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語学学校の学費についてどう考えるべきなのか…

こんにちは。

ジャパンセンターオーストラリアの学校部門担当です。

 

先日は「語学学校を選ぶ際に国籍比率を重視すべきか?

というテーマで、語学学校のことを選ぶ際に「国籍比率」をどういった観点で、見るのかということを学習しました。(国籍比率というものから、どういうものが見えてくるのか)

 

さて、今回は「語学学校の学費」について、一体どういう見方で見ればいいのかをお伝えしたいと思います。

 

 

 

まずはオーストラリアの語学学校の学費について

学費というと主に授業料のことを指しますが、それだけでなく、入学金(Enrolment Fee)、教材費(Material Fee)、授業料金(Tuition Fee)を合わせたものもことを指します。

入学金(Enrolment Fee)はオーストラリアでは$200くらいに設定されていることが多いですが、入学の時期や長期的パックを利用することで、入学金がタダになるということもあります。また、前に入学していた学校に再度、入学する際は支払う必要がないということもあり得ます。

教材費(Material Fee)とは学習の際に必要な主に本やプリントなどにかかる料金のことを指します。専門学校では、授業で使う道具の料金も教材費に含まれます。教材費の価格は学校によって様々であり、さらに言えば、毎週$10払い、30週で$300払いきってしまえば、払わなくてもよくなるというようなのシステムを採用している学校も多いです。

授業料金(Tuition Fee)、これがコアとなる料金です。長期のパッケージで料金を決めていることもありますが、基本的には1週間ごとの料金で表されます。MorningコースとEveningコースで料金が同じところもありますが、Eveningコースの方が安く設定されている学校もあります。これはEveningコースの方が授業時間が短かったり、生徒の多くがMorningコースを選択していたりするからです。そして、授業料金の相場についてですが、だいたい週$500~週$150くらいの中で納まるかと思います。これに関してですが、語学学校は長く通う契約をすれば、授業料金が安くなるシステムになっています。例えばですが、4週間では週$350ですが、38週以上になると週$250になるということもあり得ます。

 

 

このように語学学校の学費についてしっかりとふまえた上で

 

 

学費によって一体何が違うのか?

 

何かにお金を払うときに共通すること

何かを買う際にとりあえず「いっちゃんいいやつ!」と言って料金を気にせずに一番いいものを買う方もおられるかもしれませんが、ほとんどの方は料金を確認し、自分の財布と相談して決めますよね。このように料金は買うか買わないかの大きな決め手となります。

そして、実際に料金を払った後で良くなかったと感じた場合であると、「こんなに高かったのに…この質…」あるいは、「安いものを選んだから、まあ仕方ないか…でも…」と一度は思ったことがあると思います。

一方、実際に料金を払った後で良かったと感じた場合であると、「高かったからだけあって…この高品質…素晴らしい」あるいは、「安いものを選んだのに、これは質が良い…コスパ最高」と一度は思ったことがあると思います。

 

このように実際に蓋を開けてみるまで、分からないことが多いです。そして、これは語学学校を選ぶ際にも共通して言えることですよね。高かったら良い、安かったら悪いなんてのは決まっていないのです。ただ、高いには高いなり理由があり、安いにも安いなり理由があるので、そこを考えれば一つの指標にはなります。高いがしっかりとケアしてくれる学校であれば、問題ないですもんね。

 

 

では学費の差がどういうところに表れる可能性があるのか?

 

安全面

オーストラリアは日本と変わらないくらい安全です。人気のない怪しげな路地裏や一般的に危険であると言われている場所(日本にも危険な場所はありますよね)に行かなければ、安全に生活することができます。しかし、ここは海外です。日本でなら対処できることが、文化や言語が原因で、うまく対処できない可能性があります。

ということで生徒の安全面に気を使っている学校も多く、入り口にセキュリティーがいて、学生カードを見せないと中に入れてくれない学校もあります。そのような学校は安心できますが、どちらかというと学費が高い学校にしかないシステムではあります。ほとんどの学校は受付に人がいて、見てはいるが基本的には誰でも入れるようになっています。これはアットホームな雰囲気を作りたいという学校側の配慮の可能性ということもあります。

 

立地

やはり、人気のある場所は高く、人気のない場所は安くなっています。従って、シドニーのど真ん中や観光地の近くとなれば、少々学費は高くなります。もちろん人気のある場所でも、他の学校と差をつけるために安く設定している学校もあります。

 

設備

設備がしっかりした学校では勉強のための機材として、プロジェクターで文字をホワイトボードに映し出し、授業を行う学校もありますし、休憩中などの娯楽として、卓球台がおいてあったり、待たなくても使えるように電子レンジがたくさんあったりします。ですが、機材が揃っているからといって、それをちゃんと活用して授業しているかどうかは正直あまりわからないところです。

人によって感じ方は違うとは思いますが、比較的に高い学校の方が、きれいに掃除されていて、全体的にスペースが広いようには感じられます。

 

クラス人数

一緒に学ぶクラスの人数は少ないほうが勉強できますよね。先生が教えてくれる番が、多く回ってくるということです。ただし、少人数授業をしようとすると先生の人件費も上がるので、基本的には学費は上がります。

 

アクティビティ

友達を作るためや留学を楽しむために学校側が提供しているアクティビティですが、学校によっては毎日行われていたり、あまり行われなかったりします。学費の高い学校であるほうが、凝っていて数が多くなります。もちろん、学費の安い学校でもしっかりとアクティビティを行う学校もあります。

語学学校で友達作りがしやすい環境とは?EU

 

 

 

上記のことを満たしていて、質で選ばれている学校であっても、職員の努力や上手い経営により学費が安いことももちろんあります。

ですが、学費が高いところには高いなりの理由があります。生徒に安全で学習しやすい環境を提供して、生徒一人一人を大切にケアして英語力をしっかりと伸ばしているのであれば、学費が高くとも、それは良い学校と言えるでしょう。

 

 

学費に見合ったものを提供しているのかどうかを見極めるのは非常に難しいことですが、上記のことを考えて、自分の留学を理想のものにしましょう!

 

 

 

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