」という質問に、カルト・クイズの解答者ばりの精度で正答することができました。それで高校生で進路を決める際には、一時は文学部に行こうかと思いましたが、よく考えてみたところ、私が興味があるのは文学そのものではなく、そこで表現されている人の感情の機微であり、それに対して優れた理解力があるだけで、私の興味は本当は人間心理や文化そのものなのだと気づいて、結局大学、大学院と、やっぱり興味のダントツ一位であった臨床心理学にたどり着きました。(大学進学時も本当は心理学科に一番行きたかったのですが、当時は学科数も少なく20倍以上など他の学科よりもすごい高倍率で、つい高校の成績でラクに行ける指定校推薦で法学部に・・・)。
先日、「もし生まれ変わったら今度はどんな職業に就きたいか?」という話を友人としていて、私が考えた結果の答えは、「違う性格や能力で生まれて来られるなら、違う職業に行くこともあるかも知れないが、もし同じ性格や能力で生まれてしまったら、やっぱり最後は絶対にサイコロジストになってしまうだろう。だってそれへの興味や感性がダントツだから」。
ちなみに、心理臨床以外で大好きなことの2番目は、趣味の「ボディ・ステップ」です。ジムのクラスでやっている、レス・ミルズ・プログラムの。ステップ台を使って大音響の流行の音楽で踊る、かなり激しいエアロビクスなのですが、これをもう18年以上、週に2、3回も通って激しく運動する「レギュラーのボディ・ステッパー」です。外見からはあまりそうは見えないのですが、実は筋肉もけっこうあるスポーツ・ウーマンでもあるのです(笑い)。
あとは相談室で、私のいろんな側面と出会ってください。楽しみにしています!そしてあなたのいろいろな側面に、私もあなたも新たに出会えること。これが一番重要です!
こんなのを履いて動きまくります!定期的な運動は、メンタルヘルスの維持にものすごく良いですよ!!できれば有酸素運動、一時間程度、週に2、3回以上。相談室でも、特にムードの問題のある方に、運動を熱心にお勧めしています。
シドニーにある日系歯科「ANBIデンタルクリニック@ワールドタワー」は、開院20年! 日本語堪能な歯科医に加えて、日本語人の…