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オーストラリアのシドニーで開催!年に1度のLGBTのお祭りマルディ・グラ

オーストラリアでは同性婚が合法化になったことをご存知ですか?「同性婚」日本ではまだまだ馴染みのない言葉ですよね。シドニーでは年に一度、大きなLGBTのお祭りがあります。その名前は「マルディ・グラ」

聞いたことがない人がほとんどだと思います。なんとこのお祭りに私、行ってきました!そこで感じたことや、LGBTについてご紹介していきます。

LGBTとは?

性的マイノリティーの総称のこと。マイノリティーとは社会的少数者と言う意味です。

LGBTを詳しくお伝え!

L=レズビアン(女性同性愛者)」「G=ゲイ(男性同性愛者)」「B=バイセクシャル(両性愛者)」「T=トランスジェンダー(性別越境、性別違和)」の頭文字をとってつけられました。

特にトランスジェンダーの概念は幅広く、心の性別と体の性別が一致しない人は「FTM ( Female To Male=女性から男性)」や「MTF (Male To Female=女性から男性)」と呼ばれます。また心の性別がなく、無性、中性として生きている人は「FTX (Female To X)」や「MTX (Male To X)」と細かく分類されます。

これらの名前は、自らのことをポジティブに語る用語として、北米、ヨーロッパで生まれました。現在は世界中で使われています。

日本では「ゲイ」や「レズ」と言った言葉は、ひとくくりにした言い方で広く知れ渡っていると思います。ですが、「こうした様々なマイノリティーがあるんだ」ということを是非、あなたに知っていただきたいです。

オーストラリアのLGBT事情!

ちなみに日本の事情も少しお伝えします。日本で「LGBT」の占める割合は約7.6%と言われています。約13人に1人の計算になりますね。

今までの日本はなかなか受け入れない風潮があったのですが、近年では徐々に受け入れられていると感じます。ですが「公にはできない」と思う人は多いのではないのでしょうか?

オーストラリアは実際どうなの?

多国籍、多文化国家のオーストラリアに焦点を当ててみましょう。なんとオーストラリアのシドニーはサンフランシスコについで2番目にLGBTの人口が多い都市です。

そして、2017年12月に同性婚が合法化になりました。2017年9月から2ヶ月にわたって同性婚の是非を問う国民投票がおこなわれました。郵便を通じて行われた投票は11月中旬に結果が発表されました。有効投票のうち賛成が61.6%、反対が38.4%で賛成が反対を大きく上回りました。

投票率も79.5%と高く住民の意見が反映された結果だと言えます。

私が感じたことはシドニーの街中を歩いていると、何組かの同性カップルを見かけます。これほどオープンな光景は日本ではなかなか見たことがありません。

年に一度のお祭り!マルディ・グラ

世界でも珍しい大きなLGBTのお祭り、マルディ・グラについてご紹介します。

マルディグラの始まり

もともとは、1978年6月24日に同性愛者達によるデモ行進が行われました。これがお祭りの出発点となっています。今では50万人以上の観光客が訪れるほど。警察や政府などもサポートする、シドニーの一大イベントとなったのです。

ちなみに、同性愛に対する法律は1975年に南オーストラリア州、1984年にはニューサウスウェーズ州でも合法化がされました。それまでは犯罪として扱われて、何人もの逮捕者が出ていました。それに対する抵抗運動として、デモ行進が始まりとなっています。

マルディグラとは

正式名称は「シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディ・グラ」と呼ばれるLGBTの祭典のことです。毎年2月の第二木曜日に始まり3月の第一土曜日に終わります。2019年は2月15日(金)から3月3日(日)まで開催されました。

マルディ・グラ(Mardi Gras)とは元々フランス語で「肥沃な火曜日」と言う意味を持っていてキリスト教のカトリックなどはその日を祝い、カーニバルを行ないます。

毎年テーマが決まっている!

イベント開催にあたって、毎年テーマが決まっています。2019年のテーマは「FEALESS」公式のウェブサイトによると、「大胆不敵に恐怖がないようにするのではなく、恐れながらも勇気を持って行動を起こし、生活していこう」と言う意味が込められています。

ちなみに去年2018年のテーマは、「78ers」でした。開催40周年ということで1978年にデモに参加していた人たちを乗せたバスが登場しました。壮絶な過去があったとしても、みんな笑顔で手を振っていたそうです。

今を輝きながら、自分らしく生きている人たちって本当に素敵ですよね。

パレードの開催場所はここ!

肝心なパレードの場所をご紹介します。パレードはHyde Paek(ハイドパーク)の南端から始まりOxford Street(オックスフォードストリート)を通り最後はMoore Park(ムーアパーク)で終わります。約2キロの道のりを7:00pm〜11:00pmの4時間かけて行われます。

いくつかの道は封鎖されてしまうので、要注意。ですが、人の流れについて行くとパレードの道にたどり着けるので安心してくださいね。

見所はやっぱりスタート地点とゴール地点。ゴール地点では花火も打ち上げられます。どちらもすごい人混みですので、早めに行って場所の確保をおすすめします。そして、3月でも暑いシドニーですので、水分補給は十分にしましょう。

実際に行ってきました!マルディ・グラパレード2019

2月に入るとシドニーの至る所で、レインボーカラーを見かけます。街をあげてのお祭りであることが十分伝わってきますよね。

そして、実際に行ってきました!開催時間ギリギリに行ってはもう遅かったです。目の前は人ばかりで台がないとパレードが見えないほど。

なので、もしあなたが行く場合は2時間くらい早めに行くことをお勧めします。ですが、安心してください。後ろで見えない人の為に、台が10ドルで売られていたのです!これで快適にパレードを見ることができました。でも「やっぱり目の前でみたかった」という心残りはありましたね。

パレードの始まり!バイクの音が響き渡ります

パレードの始まりの合図はバイクの音でした。遠くにいても聞こえてきました。目の前を通り過ぎると大きな歓声が響き渡ります。写真からも伝わるでしょう?この歓声!パレードに出ている人たちはとっても笑顔で楽しそう。これがデモ行進から始まったとは思えませんね。

そのあとに続き、華やかなパフォーマンスのパレードが始まりました。タイやフィリピン、パプアニューギニアなどから参加している人や、大手の銀行から航空会社まで。また私の隣にいた男性はとっても詳しく、「ここのチームは今年初参加なんだよ。」と色々教えてくれました。

「私も一緒に出てみたい」と思うほどパレードは見ている側も魅了しました。ここにいたるまでは本当に大変だったことでしょう。でもそんなことを全く感じませんでした。

パレードの最後には警備にあたったボランティアや警官が行進します。彼らの仕事を讃える拍手でパレードは終了です。

マルディ・グラまとめ

いかがでしたか?日本ではなかなか見ることのできないお祭り「マルディ・グラ」現地に行くとわかる多様性に富んだパレードでした。ここでは人種、性別、国籍問わず全ての人が楽しんでいましたよ。

もしあなたがオーストラリアにくるならば、ぜひこのパレードを一目見ていただきたいです。自分自身の価値観が大きく変わるかもしれませんよ?

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