オーストラリア・カナダは留学するならどっち?物価や留学費用を...
オーストラリアとカナダは、必ずといっていいほど留学先として検討される人気な留学先です。 国別日本人留学生数のランキングで…
先日、アデレードのILSC / Greystone Collegeで行われたSA州のお話と関連するビザについてのウェビナーに参加しました。内容としては、以前、ジャパセンのブログ記事でも取り挙げたように、SA州含めて地方都市は、就労ビザや永住権取得に向けて多くの点で有利なことがあるという内容でした。
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特に現在SA州では、Subclass491 の暫定永住権が人気があり、これにて永住権に結び付けて行っている方々が多いとのことでした。この内容も以下に詳しくお知らせさせて頂ければと思いますが、びっくりしたことと、人気である裏付けとして、このSubclass491 やSubclass494の
地方ビザにはMedicareが付いてくる
という事です。
オーストラリアに長く住んでいる方はお分かりだと思いますが、メディケアとはオーストラリアの国民健康保険で、日本人であれば永住権を持っている人であれば付与されるものです。いわゆるGPに行った時に無料で診察を受けることもできたり、入院費用も然りの国民健康保険です。
つまり、このMedicareが付与されていない日本人など外国人は、それを賄うための保険加入が義務付けられており、いわゆるそれが、学生ビザであればOSHC学生保険であり、就労ビザ、卒業生ビザ、パンデミックビザであれれば、OVHC保険の事となります。いずれもビザ取得には必須の保険となります。
それが、この地方ビザ、Subclass491と494には、メディケアが付いてくるというのです。Subclass491は暫定永住権ですのでまだ永住権ではないし、Subclass494においては、就労ビザなので、通常は保険加入が必須なのですが、それが不要という事です。つまり、就労ビザとして一般的にメジャーなビザSubclass482(TTSビザ)は、OVHC保険加入が必須なのに、この地方就労ビザは、OVHC保険加入が不要で、Medicareが付いてくるという事です。
The Department of Health has declared that holders of the new regional visas will be ‘treated as being an eligible person’ for the purposes of the Health Insurance Act.
This means that migrants on the new Subclass 491 and 494 visas will be able to apply for Medicare to cover their stay period.
これってすごくないですか?恐らく、この点も含めて今、Subclass491と494が人気なのだと思います。
地方ビザには先に挙げているように、Subclass491と494があります。前者が暫定永住権で後者が就労ビザです。494からも将来的に永住権の目がありますが、ここでは、人気の暫定ではありますがその後、直接に永住権につながる491に関して、どう有利なのかを見て行きたいと思います。まずはお浚いです。
Subclass 491 技術地域の永住権(Skilled Work Regional (Provisional) Visa)
自力のみではなく、オーストラリアの地方地域がサポートしてくれることによって取得できる永住権。ただし、このビザは上記にも記載がある通り、『Provisional』とありますが、意味としては『仮の、暫定的な』という意味ですのでまだ正式な永住権ではありません。このビザを取得後に一定条件をクリアすることで永住権の取得の可能性が出てくるものです。
こちらは、シドニーなどの大都市では取得が難しいもので、地方の地域で不足している職種の技術を持っている人を招待する(される)事で取れるものです。当然取得後はその地域に住むことが必要であり、また、3年間働くことなどによって正規の永住権に移行することができます。この永住権はSubclass 191というものとなります。
因みに一つの考え方として地方に行けば行くほど不足している職種が求められる傾向があり、予め地方を狙って住む、学習する、仕事をするなどをしていく事は、ポイントを稼ぐことにもつながるのでそれを見据えるのであればそういった面も大きく響く特長となります。
このビザは、ポイント制ですので、サンプルとして詳細を見ていきましょう。
実際に上記を使ってご自身でも点数を出してみて下さい。サブクラス491を選択するところからスタートします。Subclass491に限っては実は、地方政府から15点ももらえるので65点をクリアーする方は結構いらっしゃるのではないかと思います。この点が、このSubclass491の人気の秘密です。サンプルとして実際に以下の通りに出てきました。
Your total points summary
Age: 25
※33歳~40歳のカテゴリーで選択しています(2番目に高い点数)
English language skills: 10
※IELTS7.0ポイントを持っているとして計算(最低IELTS6.0以上が必要で6.0の場合は0点)
Work experience outside Australia: 0
※申請に関連する技術での社会人経験は日本ではなし
Work experience in Australia: 5
※関連する技術において1年から3年未満で選択(卒業生ビザなどでこれをクリア)
Qualifications: 10
※関連する技術においてオーストラリアでDiplomaを取得
Australian study requirement: 5 注目点
※オーストラリアの学校で関連する技術を学習した
Specialist education qualification: 0
※オーストラリアで修士博士課程を勉強したか(なし)
Accredition in community language: 0
※NAATIなどで翻訳通訳の資格をとったか(なし)
Study in regional Australia: 5 注目点
※指定された地方地域でDiplomaなどの就学をしたか(はい)
Partner skills: 10
※独身である
Professional year in Australia: 0
※Professional yearで勉強しそれを修了したか(いいえ)
Nomination or sponsorship: 15 注目点
※地方政府からスポンサーを得ているか(はい)
Your points total: 85点
内容は個々で異なると思いますが、おおよそ上記のあたりが加算されていくのではと思います。いかがでしょうか。かなり高い点数が取れる可能性があると感じられるのではないでしょうか。仮にIELTSが6.0ポイントでも上記のままなら75点なのでまだ余裕があります。これには以下の秘密があるからです。
Australian study requirement: 5 注目点
※オーストラリアの学校で関連する技術を学習した
Study in regional Australia: 5 注目点
※指定された地方地域でDiplomaなどの就学をしたか(はい)
Nomination or sponsorship: 15 注目点
※地方政府からスポンサーを得ているか(はい)
まず、Subclass491で申請する時、地方州政府からスポンサーを受けるので、それにて15点がもらえます。そして仮に関連する技術の勉強をその地方の州政府と同じ地域(別の地域でも可能)で勉強をした際に5点がもらえます。そしてこれは、地方都市や地域でなくてもいいのですが、オーストラリアの教育機関で勉強をしたのであれば(Diploma以上)5点もらえます。
≪まとめ≫
地方州政府からスポンサーを受けて15点がもらえます
関連する技術の勉強を地方地域で勉強をした際に5点がもらえます
オーストラリアの教育機関で勉強をしたのであれば(Diploma以上)5点もらえます
ご覧頂ければお分かりの通りに、上記だけでクリア点の65点のうち、25点ももらえます。これに年齢点、独身であることなどは普通に加算できるでしょうし、更に英語点、就労経験からの点があると、恐らく盤石となるのではと思います。
シドニー、メルボルンなど、大都市で勉強することのメリットはもちろんありますが、地方で勉強することのメリットもこうやってたくさんあります。
上記の様にそこで勉強することで5点がもらえることもそうですが、そこに住み、勉強をし、学ビザの時にも働いたり、卒業生ビザで働いたりすることで、その地域でのスポンサーも得やすくなり、当然生活スタイルもわかっているので、慣れ親しんだところでの永住権取得も可能となります。そしてもちろん取得後はどこに行っても良いので、そういった意味で地方から攻めてみることも一理あると思います。
シドニー、メルボルン、ブリスベンのMajor City以外がこれらの地方都市や地域にあたりますが、日本でなぞらえると、東京、大阪、名古屋以外が地方都市という感じです。つまり、札幌、仙台、横浜、京都、広島、博多などで住んで勉強して働くことがそこまで抵抗あるかというと、きっとそんなことはないですよね?いずれも引き続き大きな都市です。
オーストラリア地方Regionalで専門学校を選択するメリット
今回挙げた、SA州であれればアデレード、そして、パース、ゴールドコースト、ウーロンゴン、ニューキャッスル、ケアンズなどまだまだ普通に大きな都市もオーストラリアにはたくさんあります。しかしそれらは地方都市に指定されているので、状況を当てはめることもできるのです。
クッカリーやチャイルドケアなど、どの地域にいてもまだまだ永住権や就労ビザに結び付いていく可能性がある職業もありますが、マッサージやヘアドレッサーはなどは、もともと189などのポイント制の永住権の対象外の職業であり(現時点では)、また482の就労ビザも4年間出る方の就労ビザではなく2年間なので、その後の雇用主指名に結び付けることができませんが、この州政府からのスポンサーを得るのであれば、その職種が設定されているのであれば、マッサージやヘアドレッサーなどの職業であってもSubclass491から永住権に結び付けることも可能です。
以前お伝えした、サンプルとしてSA州の現在のスポンサー内容を見てみると、例えばリストに
Hairdresserで
190 eligibility – Currently working in your nominated or closely related occupation for the last 12 months in Greater Adelaide or the last 6 months in outer regional South Australia
491 eligibility – Currently working in your nominated or closely related occupation for the last 6 months in South Australia
Massage Therapistで
491
Currently working in your nominated or closely related occupation for the last 12 months in Greater Adelaide or the last 6 months in outer regional South Australia Employment must be in a hospital, aged or disability care setting or an allied healthcare setting, such as a physiotherapy clinic
とも記載されており、これらの職業であっても十分に可能性が出てくるのです。
ジャパセンでは、当然、そういった地方都市での学校紹介もできますし、専門学校やTAFEなどに行く前の英語学校なども、冒頭のILSC / Greystone Collegeなどで勉強して、その先を見据えるという方法だって考えられます。大都市よりも物価も安いし住みやすい環境下でもあるので、今後は地方都市からという事も考えて対応をされることも一考ではと思います。
≪留学を使ってその道のプロになるシリーズ≫
〇 英語教師編 〇 日本語教師編
〇 チャイルドケア(保育士、幼稚園先生)編 〇 シェフ(調理師)編
〇 看護師(正看護師)編 〇 看護師編2(アシスタントナース)
〇 マッサージ師編 〇 美容師(ヘアドレッサー)編 〇 自動車整備士編
〇 IT編 〇ビジネスマネジメント編
いかがだったでしょうか。今日は、地方ビザがMedicare対象のビザである案内から実際に地方ビザの一つであるsubclass491ビザから永住権獲得の可能性の高さなどをお知らせしました。
いずれにしても皆さんの状況は異なると思いますし、個々のプラン立ても異なると思いますが、良い形でアドバイスができるように動いていければと思います。どうぞお気軽にご相談ください。
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ジャパセンは、長年、留学エージェントとして運営してきています。上記の様な必要な情報を多く兼ね備えていますし、その情報を基に皆さんのご希望に沿った適した学校の案内を得意としています。
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留学に向けて大事なことは、まずは留学をしたいことの目的は何か、それにより将来どうされたいか、などだと思います。ジャパセンではそちらをお伺いして、その目標に沿ったプランを提示させて頂きます。そこには渡航の準備もあるでしょうし、ビザの知識も必要です。また、各学校の特長(地域、授業料、システム、雰囲気など)などもお伝えしながら、良い留学になれる様に、良いコース選択ができる様にサポートをしています。
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