【ランキング上位】マッコーリー大学のビジネス系修士号まとめ
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留学を使ってその道のプロになるシリーズ、今日は、自動車整備士編です。そして今回のケースは、オーストラリアで自動車整備士を目指す方、その経験を永住権などその後に生かしたい方に対しての内容となります。既にワーホリでオーストラリアにいらっしゃる方で、このコースに興味がある方も狙ってもいい職業の一つかもしれません。
≪留学を使ってその道のプロになるシリーズ≫
〇 マッサージ師編 〇 美容師(ヘアドレッサー)編 〇 シェフ(調理師)
〇 英語教師編 〇 日本語教師編 〇 チャイルドケア(保育士、幼稚園先生)
日本人が持っている技術で海外で求められているものの代表的なものとして日本語教師があります。日本人でなければ成り立たない仕事ですので、分かりやすいと思います。また、すし職人などそういった技術のある方も、海外のいろいろな国で仕事ができるチャンスがあります。こちらも日本特有の技術であり文化なので、海外に需要があります。この様に日本人、また日本特有の技術や文化は、海外では希少であり、また多くの国で受け入れられ求められている内容なので、それらを使って海外で経験することは、引き続きオーストラリアにいたとしても、その後日本に帰国したとしても、他国に行ったとしても、働けるチャンスが広がるので、これからのグローバル時代にはとても有効に働くと思います。
この留学を使ってその道のプロになるシリーズは、お持ちの資格や経験を利用したり、新たに海外で関連する勉強をすることでそれを利用して、海外で働くチャンスをものにしたり、その経験をその後に生かすために関連する内容を取り上げるものです。因みに、手に職系のスキルを持っていたり、勉強をしたりすると海外ではいろいろと重宝される傾向があります。
このシリーズも結構長くなってきましたが、今日お話しするスキルは自動車整備士です。この自動車整備士は、プロローグでお話をしている様に日本人特有のスキルかと問われるとちょっと違うかもしれません。もちろん真面目に仕事をするなどは、引き続き日本人への評価となると思いますが、技術的には日本人だからというものでもないと思います。
自動車整備士とはちょっと違うと思いますが、例えば大工、配管工などそれらの職種からもオーストラリアは永住権が狙えます。つまり手に職系の技術を持っているとオーストラリアでは重宝される傾向がありますが、自動車整備士もその一つとなると思います。
また、日本人の自動車整備士というと男性が大方で、スパナ持って油まみれになって、車の下に潜り込んだり、ボンネットを除いて作業をしていたりそんなイメージがあります。オーストラリアでは一般的には同様で男性の方が多いかもしれません。ただ、女性の自動車整備士もいるなどどなたにでも可能性はあります。そして後述しますが、関連する技術を身につけるためにオーストラリアのTAFEや専門学校に通学する必要がありますが、この分野は、ほぼ生徒がオーストラリア人なので、英語に囲まれた環境での就学ともなるので、その点は一つのポイントかもしれません。
自動車整備士は、日本人ならではという事ではないので、その意味では、先にブログで挙げたチャイルドケアー一やシェフ(調理師)とは違うかもしれませんが、長年、永住権に向けて紹介されている職種です。ただ、ここに興味を持つ方はもっと限られてくるかもしれませんが、ガソリンスタンドでアルバイトをしたことがある、機械いじりが好きだなど広げるとこの職を選んで、英語環境で働いたり、その先の永住権を目指したり、英語が使える整備士になるので、日本帰国後も外国人相手にも対応ができる英語力を武器に仕事をすることも十分に考えられる内容となると思います。
日本での自動車整備士:
いつものように厚生労働省で発表されている自動車整備士の年収を見てみましょう。2018年の発表を見ると年収は426.7万円だそうです。これまで見てきた職種よりも結構いい年収額になっているのではと思います。厚生労働省によるとここ数年年収は上がり続けている職種の様です。
オーストラリアの自動車整備士:
いつものようにSeekで見ていたいと思います。こちらを開いて例えばWhatのところにMotor Mechanicなど関連する仕事名を入れてみましょう。
すると同様に多くの求人があることがわかると思います。また、収入や条件なども見ることができると思いますので、興味のある方はいろいろと見てみるといいと思いますが、見かけるのが年収6万ドル程度(480万円、1豪ドル=80円で計算をした時)なので、日本よりも少し多いくらいの年収です。これ以上の年収も出ていますので技術力やスポンサーによってこの辺は変わるのだと思います。
※こちらはあくまでもサンプルで、これ以下もこれ以上も多数あります。大事なことは資格を持っていることと、卒業生ビザなどを持っていることで仕事が探せるという事です。
オーストラリアでの就労ビザや永住権を見据える時に必要なものの一つとして、ご自身がアプライする職業がこのオーストラリアの職業リストSkilled Occupation List(SOL)に載っているかどうかがまずは大事なポイントとなります。調べ方は簡単です。以下のサイトのSearchという枠の中に、関連するいくつか職業を入れてみると載っているかどうかがわかります。今回の自動車整備士は例えば、Motor Mechanicなどです。
オーストラリア職業リスト Skilled Occupation List(SOL)
ここでその職業が出てきて、Subclassの中で就労ビザであるSubclass482(TSS)を探してみて下さい。そしてそれがありそこに、『Medium Term Stream』と書いてある場合は、この職業で就労ビザを取る場合は4年間の有効期限の就労ビザが取れるという意味です。また、卒業生ビザ取得対象の職業であることもわかります。尚、その場合は、その職種に対してSubclass485の番号が載っていると思います。
もしこれが『Short Term Stream』と表記されている場合は、就労ビザとしては2年間までの有効期限であり、卒業生ビザ取得対象ではないことがわかります。
因みにこの『Medium Term Stream』に設定されている職業は、中長期的にオーストラリアで不足している職業(慢性的に人材が不足している職業)とその時点で認定されている意味となります。そしてそうでないと永住権への直接の道は基本的にはないという事となります。
これを見てみると、例えば、Motor Mechanic (General)という職業の場合、以下が取得可能なビザであることがわかります。また、査定団体はTRAであることもわかります。
上記の通りに、多くのビザの取得の可能性のある職業なので、いろいろなケースが考えられます。また、その方のそれまでのキャリアなども影響をしてくると思います。
今回は、日本ではその経験が全くないか、ガソリンスタンドでアルバイトした程度の人が、オーストラリアで自動車整備士で就労ビザや永住権を取得する際のプロセスとして紹介をしていければと思っています。ポイントとしては、就労ビザを取って仕事をしてその後その雇用主にスポンサーとなってもらって永住権まで行く内容としてのサンプルです。また、就労ビザを取るためには卒業生ビザを取ってその時に職歴を積むことも大事となります。また、卒業生ビザ取れるにはその分野の勉強をしっかりとしなければなりません。つまり、
学生ビザ ⇒ 卒業生ビザ ⇒ 就労ビザ ⇒ 永住権(雇用主指名)
という流れとなります。
自動車整備士のコースから永住権まで行く場合のサンプルプロセス
▼ワーホリの時に英語力を上げる、オーストラリアの生活に慣れる
※次の専門コースに入学できるようにIELTS5.5又は同等の英語力を取ることが必要
▼Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology
▼Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis upgrade
▼Diploma of Automotive Management
※この後の卒業生ビザ申請のために合計2年間以上の就学が必要
▼卒業生ビザの申請及びその取得(1.5年)
※卒業生ビザを取得するには査定団体TRAのProvisional Skills Assessmentをパスする必要がある
▼職歴を積む(2年間以上の関連する職歴を積む)
※上記学生ビザの時や卒業生ビザの時などを利用して2年間以上の職歴を作る
▼TSS(Subclass482)の就労ビザを申請しその取得(4年間)
▼就労ビザ期間中の3年間を経過することで雇用主指名の永住権(ENS)を申請
※各ビザ取得には英語力、年齢などその他の条件もクリアーする必要あり
大事なことは、就労ビザTSSを取得するために、関連する職歴を2年間フルタイムで作ることとなります。それを学生ビザの時、コースが終わった後の学生ビザでの有効滞在期間の2か月間の時、卒業生ビザを申請してから取得するまで審査期間の時を利用して、パートタイムやフルタイムで働くことで卒業生ビザの時のフルタイムで働ける1.5年間にそれらを加えて合計2年間以上となるように職歴を作ることが肝要となります。
また、首尾よくTSS就労ビザ(Subclass482)が取れれば、4年間の有効期間のうち3年間フルタイムで働くことで、雇用主指名ENS(Subclass186)の申請が可能となります。
※この他にも就労ビザや永住権取得のプロセスはあります
ワーホリの時などで専門学校に入学できるための英語力IELTS5.5を持っていることが条件となりますが、この分野で就労ビザや永住権を目指すにあたって、まず重要なのが関連する資格を取ることです。従って、この専門学校(TAFEでも同様のコースあり)での就学が最初のステップとなります。
この学校はゴールドコーストとブリスベンにキャンパスを持っている多くの手に職系のコース、ビジネス系のコースを持っている専門学校です。自動車整備にかかわる施設を持っており、キャンパス内で実習ができます。なお、他には自動車整備士というとメルボルンにあるAshton Collegeなども有名です。
通常、コース修了後に卒業生ビザや就労ビザ、永住権を目指すにあたって、このコースにおいて2年間以上の就学が必要ですが、この学校では以下の期間で設定しています。
・Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology
(60weeks 10000ドル/コース(800000円))
・Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis upgrade
(36weeks 6500ドル/コース(520000円))
・Diploma of Automotive Management
(30weeks 5000ドル/コース(400000円))
※1豪ドル=80円で計算をした時
※他入学金、教材費等あり
※キャンペーン価格適用
因みにこのコースは、通常週2~3日程度の就学です。それ以外の時には学生ビザの条件の範疇で、関連する仕事などでアルバイトも可能です。特にCertificate取得以降は関連する仕事で職歴を積むことが大事となりますので、そのつもりで取り掛かってください。
また、もっと言うと、その前からアルバイトをさせてくれるところ、将来スポンサーになってくれそうなところを見極めたり、確認したりしながら、そこで一所懸命働き、オーナーからの信頼を得ることも最終的に就労ビザや永住権のスポンサーとなってくれることにもつながりますので、早目早目にその対応をしてしっかりとその先につながるような見極めと経験が必要となると思います。
いかがだったでしょうか。上記はオーストラリアで自動車整備士として、学生ビザから卒業生ビザを経由して就労ビザに行き、その後永住権にまで行くサンプルプロセスとして紹介をしました。もちろん他の資格と同様で、別にオーストラリアにいなければいけないことはないですし、ビザの事ですから、こちらを保証をするものでもないです。
資格取得後や卒業生ビザ中での仕事経験を生かして、帰国して英語話者などへの自動車整備士として働いてもいいと思います。
ただ、オーストラリアの場合は、いずれも場合でも大事なことがスポンサーがいることが前提となるので、資格取得×経験年数×英語力が重要となります。それをしっかりとご自身が目指すところまでで身に着け、そしてそれさえあれば、上記の様な多くの可能性が出てくると思います。よって、自動車整備士の資格を取って海外や日本でも働きたい、オーストラリアに来てからこういったプロセスがあることに気が付きその後を目指すなど、計画やタイミングはそれぞれだと思いますが、いずれにしてもその時点からしっかりと留学を生かして計画立てれば、可能性は十分にありますのでどうぞ一つの参考とされてみて下さい。
もちろん状況により個々で異なると思いますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
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