ますます使い勝手が出てきた卒業生ビザ!
昨年11月25日に政府が留学(教育)業界に対してより的を絞った措置を行う事についてブログでお伝えしました。その際の一つの内容として、Graduate Work streamの卒業生ビザ、いわゆる専門学校からの卒業生ビザが、現存の1.5年から2年間になることの発表がされていたのですが、それがいつからかが明言されていませんでした。
先日移民局のホームページを見たところ、それが2021年12月1日以降に取得されたビザより一時的に2年間になったと報告されていたので、今日はその点をお知らせしてみたいと思います。
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詳細は以下の通りに表現されています。
Stay
Usually up to 18 months.
Temporarily increased to 24 months for visas granted from 1 December 2021. Hong Kong and British National Overseas passport holders may stay for 5 years.
通常18ヶ月まで。
2021年12月1日から付与されたビザの場合は一時的に24か月に延長されます。香港および英国国民海外海外パスポートの所有者は5年間滞在できます。(Google翻訳)
この一時的というのがいつまでかが明言されていないので、その点が気になりますが、もともとコロナ禍の関係で出てきた対策なので、その影響が経済や労働力等に影響を与えている限りはこの状況は続くのだと思います。ただ、早く申請できる人は早くにした方がよさそうです。
このもともと1.5年間の卒業生ビザ(Graduate Work stream、専門学校卒の卒業生ビザ)が発給されるものは、皆さんがご存じのものとしてはシェフなど職業に対してその分野を勉強して卒業後に取得していくというのが代表的ですが、多くの職業に対して可能性のあるビザです。
そして、そのビザの有効期間が今回の発表によって2年間となりました。1.5年から2年間なのでちょっと増えただけのような感じですが、実は結構大きな効果が期待できます。それは具体的に以下の通りです。
英語環境での職歴が少なくとも2年間積める
2年になったことでその後のビザ取得に好影響が期待できる
まず、2年間も英語環境で職歴がさらに積めることは、今後、日本に帰国したとしてもグローバルに活躍をしたいと考えている方には、就労ビザを取らずしても経験ができるのでとても素晴らしいことです!よって、ぜひ活用をすべき内容です。
そして、次の『その後のビザ取得に好影響が期待できる』ですが、卒業生ビザが取れる職業は、おおよそ以下のビザが取れる可能性があります。
上記を大きく分けると以下となります。
ポイント制の永住権: 189、190、491
就労ビザ: 482、494、407(こちらはトレーニングビザ)
雇用主指名の永住権: 186
上記の通りに多くの方法で永住権まで結びついていくビザの種類があります。従ってどの方法でもいいのですが、総合的に見て比較的取れやすいのが、482の就労ビザ⇒186の雇用主指名ビザです。
それぞれのビザを取得するに条件として、いろいろとありますが、大事なことは、関連する職業の職歴がどれくらいあるか、スキルアセスメントに通過したかどうか(これが求められるものはビザによる)なのですが、このうち卒業生ビザで少なくとも2年間の職歴を積めることがその後に大きく影響を及ぼします。
つまり、卒業生ビザで2年間働くことで、482の就労ビザを取得できる条件の2年間の職歴をクリアし、それが取れそこで3年間の職歴を積むとほぼ自動的に186の雇用主指名の永住権まで結び付けていくことが可能です。当然、雇用主側の雇用をするというサポートが常に必要なのですが、これがあることで就労ビザや永住権でのスキルアセスメントなどなく、永住権まで進めることができます(条件あり)。
加えて、喜ばしいかどうかはわかりませんが、現在、この卒業生ビザのプロセスは以下くらいかかります。
Processing Time
・75% of applications: 10 months
・90% of applications: 12 months
この取れるまでの間も職歴が積めるのでさらに多くの職歴が積める可能性があります。2年間はとても嬉しい事実ですが、実は1.5年間であってもトータルで2年間以上の職歴を積める可能性もなくはないです。
ここでは、上記に挙げているいわゆる専門学校卒業のGraduate Work streamでの卒業生ビザに関する主な条件をお知らせします。なお、Graduate Work streamの取得条件の移民局のページはこちらなので詳しくはこちらもよく読んでおいてください。
Graduate Work streamでの卒業生ビザ取得条件
年齢: 50歳以下
英語力: IELTS6.0以上(オーバーオール)
申請前のビザ: 学生ビザ又は申請6か月前の学生ビザ保持後の実質的なビザの保持
申請時期: 学生ビザ保持期限から6か月以内まで
就学条件: 少なくとも2年間のコース修了でDiploma又はTrade qualificationを修了していること
申請可能な職業: 移民局の職業リストにおいて卒業生ビザ対象の職業であること
スキルアセスメント: 通過していること(卒業生ビザに対して)
保険: OVHC保険に加入していること
【解説】オーストラリアの永住権、就労ビザ取得の概要を知る
オーストラリアへの留学は永住権への入り口になり得るリアル
それでは、その可能性がある職業はなんであるかも最後にお知らせをします。いつもの通りに職業リストのページに行ってみましょう。
そしてこちらのページの下の方にある、『select visas』というところで485を選択してみて下さい。するとなんと現時点で212の職業があることがわかります。つまり、その職業に関連する勉強をオーストラリアの専門学校やそれ以上のHigher Educationでし、修了することで、この485のビザ取得できる可能性があります。
日本人の方に人気で、取得できそうなものの代表としては、シェフ、チャイルドケアセンターマネージャー、大工、家具職人、コンピューターネットワークシステムエンジニア、自動車・モーターサイクルメカニック、看護師、テレコムユニケーションネットワークエンジニア、ダンサー、テニスコーチ、フットボーラーなどもあります。
いかがだったでしょうか。昨年に挙げていた卒業生ビザが1.5年間から2年間になる時期が、2021年12月1日以降に取得出来た方からと判明したので、今日のブログを挙げました。
注意点は一時的となっているので、それがどこまでなのかという事ですが、このことによりこれまでよりもより、その後の就労ビザや永住権への道が見えてくる状況となりました。
ジャパセンが取り扱っている留学のうち、今回のケースは、
英語環境で働く経験を積むキャリアアップ留学
就労ビザ、永住権取得を目指す移住留学
につながる内容かと思いますが、そういったことを目論んで対応をしていこうと考えている方々は、是非参考とされてみて下さい。まずは目指すことが大事で、その後はどの職業でやっていくか、そしてその就学コースをこなすにはどういうプロセスが必要かなどをしっかり整理していくと、皆さんの留学プランが立てられていくと思います。
ジャパセンのブログ記事をお読みであれば、どういったプロセスで進むことがいいかの案内に長けている留学会社だと感じて頂けるのではないかと思います。具体的にそれはその後の卒業生ビザ、就労ビザ、永住権に向けて多くの知識を有しているからです。もちろんこれはそれが叶えられることを保証していることではありませんが、どう効果的に動いて行けるかを俯瞰して見れるかどうかはとても大事な要素となります。
全ては今の状況、目標などを伝えて頂くご相談から始まります。ぜひ、悩んでいる方、何をどうしていっていいかがわからない方、どうぞお気軽にご相談ください。
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また、ジャパセンは、オーストラリアのTOEIC公式テストセンターに認定されており、TOEIC公式テストの運営や点数アップのためのTOEIC集中講座、オーストラリアでも加入ができる留学生保険・OSHC学生保険の代理店、帰国後の就職に向けての各種インターンシップ、日本の人材紹介会社、ホームステイの独自手配など留学に必要な多くの事を手掛けています。また、日本語教師を育てるための日本語教師養成講座を開講、オーストラリア人日本語学習者への日本語学校運営及び日本への留学についても取り扱っている会社です。
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