みなさん、IELTSという英語の試験をご存知でしょうか?おそらく、海外留学を考えたことのある人の多くは聞いたことがあるのではないでしょうか?
私も日本とオーストラリアの両方でIELTSを受験した経験があります。そこで、その経験を踏まえて、今回の記事では「オーストラリアでIELTSってどうやって受けるの?」、「日本での受験と違う点はあるの?」といった内容について解説していきます。
IELTSとはInternational English Language Testing Systemを省略したもので、世界で300万人以上が受験し、10,000以上の教育、国際機関、企業等が認定している海外留学や海外移住を目指す人のための、英語力判断テストです。
IELTSは、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールに別れています。アカデミック・モジュールは、海外の大学や大学院で学ぼうと考えている方、そして英語圏での看護師や医師登録申請をされる方などを対象としています。それに対して、ジェネラル・トレーニング・モジュールは英語圏で学業以外の研修を考えている方、もしくは、オーストラリア・カナダ・ニュージーランドへ移住申請をされる方を対象としています。
IELTSに関して詳しくはこちら
IELTSでは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4つの技能が問われ、その合計所要時間は約2時間45分です。リスニング(約30分)、リーディング(60分)、ライティング(60分)の3つのセクション間に休憩はありません。
リーディングとライティングに関しては、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで出題内容が異なります。リスニング・リーディング・ライティングの筆記試験は同日に行われ、スピーキングテストはIELTSの世界的な規定により筆記テストの前後6日以内に行われます。
IELTSの試験項目に関して詳しくはこちら
オーストラリアでのIELTS試験料は$330です。円高・円安の状況によりますが、オーストラリアでIELTSを受験する場合、日本で受験するより1000~3000円ほど受験料は高くなります。この値段は、紙媒体の試験、コンピューターベースの試験ともに同じ金額です。
今回は、IDP Australia が実施しているIELTSの試験をご紹介します。基本的にIDP Australiaのウェブサイトから試験の予約から支払いまでを行います。以下その予約方法をシェアします!
公式HP:https://www.idp.com/australia/ielts/
IDP Australia のウェブサイトに行き、下へスクロールしていくと、地域ごとで試験の予約ができるようになっています。ここでは、自分の最寄りの地域を選択します。
受験地域を選択後、自分の受ける必要のある試験タイプを選択します。上から2つのBook Computer-deliveredがコンピューターベースの試験になっています。なんとオーストラリアでは、コンピューターでIELTSの受験ができます。それに関しては後ほど紹介します。
次に、受験会場と受験日程を選択します。会場によって、月の受験実施回数、日程が違いますので注意が必要です。
受験会場と受験日程を選択したのち、そのページのまま下にスクロールして行くと上記の画面が現れます。Continueをクリックします。
その後、ログインするよう求められるので、アカウントを作成しログインします。最後に個人情報の登録とクレジットカードでの支払いを終えて試験の予約完了です。
試験当日のスケジュールに関して、試験開始時間と終了時間に日本との大きな差はありませんでした。しかし、試験の順番が日本とは逆になります。オーストラリアでは、ライティング→リーディング→リスニングの順番です。(日本はリスニング→リーディング→ライティングの順番)
8:00~8:45 受付
9:00~10:00 ライティング試験
10:10~11:10 リーディング試験
11:20~12:00 リスニング試験
同日リスニング試験終了後 or 翌日 スピーキング試験
※シドニーCentral Station,CBD会場で試験を受けたところ、500mlの水と鉛筆消しゴムが支給されました。おそらくどの会場でも同じサービスが受けられるのではないでしょうか。
(日本だと鉛筆、消しゴム、飲み物は各自持参です。)
なんとオーストラリアでは、コンピューターでIELTSの受験が可能です。スケジュール・予約情報は上記にあげたものと同じです。コンピューターベースのIELTSは日本には無いシステムですので、受験してみて感じたメリット・デメリットをシェアしたいと思います。
・試験結果が試験後4~5日でわかる(ペーパーだと2週間後に試験結果がわかる)
・消しゴムで消す時間を取られない
・字の汚さをごまかせる
・リスニングでメモが取りづらい(メモ用紙はあるが問題用紙に書き込む方が楽)
・リーディングが読みづらい
・ライティングにおいてはタイピングの早さが関係してくる
慣れの問題はあるかと思いますが、個人的にはペーパー試験の方が、自分の実力が出せるような気がしました。その理由としては、リスニング、リーディング時に特に、問題用紙にメモを取っていたので、それがコンピューターベースだとできず、試験中の思考の整理がうまくいきませんでした。試験のスコア自体は、ペーパーベース、コンピューターベースともに大きな差はなかったので、それほど試験結果には響かないと思います。
今回はオーストラリアでのIELTS受験方法に関してシェアさせていただきました。オンラインで予約、支払いを完了でき、試験結果は個人情報の部分で記載した住所に郵送されます。ここまでは日本と同じシステムですので日本で受験経験のある方は問題なく試験にのぞめると思います。加えて、オーストラリアならではのコンピューターベース試験、価格の違いもシェアさせていただきました。タイピングに自信のある方、普段からパソコンで文献を読む習慣のある方、コンピューターベースの試験が向いていると思います。
留学の際に、IELTSを受験する方は少なく無いと思います。その際の選択肢として、今回のブログが少しでも役に立つと嬉しいです!!
会社名 | 株式会社Morrow World |
所在地 | Suite 605,Level 6 /68-70 Dixon Street, Sydney NSW 2000, Australia |
電話 | 0401 713 952(日本語対応 担当:ヨシ) |
メール | info@morrow-world.com |
LINE ID | morrowworld |
入学を考えている方やビザ相談・キャリア相談がしたい方向け、 iae主催のオーストラリア最大規模エキスポが2024年第2弾が再来…
留学先・入学先の大学のレベルは、その後の就活にも影響するだけに気になりますよね。この記事では、オーストラリアの大学は世…
国際社会のグローバル化が進んだ影響もあり、日本国内でも英語をはじめとする外国語を話す機会は、以前と比べて多くなりました…