初心者でも2週間でスキルを習得可能！ドッググルーミングを体験

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2019.05.02

オーストラリアは、世界の中でも犬と暮らす世帯数が多い国の1つ。子犬のときにしつけやトレーニングをさせたり、犬と一緒に食事ができるカフェやレストランがあったりと、日本以上に犬が身近な存在なんです！

犬を家族の一員として迎える家庭が多いオーストラリアでは、私たちがヘアサロンで髪の毛を切るように、「グルーミングサロン」と呼ばれる犬専用のサロンで、犬の美容師である「ドッググルーマー」にお手入れをしてもらう犬がたくさんいます。そのため、グルーミングサロンの需要はとても高く、シドニー市内だけでも数十店舗のサロンがあるほど！

数あるグルーミングサロンの中でもスピーディーかつ丁寧なサービスで人気を博しているのが『DOGUE』。サロンだけではなく、初心者でもグルーマーとして働けるほどまで成長できる犬のグルーミングコースも開講しています。

スキルや経験があればサロンで働けるチャンスが十分にあり、オーストラリアだけでなく他の国でも就職できるドッググルーマー！ JAMSスタッフがドッググルーマーの魅力を探るべく、グルーミングの授業を体験してきました♪

講師のMIA先生に訊いてみた！ドッググルーマーのお仕事について

「ドッググルーマーになるにはどのようなプロセスを踏めばいいの？」「ドッググルーマーになるために資格は必要？」「オーストラリアで働くには英語のレベルはどれくらい必要？」など、気になる疑問を『DOGUE』で講師を務める、MIA先生に訊いてみました♪

ドッググルーマーになるには資格は必要ですか？

基本的にドッググルーマーは、国家資格がありません。また、専門学校を卒業していなくても、スキルがあって認められればお店でグルーマーとして働くことができます。

資格ではありませんが、サーティフィケートと呼ばれるコース修了書がもらえる専門学校もあります。サーティフィケートは履歴書に書くことができますが、グルーマーを採用するときに重視される部分は経験とスキルです。

オーストラリアでグルーマーを採用するときは、トライアルという形でまず実技のテストをして採用を判断するところが多いです。

ドッググルーマーになるために何を勉強しますか？

カットやトリミング、ウォッシュ、ドライ、爪切り、耳掃除などの実技はもちろんですが、犬の健康状態や肌質の見方も座学を通して学んでもらいます。

人間で敏感肌やアトピーの方がいるように、犬もさまざまな肌質タイプの子がいるので、場合によっては敏感肌やアトピー用のシャンプーを使う必要があります。

オーストラリアでは、ドッググルーマーの求人は多いですか？

シドニーではグルーミングサロンが本当にたくさんあるので、求人は多いです。

求人募集が多い時期でいうと、暑い時期に毛を短くする犬が多いので、夏に入る10月あたりからだんだん募集が増えていきます。また、クリスマスシーズンあたりは、ウォッシャーのポジションを募集している求人をよく見かけます。

ドッググルーマーとしてオーストラリアで働くには、英語力はどれくらい必要ですか？

英語力はあるに越したことはないですが、DOGUEのほとんどの店舗に日本人スタッフがいるので、高い英語力は求められません。英語を話すスタッフと意思疎通できるレベルがあれば十分です。

また、ローカルのグルーミングサロンに関しても、グルーミングの工程さえ把握していれば、英語力が高くなくても採用される可能性が十分にあります。

ドッググルーミング学校『DOGUE』の5つの特徴！

DOGUEはシドニーに7店舗と、キャンベラ、メルボルン、ブリスベンに各1店舗、そしてグルーミングスクールを開講しているカントリーレトリートの全10店舗を展開するブティックサロン。店舗では最先端のおしゃれなグッズや、DOGUEオリジナルのブランドグッズ、お客様一人ひとりに合わせたサービスを提供しています。

そんなオーストラリアのペット業界をリードするDOGUEがグルーミングスクールを開校！講師陣は、日本とオーストラリアのさまざまな場所で経験を積んできたエキスパート！豊富な経験をもとにしっかり指導してくれ、コース期間中にグルーミングのスキルが習得できれば、卒業後に仕事がすぐにゲットできるチャンスも！

短期間で即戦力になれるスキルを身につけられる犬のグルーミング学校『DOGUE』の5つの特徴をご紹介！

1. 自分のニーズに合わせてコースが選べる！

自分の犬を少しお手入れできるスキルが得られる3日コースから、プロを目指せるコースまでさまざまなので、目的に合わせてコースを選べます！全てのコースは短期間で修了できるので、学生やワーホリビザだけではなく、観光ビザでも授業を受けられます。

3日間と2週間コースはシドニー郊外のレトリート校にて受講可能！大自然の中にある学校なので、外からの誘惑が少なく、集中して勉強できる環境が整っています。

また、履歴書に書けるサティフィケートが取得できる4週間コースは、ボンダイ・ジャンクション校にて授業を実施。オーストラリアのマスターグルーマーとのコラボレーションクラスなので、授業は英語で進んでいきます。

3日間コース

こんな人におすすめ！

自宅で飼ってる犬のケアをしたい方や、グルーミングに興味があって初歩的なグルーミング体験をしてみたい方。

2週間コース今回体験するコース！

こんな人におすすめ！

将来グルーマーを目指す方や、まずはアシスタントグルーマー（ウォッシャー）から経験を積みたい方。

4週間コース

こんな人におすすめ！

プロのグルーマーとしてキャリアをスタートしたい方や、英語で授業を受けてみたい方。

2. 卒業後は即戦力としてすぐに活躍できる授業構成

DOGUEでは、卒業後すぐにグルーマーとして働けるように、実践を重視した授業構成にしています。

2週間コースの場合は、10日間の授業の内、最初の3日間の午前中以外は、すべてが実習の授業なんです！

座学でグルーミングのやり方だけ把握できれば、あとはひたすら実践あるのみ！繰り返し練習して、グルーミングのスキルを高めていきます。

3. 少人数・日本語での授業

DOGUEで教えている講師は、全員がオーストラリア暦の長い日本人。グルーマーとしての経験も豊富にある方ばかりです。

日本で培った細やかで正確なグルーミングスキルと、オーストラリアの多忙なグルーミングサロンで得たスピーディーなグルーミングの経験をもとに、オーストラリアや日本、その他の国でも働けるグルーマーになれるよう、少人数制でしっかり指導します！

生徒の数は一度で最大4名まで。質問があればその場で聞けて、疑問を解消できます。

4. コース修了後は、DOGUEの店舗で働ける！

学校を卒業した後は、DOGUEの店舗にて各ポジションに空きがあれば、採用されるチャンスが！

4週間コースを修了した人は、経験を積んでスキルが水準をクリアしていれば採用してもらえる可能性があります。

2週間コースを修了した人は、ウォッシャーとして働けるチャンスがあります！

5. レトリート校の敷地内にはわんちゃんがいっぱい！

シドニー市内から1時間半ほど離れたレトリート校には、オシャレなわんちゃんのお泊まり施設に併設しています。コースの参加者は、学校の隣にある寮で生活します。シャワーやトイレ、キッチンがついていて、とても綺麗な施設です！部屋の中には机や椅子もあるので、勉強できる環境が整っています。

学校の敷地内にはわんちゃんがいっぱいいるので、1日中わんちゃんとたのしく生活できる環境です。車を持っている人は、シドニーから車で学校に通うこともできます。

グルーミングコースを体験してきました♪

今回は、ウォッシャーとして働けて、グルーミングの基本的な知識やスキルが習得できる2週間コースの体験をしていきます♪

体験するJAMSスタッフは、グルーミングをするのが初めて！講師歴の長いMIAさんに初心者でもうまくグルーミングができるコツを教えてもらい、いざ挑戦！

【講義】MIA先生によるグルーミングの工程の説明

まずは、MIA先生がホワイトボードに犬の身体の仕組みが分かる絵や文字を書いて、丁寧に説明していきます。

犬と人間の身体の機能の違いや、爪切りや耳掃除をするときに気をつけるべきことを教わります。

そして今日体験するグルーミング工程の説明を受け、いざ実践スタート♪

【実践.1】緊張の瞬間！爪切り

爪切りは、1つの爪に対して3回のカットで終わらせるようにします。まずは長さを切り、2回目で角を落としで、3回目で反対側の角を落とします。長さは血管と神経ギリギリに、形は丸く爪を切るようにします。

「犬の爪は、人間と同じように中に血管と神経が通っていて、切りすぎると血が出ます。わんちゃんの爪も血管と神経の手前までを切るようにしてください」と、MIA先生。

その言葉を聞いて「血管を切っちゃったらどうしよう！」と、JAMSスタッフの顔に緊張が走ります。

心配を和らげるために、MIA先生がわかりやすく、カットする位置を見せながら教えます。その場で不安を解消できるのは、少人数授業のメリット！

【実践.2】表情は真剣そのもの！耳掃除

次に耳の掃除をします。耳掃除は市販の綿棒を使わず、自分で好みの大きさの綿棒を作れる3点の道具（かんし、イヤークリーナー、コットンボール）を使用します。

手作りの綿棒を使って、耳の外側と、耳の穴の中を掃除してきます。特に耳が垂れているわんちゃんは耳の中が汚れやすいとのこと。必ず耳を上げて汚れをチェックしてから、掃除を進めていきます。

犬の耳は人間の耳と構造が異なり、耳の穴から鼓膜までがL字型！その構造により、耳の奥まで突っ込んで掃除をすることがないんだとか。

JAMSスタッフはコツを掴んだのか、テンポよく耳掃除を進めていきます。だんだん様になってきていますね♪

左から、かんし、イヤークリーナー、コットンボール

【実践.3】一通りのプロセスの中で一番重要！シャンプー・リンス

シャンプーは、基本的に人間がする工程と全く同じ！耳の裏や足、お腹周りなど汚い部分はシャンプーで2度洗いし、そのあとにコンディショナーをして、水で流します。

敏感肌の犬にはナチュラルシャンプーやオートミールシャンプー、白い毛の犬には白い毛用のシャンプー、汚れている犬にはよく汚れが取れるシャンプーなど、毛色や毛質、肌の状態をチェックしながら、その犬にあったシャンプーを使い分けます。

実は、シャンプーとリンスはグルーミングの工程の中で一番重要！毛に油や汚れが残っていると、ブロー・ドライをするときに乾きづらくなったり、カットの工程ではカットしにくく、バリカンが入りづらくなったりと後の工程に響きます。毛に油や汚れの洗い残しがないように丁寧に洗うよう、MIA先生から指導を受けます。

JAMSスタッフもだんだん慣れてきたのか、優しくわんちゃんに話しかけながら顔まわりを洗っていきます。わんちゃんもこのようにウットリ顔でリラックスモードです（笑）。

【実践.4】丁寧にかつスピーディーが肝！ブロー・ドライ

最後にブラッシングです。ブラシの種類がたくさんあるので、犬の毛の長さを見て使い分けます。

「一生懸命ブラシをするのはいいのですが、皮膚までブラシでこすってしまうと、赤くなり内出血の原因になります。イメージとしては皮膚に着くか着かないか程度のところまでブラシを入れてください」という、MIA先生の指導を受け、とても丁寧に毛並みにそってブラッシングしていきます。

ブラッシングは、皮膚のマッサージの効果もあり血行促進にも繋がるそう。JAMSスタッフに心を許したのか、モデルのわんちゃんは終始大人しく、とても気持ち良さそうにしていました！

今回の2週間コースの体験はこれで終了！コース期間内に今回体験した内容をしっかり繰り返して練習することにより、現場で即戦力になるスキルを身につけられます。

さらに、4週間コースを受講する方は、このプロセスに加えて、仕上げやカットの方法を学びます。

YouTube動画で一通りの工程を見てみよう！

JAMSスタッフの感想

犬が大好きで普段から戯れていますが、いざ本物の犬を目の前にして、爪を切ったり耳掃除をしたりとなると、「傷つけてしまったらどうしよう」と心配になり、とても緊張しました。
「最初はみんな緊張するから大丈夫」と、MIA先生が優しく声をかけて丁寧に教えてくれたので、緊張もほぐれました。
犬のグルーミングに挑戦するのは初めてだったので、私だけのために丁寧にで教えてくれたのは心強かったです！
学校の中にはいろいろな種類の犬たちがいましたが、みんなお行儀がよくてグルーミングにも慣れていたので、今回一番難関だった爪切りも、犬に嫌がられることはなくスムーズにできました。
可愛い犬たちに癒され、あっという間に体験が終わりました。犬が好きな人にとったら、ドッググルーマーは天職だと思いますし、DOGUEはとても楽しい環境で勉強ができるのでおすすめです！