腰痛・肩こり・首こりは我慢せずに保険適用のフィジオセラピーへ
オーストラリアで生活しているとフィジオセラピー(Physiotherapy)という言葉を見たり、耳にしたりすることもよくあるかと…
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日本の伝統文化である和太鼓が、近年は欧米でも習い事として人気を集めているそうです。太鼓といえば、日本の祭りでよく目にする馴染みの楽器ですが、どのようにして世界へ普及したんでしょうか?
調べてみると、48カ国もの舞台で公演している佐渡の太鼓芸能集団「鼓童」や、その前身「鬼太鼓座」の奮闘と、彼らに伝統太鼓を伝播した日本各地の人々による、母国伝統への献身的な活動がはじまりだったそう。そして、じつはオーストラリアにもプロの和太鼓集団があるんです。しかも20年も前から!
和太鼓というと、祭りでふんどし姿の男性が泥臭く叩いているイメージを抱く人もいるかもしれませんが、彼らのパフォーマンスを一度見てしまうと、そんなイメージを文字通りバチで打ち砕かれること請け合いです。
https://www.taikoz.com/productions/chi-udaka
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レッスンを開講しているところもあり、わたしもシドニーへ来てから和太鼓をはじめました。ワークショップに参加したとき、言葉を覚えたての子どもから白髪のお年寄りまで、誰もが音を出して楽しんでいる様子を見て「わたしにもできそう」と楽観したんです。
譜面や文字が読めなくても、五感を使って幅広い層が学べるのは、打楽器ならではの魅力でしょう。日本にいたころは気にとめませんでしたが、音楽として、心身の健康づくりとして、何より伝統文化として魅力のある楽器なんですよ。
海外へ出ると好むと好まざるとに関わらず日本人のアイデンティティーについて考える機会があります。そういう見地でパフォーマンスを見に来たり、太鼓を叩いてもおもしろいはず。日本の伝統文化を外から見聞することで、自分のルーツに新たな発見があるかもしれませんよ。
最後に、シドニーにいくつかある和太鼓グループのうち、わたしが実際にレッスンに通うグループもご紹介したいと思います。
TaikOz(タイコーズ)
前述した「鬼太鼓座」の元団員も含めたオーストラリアの人々によって、1997年に設立された和太鼓のアンサンブル集団。彼らのパフォーマンスは日本の伝統的な太鼓演奏や踊りに現代音楽の要素を加えたもので、国際的に活躍しています。
レッスンはBeginnerやIntermediateなど曜日ごとにクラス分けがあり、自分のレベルに合わせられます。Term制で定期的に通うため、クラスメイトとは自然に仲良くなります。先生たちは毎年日本へ遠征していたり、音楽畑出身だったりと経験豊富。ファンキーからプレサイズまで、教え方にもいろいろ個性が出ています。年に1度ある学生コンサートも楽しいですよ!
YuNiOn(ユニオン)
2005年に結成された、和太鼓と打楽器のデュオ。TaikOzの正式団員として長年活躍していた夫妻が2014年に独立し、シドニーを拠点として本格的に始動しました。「楽しい」をコンセプトに地域コミュニティーに密着している他、国内外での活動も展開。世界の民族音楽からジャズまで、数々のコラボレーションを目にする機会があるでしょう。
レッスンは自分の予定に合わせて通える1回ごとのCasualスタイル。習う太鼓の奏法が曜日ごとに決まっているので、好きなときにふらりと参加できます。ひとりひとりを丁寧に見てくれるのがポイント。ゲスト講師を迎えたワークショップもあり、レッスン参加者はユニオン・トライブとして、彼らといっしょにローカル・イベントで演奏できる機会もありますよ!
文:武田彩愛(編集部)
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