2025年度フリンダース大学クォータプログラム申請空き状況
フリンダース大学(Flinders University)は、南オーストラリア州アデレードに位置する公立の大学で、1966年に設立されました。…
ワーキングホリデービザなどでオーストラリアに滞在している人が、オーストラリに魅了され、更に滞在を延長したい時に、現実的に一番可能性が高いのは、学生ビザを取得して滞在延長をすること。その学生ビザで延長をするにあたって、知っておいた方がいい事、学校の選び方、学生ビザ取得スケジュール、学生ビザ取得後の必要な事など、オーストラリアで学生ビザで滞在延長をしたいと思った時に必要なマニュアルを紹介します。ここでは、主にオーストラリア国内で滞在延長をする場合で、現在お持ちの対象となる主なビザは以下の通りです。
・ETAS(観光ビザ)
・ワーキングホリデービザ(1st、2nd、3rd)
・学生ビザ
各内容は以下のページでそれぞれご確認ください。
Ⅰ 学生ビザで滞在延長する時の目的や条件
Ⅱ 学生ビザで学校を決めるポイント
Ⅲ 学生ビザ申請のプロセス
Ⅳ 学生ビザ取得後の注意点
Ⅴ 学生ビザ申請のケース例
オーストラリアで学生ビザにて滞在延長をする際に、学校選びは重要ポイントとなります。この選択を間違うと期待していた学習ができなかったり、自分に合わなかったり、生活スケジュールが狂ったり、いろいろと支障をきたします。万が一の時には転校も考えられますが、転向は多くのリスクを伴いますし、費用も嵩むし、スケジュールも変更を余儀なくされる可能性もあるので、きちんと考えてから自分に合った学校を選択すべきです。
ここでは、その大事な学校選びの際に、知っておいた方がいい学生ビザに関わる概要と、いざ決定する際にポイントなるところを紹介していきたいと思います。これから学生ビザで延長をしようと考えている人は、以下の点をどうぞ参考に行動をして下さい。
オーストラリアの学生ビザはELICOSの語学学校で取る場合とVETの専門学校で取るときとで大別されます。語学学校の場合は、一般英語、IELTS・ケンブリッジ検定、TESOL・J-shineなどの英語教師のコース、EAP進学コース、ビジネスイングリッシュなど、主に日本からオーストラリアに来る時に選択するコースとなります。よって、このELICOSの語学学校が提供するコースでの学生ビザ取得は、日本から学生ビザを申請する別ページで詳しく紹介したいと思いますので、ここでは、専門学校のVETコースで学生ビザを取るときの概要、アウトラインを主に紹介したいと思います。
但し、その場合でもIELTSコースなど、専門学校に行く前に語学学校の分野のコースを経てから専門学校に行くプラン立てもあるのでその場合もこの専門学校で学生ビザを取るときのアウトラインに含めてお話をします。
オーストラリアの専門学校には、Certificate、Diplomaなどの修了証があります。日本でいうと高校卒業程度、短大卒業程度、大学卒業程度などの学歴のようなものであり、それを修了することでどの分野まで就学したか明確にわかり、主に就職をする際に生かされるランク別の資格となります。
日本の学歴のランクと100%合致しないところもあるのでわかりにくい点もあると思いますが、このランクは、オーストラリアのAQF(オーストラリア・クオリティフィケーションズ・フレームワーク)と言うところが定めるオーストラリアの教育制度の修了レベルを規定したものです。
当然その修了レベルが低いほど入学しやすく、高くなればなるほど簡単に入学できるレベルでなかったりします。一般的にCertificateから始まり、Diplomaを経てAdvanced Diplomaまでがこの専門学校で当てはまる修了レベルとなります。日本でいう4年制大学卒業時の学士号は、オーストラリアでは、Bachelorと呼ばれますが、上記DiplomaやAdvanced Diplomaはそのレベルとも言われています。
どのレベルから入学をするか(入学できるか)は、現在の皆さんのキャリア(学習内容や学歴そして職歴)と英語力によって異なります。また、修了する際に発行されるCertificateやDiplomaでは、それぞれレベルが異なるので就職をする際のアピール時に影響を及ぼします。
よって、単に興味のある分野を英語で学習するのか、将来の就職を見据えて目指すべきレベルまで就学するのか、それらによって、どこからスタートし、どこまで就学するかなどが決まっていき、ひいては学生ビザの就学期間に影響をすることとなります。詳しくは以下のように、Level1~Level10までありますのでご参考ください。
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Level1: Certificate I
高校就学レベル。必要な管理指導のもと、規定された業務内容を理解し、実行できる能力をつける
Level2: Certificate Ⅱ
高校就学レベル。Certificate Iより複雑な業務内容を理解、実行できる能力をつける。実際に働くようになった際、与えられた仕事のある程度の責任を負うだけの能力があると認められます。
Level3: Certificate Ⅲ
高校卒業レベル。複雑な物事に対する判断力、順応力、処理能力、適応力等を習得。さらに技術面の専門性や、リーダーシップが発揮出来る能力のをつける
Level4: Certificate Ⅳ
短大卒レベル。Certificate IIIの能力をさらに高め、専門技術、指導力、経営管理能力などを一定のプロセスにおいて力を発揮できるような知識や能力を習得する
Level5: Diploma
大学1年目レベル。様々な状況下で、物事を適正かつ迅速に処理する能力、技術やマネージメント面で必要とされる査定能力や調整能力等を習得。また、企画を立てたり、物事の正確な判断を自発的に行なう能力も求められる
Level6: Advanced Diploma、Associate Degree
大学1年目レベル。複雑な状況下の中、更に高いレベルでの専門技術を求められ、知識や技能はより複雑なものとなり、個人的な責任もより重いものとなる
Level7: Bachelor Degree
大学卒レベル(学士号)
Level8: Bachelor Honours Degree
大学卒レベル(学士号)
Level9: Masters Degree
大学院卒、修士課程修了レベル
Level10: Doctoral Degree
大学院卒、博士課程修了レベル
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専門学校で提供されているのは、上記のCertificateⅡのレベルからAdbanced Diplomaまでの5レベルであることが多いです。それぞれのコース期間は、コースによって学校によって異なりますが、半年間から1年半程度までとなり、例えば長い場合は、CertificateⅣからDiplomaを経てAdvanced Diplomaまでの合計3年半の就学期間、つまり学生ビザでの滞在期間を確保し、就学と生活をすることなどを計画することができます。
専門学校VETコースは、大きく分けてビジネス系と手に職系に分けられます。前者が、ビジネス、マーケティングなどビジネス系を学習することとなり、後者は、ビューティーやマッサージ、チャイルドケアなど手に職を身に着けるコースとなります。大まかにはビジネス系は、生活することに基盤を置きやすく自由度が高く、一方、手に職系は、授業時間数が増える傾向がありますが、その分、就労ビザや卒業生ビザ取得の道が出てくるコースもあるところが大きな違いとなります。
≪ビジネス系のポイントは学校以外の生活に基盤が置ける事!≫
以下が、ビジネス系のコースです。これらのコースは平均1500ドル/ターム(3ヶ月間)の授業料で週2日程度での通学頻度なので、しっかり学習さえしていれば生活において自由度が高いと言えます。コースも多種多様で、ビジネス、マーケティング、ヒューマンリソース、ツーリズム、アカウント、リーダーシップマネジメントなどがあり、CertificateⅡからAdvanced Diplomaまで就学レベルがあり、単純に一つのレベルを勉強するケースもあれば、その後のレベルまで履修する、順に複数のコースを就学するケースもあります。これらは、目的に応じて選択肢が様々ですが、例えば、ビジネスを学び将来経営を視野に入れているなら、ビジネスコースCertificateⅢからスタートし、リーダーシップマネジメントⅣを経てマーケティングでDiploma及びAdvanced Diplomaを就学するプラン等も立てられ、その場合は、順に半年間、1年間、1年間、1年間とトータル3年半の学生ビザでの滞在期間となります(学校により各就学期間は異なります)。
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Business(CertificateⅡ~Ⅳ、3か月間~1.5年間)
ビジネス全般を学習するが、一般的、CertificateⅡ(CertⅡ)やⅢであればエクセルの使い方、パワーポイントの使い方、ワードの使い方などから勉強します。また、WHS(安全に働くためのオーストラリアの規則)の知識や、職場でのコミュニケーションの取り方などについて学びます。
Leadership Management(CertⅣ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
Businessコースの延長に位置します。リーダーになるために持っておくべきスキルや素質などを学習します。またどのようにチームをまとめるかなども学びます。
Project Management(CertⅣ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
1つのプロジェクトの計画から遂行、完了までを行えるようになります。どのようなターゲットに向けてどんな商品を打ち出すのか、どんなキャンペーンを行うのか、予算の計算、スタートから終了までにかかる期間のスケジュールを作ったり管理したりする方法も学びます。
Marketing(CertⅣ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動について。マーケティング・ミックス、STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)、差別化、プロダクト・ライフサイクルなどについて学びます。
Social Media Marketing(Diploma、1年間)
ソーシャルメディアを使ったマーケティング。フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどどの国ではどんなソーシャルメディアが人気か、またそれぞれの特徴やどのようにフォロワーを増やしたりマーケティングに活用するかが学べます。
HR(CertⅣ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
人事について。企業の採用の仕方や給料の設定の仕方、有給やボーナスについて。また採用時に使われるソーシャルメディアやサイトなどについても学ぶことができます。将来人事部で働きたい方にはお勧め。その他のビジネス科目でもHRのユニットは入っているので、HRだけのコースを開講している学校は少ない。
Accounting(CertⅣ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
オーストラリアの経済について、会計の法律、Corporate lawなどを学ぶ。MYOBなどのBookkeepingのシステムについてやる学校もあります。現在はDiplomaからのスタートはできません。
Tourism(CertⅢ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
旅程や予約の見方、予約管理システムの使い方、旅程の立て方、オーストラリア国内外の主要な観光地について。またビジネス文章の作成やミーティングのアレンジの仕方などビジネス科目と被る部分もあります。
IT(CertⅣ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
コーディングやコンピュータ言語、コンピュータ―やネットワークに問題があった時にどのようにアプローチするかなどの技術的な科目になります。インターネットのウェブサイトのデザインやソーシャルメディアの使い方などは全く別の科目になるので、それをイメージしていいる場合は注意が必要。
≪手に職系は就労・卒業生ビザ取得のステップアップも!≫
手に職系の専門学校は、平均2000ドル/ターム(3ヶ月間)の授業料で週2~3日程度の通学頻度で、実習も多いのが特徴的です。コースもビューティーやマッサージ系などで、同様にCertificateからAdvanced Diplomaまであります。また、就学中もそのスキルを身に着けることで、その分野でオーストラリアにおいても活躍しやすい傾向があります。また、シェフやチャイルドケアーなどのコースは就労ビザや卒業生ビザ取得に結びつきやすく、より長くオーストラリアに滞在したい、その分野でオーストラリアで就職をしていきたいなど考えている場合は、ビジネス系よりも現実的にこちらのケースの方が長く滞在できる可能性があります。
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Hospitality(CertⅢ~Advanced Diploma、1年間~1.5年間)
クッカリーのある学校で開講しているのは実践的なサーブの仕方なども学べるホスピタリティー。レストランやホテルでのホスピタリティーやマネージャーとして運営していくことも学習できる。
Cookery(CertⅢ~Ⅳ、1年間~2年間)
Cert IIIでCOOK、Cert IVでシェフの資格となり、その道でオーストラリアにおいての就職も可能なスキル。また、この資格を取ることで、将来的に卒業生ビザや永住権取得に向けて進める可能性もあるので、キャリアチェンジしてもそれを目指したい人も選択する子コース。なお、厳密にシェフはどんなレストランで〇年の経験がある人がシェフと定義されるので、この資格上の事とは異なることに注意。
Patisserie(CertⅢ~Ⅳ、1年間~2年間)
Baking系を学びたい方はPatisserie。Cert IVではケーキの焼き方や作り方だけでなく、飴細工などのデコレーション系も学習できる。
Massage(CertⅣ~Diploma、1年間~1.5年間)
Remedial Massageなど学習できるコース。日本でマッサージをしていた人が勉強しているケースが多い。
Fitness(CertⅢ~Ⅳ、1年間~1.5年間)
運動や健康に気を配っている人に人気。また、ジムでの実習やトレーニングなどもあるので、机上での就学が苦手という理由だけで選択するコースではない。オーストラリアはパーソナルトレーナーなど人気なので、CertⅢでグループトレーナーとして、CertⅣでパーソナルトレーナーとして活動することもできる。
Dance(CertⅢ~Ⅳ、1年間~1.5年間)
CertⅢは子供向けのダンスのアシスタントとして、CertⅣは大人向けにダンスの先生の資格を取れる。CertIIIがあれば、オーストラリアでは放課後のクラスなどで教えることも可能。
Childcare(CertⅢ~Diploma、1年間~1.5年間)
Childcare manageとして職業リストに載っているため、卒業生ビザが取得できる可能性があるコース(移民法は変わるのでその都度確認ください)。実際に現場での実習などが入ってくると保護者とのやり取りなどもあり、高い英語力も必要。CertⅢがあれば、チャイルドケアで働けるが、Childcare centre managerとなるには最低Diplomaの資格が必要となる。
Aged care/Community Service(CertⅢ~Diploma、1年間~1.5年間)
Individual supportなど介護士として働ける資格を取って、その資格で働きながらCommunity serviceやSocial workerなどのDiploma を取る人が多い。日本人でこのコースを選択する人は少ない。
上記のように、各学校の各コースによってそのコースの就学期間が決まっています。また、コースをランクを上げて複数取る場合はその合計期間が、就学期間となります。ただし、その就学期間によって、最終的に移民局から発行される学生ビザの滞在期間は1~2か月間のプラスアルファーの滞在期間が有効となります。例えば1年間、12か月間のコースの場合就学期間+2か月間の学生ビザの滞在有効期間となります(合計14か月)。これらは、以下の通りのルールがあります。
就学期間が10か月未満の場合
・・・ 就学期間+1か月間の滞在有効期限
就学期間が10か月以上の場合で1-10月時に修了の場合
・・・ 就学期間+2ヶ月間の滞在有効期限
就学期間が10か月以上の場合で11、12月時に修了の場合
・・・ 翌年3月15日までの滞在有効期限
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以上のように、オーストラリアの学生ビザを申請すると、実際の就学期間プラス1~2か月間の滞在猶予期間がもらえます。これは就学が終わった後の帰国に向けての整理などもあるでしょうからそれを鑑みた滞在有効期間となります。
なお、よく見て頂くとわかる通り、10か月間以上の就学期間の場合は、その後に2か月間の猶予が出てきます。就学が終わったとしてもそこまで学生ビザとして滞在ができるので、当然働くことや旅行をすることも可能となります。更に、仮に11月に10か月間以上のコースを修了した場合、翌年の3月15日まで滞在期間の猶予が出てきます。つまり、例えば11月中旬くらいに終了したとすると、プラス約4か月間の学生ビザとしての滞在猶予期間がついてきます。従って、その事をあらかじめ知っていれば、その時期に終了するようなコース選択をすると余計に学生ビザとしての滞在期間が増えることとなりので、できるだけ長くいたい人はこういった時期を狙う事もテクニック的には有効です。
なお、OSHC学生保険は、この滞在有効期間までカバーされないといけないので、学生ビザの滞在有効期限まで必ず加入しなければいけないことも付け加えておきます。
一部の専門学校を除いて、基本的にはオーストラリアの専門学校は、オーストラリアの小中高校と同じように年4学期制であり、1月から新年度の1学期がスタートします(学校によっては2月から)。2~3週間程度のスクールホリデーを含めて、約3か月間を1学期間とし、従って、毎年、1、4、7、10月期に順にTerm1、Term2、Term3、Term4と学期が進みます。
通常、この各学期スタート時期に合わせて専門学校の場合は入学するようになります。仮に1年間のコースである場合、2学期の4月から入学の場合は翌年の1学期までの合計1学年間の通学となります。
実はこの学期がスタートする日時に注意をしなければいけないことがあります。それは、現在自分が持っているビザの有効期限からその希望するコースのスタート時期まで4週間以内でなければいけないというルールがあることです。
例えば現在ワーホリビザで滞在しており、その有効期限が5月15日の場合、その4週間後までに希望する学校のコースがスタートしていないといけませんが、実際にはそのコースは残念ながら7月1日からのスタートコースとなり、ワーキングホリデービザが切れる日から4週間以上の期間が出てしまう事となってしまいます。その場合は残念ながらそのままではその希望するコーススタートで学生ビザを申請することができません。その場合は、そのワーキングホリデービザの有効期限から4週間以内の他のコースに変更するか、IELTSコースなどを数週間、希望するコースの前に組み込んで、通しで学生ビザを申請するなどの方法を取る必要があります。
または、学校によっては、Mid termと言って、通常の学期がスタートする中間くらいにスタート時期を設定してくれている学校があります。その場合で上記4週間以内のスタート日であればそのMid termがある学校のコースを選択し、うまく学生ビザが申請できるように対応をしなければいけません。
これらは少々複雑な情報ですが、現在お持ちのビザのビザが切れる日と、希望する学校のコーススタート日の兼ね合いもしっかりと認識して動く必要があります。当然留学エージェントではそういった案内もあるので安心ですが、からくり的に知っておいた方がいい内容となります。
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以上が、オーストラリアで学生ビザで滞在延長をする場合に知っておいた方がいい概要です。このことがベースとなり、次に話をする実際に学校を決める時に上記も当てはめて検討をしてみて下さい。
オーストラリアで学生ビザを取って滞在延長をする場合、どの学校にするか、どのコースにするかを決定しなければいけません。当然何を勉強したいかが一番の決定ポイントとなってきます。その場合、語学学校(ELICOS)で提供されているコースと、専門学校(VET)で提供されているコースとではコース内容も通学頻度等も異なります。以下には、それら学校を決める際に、抑えておいた方がいいポイントをお知らせします。ご自身が選択をするとき一つの指標としてお考え下さい。
①ELICOSかVETか/何を勉強したいか
各コースの概要は上記で記したとおりです。参考に何を勉強したいのかしっかり考えて決定してください。ポイントとしては、語学学校では英語自身を学習する内容が多いこと、専門学校では、英語を使って専門分野を学習することです。以下にも詳しく記載しますが、前者は月曜日から金曜日までほぼ毎日通学することとなりますが、後者は週1~2日間程度、授業スタイル、授業料、支払方法等が異なるのでそれらも加味して最終決定をしてください。ただ、ベースのポイントとしては、自身が何を勉強したいのかその点が大きな判断材料となるはずです。
②授業料は?
基本的には専門学校の方が語学学校よりも安い設定となっていることが多いです。また、専門学校は学期ごとの授業料設定となっていますが、語学学校は週ごとの授業料設定となっています。通常語学学校での授業料は330ドル/週程度が平均ですが、学生ビザを申請して滞在延長をする時にできるだけ安い授業料のところを探す方も多いです。そういった場合、週200ドルを切る授業料をオファーしている語学学校もあります。おおよそ週200ドル前後となります。
一方、専門学校はビジネス系と手に職系で大きく分かれると前述していますが、前者は1500ドル/学期、後者は2000ドル/学期程度です。学校によって、コースによって、その時のキャンペーン費用によって異なりますが、この費用を一つの目安にしてください。1学期は約12週間ですので前者の場合は約週125ドルくらいですので語学学校ELICOSより安い設定であることがわかると思います。
因みに、語学学校は最初に全コース分の授業料を一括で(状況により分割の可能)払うところ、専門学校は学期ごとの支払いなので初期費用の負担が少ないです。
③通学頻度は?
語学学校の場合は、通常は週に20時間の学習が必要なので月曜日から木曜日または金曜日で毎日4~5時間程度ずつ学習頻度となります。モーニングクラス、イブニングクラスが設定されていることが多いので、ご自身の生活スケジュールに合わせて選択ください。なお、日中に仕事を持っている人はイブニングを選択する傾向があります。
一方、専門学校は、通常週に1~2日間通学することが多いです。こちらも同様に週20時間学習することが定められていますが、一般的に自主学習を含む時間設定ですので、早くに授業内容を理解し課題の提出ができるのであれば、実際にはその時間数、学校に拘束されることはありません。アサイメントベースと言って、課題をしっかり提出すれば一般的にしっかりと学習しているとみなされます。当然その分高い英語力をもって課題をこなさなければいけないですが、内容によっては時間を掛けずに対応できる課題もあり、その分通学時間に余裕が持てる場合もあります。
④通学スケジュールは?
語学学校の場合は上記の通りに通常月曜日から金曜日の通学スケジュールが多いです。一方、専門学校は月曜日火曜日の2日間で設定している学校が多いですが(手に職系は週3日程度もあり)、水木パターンや、土曜日のみの学校やイブニングの時間に設定をしているコースもあったり様々です。よって、専門学校を選択する場合、ご自身の生活リズム(仕事等をする時間など)と、この通学スケジュールがどうなっているか確認も必要です。
⑤アサイメントの難しさは?
語学学校にはアサイメントは基本的にありません。授業をきちんと受けて、授業中にテスト等があればしっかりとそれに答えたり、宿題があればこなして翌日に臨むこととなります。
従って、アサイメント(課題)に関して関連するのは専門学校の方です。この課題の内容の難しさは仮に同じコースであっても各専門学校で異なります。しっかりとした英語力や理解度を持ってないと速やかに仕上げることが難しい場合があります。もちろん学習をしているのですから、難しい場面があっても当然ではありますが、このアサイメント提出に時間を多く費やす場合もあります。先生からのヒントが多いなど、比較的簡単に提出できるコースや学校もあるので、同じコースであっても簡単に提出しやすい方を選択するとか、しっかり勉強をしたいので時間を掛けてじっくりと対応をしたいなど、その人の生活プランによって選択すべき学校も異なると思います。
なかなか気が付かないポイントですが、細かくはこういったところもチェックしてみて下さい。
⑥学校の雰囲気
語学学校であっても専門学校であっても、決めるとなれば、学校見学はぜひしてください。学校の雰囲気や施設の様子、スタッフの雰囲気、日本人スタッフのサポートがあるかどうか、学校のロケーションなどせっかく勉強をするのですから、重要なファクターの一つです。アサイメント作成においても、学校に図書館や自習室があるかどうか、生徒が使えるPCがあるかどうかなどもポイントとなります。
因みに、語学学校の方は授業見学など体験レッスンも受けられるのでこちらもぜひ対応してみて下さい。
⑦日本人の多さ少なさ
学校や自分のクラスに日本人が多い事や少ないことが影響を及ぼすことがあります。語学学校においてしっかりと英語を勉強したいので、日本人が少ない方がいいという方もいれば、専門学校においてはアサイメントを提出するにおいて日本人学生同士で助け合ったりすることもあるので、日本人がいる方がいいとか、ご自身の授業における想いや状況によってそれぞれ良しあしがあります。その点も学校を選ぶ際のポイントとしてみて下さい。
⑧キャンパスの場所/各地域の特長
オーストラリアの主要都市には語学学校も専門学校もあります。多さ、豊富さで行くと大都会のシドニーが一番あります。学校数やその種類が多いという事は、学校同士で競争も激しいので授業料が安くなる傾向があったり、同じコースでもご自身のポイントによって選択できる学校数も多いこととなります。加えて、シドニーは一番仕事先が見つかりやすいので生活をする上で稼ぎやすい利点もあります。
一方、都会よりも海沿いなどののどかな地域がいいとか、暖かい地域がいいとか、それぞれご自身によって生活スタイルやその考え方は異なります。なにもシドニーにしなければいけないことなど何もないのでご自身のスタイルに合わせて地域の選択をしてください。ただ、実際には地域によっては行きたいコースがないとか、アルバイトが見つかりにくいとかそういったデメリットもあるので、悩んでいる場合はシドニーが一番お勧めの地域です。
⑨そのコース修了後のステップのしやすさは?
語学学校にしても専門学校にしてもご自身が希望するコースを選択して就学します。基本的にはそれが終了すると日本に帰国などの選択となりますが、就学している間にご自身の考え方や環境が変わり、更に学生ビザで延長をするケースも少なくありません。そういったことがあり得ると考えている人は、修了後のステップのしやすさも考えておいた方がいいです。
一番は、慣れ親しんだ同じ学校で次の就学ができることがやりやすいです。他の学校に行くわけではないので、入学金を再度払う必要もないし、コースの習得内容が同じ学校なので繋がっているので微妙な違いが発生しにくいし、その学校で進めることができるのならそれが一番楽かもしれません。
そうなると、大事なのが、その学校が持っているコースの豊富さです。特に専門学校の場合はコースの多さが、その後の学習プランの立てやすさにもつながるので、更に長くいるかもしれないと考えている人は、その点も注意して学校選びをした方がいいです。また、上記の地域ではないですが、学校によっては、オーストラリアの各都市にキャンパスを持っている場合があります。その場合は、他キャンパスで就学することも可能なので、学生ビザの際に一か所で生活をしなければいけないことはないのでそんなことも考えているときには、キャンパスの多さも一つのポイントとなります。
⑩合計の就学期間は?
一つのビザに対して、最長5年間の学生ビザの発給が可能です。特に専門学校の場合は一つのコースが1年~1.5年程度のコース期間もあり、CertⅢ~Advanced Diplomaまで就学をする時、それくらいの長さまで学生ビザが発給されることもあります。一度に申請をしてしまう事の方が、学生ビザの申請費用が一回で済むのでその意味でもお得です。これは、オーストラリア国内で学生ビザを2回目以降申請をする時に、学生ビザの申請費用が再度掛かることと2回目以降は700ドルの手数料がかかるため、2回目の学生ビザをオーストラリア国内で申請をした時に、現在であれば620ドル+700ドル=1320豪ドルの費用が移民局に対して掛かります。この費用ももったいないので最初に全てのコースを決めることができるのなら、その方がいいです。
ただ、当然のごとく先の事はよくわからない可能性もあるし、いつかは日本への帰国も視野に入れなければいけない時にやみくもに最長の学生ビザを申請することは得策ではないことも多いです。よって、その辺もしっかりと考えてコース選択や滞在期間の事も考えてみて下さい。
因みに、専門学校において複数のコースを選択する場合、AQF(オーストラリア・クオリティフィケーションズ・フレームワークで規定されたレベルを下げて次のコースを取ることはできません。例えばDiplomaのあるコースを修了したのちに、CertⅢのあるコースを選択することは、基本的にはあり得ません。また、こういったことはいたずらに滞在を延長するとみなされてもおかしくない行為ですのでその点でも不適切です。
従って、さらに延長をする場合でも基本的にはレベルが上がっていくようにプラン建てすることも肝要です。
ジャパセンは、留学会社ですが、ただの留学エージェントではなく、いろいろなサービスや機能を持っている会社です。留学会社は通常、語学学校やホームステイ手配などをする会社ですが、ジャパセンはそれ以外の事も独自で対応をしています。それらが以下の内容です。
〇 語学学校・専門学校の手配
〇 ホームステイ・寮の手配
〇 留学生保険・学生保険の手配
〇 TOEIC公式テストセンター及び集中講座開講
〇 日本語教師養成講座420時間開講
〇 全8種就活に役立つインターンシップの手配運営
〇 帰国後の就職サポート、人材紹介会社
〇 民間日本語学校
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いかに留学を生かすか?
◎ オーストラリアの渡航前に準備・手配する事
◎ オーストラリアに到着してから帰国まで取り組む事
◎ オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事
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【オーストラリアの渡航前に準備・手配をする事】
◇ 語学学校・専門学校の手配 学校関連ブログ記事
◇ ホームステイの手配 ホームステイ関連ブログ記事
◇ 留学生保険の加入 保険関連ブログ記事
【オーストラリアに到着してから帰国まで取り組む事】
◇ 就活にアピールできるインターンシップ(企業インターン、ホテル有給、スクールインターンなど多数)
◇ ビジネスレベルで通用する英語力取得、ケンブリッジ検定FCEレベル
◇ 就活に必須!TOEIC730点以上を目指せ!集中講習と公式テせんもト
◇ 日本就職サポート(無料登録、英語環境に特化した仕事先を紹介)
【オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事】
◇ 専門学校の手配
◇ 学生ビザへ切替・延長について
◇ 留学生保険の加入 保険関連ブログ記事
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【ジャパセンの語学学校・専門学校情報】
◇ 語学学校・専門学校情報トップ
◇ オーストラリアの地域(エリア)から選ぶ
◇ 語学学校から選ぶ(目的別英語コースの紹介)
◇ 専門学校から選ぶ(ビジネスコース、クッカリー、ビューティーコースなど)
〇 今月のキャンペーン
◎ オーストラリアに行って見学してから学校を決める方法!
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