こんにちは、ジャパンセンターオーストラリアの大橋です。
ジャパセンは、日本語教師を育てるための講座、日本語教師養成講座420時間を運営しています。その日本語教師養成講座ですが、大きく分けて通学コースと通信コースを持っています。
いずれも同じ420時間が取得できるコースですので、どちらを修了しても日本語教師になれる資格が取得できます。よって、どちらでも問題はないのですが、講座内容において重きを置いてる点や講座の特長は違い、また、受講される方のニーズや状況によって選択されるコースは異なると思います。
今日は皆さんが選択をする際に一つのヒントとなればと思い、両コースの違いに関して以下の通りにお知らせをしてみたいと思います。以上どうぞご参考ください。
まず、両者に共通している内容を最初にお知らせします。それはいずれも
日本語教師になるための資格が取得できる!
と言う事です。
通信であろうと通学であろうと修了さえすれば、同じ420時間の修了証ですのでそちらを使って就職活動ができるものとなります。
では、違いは何になるでしょう。まずはそれぞれのパーツを以下にお知らせしてみたいと思います。尚、通学コースはジャパセン直営のシドニーで日本語教師養成講座420時間に関してお知らせをします。他に通学にはメルボルンで日本語教師養成講座420時間も紹介をしていますが、今回は直営校のみとして以下の通りにお知らせします。
通学で日本語教師養成講座420時間(シドニー)
受講場所: シドニー
受講時期: 年8回開講
受講期間: 全11週間(約3ヶ月間)
受講費用: 4950豪ドル(445500円、1豪ドル=90円として計算をした時)
通信で日本語教師養成講座420時間
受講場所: 自宅などどこででも
受講時期: いつからでもスタート可能
受講期間: 半年間から1年間(猶予期間は全部で3年間)
受講費用: 1740豪ドル(156600円、1豪ドル=90円として計算をした時)
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次にそれぞれの特長を以下にお知らせします。
通学で日本語教師養成講座420時間(シドニー)
・約3ヶ月間の短期で420時間の修了証が発行される
・費用が日本の講座と比べると約3/4程度
・実践重視の講座仕立て(模擬授業などの実践に420時間のうち約半分くらい時間を費やす)
・オーストラリア人日本語学習者への直接の指導も毎週あり
・直接法が主体だがオーストラリアという土地柄、間接法も学習し実践もする
・日本語教育能力検定試験合格に向けて指導
・学校が日本語学校も運営
・卒業後成績優秀者には併設の日本語学校で日本語教師の道も
・卒業後の就職実績が高い(日本、アジア等で)
通信で日本語教師養成講座420時間
・世界のどこにいても受講が可能
・通学したくても立地条件等でできない方も受講可能
・いつでもスタート可能、自分のペースで受講も可能
・420時間の講座の中ではとても安い講座費用
・直接法と間接法の両方が学習できる
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上記の通りにそれぞれに特徴があります。ご自身のニーズや目的、そして環境によって選択肢は異なってくると思います。いずれでも420時間が終了できるコースですからどちらでもいいと思いますが、当然、ご自身が期待している内容のあるものを選択してみて下さい。以下にそれぞれを補足解説していきますね。
講師が目の前にいるということ
まず、通信と通学の大きな違いは、講師が目の前にいるかどうかです。講師からその都度授業を受けたり例えば模擬授業等の評価をそのまま受けられるかどうかが大きな違いとなります。大きな選択肢のヒントとしては、まずはこの点をどうお考えになるかになります。当然、講師が目の前にいるほうがいいに決まっています。多くの事が直接に学習できるし、質問等があればそのままそこで解決ができるからです。
また、聞くのみではなく目で見て確認ができるので、理解もしやすいしイメージがわきやすい環境です。ついでに教室で一緒に学習をしていく仲間(同期、先輩、後輩)がいるので、同じ目的に向かってお互いに切磋琢磨できるので、つらい時も、良くできた時も、そういった事を共有できる仲間がいると言う事も通学の特長になると思います。
受講しやすい利便性は
利便性の事を考えると恐らく通信のほうがいいのではと思います。わざわざシドニーに来る必要もないですし、仕事もやめる必要もないです。自分の生活をしている環境で自分のペースで受講をすることができます。日本にいたとしても都市部には日本語教師養成講座機関があるので通学できますが、地方にはない場合もあります。そういった場合もこの通信で受講できますし、海外に関しては基本的にはそういった機関がないことがほとんどですので間違いなく通信が適切です。また、費用が安いと言う事も受講のしやすさがあると思います。
集中具合や取得率は
一方で、通学はシドニーに来なければいけませんが、この講座受講のためにわざわざ来るので、基本的には通学中に受講ミスをすることなくきちんと通学し続け、約3ヶ月間の短期でこの420時間が取得できることは魅力です。この場合のキーは、わざわざこのためにシドニーに来るので集中して受講できることが特長です。日本の講座だと1年間くらいかけて通学をしますが、普段仕事等をしながら継続しなければならないので、途中で続かなくなってしまう方もどうしてもいるようです。
通信講座は、自分のペースでするのである程度自分自身を律しない限り一般的に継続が難しいです。世には、例えばにっぺんの美子ちゃんの様に多くの通信講座がありますが、通常は通信講座の修了率は15%程度の様です。ただ、この通信で日本語教師養成講座は80%以上の修了率を誇っているので取得に関しては、ほぼ問題ないと言えると思います。ただ、それでも一人で受講するのできちんと計画的にペースをもって受講できる資質や環境が必要となると思います。
直接法と間接法
日本語教育は基本的に日本語を使って日本語を指導する直接法が主体です。日本にある日本語教師養成講座機関はほとんどのこの直接法が主体で指導されていると思います。これは、この直接法の指導方法を知っていれば、どのレベルにも指導をすることができるからです。一方、間接法とはその国の母語を使って日本語を教える指導方法で、例えばオーストラリアなどの英語圏であれば英語を使って日本語を教える方法となります。この方法は、特にビギナーレベルの日本語学習者にはとてもいい指導方法で、理解がしやすい指導方法です。ただ、レベルが上がれば上がるほど間接法には限界があるので、そこからは俄然、直接法が威力を発揮していくのですが、初級レベルだとこの間接法はとても有効です。その間接法をきちんと学習できるのがこの通信講座です。全体の6割程度が間接法の指導方法学習になっているので間接法を学習したい方にはとても合った講座です。又は、将来英語話者の日本語学習者に教えてみたいと思っている方にも適切な講座になると思います。
因みに通学コースでもこの間接法を意識しています。上記の通りに日本の日本語教師養成講座機関は直接法が主体ですが、シドニーの講座も同様に直接法が主体ではありますが、間接法も学習していきます。これは、間接法も指導方法として日本語教師として知っておいた方がいいことと、オーストラリアという間接法が主流の立地上、その環境を生かして間接法も経験をしてほしいからです。
通学コースは併設でオーストラリア人日本語学習者に毎週のように指導をすると伝えていますが、その時には間接法も含めて指導をしています。従って、通学コースも間接法を意識して講座を運営しています。
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以上が、通信コースと通学コースの違いです。ご理解いただけましたでしょうか。どうぞ選択をする際に参考にされてみて下さい。
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受講期間: 11週間(約3ヶ月間)、通学コース
スタート時期: 年8回開講
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通信コース: WJLC通信で日本語教師養成講座
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