2月後半頃から世界中で顕著に影響が出始めたこのコロナウィルス。一時期、終息の方向で世界中が動き出したと思いきや、残念ながら予想されていた第2波がオーストラリア、日本含めていたるところで起こっています。両国とも世界の中ではコロナに関してうまく抑えられている国だと評価を受けていたと思いますので、留学業界に属するジャパセンとしても、早くに明けてくれる可能性があり、その時を心待ちとしていたので、今回の第2波報道には落胆せざるを得ませんでした。
それでも各政府は、コロナ対策として懸命に頑張ていますし、現在オーストラリアにいらっしゃる方も、これからオーストラリアに来ようと思っていた方もその状況下とそれぞれの想いの中、少しでもいい様に対応をしていこうと考えていると思います。
いたずらに時間だけが過ぎてしまう現状も否めませんが、もしかしたらこのコロナは、今後も長く付き合っていかなければいけないかもしれないので、もしそうだとすると皆さんにとってもこの環境下の中でできることを考えていくしかないかなと感じますし、その中でも少しでも効果があるようにまた目的が達成されるように動いていく事が大事になってくるのではと思います。
また、皆さん、苦しい状況や不安な状況はあると思いますが、この状況に耐えられたことやこの状況の中で何かを見出すことができる知恵やパワーを持つことは、きっと将来に役立つはずですので、そんな気持ちで向かって頂けるといいかなと思いますし、ジャパセンは、少しでも皆さんにとって有益な情報等が提供できるように尽力したいと思います。
ジャパセンの機能の中で、今、この環境に置かれている方々に対して何が提供できるか、サポートできるかを考えた時に、方向性としては以下の内容になると思います。それぞれ状況や考え方なども異なると思いますが、この環境下に抗う事をせず、ご自身が置かれている状況や目指すべき目的などを鑑みて、将来に向けてできることに、是非、力を注いで対応していきましょう。
ジャパセンができることは限られているかもしれませんが、ジャパセンは留学会社でありながら単に語学学校や専門学校の紹介の事業にとどまらず、他の留学会社にはないいろいろな機能を兼ね備えています。よってそれらをそれぞれの状況に応じて、何を皆さんが利用されるといいかをお知らせしたいと思います。
・現在、オーストラリアにいて今後も残ろうと思っている人、
・今、オーストラリアにいるけどビザ有効期限内のどこかで日本に帰国しようと考えている人、
・これからオーストラリアに来ようと思っているが何をすべきか悩んでいる人、
など、それぞれの状況に応じてヒントになることやその情報収集として以下お知らせをしたいと思います。
また、以下に案内する内容は、単に考えられることですので、全ての方に当てはまるとは言えないかもしれませんのであくまでも参考としてご覧頂ければと思います。
◆現在、オーストラリアにいる人で今後も残ろうと思っている人へ
せっかくオーストラリアに来たのにコロナの関係で計画通りに進められていないとか、いま日本に戻っても結局状況はあまり変わらないのではと考えていて、であれば、オーストラリアで滞在延長等をしてオーストラリアでできることを身に着けていきたいと考えている方に対してのこととなると思います。そういった方々に知っておいた方がいい情報として以下をお知らせいたします。
◎保険への加入やその延長
コロナ禍の環境ですのでまずはご自身の健康や万が一感染してしまった時の対応として、この保険の加入はしておいた方がいい事の最優先事項になるかと思います。ジャパセンではオーストラリアにいながらして加入手続きができる日本人の方対象の保険代理店です。これまで加入をしていて予定以上に滞在することとなったのでその延長をする方、日本からの保険加入の期限が切れてしまい更新できなかった方、保険加入をしてこなかった方などどなたでも適応ができます。まずは万が一のことを考えて安心してオーストラリアに滞在できるようにしましょう。
ユニケア保険
医療旅行総合保険。身体のこと以外にも携行品、対人・対物の賠償責任等の補償が付くものです。残念ながら2月中旬以降に加入される方や延長更新される方は、その補償にコロナに対しての対応はしていません。ただその場合でも政府(州政府)が対応をしてくれますので、結局は問題ありません。携行品や賠償責任等の補償考えている場合はこちらが適切です。永住権以外すべてのビザの方対象の保険です。
> ユニケア保険よくある質問集
> ユニケア保険もコロナウィルスに対応しています!
OVHC保険
医療保険。身体の事のみの補償が付くものですので、携行品補償等がつかない保険です。コロナに対しては補償をしている保険ですので(入るプランによって条件あり)、その点含めて安心できる保険です。就労、ワーホリビザ、ビジタービザ保持者が対象の保険です。また、OVHC保険は、オーストラリアのビザ申請の際にビザ発給のために求められる医療保険と認定されているのでその目的の方にも適した保険です。
OSHC学生保険
学生ビザで滞在している人が必須加入の保険です。OVHC同様に身体の事のみの補償が付く保険です。またコロナに関しても同様に補償をしている保険です。学生ビザ申請時、延長時に必ず加入しなければいけない保険です。
◎ビザの延長について
現在、オーストラリアにいる方で、今後も残ろうと思っている方々は、そのために適切なビザでの滞在延長をしていかなければいけないと思いますが、主なものは以下の通りかと思います。
①ワーホリ ⇒ セカンドワーホリ
②ワーホリ ⇒ 学生ビザ
③学生ビザ ⇒ 学生ビザ延長
①ワーホリ ⇒ セカンドワーホリについて
ワーキングホリデービザのファーストでオーストラリアに入国中にコロナ禍の環境下にあってしまった場合で、セカンドワーホリを取って滞在を延長しようと考えている人に対する方法。3月くらいに先を見据えてファームに移動をされた方も多かったと思いますが、そういったこと含めて、セカンドワーホリを取るためには、ファーム等で所定の仕事を一定期間することでその条件を満たすことができます。ファームでの仕事は現在でも引き続き普通に行われているようですので、条件が整えば恐らく問題なく滞在は延長できるのではと思います。ただし、気を付けることとしてその条件に合った雇用主(ファームの受け入れ先)であることなど十分に注意をして準備してください。尚、この場合は、ファーストのワーホリ時代に日本から加入してきた保険が切れ、延長ができないケースも多いので、上記のオーストラリア国内でも加入できる保険の手続きも必要になることもありますのでその点も要チェックください。
②ワーホリ ⇒ 学生ビザ
オーストラリアで滞在を延長する際に多いケースがこちらかなと思います。ワーホリ時代に予定していた行動や活動ができずにそういったこと含めて達成するためにもうちょっとオーストラリアに残ろうと思う方もこのケースに該当するかもしれません。
学生ビザに切り替えるには、ご自身が勉強をしたい学校やそのコースを事前に決定してその申請さえすれば基本的にはその取得ができ延長ができます。その際に気を付けることは、なぜ、滞在を延長するのか、つまり、しっかりと勉強したい分野がありそれを就学したいのか、もしくはできるだけオーストラリアにいていろいろと経験をしたいのかなどを明確にした上で学校選びをした方がいいという事です。
後者はいわゆるビザ取り学校と呼ばれるような専門学校での就学が代表的ですが、その場合は、週に1~2日間程度の通学(現在はオンラインで開講をしている学校も多い)で問題なく、それ以外の時間をご自身がしたいことに費やすことができる方法です。現在はコロナの事もあって、学校側も学生の状況を慮って、通常より安い授業料での提供をしているところも多いです。通常この専門学校は3か月間ごと(いわゆる1学期間ごと)に授業料の支払いをしますがその額は平均すると1500豪ドル/学期です。ただ、現在のコロナ禍の関係で950ドル/学期などのキャンペーンをはって提供をしている学校もあり(それぞれ条件あり)、うまくそういったものを利用して対応をすると、通常時期と比べて安く滞在できる可能性があります。
もちろん、オーストラリアで滞在するという事は生活費がかかり、それを賄えるだけの収入がないといけなく、コロナ環境下であるため、以前のようにアルバイトがしやすい環境下というとそうではないので、いかに収入を得るかという問題点もあるので簡単に考えない方がいいと思いますが、ある程度稼げる予定があるとか、親御さんからの援助が見込めるとか、そういったことを目論むことができるのなら考えてもいいプランかと思います。
なお、オーストラリア政府も留学生に対する各種援助等もあったり、各学校も支払いの方法のオプションもあったりで、できるだけ学生の皆さんが生活しやすいような環境を作っていますのでその辺の情報もきちんと得て計画的に進めて下さい。
他には一定の英語力を身に着けたいという事で英語学校に行くケースなども考えられますが、同様にそのケースでも安く授業料の設定をしている学校もあります。いろいろな学校の情報をジャパセンは持ち合わせていますので、ご希望の方はお気軽にジャパセンにお問い合わせください。
なお、だれも予想ができることではないのですが、残念ながらコロナの関係で閉鎖されている学校も出てきています。新しく学生ビザを申請して滞在をする場合、その点もどうぞ注意して対応もしてみて下さい。
③学生ビザ ⇒ 学生ビザ延長
既に学生ビザでいる人が、予定したコース修了後に帰国を選ばずに更に滞在延長をするケースがこちらです。②と同様にコロナの関係で、思っていた通りの活動等ができずらかったために更に延長をしたいと考えている方々のケースです。既に通学しているコースのアップグレードのコースで申請をするケースと全く別分野のコースを選択する場合とさまざまあると思いますが、大事なことはどうしてそのコースにするのかのこれまでの経歴と将来の展望へのストーリーがしっかりしていないと簡単に学生ビザを延長できるわけではありませんのでその点を注意して対応してみて下さい。詳しくは以下の学生ビザ延長マニュアルに記載していますのでよく理解して対応してみて下さい。
いずれもそれぞれの有効期限の2週間から1か月前くらいまでには申請をするように準備ください。なお、このうち学生ビザに切り替えるまたは延長をする方は、当然、学校選びがその前に必要です。現在コロナ禍の関係で、授業料減額など各学校もいろいろと入学しやすいように工夫をしていますので、情報をきちんと吟味して対応をしてみて下さい。
◆現在、オーストラリアにいる人でビザの有効期限までに日本に帰国をしようと思っている人へ
せっかくオーストラリアに来たけど、コロナ禍で何もできない、まずは安心のために日本に帰国したいなどと考えている方に必要な情報です。そのうちすぐさまに帰国したい方もいれば、ビザ有効期限まではいたいと考えている方などそれぞれ想いは異なると思います。
すぐさま帰国を考えている方は、現在、日本への直行便は全日空がシドニーから週3便運航しており、こちらのみです(現在のところ10月1日までその予定)。他の国経由で日本に帰国する方法もありますが、その国での乗り継ぎが可能であるかどうかなど事前にいろいろと調べたりクリアーされる必要があると思うので、シドニーからの直行便を利用される方がいいのではとは思います。尚、その場合でもNSW州にいる人はいいと思いますが、他州よりシドニーに移動をして乗り継ぎ日本へ帰国をする場合、飛行機で移動の場合は可能ですが、そうではない場合は制限や条件が出てくるのでお気を付けください。また、国内線移動であったとしても日々状況は変わるのでその点もしっかり情報収集をして対応をしてください。
更に、首尾よくオーストラリアを発つことができたとしても今度は日本入国の際にPCR検査が実施され、その結果が出るまでは空港内の所定の場所で待機をし、陰性であったとしても指定される場所においての2週間自己隔離が必要となります。
これらの事を留意された上で計画的に帰国の準備を図ってください。
ビザ有効期限やもともと予定していた帰国日までオーストラリアにいると考えている方は、その時までにどう生活していくかを考えていく必要があると思います。あとどれくらい滞在するかによってできることとそうでないことがあると思いますが、その日までオーストラリアにいたいと思っている方は、単純にオーストラリアにいたいと思っていることよりも、例えば日本帰国後の就職や生活に役立てるように何かを経験や取得をして、その目的を果たして帰国をすることの計画を立てる様になると思います。考えられることとしては以下があります。
①TOEICの点数を取る
②帰国後の就職を見据えてオーストラリアでしか経験できないことをする
③帰国後の就職を見据えてより高い英語力を身に着ける
日本帰国後に就職活動をする予定の方は、間違いなくこのTOEICの所定の点数は取得をしておいた方がいいです。一般的に履歴書に書けるのは600点以上、外資系等で働きたいと思っている方は730点以上が必要と言われています。
ジャパセンは、TOEICの公式テストセンターです。4週間ごとに行われている公式テストの運営や、点数アップのための集中講座を運営しています。公式テストはこのコロナ禍でも運営をしていますのでいつでも受けて頂いて問題ないのですが、受験できる人数に制限があるので、計画的にそして帰国までの間で余裕をもって対応されてみて下さい。
②帰国後の就職を見据えてオーストラリアでしか経験できないことをする
こちらで考えられることは、オーストラリアでしか経験ができない、インターンシップの活動となります。こちらも実は帰国後の就職に関係してきますが、現在は海外で、そして英語環境で何をしてきたかが就職活動の際に問われることとなり、そこでどこまでアピールできるかが一つのキーポイントともなっています。コロナ禍でもあるので就職状況もいいとは言い切れませんが、だからこそ他の人よりもアドバンスなことがあるなど、何か採用に有益なことをしておくことはとても大事なことになると思います。
ジャパセンは、全8種類のインターンシップを手配しています。コロナ禍であるので、その中で現実的に現在対応ができるのが、企業インターンシップ、ホテル有給インターンシップ、日本語教師インターンシップですが、それぞれ目的に応じて選択するものも異なると思います。例えばホテル有給インターンシップはこの環境下でもレセプション等のポジションを任せてくれるホテルもあれば、日本語教師インターンシップは将来日本語教師を目指す方も参加しますが、一番実践的な英語力が身につくインターンシップなので将来外資系で働きたい方なども多く参加するインターンシップです。ご自身の将来を見据えて何が適しているか検討をされてみて下さい。
こちらも同様に就職を見据えた対応方法となると思います。やはり英語を使って将来仕事をしたい場合、一般英語で中級や中上級程度のレベルを卒業したからと言ってそれが仕事で使えるとはなかなか言いづらいです。仕事上で英語を使いこなせるには、やはりそれができる訓練やその英語学習が必要となります。
一般的にそれが叶えられるのがケンブリッジ検定試験対策コースです。全12週間のロングランのコースで、一般的に中上級以上の英語力が必要なコースですが、こちらのFCEレベルのコースに入学し無事に卒業及びケンブリッジ検定試験の合格をされると、ビジネス上でも英語が使える素養があると認められるスキルが身についていることとなります。
こちらも同様に、コロナ禍の関係で、安い授業料で設定をしている語学学校あるので通常4000ドルくらいかかるところが2000ドル台で対応ができるところもあるので、この機会に受けてみるという事も一つの手です。上記の通りに12週間とロングランでもあるし、開校日が限定されている学校もあるので、ビザ有効期限の中で受講できるようにタイミングを見計らって対応をしてみて下さい。
もちろん授業料やコース開始日など、お気軽にお問い合わせください。
◆オーストラリアに来る予定だったが、コロナ禍の関係で渡航ができずにいる人へ
今年3月中旬頃以降でオーストラリアに来る予定だったが、コロナの関係で渡航ができずじまいでいる方で、引き続き渡航を計画しているが渡航できるまでに何をすべきかを悩んでいる方に対して以下の事が考えられるのではと思います。
尚、取得したビザに対して既に有効期限が過ぎてしまったとか、切れてしまう場合はどうすればいいかは以下を参考ください。
〇ワーホリのビザを取得したがこれなくなった場合
基本的にワーキングホリデービザは入国してから一年間有効のビザですが、今回のコロナ禍でそもそもオーストラリアへの渡航ができなかった方は、入国できていないので、そのビザはまだ有効とはなりません。従って、ワーキングホリデービザで入国のための有効期限失効後であれば、再度申請は可能ですのでご安心ください。ただし、その再申請の際には同様にワーホリビザが取れる条件を満たしていないといけないです。いわゆるギリホリと言われる年齢制限ぎりぎりで申請をされた方などは要注意が必要です。
〇学生ビザを取得して渡航予定だったが、来れずその有効期限に影響がある場合
例えば、1年間の予定で学生ビザを取ってオーストラリアに来る予定だった方が、コロナの関係でオーストラリアへの渡航ができない状態で、その有効期限内に渡航ができる様になり、オーストラリアに来て、予定していたコースを就学しようとする場合、その学生ビザでの滞在は可能なのですが、途中でビザの有効期限が来てしまうため、オーストラリアに滞在のためには再度学生ビザの申請が必要となります。その場合当然学生ビザ申請費用が掛かりますが、今回のコロナの影響を受けている人は特別にその費用が免除となり対応をすることができます。
また、日本にいる間にオンラインで授業を受けることも可能であるなど、この環境下にいる方は、多くの情状酌量を受けられる可能性があります。内容が多岐にわたるので、ご自身のケースで質問がある方はお気軽にお問い合わせください。
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上記にもお伝えしていますが、まだ日本にいてオーストラリアへの渡航を待っている方々は、お申込させている学校によっては無料で一定期間のオンラインでの英語レッスンが受けられたり、また別途オンラインでお申し込みを頂くことにより日本にいる間からある程度の英語力を身に着けて渡航ができるようなことにするなど、ただ単に日本で待っているだけではなく、この期間を利用してよりオーストラリアで効率よく活動ができる様に(例えばそれまでにある程度の英語力を身に着けられるのであれば、アルバイト含めてより自分が求める環境での活動ができやすくなる)動いてみることも手になると思います。
因みに日本にいながらしてオンラインで英語レッスンを受ける場合ですが、こちらも同様に費用を安くして対応をしている語学学校も多いです。それらを利用して是非前向きにこの期間を利用されてみて下さい。
文:大橋
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