オーストラリアとアメリカは留学生の間で1、2を争う留学先人気国です。
オーストラリアとアメリカ、どちらも英語圏でそれぞれに魅力があるために、留学でどちらの国に行こうかと悩んでいる人も多いのでは?
まず、この2国の大きな違いとして、アメリカにはワーホリ制度がないこと、また、学生ビザでは就労が許可されていない点が挙げられます。これについては後ほど詳しく解説します。
そのほか各国の基本情報や留学の条件、詳細、またオーストラリアとアメリカを比較してどのような人に留学をおすすめできるのかも解説していきます。
オーストラリアとアメリカどちらの国が、どのような目的を持った留学(語学・専門学校・大学)に向いているのでしょうか。
オーストラリアは、専門学校(TAFE)や大学の数も多いことから、多くの選択肢から自分の興味や予算、期間にあったコースを提供している学校を選ぶことが可能です。
またオーストラリアに存在する大学は、43校のうち39校が国立大学です。教育クオリティーを保つために、政府が大学を管理しているため、オーストラリアの大学では水準の高い教育を受けることが可能です(参照:オーストラリア貿易投資促進庁)。
学生ビザの期間の上限もないことから、時間をかけて留学をしたいという人にもおすすめです。
アメリカの4年生大学は、スタンフォード大学やハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など世界的に有名な名門大学や、専攻にとらわれず幅広い分野の知識・教養を身に着けることを目標としたリベラルアーツカレッジが存在します。
また、職業訓練や実践的な教育を目的とした州立2年生大学のコミュニティ・カレッジなども存在し、4年生・2年生大学合計で4,000校を超える選択肢のなかから自分の学習目的・予算に合った学校を選ぶことができます。
アメリカの教育レベルは世界1と言われるほどで、質の高い最先端の教育を提供している大学が多く存在します(世界の大学ランキングトップ20校にはアメリカから14校選出)。日本国内でも広く認知されている大学が多いため、日本での就活やキャリアアップを見据えて留学する人に向いています。
また、世界トップレベルの演劇や音楽、ダンスを学ぶことができる名門芸術大学もアメリカにはそろっているため、アメリカでしか学ぶことができない世界トップクラスの芸術を学びたいという人にもおすすめです。
オーストラリアでは、「アボリジニ」と呼ばれる先住民がオーストラリア全土で狩猟、採取をしながら、平和な生活を営んでいました。しかし、1770年4月にイギリス人であるキャプテン・クック一行がシドニー湾近郊に上陸したことから、イギリスの植民地としてのオーストラリアの歴史がはじまります。
植民地支配後はイギリスの流刑地として多くの囚人たちが1868年に打ち切られるまでオーストラリアに送られ続け、先住民である「アボリジニ」は迫害を受け続けました。
19世紀には、後羊毛業や鉄鉱石の採掘などでオーストラリア国内の経済が安定し、独自の発展を遂げたことから、イギリスの植民地ではあるものの、イギリス式の憲法や議会制度をもとにした統治を行うことを前提とし、イギリス政府より自治権を与えられました。
自治権を与えられたタイミングで、ゴールド・ラッシュが始まり、世界中から一攫千金を夢見る移民が押しかけ、人口が急増。ますます自治領としての勢いを増し、独立への声が高まっていきます。
その声を受けて、1901年には、6つの植民地から成る「オーストラリア連邦」が、イギリスの連邦国として誕生しました。
現在のオーストラリアは、約2200万人が暮らす国家へと成長しました(2020年10月時点)。国民の29.7%が海外で出生し、毎年10万人単位で移民がオーストラリアにわたってくる多国籍な国家です(参照:オーストラリア統計局)。
約3万年前、アメリカ大陸各地では、当時1000万人以上いたとされる「ネイティブアメリカン」と呼ばれる先住民が、各々の部族ごとの文化を築き平和に暮らしていました。しかし、1500年ごろに、ヨーロッパからやってきたコロンブス一行によってアメリカは新大陸として発見され、「ネイティブアメリカン」たちは侵略してきたヨーロッパ人たちに迫害を受けました。
その後、アメリカ大陸はヨーロッパ各国から植民地支配を受けたのち、権力を握ったイギリスから「大英帝国」の一部として植民地支配を受けます。イギリスは1700年代中盤までアメリカへの支配を「有益なる怠慢」と呼ばれる自由放任主義のもとに行い、アメリカにある程度の自由を与えたため、アメリカは植民地でありながらも経済的な発展を遂げました。
しかし、イギリスはアメリカへの自由放任主義体制での植民地支配を改め、植民地経営に乗り出したしたことため、アメリカ国内では独立の声が高まりイギリスからの植民地脱却を目的とした独立戦争が勃発しました。
アメリカは戦時中に「独立宣言」を発表し、1783年にはパリ条約の元「アメリカ合衆国」としての独立が達成されました。
独立後は、数々の戦争での勝利や大規模な工業化政策により世界中で勢力を増し、現在では、世界最大の経済大国となっています。
オーストラリアは世界6番目の国土面積を誇っています(約770万平方キロメートル)。日本の国土面積は約38万平方キロメートルであるため、オーストラリアは日本の約20倍の大きさとなっています。
首都はキャンベラですが、人口は他都市の方が多く、主にシドニーとメルボルンの2都市に集中しています。代表的な都市として、シドニーやメルボルン、ゴールドコースト、ケアンズ、パースなどが挙げられます。
アメリカは約953平方キロメートル、日本のおよそ25倍の国土面積を誇っています。
アメリカの首都はコロンビア特別区、通称ワシントンD.Cですが人口はニューヨーク州に位置するニューヨーク市やカリフォルニア州に位置するロサンゼルス市に集中しています。代表的な都市として、シカゴ市やヒューストン市、サンディエゴ市などが挙げられます。
オーストラリアの主要都市(シドニー・ブリスベン・ケアンズ・ゴールドコースト・パース)と、日本の主要都市(東京・大阪)へは、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、カンタス航空の全て、またはいずれかが就航しています。
成田国際空港から、オーストラリア最北端の国際空港であるケアンズ空港までは、約7時間40分、シドニー空港までは約9時間40分の飛行時間となっています。
アメリカの主要都市(サンディエゴ・サンフランシスコ・ロサンゼルス・ダラス・シカゴ・ニューヨーク・ボストン・ホノルル・ワシントンD.C・ヒューストン・サンノゼ)と日本の主要都市(東京・大阪)へは、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空の全て、またはいずれかが就航してます(直行便・経由便含む)。
成田空港から、アメリカの主要空港であるロサンゼルス空港までは約10時間10分、ニューヨークの空の玄関口と呼ばれるジョン・F・ケネディ国際空港までは約13時間の飛行時間となっています。
(参照:オーストラリア気象庁)
オーストラリアは、南半球に位置するため、日本とは季節が逆転します。
広大な国土を持つオーストラリアでは、地域によって気候が異なります。一般的に北部沿岸は雨季・夏季の存在する熱帯、中・南部沿岸は四季の存在する温帯、冷温帯、そして、大陸中央部は砂漠気候です。
オーストラリアは場所に関わらず夏季は日差しが強く、日焼け止めクリーム・サングラスなどの紫外線対策がかかせません。冬季は都市によって暖かいところもあれば、氷点下まで冷え込むところもあります。
(参照:アメリカ国立気象庁)
アメリカは国土が広いため、気候は地域によってさまざまです。アメリカ東海岸北部では、一般的に夏は涼しく、冬は冷え込みが厳しくなります。南部では暖かく湿った気候が特徴です。
一方、西海岸南部では、年間を通して暖かく晴天の日が多く、北部に行けば段々と涼しく、曇りがちになるという特徴があります。内陸部では乾燥した砂漠のような気候となります。
オーストラリアは、国内においても時差が発生します。また、シドニーが位置するニューサウスウェールズ州、メルボルンが位置するビクトリア州、アデレードが位置する南オーストラリア州、タスマニアが位置するタスマニア州、そしてオーストラリアの首都であるキャンベラが位置するオーストラリア首都特別地域ではサマータイム制度を導入しているため、夏季と冬季では日本との時差も異なります。
留学生、ワーキングホリデーメーカーに人気の大都市シドニーとメルボルンでは日本との時差は最大で2時間、その他地域でも日本との時差は最大前後2時間までとなっています。
アメリカも国内での時差が発生します。アメリカには東部標準時・中部標準時・山岳部標準時・太平洋標準時・アラスカ標準時・ハワイ・アリューシャン標準時の6つの時間区分が存在します。
また、ハワイ州とアリゾナ州を除くアメリカ全土でサマータイム制度を導入しているため、夏季と冬季では日本との時差も異なります。
多くの留学生に人気のニューヨークでは日本との時差は最大で14時間、ラスベガスでは最大で17時間となっています。
オーストラリアでは「オージーイングリッシュ」と言われる英語が使われています。イギリスの植民地支配を受けていた影響もあり、イギリス英語がベースとなった英語ですが、オーストラリア独自の英語として発展しています。
代表的なものに、a「エー」は「アイ」と発音されるという特徴があります。「Today」の場合は「トゥデイ」ではなく「トゥダイ」と発音します。
アメリカでは「アメリカ英語」と呼ばれる英語が使われています。街中で見かけたり、学校で習う英語はアメリカ英語であるため日本人にとっても大変馴染み深い英語です。
アメリカ英語では、「t」が母音に挟まれた場合、日本語の「ら行」に近い音に変化し、(例:Set up 「セラップ」)「O」は「ア」に近い音で発音されるなどの特徴があります(例:Hot「ハット」、Coffee「カフィ」)。また、一般的に「R」の音が強く発音されます。
アメリカでは、人種や出身地によっても話される英語の訛りが大きく異なります。また、不法入国・滞在者も多く、ビザや永住権の申請にも英語力の証明が必要ないので英語が話せない人も一定数存在します。
2020年にInstitution for Economic & Peace(IEP)が行った世界平和指数調査によると、163ヵ国中オーストラリアは13番目に平和な国であると報告されました(参照:Institution for Economic & Peace (IEP))(参考:日本は9位)。
テロの脅威や人種差別の恐れも、欧米諸地域(アメリカ合衆国やカナダ連邦)に比べ少なく、安心して暮らすことができるでしょう。
Institution for Economic & Peace(IEP)が2020年に行った同調査によると、アメリカは163ヵ国中121番目に平和な国であると報告されました(参照:Institution for Economic & Peace (IEP))。
残念ながら、アメリカはオーストラリアや日本に比べると治安はよいとはいえません。スリや置き引き、空き巣被害などの軽犯罪が頻発していますので、常に身の回りには細心の注意を払っておくとよいでしょう。また、アメリカは銃社会であることも念頭に置いて行動するべきでしょう。
アメリカでは、人種差別や宗教対立、移民・難民の受け入れなどに関する社会問題から、デモやテロの脅威が高まっています。外務省からの安全対策情報を随時確認するなどの習慣をつけておくとよいでしょう。
オーストラリアの災害は主にクイーンズランド州北部で起こる洪水やサイクロン、夏季に発生する森林火災が挙げられます。日本と違い地震や土砂崩れは近年観測されていません。
アメリカでは地域ごとに異なる自然災害が発生しています。フロリダ州やルイジアナ州をはじめとする南東部で発生するハリケーンや地震、津波、洪水、土砂災害、干ばつなど日本同様の多種多様な自然災害に見舞われています。
オーストラリア準備銀行(Reserve Bank of Australia)によるとオーストラリアでは、1991年に経済成長率が一度マイナスを記録して以降、新型コロナウイルス感染症が世界中の経済に大打撃を与えた2020年に至るまで毎年安定した経済成長を続けていました(参照:Reserve Bank of Australia)。
オーストラリアは今回の新型感染症に対する政府の対応が迅速で適格であった為、国内のGDP損失は他国に比べ最小限に抑えられています(参照:オーストラリア統計局)。オーストラリア準備銀行は、2021年6月にはGDPは再度成長方向に向かうだろうと予想をしています(参照:Reserve Bank of Australia) 。
アメリカの経済は1953年から新型コロナウイルス感染症が世界中の経済に大打撃を与える前の2019年に至るまで多少の浮き沈みはあったものの毎年成長を遂げていました(参照:アメリカ統計局)。
アメリカは今回の新型感染症により経済に一時甚大な被害を及ぼしましたが、2020年の第4期の報告では、アメリカのDGPは1.1%のプラス成長を果たし、徐々に回復方向に向かっています(参照:アメリカ統計局)。
オーストラリア統計局が2020年におこなった調査によると、オーストラリア国民の平均世帯年収は82,156豪ドル(約700万円/1豪ドル85円換算)となっています(参照:オーストラリア統計局)。
アメリカ統計局が2019年に発表したデータによると、アメリカ国民の平均世帯年収は65,712米ドル(約715万円/1米ドル108円換算)となっています(参照:アメリカ統計局)。
全体的にシドニーはニューヨークや東京に比べて物価が高い傾向にあります。しかし、家賃においてははニューヨークが高価格水準となっています(参照:Numbeo) 。
項目 | シドニー | ニューヨーク | 東京 |
コーラ(330ml) | 263円 | 235円 | 148円 |
水(330ml) | 223円 | 190円 | 109円 |
牛乳(1L) | 144円 | 131円 | 207円 |
マクドナルドセット | 1020円 | 979円 | 700円 |
ビール(330ml) | 504円 | 330円 | 387円 |
タバコ1箱(マルボロ) | 2,900円 | 1,631円 | 520円 |
1ベッドルームの家賃(1ヶ月) | 21万円 | 33万円 | 13万円 |
公共交通機関(1ヶ月) | 1万8,000円 | 1万3,000円 | 1万5,000円 |
(1豪ドル85円換算、1米ドル108円換算)
オーストラリアで留学生やワーホリの人たちに一般的なレストランのウェイターやキッチンハンドの賃金を見ていきます。
オーストラリアでは、ウエイターの平均時給は17.57豪ドル(約1500円/1ドル85円換算)(参照:Payscale)、調理補助の平均時給は19.47豪ドル(約1,700円/1ドル85円換算)(参照:Payscale)です。
オーストラリアを含む、欧米豪の国では、キャッシュジョブという違法労働がまかり通っているのが事実です。
特に英語力が低い留学生は職を得るチャンスが少なく、雇用主から法定賃金以下の給与しか支払われないということもあります。
また違法労働が発覚した場合には、雇用主だけでなく、従業員にもペナルティーが課され、強制帰国となる可能性があることを把握しておきましょう。
アメリカでは、基本的に学生ビザで滞在をしている海外留学生のアルバイトは許可されていません。
生活費はどの都市に住むのかということでも大きく変わりますが、ここではオーストラリアはシドニー、アメリカはニューヨークを例に挙げ見ていきます。
項目 | シドニー | ニューヨーク |
家賃*・光熱費 | 約4万円~8万5,000円 | 約5万円~11万円 |
交通費 | 最大で約1万7,000円 | 最大で約1万5,000円 |
通信費 | 約3,400円~5,000円 | 約5,000円 |
食費 | 約1万5000円~1万7000円 | 約2万円 |
交友費 | 約5万円 | 約5万円 |
合計 | 約13万5,000円~18万4000円 | 約17万5,000円~27万5,000円 |
※ここではシェアルーム2~4人の場合を想定しています。
(1豪ドル85円、1米ドル108円換算)
オーストラリアでは、条件を満たせば就労ビザの取得が可能です。この条件とは主に、政府が毎年更新をする「職業リスト」という今国内で不足している職業の一覧に職業が記載されていること、英語力を一定レベル以上保持していること(さまざまな種類のテストが英語力の証明として認められていますが、一般的なものはIELTS)、または、ビザ取得のスポンサーをしてくれる企業があることが最低条件ですので簡単に取得できるとは言えないでしょう(参照:オーストラリア内務省)。
アメリカの就労ビザ取得には、4年生大学以上の学位か、それ相当の実務経験があることが前提です。申請職種は4大卒以上の知識を必要とする専門職であり、大学の学位と関連した職である必要があります。また、ビザのスポンサーをしてくれる企業が労働市場の平均賃金以上の給与を払う必要があります。
申請は毎年4月1日に受付を開始し、実際に就労が可能になるのは同年の10月1日からとなります。毎年ビザ発行上限件数は決まっているため、就労ビザ希望者は、はじめに全申請者のなかからコンピューターによる抽選で数を絞られ、その後申請内容を精査されるので簡単に取得ができるとは言えないでしょう(参照:アメリカ国務省)。
オーストラリアでは、オーストラリア政府から認定を受けている教育期間にて、認定されたコースを2年間(92週間)以上学習し、修了した場合は、オーストラリアでの就労を2年間以上許可される卒業生ビザの申請をすることが可能です(参照:オーストラリア内務省)。
アメリカには、OPT(Optional Practical Training)と呼ばれる卒業生ビザに値する制度が存在します。「F1」という種類の学生ビザでアメリカの大学または大学院で1年以上フルタイムの学生として在学し、6ヶ月以内に失効予定のないパスポートを有する留学生は、学校を卒業後、最長1年間アメリカに滞在をすることが可能です。この制度は、留学生が学んだことを活かして企業研修することが目的ですので、職種は自分の専攻した学問に関係するものでなくてはならない、有給でも無給でもかまわないが、OPTの1年間のうち無職でいられる期間は累計で90日以内などとさまざまな制限があります。
また、科学・技術・工学・数学の学位を取得した学生は2年までのOPTの延長が認められています(参照:米国市民権・移民業務省)。
オーストラリアでは、同性、異性間での結婚、事実婚関係が認められた場合、パートナービザを取得することが可能です。
アメリカでは、同性、異性間 (異性間の場合は事実婚)での婚姻関係が認められた場合、パートナービザを取得することが可能です。
条件を満たせば職業ビザ、パートナービザから永住権に繋がる可能性もあります。
家族の誰かが既に永住権の取得を目指す国に住んでいる、ある一定額以上の投資を永住権の取得を目指す国しているという条件下で永住権を取得できるビザも存在します。
また、アメリカには永住権の抽選制度が存在します。毎年、国籍によって決まった数の永住権の枠が割り当てられ、希望者の中から抽選で当選した人に永住権が付与されるという制度です。日本人の場合はおおよそ100倍の倍率であると言われています。
(これらの情報は全て2021年4月19日時点の情報です。)
オーストラリアには2018年10月時点で9万8,436人、アメリカには同時点で42万6,206人の日本人が暮らしています(参照:オーストラリア:外務省、アメリカ:外務省)。オーストラリアは、2018年時点で、世界で3番目、アメリカは1番目に在留邦人数が多い国です(参考:イギリス:6万6,192人、カナダ:7万3,571人)。(参照:外務省)
オーストラリアには2018年10月時点で722社、アメリカには8,929社もの日系企業が進出しています(参照:オーストラリア:JETRO、アメリカ:JETRO)。オーストラリアには、物流、観光、技術開発に関連する企業、アメリカには、製造、自動車類、医薬品製剤製造に関連する企業が主に籍を置いています。
オーストラリアはかつてイギリスの植民地であったことから食文化においてもイギリスの影響を強く受けています。残念ながら、イギリスでは食文化が発達しなかった影響もあり、オーストラリアでも食文化はそれほど発達しませんでした。
しかし、オーストラリアでは現在さまざまな国からの移民が暮らしています。彼らがオーストラリアに持ち込んだ多様な食文化が、今ではオーストラリアの食文化として発達しています。
オーストラリアはコーヒー文化が発達している国でもあります。特にメルボルンは世界コーヒー三大聖地とも呼ばれ、街中には多くのカフェが立ち並んでいます。
アメリカは、さまざまなバックグラウンドを持つ移民によって作られた国であるため、世界の多種多様な食文化が融合しながら成り立ち、発達してきました。
アメリカは、広い国土の中に人口が分布しているため、効率よく食品を生産し、配給できるようにはやくから食品製造のオートメーション化が進んだ影響や、世界に先駆けて女性の社会進出が進んだ影響により、家庭で手軽に調理できる冷凍食品やレトルト食品、缶詰などの加工食品が重宝されています。
また、世界的に有名なファストフード店の多くはアメリカ発祥ということからも分かるようにハンバーガーやフライドチキン、ピザなどのファストフードもアメリカでは好んで食されています。
オーストリアは豊かな自然と人工的な美しい建造物の融合がうまく行われている都市が多くあります。シドニー市内には、2007年に世界遺産に登録されたオペラハウスや、シドニーのシンボルマークともなっているハーバーブリッジ、また郊外に足を伸ばせばブルーマウンテンズと観光には事欠きません。
シドニー以外にも、美しい19世紀に建てられた美しい西洋風の建物が並ぶメルボルン市街や、アボリジニの聖地として知られているエアーズロック(ウルル)など見所は多く存在します。
アメリカは広大な国土に多くの観光地が分布し、それぞれに特徴があります。例えば、ニューヨークには、誰もが一度はテレビや映画を通して目にしたことがあるであろうタイムズスクエアやニューヨークと隣町のブルックリンを結ぶブルックリンブリッジ、反対側の西海岸に行けば、ロサンゼルスのハリウッドや大人のエンターテインメントであるカジノが集う町ラスベガスなど観光には事欠きません。
広大な大地を有すアメリカならではの、雄大な自然を楽しみたいという場合は、アリゾナ州のグランドキャニオンもおすすめのスポットです。
オーストラリアは「No Worries」、直訳すると「心配ないよ」という言葉が日常的によく使われます。この事からもわかるようにオーストラリア人は比較的リラックスした国民性であると言われています。
また、初対面の人に対しても「G’Day Mate(こんにちは、友達)」という挨拶もよく使われ、非常にフレンドリーで仲間意識の強い人が多い国です。ユーモアやジョークを好み、初対面の人でもすぐに打ち解けることができる人が多いのもオーストラリア人の特徴でしょう。
ハリウッドで活躍中の女優、ニコール・キッドマンや、俳優のヒュー・ジャックマンもオーストラリア出身です。
アメリカは、「人種のサラダボウル」と言われるほどさまざまな文化圏の人々が暮らしています。そのような背景から、それぞれの文化の違いを認め、個性を重んじる人が多い国です。また、自由や権利、平等に対する意識が高く、自分の意見や権利をはっきり主張する人も多い傾向にあります。
初対面の人にもフレンドリーで愛国心の強い人が多いことも特徴です。
ハリウッド俳優のトム・クルーズや、俳優のアンジェリーナ:ジョリーもアメリカ出身です。
6歳以上の人で(18歳未満は保護者の許可が必要)オーストラリアの政府に登録されたコースを3ヶ月以上、フルタイムで学習する留学生が対象。また、留学生保険(OSHC)に加入する必要や、オーストラリア一時滞在の目的が、自国では受けられない教育をオーストラリアで受ける為である旨を示すGenuine Temporary Entrant Requirement (GTE)という作文を提出する必要があります(参照:オーストラリア内務省)。
アメリカの政府に登録されたコースをフルタイムで学習する留学生が対象。SEVISという留学生の情報を管理するためのシステムの使用料350米ドル(約3万8,000円/1米ドル108円換算)の支払いや、最低1年分の留学の費用を賄えることを証明する財政能力証明書の提出、最寄りの米大使館または領事館で面接を受ける必要があります(参照:アメリカ国務省)。
オーストラリアでは、学生ビザを所有している留学生は就労が許可されています。オーストラリアでは学期中、2週間で40時間まで働くことが可能です。学校の休暇中はフルタイムで働くことも可能です(参照:オーストラリア内務省)。
アメリカの学生ビザ所有者は、基本的に学校内のみでの就労が週20時間まで許可されています。学校外での就労は原則認められていません(参照:米国市民権・移民業務局)。
費用は滞在期間、場所、生活スタイルなど、どの学校を選ぶかということによっても変わります。オーストラリア政府はビザ申請時に、生活費や学費、帰国時にかかる旅費を最低限持っているか、滞在中に工面できるのかということを確認していますので、オーストラリア政府が推奨する最低限の生活資金を証明する必要があります。詳細は別ブログ「オーストラリアの留学費用と予算【学生ビザ編】」をご覧ください。
オーストラリアの学生ビザには年齢や滞在年数制限がないため、柔軟な留学プランをたてることが可能です。例えば、語学学校への留学から始まり、オーストラリア政府運営の専門学校TAFE(テイフ)に進み専門知識、技術を身に着ける道や、オーストラリアの大学に3年間進学し、学位を取得するという道もあります。
費用は留学期間や場所、生活スタイル、どの学校を選ぶかということによっても変わります。アメリカ政府はビザ申請時に、生活費や学費、帰国時にかかる旅費を最低限持っているかということを確認していますので、アメリカ政府が推奨する最低限の生活資金を証明する必要があります。
アメリカの学生ビザは、アメリカ国内での延長ができないため、渡米前に学習プランを練っておくことが必要です。例えば、語学学校への留学から始まり、地元密着型の州立2年生大学(コミュニティ・カレッジ)に進み、費用を抑えながらも学位を取得する道や、世界トップクラスの演劇などを専門学校で学ぶという道もあります。
「オーストラリア、アメリカの違いはよく分かったけれど、ビザの申請が複雑すぎてよくわからない」「やっぱりまだ留学に行くべきなのかよく分からない」などとお思いのそこのあなた。留学は誰にとっても一大決心です。疑問点、心配事などたくさん出てくると思います。
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