卒業生ビザが2年間以上になることからの好影響

卒業生ビザをますます活用しよう！

去る、11月25日に

Further support for international education sector and international students

という事で、政府は留学（教育）業界に対してより的を絞った措置を行うと発表しました。具体的にはそれは、その業界への支援と、留学生の皆さんへはSubclass485の卒業生ビザのこととなります。その卒業生ビザに関して具体的に以下の通りにお知らせをします。

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11月25日発表による新しいビザの設定内容とは

• Temporary Graduate (subclass 485) visa holders who have been unable to travel to Australia as a result of COVID-19 international border restrictions will be able to apply for a replacement visa. This will allow current and former Temporary Graduate (subclass 485) visa holders whose visas expired on or after 1 February 2020 to re-apply for a new subclass 485 visa of the same duration as their original visa.

COVID-19の国境制限の結果としてオーストラリアに旅行することができなかった一時的な卒業生（サブクラス485）ビザ保有者は、代替ビザを申請することができます。これにより、2020年2月1日以降にビザの有効期限が切れた現在および以前の一時卒業（サブクラス485）ビザ保有者は、元のビザと同じ期間の新しいサブクラス485ビザを再申請できます。（Google翻訳）

• Additionally, the Morrison Government will increase the length of stay on the Temporary Graduate visa from two to three years for Masters by coursework graduates, matching that of Masters by research graduates. Vocational Education and Training (VET) sector graduates will also receive a two year Temporary Graduate visa.

さらに、モリソン政府は、研究卒業生による修士号と同じように、コースワーク卒業生による修士号の一時卒業ビザの滞在期間を2年から3年に延長します。職業教育訓練（VET）セクターの卒業生は、2年間の一時卒業ビザも取得します。（Google翻訳）

• The new visa settings will also extend existing measures for students and temporary graduates to recognise time spent offshore studying online to count towards qualifying for a temporary graduate visa.

新しいビザ設定はまた、学生と臨時卒業生がオンラインで海外留学に費やした時間を認識し、臨時卒業ビザの資格を得るための既存の措置を拡張します。（Google翻訳）

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卒業生ビザが1.5年間から2年間になった！

上記発表はどれも大事なのですが、やはり衝撃があったのが、この卒業生ビザの有効期限が2年間になることです。詳しくは割愛しますが、卒業生ビザは2種類あって、オーストラリアの大学以上を卒業していると誰でも取れるものと、今回のGraduate Work streamのDiplomaなど専門学校卒業の方に対して発給されるものとがあります。
※卒業生ビザが取れるコースは決まっているので、全てのコースに該当するわけではない

そしてその専門学校卒の卒業生ビザはこれまで1.5年間でしたが、それが2年間になったというニュースでした！

この2年間になったという事が、好影響を及ぼす可能性があり、衝撃的だったと思っています。

卒業生ビザが2年間になることの効能とは？

このもともと1.5年間の卒業生ビザが発給されるものは、皆さんがご存じのものとしてはシェフなど職業に対してその分野を勉強して卒業後に取得していくというのが代表的ですが、多くの職業に対して可能性のあるビザです。

そして、そのビザの有効期間が今回の発表によって2年間となりました。1.5年から2年間なのでちょっと増えただけのような感じですが、実は結構大きな効果が期待できます。それは具体的に以下の通りです。

　英語環境での職歴が少なくとも2年間積める
　2年になったことでその後のビザ取得に好影響が期待できる

まず、英語環境で職歴がさらに積めることは、今後、日本に帰国したとしてもグローバルに活躍をしたいと考えている方には、就労ビザを取らずしても経験ができるのでとても素晴らしいことです！よって、ぜひ活用をすべき内容でもあります。

そして、次の『その後のビザ取得に好影響が期待できる』ですが、卒業生ビザが取れる職業は、おおよそ以下のビザが取れる可能性があります。

• 186 – Employer Nomination Scheme visa (subclass 186)
• 189 – Skilled Independent (subclass 189) – Points-Tested
• 190 – Skilled Nominated (subclass 190)
• 407 – Training visa (subclass 407)
• 485 – Temporary Graduate (subclass 485) – Graduate Work
• 482 – Temporary Skill Shortage (subclass 482) – Medium Term Stream
• 494 – Skilled Employer Sponsored Regional (provisional) (subclass 494) – Employer sponsored stream
• 491 – Skilled Work Regional (provisional) visa (subclass 491) State or Territory nominated

上記を大きく分けると以下となります。

ポイント制の永住権：　189、190、491
就労ビザ：　482、494、407（こちらはトレーニングビザ）
雇用主指名の永住権：　186

それぞれのビザを取得するに条件として、いろいろとありますが、大事なことは、関連する職業の職歴がどれくらいあるか、スキルアセスメントに通過したかどうか（これが求められるものはビザによる）なのですが、このうち卒業生ビザで少なくとも2年間の職歴を積めることがその後に大きく影響を及ぼします。

つまり、卒業生ビザで2年間働くことで、482の就労ビザを取得できる職歴をクリアし、それが取れることで186の雇用主指名の永住権まで結び付けていくストリームが見越せます。

当然、雇用主がいることや雇用主がスポンサーになってくれること、状況によってはスキルアセスメントも通過する事などがあるので、誰もが、どの職業もが、というわけではないのですが、これまで1.5年間だった場合は職歴が2年間に達しないケースもあったので、この2年間になったことはとても大きな事象なのです！

もちろんこちらを目指しながら進めて、でも最終的に雇用主指名まで行かなかったとしてもそれまでに卒業生ビザ、就労ビザで職歴が積めているので、ポイント制の永住権も同時に見据えることも可能です。

つまり、卒業生ビザで2年間働ける確約があることで、より永住権取得までの道が広がったという事が言えるのです！

　【解説】オーストラリアの永住権、就労ビザ取得の概要を知る
　オーストラリアへの留学は永住権への入り口になり得るリアル

そもそも卒業生ビザが取れる職業とは？

それでは、その可能性がある職業はなんであるかも最後にお知らせをします。いつもの通りに職業リストのページに行ってみましょう。

Skilled occupation list

そしてこちらのページの下の方にある、『select visas』というところで485を選択してみて下さい。するとなんと現時点で212の職業があることがわかります。つまり、その職業に関連する勉強をオーストラリアの専門学校やそれ以上のHigher Educationでし、修了することで、この485のビザ取得できる可能性があります。

日本人の方に人気で、取得できそうなものの代表としては、シェフ、チャイルドケアセンターマネージャー、大工、家具職人、コンピューターネットワークシステムエンジニア、自動車・モーターサイクルメカニック、看護師、テレコムユニケーションネットワークエンジニアなどがあります。

面白いものとしては、ダンサー、テニスコーチ、フットボーラーなどもあるので、体を動かすことが得意な方はこういった方面から行ってもいいかもしれません。

アカウンタントなどの職業もヒットします。この職業は、この職歴を持っている人が多いため、卒業生ビザからその後のビザに結びついていくには相当能力がないとその競争に勝てない可能性もありますが、少なくとも会計士の分野で英語の環境で2年間働ける権利を得ることとなるので、こういったことも取れることは、その後の皆さんのキャリアに大きく影響をしていくこととなると思います。

卒業生ビザが2年間になる事への効能とは？

いかがだったでしょうか。今日はオーストラリアの卒業生ビザが1.5年間までの有効期間だったものが2年間になることによる、好影響の話をしました。

卒業生ビザは何も永住権を取るためのものではないので、そのビザでの経験やキャリアをその後につなげて頂くためという事でもとても価値のある内容となります。

そして、更に、それらの職業によっては、その後のビザ取得の足掛かりとなってくれるので、本格的に就労ビザや永住権を目指す方から、英語環境での職歴を積む方まで多くの方に可能性をも与えてくれるビザとなります。

ただ、とは言ってもどうそのストーリーを作っていけばいいかなどは、おそらく簡単ではないと思いますので、ジャパセンにお気軽にお問合せ下さい。

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全ては今の状況、目標などを伝えて頂くご相談から始まります。ぜひ、悩んでいる方、何をどうしていっていいかがわからない方、どうぞお気軽にご相談ください。

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