留学を使ってプロになるシリーズ、看護師編の今日は2つ目です。前回の看護師編では、
・オーストラリアで看護師資格Registerd Nurse(RN)を取っただけでは働けない
・オーストラリアの看護師資格を取るには一般的には大学に行く必要があり、学費がとても高い
・働くためには同時進行でオーストラリアの永住権取得(ポイント制)が必要
・英語環境の中で使える高い英語力保持が必要
・従って目指すには相当の覚悟が必要
など、オーストラリアで看護師を目指す事は、不可能ではなく本当に応援しますが、一方で決して簡単な道のりではないこと、特に看護資格を取っただけでは働けない事実があることを認識しながら進めて下さいという内容でした。
また、その際に触れていたのは、決して看護資格を取って働くことだけがゴールではないのではないかと提言をしていたことです。日本に帰国後だってそのスキルや経験を生かして働くことや、海外の他国に一時的に行って看護師としてお手伝い(就労)をしてくるとか、多くの可能性は秘めていると思います。コロナ禍でもある昨今、看護の環境でもボーダレスは続いていると思います。日本にも多くの外国人が看護師を必要とする場面もあれば、海外でも日本人看護師の手が必要なこともあると思います。
よって、今日の留学を使ってその道のプロになるシリーズ、看護師編その2は、看護資格取得ではなく、英語環境での看護師としての経験を積む方法として、アシスタントナース(Assistant In Nurse:AIN)に関してお知らせをしたいと思います。そしてこちらの方が、おそらくとても身近に感じる内容や方法であり、日本での看護師経験がある方もこれからスタートしようと考えている方も、行きやすい道のりであり、英語環境での看護環境の中で、多くの経験ができる内容になるのではと思います。
また、このアシスタントナースの時には、実習もする機会もあり、その後働ける可能性も十分あるのですが、それらの経験を通じて、本当に英語環境でやっていきたいのかなど、ご自身の意向も確認できる機会となると思います。そして、その上でオーストラリアの看護師を目指したいとなれば、そこからその道を進めていけばいいのではと思います。
よって、英語環境での勉強や仕事を通じていろいろなことを考えることができるこのアシスタントナースという方法は、一つの選択肢としてとてもいいのではと提案してみたいと思います。
≪留学を使ってその道のプロになるシリーズ≫
〇 マッサージ師編 〇 美容師(ヘアドレッサー)編 〇 シェフ(調理師)
〇 英語教師編 〇 日本語教師編
〇 チャイルドケア(保育士、幼稚園先生) 〇 看護師編
〇 自動車整備士編 〇 IT編
日本人が持っている技術で海外で求められているものの代表的なものとして日本語教師があります。日本人でなければ成り立たない仕事ですので、分かりやすいと思います。また、すし職人などそういった技術のある方も、海外のいろいろな国で仕事ができるチャンスがあります。こちらも日本特有の技術であり文化なので、海外に需要があります。この様に日本人、また日本特有の技術や文化は、海外では希少であり、また多くの国で受け入れられ求められている内容なので、それらを使って海外で経験することは、引き続きオーストラリアにいたとしても、その後日本に帰国したとしても、他国に行ったとしても、働けるチャンスが広がるので、これからのグローバル時代にはとても有効に働くと思います。
この留学を使ってその道のプロになるシリーズは、お持ちの資格や経験を利用したり、新たに海外で関連する勉強をすることでそれを利用して、海外で働くチャンスをものにしたり、その経験をその後に生かすために関連する内容を取り上げるものです。因みに、手に職系のスキルを持っていたり、勉強をしたりすると海外ではいろいろと重宝される傾向があります。
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オーストラリアの看護師のフィールドのおさらいです。オーストラリアの看護師関連の仕事としては、大きく分けると3つに分かれます。看護師(Registered Nurse:RN)、准看護師(Enrolled Nurse:EN)、アシスタントナース(Assistant In Nurse:AIN)がそれになります。因みにアシスタントナースは仕事柄、日本でいう介護士的な役割も担っています。今回はこの中で、アシスタントナースにフォーカスしてお話をしていきたいと思います。
上記からもお分かりの通りに、オーストラリアの看護者(看護師、准看護師、アシスタントナース)の中で、その入り口に存在している職種です。看護師や准看護師から指示を受けて報告、相談等をしながら仕事をしていきます(通常仕事はペアで行うことが多い)。また、日本の病院でよく「バイタル取って」などど言われていますが、患者さんのバイタルサイン測定(「脈拍」「血圧」「呼吸」「体温」の4つの測定)、意識レベルや症状の観察、血糖測定、呼吸リハビリテーションの指導などもアシスタントナースの役割になります。
併せて、患者さんたちの例えば不自由な日常生活(食事、排せつ、移動動作等)をサポートする役割もあります。そのあたりは日本でいう介護士的な役割も併せ持った仕事となると思います。従って、このアシスタントナースの仕事は、日本の介護士の方も英語環境でのブラッシュアップにもつながる職業かもしれません。
アシスタントナースの仕事内容はおおよそこういった内容となりますが、日本人留学生が、英語環境(オーストラリア)での医療現場を経験したい時に、このアシスタントナースというのはとてもいい内容ではないかと思います。ここにはアシスタントナースになる資格さえ持っていれば、日本人含めて外国人に対して、将来、医療や看護を目指す方々などに、英語の医療現場で仕事ができるチャンスを提供して頂けるためです。
また、アシスタントナースとして働きながらこの経験を積むことで、将来、オーストラリアの看護師等を目指すステップとしてとらえることもポイントです。
因みに、いつものようにSeekでこのアシスタントナースを見てみましょう。こちらを開いて例えばWhatのところにAssistant in NurseとかAINと入れてみると多くの関連する仕事が出てきます。仕事はシフト制でされていることが多い様なので、時給で表現されていることが多い様ですが、30ドル/時前後の給料なので、決して悪くない待遇ではないでしょうか。また、よく見ると多くの採用条件として
Cert III or Cert IV in Individual Support or equivalent for AIN’s essential
というのを見ることができると思いますが、つまりアシスタントナースになるには、このコースを専門学校等で取ることが必要という事となります。
オーストラリアでアシスタントナースになるには、TAFEや専門学校で該当するコースを修了することが前提です。そのコースは通常以下の2つのコースです。
CertificateⅢin Health Services Assistanceコースは、Acute Careとも呼ばれ、主に病院や関連施設等で働くためのコースです。従って、正看護師のアシスタントをするための知識を学ぶコースで、仕事内容的には、直接患者さんに対応することは少なく、看護師などの医療従事者の監督下での対応となります。
これが、Certificate Ⅲ in Individual Supportコースは、Aged Careとも呼ばれ、高齢者のケアや障がい者のパーソナルサポートなど、主に介護について学ぶコースです。従って、仕事的には、直接患者さんに対応していき、エイジドケアセンター(高齢者施設等)で働いていく感じとなります。
この様に2つのコースがありますが、学ぶ内容や修了後の携わる仕事内容が異なるので、どちらがご自身に適しているか、ご判断されてコース選択をしてみて下さい。ただ、現実として、Certificate Ⅲ in Individual Supportコースを設定している学校が多く、こちらのコースの方が患者さんと直接に接することができ、また、現実として、この高齢者施設の場合は、人手不足やその施設の多さなどから、学校に通学中から雇ってもらえるチャンスが多く、その事を含めてこちらを選択される方が多い傾向です。因みに、訪問介護を提供している施設も多いので車の運転ができると採用の際にアドバンスとなる可能性があります。
因みに、それぞれのコースですが、座学だけではなく、実習がコース内の2~3週間程度含まれていますので、そこで実際に英語を使っての実習を行い経験が積めます。また、その時に実習先などでコネクションを作ることで、卒業後の就労に結び付けている方々もいます。
なお、詳細はいろいろとあると思いますが、Certificate Ⅲを勉強してから、その後のDiploma of Nursingを勉強し、このCertificate Ⅲ⇒Diploma⇒Bachelorという流れで、オーストラリアの大学に行き正看護師を目指し、卒業後、卒業生ビザを取得したり、看護師資格Registerd Nurseを取得できるように進むことも可能です。従って、このアシスタントナース経由で、看護師資格取得と就労を目指すプロセスも考えられます(それぞれ入学における相当の英語力が必要)。
主にこちらは、日本人看護師の方で、オーストラリアの看護師を目指すかどうかを悩んでいらっしゃる方に良いプロセスではないかと思います。
いずれにしても実習やその後の就労を利用して、積極的に英語の医療現場でコミュニケーションを取りながら経験を積むことが、その後にとても役立つはずなので、是非そのつもりで臨んで頂ければと思います。
いくつかありますが、Certificate Ⅲ in individual supportもCertificate Ⅲ in Health service Assistanceも学習できるAcademies Australasia collegesについて紹介してみたいと思います。
Academies Australasia colleges
この学校はシドニー、メルボルン、ブリスベン、パースにキャンパスを持っていて、アカウンティングも含めた多くのビジネス系のコースや、チャイルドケア、クッカリー、農業、ITそして今回のアシスタントナースになるためのコースを持っている信頼のおける専門学校です。2つのコースの両方を持っている専門学校は少ないので、今回はこの学校を紹介してみたいと思います。なお、このコースはメルボルンキャンパスで行われています。
・Certificate III in Individual Support (Ageing)
(3学期間=9か月間、2500ドル/学期(7500ドル/コース、600000円))
・Certificate III in Health Services Assistance
(3学期間=9か月間、2500ドル/学期(7500ドル/コース、600000円))
※1豪ドル=80円で計算をした時
※他入学金、教材費等あり
※キャンペーンにより授業料等が安くなります、お問合せ下さい
他にこの分野では、4 Life College(ALG)、Stanley College(パース)、Charter Australia(シドニー)、Imagine Education(ゴールドコースト地域)などの学校が有名です。
因みにこれらのコースは、通常3学期間(約9か月間)で設定しているところが多いです。従って、基本的には学生ビザで就学されることとなります。入学条件として一定の英語力がありますが、学校により異なりIELTS4.5~5.5程度が必要です。従って、この英語力が事前にない場合は、この英語力に達するように事前に語学学校に行かれるか、上記専門学校に併設している又はパスウェイとして考えられる英語学校で一定の期間を就学することで、上記のコースに入学できるようになります。
なお、上記の通りに、資格取得後に働けるチャンスがたくさんあると伝えていますが、この分野の仕事は、早朝含めた午前、午後、夜間などのシフトから成り立っていることが多いです。従って、仕事を得るにはある程度そういった時間帯でも働ける状況が良いので、つまり日本人の方にはワーキングホリデービザでこの仕事を経験するといいのではと思います。もしそのプランで考える場合は、最初に学生ビザでオーストラリアに渡航し、勉強しながら、実習等を通じてその後の働き先の目星をつけて、ワーホリで入りなおし、セカンドなど含めると1~2年間程度(同一雇用主の下6か月間の条件あり)働ける可能性があります。
よって、そういったプランで進めることが一番いいのではと思います。
いかがだったでしょうか。上記はオーストラリアの医療現場で経験を積んでいく方法の内、比較的取り組みやすい方法の紹介でした。この分野を学習し経験するのみでもいいですし、この期間を通じてオーストラリアで正看護師を目指すことを決めてもいいですし、多くの事で判断ができやすい内容となると思います。
また、オーストラリアで看護師を目指さない場合は、日本帰国後等に、この英語の医療現場経験を生かした就職活動につながると思います。日本の医療現場はどの環境でも人手不足であると思いますので、常に募集等はあると思いますが、少しでもご自身の待遇などに反映させるために、この経験を生かして頂ければと思います。
また、当然、この経験を通じてオーストラリアの看護師を目指すのであれば、すでに医療現場も経験しているので、大学で学習する際や実習をする際にもとても役立つ内容になると思います。
従って、どちらのプロセスを踏むにもこのアシスタントナースを経験することはいい影響を及ぼすこととなると思いますので是非、参考としてみて下さい。
なお、ワーキングホリデービザを使って上記のCertificate III in Individual Supportを勉強しながら、その後に有給インターンシップとして働くプランもあります。ワーホリで全てをこなしたい方はこの方法もいいかもしれません。
すでに資格や経験をお持ちの方、オーストラリアに来てから挑戦をする方など様々のケースがあると思います。また、目的によってどこまで何をするかも違ってくると思います。従って、計画やタイミングはそれぞれだと思いますが、いずれにしてもその時点からしっかりと留学を生かして計画立ててその後の可能性を検討されてみて下さい。
もちろん状況により個々で異なると思いますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
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