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【日本語教師養成講座】あのね…

BBIC420時間日本語教師養成講座

 

金曜19時のお楽しみ♪

 

 

24期生スタートまであと2週間を切りました。

今度はどんな個性が爆発するのか楽しみです。

 

 

今日は会話の中での、文法や語彙以外の要素についてお話します。

 

1月クールのドラマのタイトルにもありましたが、

「あのね、」というのは、

会話を始めますよという合図です。

文法でもなければ、語彙というわけでもなく、

教えるときには「表現」というくくりで紹介します。

この表現の中に、特に会話の中で何らかの合図をする役割を

持っているものを

ディスコースマーカー

と呼びます。

代表的なのは、あいづちやフィラーといったものです。

 

あいづちというのは、相手に話を聞いていますよというのを示すものです。

フィラーというのは、自分が発話する時に

不自然な「間」を作らないようにするための言葉です。

 

このフィラーも、当然のごとく日本語のフィラーがあります。

英語だと、「Uh….」とか、「Well….」とかですね。

日本語は、

あのー…

えーと…

あー…

 

そうです。

校長先生の話の中でよく聞いて、

朝会で何回言ったか数えたやつです。

 

 

日本語学習者の初級の頃は、

彼らの母語でこのフィラーが出るのですが、

課を重ねて会話の練習を積んでいくと、

日本語のフィラーを使うようになります。

あ、もちろん、勝手になるのではなく、

日本語のフィラーを使うように指導をするんですが。

 

ただ、校長先生の話と同様に、

あまりにもこのフィラーを使うと会話が不自然になりますし、

肝心の内容が入ってこなかったり、

フィラーを数え始める人もいたりいなかったり…

 

(↑いません。)

 

とにかく、使いすぎには注意です。

学習者というのは習ったものは使いたい!

自分のことを話したい!という強い動機のもとに

発話をするので、特にフィラーを習った後は要注意。

 

せんせー、あのー、えーと、あのー、あした、えーと…

 

明日、何ですか。

 

あのー、あした………やすみます。

 

…わかりました (^_^)。

 

↑よく言えましたね感を出す。

 

 

3秒で終わる会話だったよ。

しかも肝心なところの前はフィラーじゃなくて沈黙かよ!

と、心の中で思う。

でも、フィラー使いたかったんだろうな。

と、愛しく思う。

 

そんな日本語教師の日常。

 

 

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