ワーキングホリデービザなどでオーストラリアに滞在している人が、オーストラリに魅了され、更に滞在を延長したい時に、現実的に一番可能性が高いのは、学生ビザを取得して滞在延長をすること。その学生ビザで延長をするにあたって、知っておいた方がいい事、学校の選び方、学生ビザ取得スケジュール、学生ビザ取得後の必要な事など、オーストラリアで学生ビザで滞在延長をしたいと思った時に必要なマニュアルを紹介します。ここでは、主にオーストラリア国内で滞在延長をする場合で、現在お持ちの対象となる主なビザは以下の通りです。
・ETAS(観光ビザ)
・ワーキングホリデービザ(1st、2nd、3rd)
・学生ビザ
各内容は以下のページでそれぞれご確認ください。
Ⅰ 学生ビザで滞在延長する時の目的や条件
Ⅱ 学生ビザで学校を決めるポイント
Ⅲ 学生ビザ申請のプロセス
Ⅳ 学生ビザ取得後の注意点
Ⅴ 学生ビザ申請のケース例
オーストラリアで学生ビザにて滞在延長をする際に、その許可をオーストラリア移民局から得ることが学生ビザを申請し取得することです。これができない事には、そのビザでの滞在延長はできないので取得できるようにしっかりとプロセスを理解し、不備なく行えるように余裕をもって準備をすることがとても大事です。
基本的に移民局が求める学生ビザにおいての資料が整っているのであれば学生ビザは取得できるはずです。ただ、それに不備があったり、GTEと言ってどうしてそのコースを履修したいかなどの英文エッセイのストーリーがしっかりしていないと却下される可能性があります。また、その方の状況上、学生ビザを申請すると却下される可能性が高い方もいます。
多くの方は、しっかり準備をすることとGTE作成をきちんとすることで発行されるビザではありますが、これまで長い間オーストラリアに滞在していたことがある、何度も来たことがある、過去に学生ビザを多く申請したことがある、35歳以上の年齢だなど取得するにリスクが伴う状況の人もいると思うので、学生ビザを取って滞在延長をしたいと考えた時に、まずは現在の自分が取得できそうかどうかをしっかりと調べることをお勧めします。
それでは以下に、学生ビザのプロセスとその注意点を紹介していきたいと思います。しっかり準備して臨んでください。なお、ここでは主にオーストラリアで学生ビザを申請する場合のプロセスを紹介します。日本から申請の場合と異なる点があるのでその場合には補足をしながら進めたいと思います。
まず初めに、オーストラリアで学生ビザが申請できる現在お持ちの主なビザは以下の通りです。
◇ワーキングホリデービザ(1st、2nd、3rd) ⇒ 学生ビザ
最初のワーホリやセカンドワーホリ等から、新たな目的等のために、学生ビザに切り替えて滞在延長をするパターン。学生ビザに切り替えるパターンとしては一番多い方法です。
◇学生ビザ ⇒ 学生ビザ
英語を勉強するために既に1年間程度の語学学校通学において学生ビザで来ていた人が、一定の英語力が身についたので今度は専門分野を勉強したいなどの理由で学生ビザを延長するパターン。または、専門学校である分野を勉強していたが、更に別の専門分野で勉強をしたい人が対応するパターン。
◇観光ビザ ⇒ 学生ビザ
通常は3ヶ月間滞在有効のETASで入国してオーストラリアに短期留学などで滞在していた人が、もっと英語を勉強したいとか、専門学校で専門スキルを学習したいなどの理由で延長するパターン。もう一つは、もともと学生ビザを取る予定だったが、日本での申請をせずして、観光ビザで入国し、その後、現地オーストラリアで学生ビザに切り替えるパターン。後者のパターンは結構多い申請方法です。
学生ビザ申請時の必要な三点セットは、以下の通りです。これらの資料が整えば、学生ビザを申請できます。
・CoE(Confirmation of Enrolment)
・OSHC学生保険
・GTE作成(Genuine Temporary Entrant)
CoEは、通学したい学校が発行するものです。授業料等の費用を払う事で発行されるものです。OSHC学生保険は、日本でいう健康保険のようなもので、学生ビザでオーストラリアに滞在する時には必ず加入しなければいけない保険です。そのカバーがあることも学生ビザを取得できる条件となるわけです。そして、GTEは、どうしてその学校でそのコースを勉強したいのかなどを書く英文エッセイです。実はこの内容がしっかりしているかどうかが学生ビザを取れるかどうかの判断材料のウェイトを占めることとなるのでとても重要な資料となります。
このうち、簡単に取れるのはOSHC学生保険です。加入手続きさえしてしまえば取れるためです。ただ注意点としては、学生ビザの有効期限までカバーされなければいけないので、通常はその記載があるCoE発行を待って対応をします。
GTEは、学生ビザ申請時には完成していないといけませんが、早くから取り掛かることができるものです。英文で書かなければいけないところから大変な部分はあると思いますが、抑えるポイントがわかっているのでそれに沿って書き進めば、時間を掛けることができる分、なんとかいいものを仕上げられると思います。
CoEは、通学予定の学校が発行するものですが、発行してもらうためには以下のステップが必要です。
CoE発行のステップ
・学校へのApplication Formの提出
・パスポートのコピー提出
・IELTS5.5以上の英語力の証明提出(専門学校に入学する場合、語学学校で中級程度以上)
・高校卒業以上の学歴の証明提出(専門学校に入学する場合)
・SOP(Statement of Purpose)の提出(専門学校に入学する場合)
オーストラリアで学生ビザを申請する場合、語学学校(ELICOS)の範囲であれば、上から2つを用意すれば学校への申請はおしまいです。これが専門学校(VET)の場合には上記5つが一般的に必要です。ちなみにSOPは学校によって必要な場合とそうでない場合がありますが、必要な場合はSOPは基本、GTEと同じ感じなので、GTEは必ず用意しなければいけない事なので、それを作成する際に一緒に作成をしてしまえばいいです。このSOPはどうしてそのコースを受けたいかなどを記載する英文エッセイです。
従って、専門学校においてCoE発行のための大事な条件としては、IELTS5.5程度以上の英語力があることと日本でいう高校卒業以上の卒業証明書の提出さえできればCoEの発行が可能となります。
このうちIELTS5.5以上の英語力ですが、IELTSでそのスコアを持っているといいのですが、ない場合は語学学校で中級程度のクラスを卒業している証明書を提出することでそれに取って代わる場合もあります。万が一難しい場合は専門学校にて英語の試験があるのでそれにパスすれば問題ないです。ただ、パスしなかった場合は、指定される学校への通学をすることが条件でCoE発行となります。
つまり、まとめると以下のプロセスとなります。
①カウンセリングから学校決定(ビザの有効期限、勉強する目的、学校見学など)
②必要資料の提出
・学校申込書
・パスポートコピー(顔写真のページ)
・英語力証明書(専門学校の場合、IELTS5.5程度以上(中級程度))
・最終学歴の証明書(専門学校の場合、英文発行)
・SOPの作成(専門学校の場合で、学校から求められる時)
・GTEの作成(学生ビザ申請時までには完成すること)
③学校への申し込み
④入学申込書(LoO、Letter of Offer)の発行
⑤授業料等の学校への送金
⑥入学許可書(CoE)の発行
⑦OSHC学生保険の加入手続き及びその発行
⑧学生ビザの申請
学生ビザの申請は、現在お持ちのビザの有効期限の前日までに申請すればぎりぎり間に合います。ただし、書類の不備や不測の事態に備えて通常はそのビザが切れる前の少なくとも1か月~2週間前程度までには申請すべきです。
従って、それまでに②の資料をそろえる必要があります。特に最終学歴の証明書は、多くの方は日本の学校から英文で取り寄せなければいけないと思いますので時間がかかります。よって、その準備は現在お持ちのビザが切れるまたは、新しい学校がスタートする2か月前程度には開始をした方がいいです。
そうなると学校の決定はその前となりますので十分に余裕をもって対応をするのならビザ期限や学校がスタートする日より3か月前程度からスタートするといいと思います。どうしてもぎりぎりの場合は1か月前程度からは少なくともスタートするように心がけて下さい。
上記が、おおよその学生ビザ申請のアウトラインです。従って、ここではさらに細かく、学生ビザを申請する際に必要なことを紹介していきます。以下の内容もしっかり読んで申請時に役立てて下さい。
〇英語力証明書
語学学校(ELICOS)の場合は不要ですが、専門学校で学生ビザを申請する場合は、この英語力証明書が必要です。これは英語で授業が行われるためそれについていける英語力が必要だからです。通常、IELTSS5.5(オーバーオール)以上の英語力証明が必要です。IELTSの資格を持っていない場合は、それに相当する他の英語力証明が提出できればいいです。ほとんどの方が事前に語学学校に通学経験者であるので、中級から中上級程度以上のレベルを卒業しその証明書が提出できればそれで取って代われます。証明するものがない場合は学校で英語のテストを受けてそれに合格することで入学が可能ですが、不合格の場合は、学校が指定する英語のコース(通常は一般英語やIELTSコース)を指定週数分通学することで入学が可能となります。その時の英語力によりますが、12週間程度は英語コース通学を言われることが多いのでその分費用や時間がかかり、尚且つメインの学校の入学時期が遅れることとなるので、この英語力はあらかじめ持っておくことが何かと便利です。
〇最終学歴証明書について
基本的には学校へ申し込み書を提出する際に用意をしておいた方がいい資料です。ただ、上記の通りに取得まで時間を要すことから、学校側でもその状況に配慮をして、入学日までに提出すればいい学校もあります。通常、最終学歴証明書とは、日本で最後に卒業された高校、専門学校、大学等で発行される卒業証明書(成績証明書でも可)のことです。ご自身が(又は日本のご家族にご依頼され)卒業された学校に連絡を取り、卒業証明書を必ず「英文の証明書」にて発行頂くようにご依頼下さい。届きましたら書面を写真に撮り(書面全体がクリアに写るよう、明るい所で撮影要)、メール添付で送って下さい(必ずしも原本を提出する必要はありません)。
〇GTE作成(Genuine Temporary Entrant)
学生ビザを申請する際の肝となる資料です。どうしてこの学校のこのコースを勉強したいのかを2000文字(ワード数ではなく字数)程度で英文で作成するものです。また、あくまでもTemporaryと書いてあるように、一時入国者であることを証明するための宣誓書ですので、就労ビザを取るためとか永住権に向けて勉強をするなどその後のビザ取得やオーストラリアへの滞在が予想されるような内容はいけません。
純粋に、これまでの学歴・職歴や入学の動機などをオーストラリアに学生として滞在すること、そして不法滞在をする意志がないことを明確に表す必要があります。
主に以下のような内容を盛り込むといいと言われています。
①これまでの学歴・職歴
②オーストラリアで学ぶ理由
③入学予定の学校/コースを選んだ理由
④入学予定のコース修了後のプラン
特に、今回入学予定のコースとご自身の過去の学歴・職歴に関連付けて説明できると良いと言われています。また、④のコース修了後のプランでは、日本で就職をする、または、オーストラリアの大学進学を視野に入れるなど、あくまで一時滞在である意志を表す必要があります。永住権を取得したい、とにかく長く安く滞在したい等を記載すると、今回の学生ビザ申請を拒否されるケースがありますのでご注意ください。
〇SOP作成(Statement of Purpose)
GTEと基本的には同じ内容のものですが、GTEは学生ビザを申請する際に必要な資料ですが、SOPは、学校に申込書を提出する際に必要な資料です。これを求める学校とそうでない学校がありますが、求められた場合、この内容がしっかりしていないと、最悪申込書の受付をしてくれません。内容的にはどうしてこの学校やこのコースを勉強したいのかの宣誓書となるので、GTEの内容と被る部分があります。こちらも純粋にどうして学習をしたいのかなどを中心に英文で作成することとなります。
〇OSHC学生保険
オーストラリアの学生ビザを申請する際には必ず加入しなければいけない保険です。日本の健康保険のようなもので、病院にかかったり、救急車を呼んだりなど、万が一身体に何かあった時に必要な保険です。おおよそ44ドル/月程度の保険料ですが、学生ビザの有効期限までカバーされる期間の加入が義務付けられます。学生ビザの有効期限は、CoEが発行された際にコース終了日が記載されていますが、それを基に計算して算出します。通常、入学する学校のコース期間にプラス1~2か月分の期間が加算されそこまでカバーする保険でなければなりません。発行は通常クレジットカード決済で保険会社のホームページから行い、手続き後はすぐに発行されますので、CoEが発行された後に加入手続きをするといいでしょう。
〇健康診断の有無
ご自身の健康状態やどのコースに入学するかなど、コースによって学生ビザの審査中に健康診断が課される場合があります。ご自身の健康にかかわるところで例としては結核など感染症の既往があったり、コースについてはチャイルドケアーなど、実習で子供たちに接する機会のあるコースを選択した場合などにこの健康診断が求められます。その結果が良好でないと学生ビザが却下される要因ともなります。この健康診断は、オーストラリアの移民局や大使館指定病院でないといけなく、オーストラリア国内の場合は、Bupa Medical Visa Servicesにて予約を取って期日までに受診することとなります。通常、期日は4週間程度までですが、混みあいにより予約が取りづらいことも多く従って計画的に受診下さい。
〇イミアカウント(Immiaccount)
学生ビザに限ったことではありませんが、オーストラリアのビザを申請するには、通常イミアカウントから申請をします。このブログ記事内容は既にオーストラリアにいる人が対象ですので何かしらのオーストラリアのビザを持っているはずなのですでにこのイミアカウントは作成されているはずですが、未登録の人はまずはこのイミアカウントの作成からスタートして下さい。なお、申請時にはこのイミアカウントからIDとパスワードを入力することで中に入れ、学生ビザの申請をしていくようになります。
〇学生ビザ申請時期
オーストラリアの学生ビザはいつでも申請できるわけではありません。期日が決まっています。オーストラリア国内で申請をする場合は、入学日から遡って3か月前の日からであれば申請をすることが可能です。ちなみに日本から申請の場合はこれが4か月間となります。
〇学生ビザ審査期間(プロセスタイム)
学生ビザ申請後の審査期間は、その時の込み具合によって異なります。申請直後にすぐに結果が出る場合もありますが、通常1~2か月間くらいが審査期間となることが多いです。オーストラリアから申請の場合で入学日まで学生ビザが下りないケースの場合は、現在お持ちのビザの有効期限が切れた後に通常は自動的にブリッジングビザが発給されますので不法滞在とはなりません。通常はその元のビザのステータスが生きる形で学生ビザの発給を待ちます。
これが日本からの申請の場合で入学日まで学生ビザが下りないケースの場合は、オーストラリアに渡航ができないので、最悪は学校のコースをキャンセルすることにもつながります。よって、申請時期は余裕を持てできるだけ早くに申請するようにしましょう。
実際のプロセスタイムは以下のページで目安として確認ができます。
〇学生ビザ申請費用
オーストラリアの学生ビザに関わらず、ビザ申請にはビザ費用が掛かります。通常、オーストラリアの年度開始ごとの7月にに更新されるケースが多いです(2020年5月現在で学生ビザ申請費用は620豪ドルです)。この学生ビザ申請費用ですが、日本からの申請の場合とオーストラリアで1回目の申請の場合は、この費用のみで問題ないですが、オーストラリアで2回目以降の申請をする場合は、別途手数料がかかります(同時期時点で700豪ドル)。よって、オーストラリアで2回目以降のビザを申請する場合はこの件注意しましょう。ちなみにこの費用はクレジットカードで決済されますので、学生ビザ申請の際にはクレジットカードやデビットカードの準備をしましょう。
〇学校が複数に亘る場合
学生ビザを申請する際に複数の学校やコースの組み合わせで申請する場合があります。その場合はそれぞれの学校やコースからCoEの発行が必要ですのでご注意ください。また、その場合は最後のコースが終了する時を基準として学生ビザの有効期限が決定します。
なお、学校決定時に、複数の学校(コース)にするか、取り急ぎ1つの学校(コース)のみ申請して後日必要であればその後のコースを申請する可能性がある場合、最初の時点で複数の学校やコースを一度に申請するか、別々にするかはきちんと考えて対応をした方がいいです。それは上記の通りに、オーストラリア国内で2回目以降の申請をした場合、別途手数料(700豪ドルなど)が取られることがあるからです。従って、一度に申請をした方がその費用が掛かりませんし、2回目の学生ビザ申請費用も掛かりません。この費用の事も考えながらどうするかを決定しましょう。
〇学生ビザ期間とそれに関連するテクニック
入学する各コースによってそのコースの就学期間が決まっています。また、コースをランクを上げて複数取る場合はその合計期間が、就学期間となります。ただし、最終的に移民局から発行される学生ビザの滞在期間は1~2か月間のプラスアルファーの滞在期間が有効期限となります。例えば1年間、12か月間のコースの場合就学期間の場合は+2か月間の学生ビザの滞在有効期間となります(合計14か月)。これらは、以下の通りのルールがあります。
就学期間が10か月未満の場合
・・・ 就学期間+1か月間の滞在有効期限
就学期間が10か月以上の場合で1-10月時に修了の場合
・・・ 就学期間+2ヶ月間の滞在有効期限
就学期間が10か月以上の場合で11、12月時に修了の場合
・・・ 翌年3月15日までの滞在有効期限
以上のように、オーストラリアの学生ビザを申請すると、実際の就学期間プラス1~2か月間の滞在猶予期間がもらえます。これは就学が終わった後の帰国に向けての整理などもあるでしょうからそれを鑑みた滞在有効期間となります。
なお、上記の通りに10か月間以上の就学期間の場合で、学校の授業が終了する時期が11月12月の場合は、翌年の3月15日まで滞在期間の猶予が出てきます。つまり、例えば11月中旬くらいに終了したとすると、プラス約4か月間の学生ビザとしての滞在猶予期間がついてきます。従って、その事をあらかじめ知っていれば、その時期に終了するようなコース選択をすると余計に学生ビザとしての滞在期間が増えることとなりので、できるだけ長くいたい人はこういった時期を狙う事もテクニック的には有効です。
〇ワーホリビザから学生ビザにするときの注意点
オーストラリア国内での学生ビザ申請で一番多いパターンがこのワーキングホリデービザから学生ビザに切り替えるパターンです。ですが、申請の際にちょっと気を付けた方がいい点があります。それは、ワーキングホリデービザから学生ビザを申請して学生ビザが取得できた時が、学校のコース開始日より以前の場合は、それまでの間、働くことができません。ご存じの通りにワーキングホリデービザであっても学生ビザであっても働くことができるビザですが、上記の状況になった時には働くことができないので注意が必要です。
これが、ワーキングホリデービザから学生ビザを申請する時、学校が開始しても学生ビザの許可が下りていないこともあります。その場合は、問題なく働くことができますし、学校に通学することも問題ありません。その期間中はブリッジングビザというものが発給されていると思いますが、その期間中は通常、前のビザの条件が踏襲されるのでワーキングホリデービザのステータスの状態のままです。よって働くこともできますし、学校通学に関しては問題なく対応できます。
〇学生ビザから学生ビザを延長する際の注意点
オーストラリア国内でこのパターンで学生ビザを申請する人もまだまだいます。それまで勉強したことを生かしてその次のステップに進む場合です。中には同じ道のランクアップのコースではなく、例えば手に職系のコースを取得していた人がその技術を使ったお店を開きたくビジネスを学びたいというケースもあります。いずれの場合も気を付けなければいけないことは、学習するランクを下げてはいけないという事です。
先のブログ記事で、オーストラリアの教育制度の修了レベルを規定したものに、AQF(オーストラリア・クオリティフィケーションズ・フレームワーク)と言うものがあるとお伝えしたと思いますが、ここに定められているランクを下げて改めて学習をしてはいけないという意味となります。例えばDiplomaのコースを学習した人が次に勉強するランクがCertificateⅢであってはいけないという事です。
これは、どのコースであってもDiplomaのコースを修了した人は、すでにそのランクの学習をした証拠となるので、それより下のランクを勉強することはおかしいという判断からです。また、それを許可すると、半永久的にいろいろなコースでランクの高いところまで行ってそのあとまた別のコースのランクの低いところに行けるという事となるので、不法滞在の疑いが掛けられる可能性があります。GTEを書く上でも恐らく矛盾が生じる可能性があります。よって、この点は十分に注意して計画を立てて対応下さい。
〇観光ビザから学生ビザを申請する人の背景
学生ビザというのは一般的に半年や1年間以上など長期に亘って滞在することが多いビザです。という事は、滞在期間が短い観光ビザでオーストラリアに入国し、オーストラリアで学生ビザに切り替えることは、普通に考えるとあまり考えられない流れとなります。もともと長い学生ビザを取得するのなら日本にいる間に学生ビザを申請すればいいからです。
ただ、移民法上、この観光ビザから学生ビザにオーストラリア国内で切り替えることは合法です。例えば、観光ビザで語学学校に短期通学していたが、他に勉強したいことが見つかったとか、実際に学校見学等をしないと学校を決められないので、取り急ぎ観光ビザでオーストラリアに入国し、学校決定後、学生ビザを申請したとか、普通に考えられるケースがあるからです。
ただ、もう一つ考えられるケースとして、日本からもし学生ビザを申請した場合、一般的に審査期間がオーストラリアより長いとも言われています。上記にも記載している通り、そのため、日本からの申請の場合は申請するタイミングがオーストラリア長く設定されています。また、日本からの申請の場合、学生ビザが下りないとオーストラリアへの渡航が基本的にはできません。従って、学生ビザの審査中に学校のコースがスタートしてしまう事も稀にあります。そういったことを懸念したり、また何かしらの理由で申請するタイミングがコース開始予定日に近い場合、まずはオーストラリアに観光ビザで入国してから現地オーストラリアで学生ビザに切り替えるという事を計画して申請する人もいます。
いずれもその時の移民法をしっかりと確認して対応してください。
ジャパセンは、留学会社ですが、ただの留学エージェントではなく、いろいろなサービスや機能を持っている会社です。留学会社は通常、語学学校やホームステイ手配などをする会社ですが、ジャパセンはそれ以外の事も独自で対応をしています。それらが以下の内容です。
〇 語学学校・専門学校の手配
〇 ホームステイ・寮の手配
〇 留学生保険・学生保険の手配
〇 TOEIC公式テストセンター及び集中講座開講
〇 日本語教師養成講座420時間開講
〇 全8種就活に役立つインターンシップの手配運営
〇 帰国後の就職サポート、人材紹介会社
〇 民間日本語学校
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いかに留学を生かすか?
◎ オーストラリアの渡航前に準備・手配する事
◎ オーストラリアに到着してから帰国まで取り組む事
◎ オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事
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【オーストラリアの渡航前に準備・手配をする事】
◇ 語学学校・専門学校の手配 学校関連ブログ記事
◇ ホームステイの手配 ホームステイ関連ブログ記事
◇ 留学生保険の加入 保険関連ブログ記事
【オーストラリアに到着してから帰国まで取り組む事】
◇ 就活にアピールできるインターンシップ(企業インターン、ホテル有給、スクールインターンなど多数)
◇ ビジネスレベルで通用する英語力取得、ケンブリッジ検定FCEレベル
◇ 就活に必須!TOEIC730点以上を目指せ!集中講習と公式テせんもト
◇ 日本就職サポート(無料登録、英語環境に特化した仕事先を紹介)
【オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事】
◇ 専門学校の手配
◇ 学生ビザへ切替・延長について
◇ 留学生保険の加入 保険関連ブログ記事
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【ジャパセンの語学学校・専門学校情報】
◇ 語学学校・専門学校情報トップ
◇ オーストラリアの地域(エリア)から選ぶ
◇ 語学学校から選ぶ(目的別英語コースの紹介)
◇ 専門学校から選ぶ(ビジネスコース、クッカリー、ビューティーコースなど)
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