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オーストラリア永住権の条件&ビザの種類に関する最新情報を紹介

過去の国勢調査では総人口の4人に1人が海外出身という結果になるほど、毎年多くの移民を受け入れる多様性にあふれた文化から、外国人でも暮らしやすく多民族国家としても知られるオーストラリア。

オーストラリアに移住するためには、オーストラリア国民とほぼ同等の権利を得られる永住権を取得することになります。永住権があれば、国内の仕事の制限もなく、メディケアという国民保険にも加入することになり、さまざまな国のサービスを受けられるように。将来オーストラリアで安定した暮らしを求めるなら、やはり永住権が最終目的となることでしょう。

この永住権取得の条件は年々難しくなっていると聞きますが、すでに今年も永住権を取得された日本人留学生の方も! そこで今回は、経験豊富なビザコンサルタントが常駐し、各種ビザ申請までサポートする留学情報センター「エミク」から、オーストラリアの永住権を取得した方の成功例をご報告します。

さらに、オーストラリアの卒業ビザの最新情報と、オーストラリアの永住権につながるビザの種類も併せてご紹介。本気でオーストラリア永住権を取得するなら必読の内容です♪

目次

  1. 卒業生ビザ(サブクラス485)の変更について
  2. オーストラリアの永住権につながるビザの種類
  3. 独立移住ビザ(サブクラス189、190、491)を取得する方法
  4. 就労ビザ(サブクラス482)から永住権を取得する方法
  5. パートナービザ(サブクラス820、801)から永住権を取得する方法
  6. オーストラリアの永住権を取得した方の成功例
  7. オーストラリアの留学情報センター「エミク」

卒業生ビザ(サブクラス485)の変更について

オーストラリア政府は、2024年7月に申請年齢の引き下げや、申請費用の値上がりなど卒業生ビザに関する新たな発表を行いました。卒業生ビザとは学士・修士(コースワーク)就学後に2年間、修士(リサーチ)・博士の修了後に3年間、オーストラリア国内で就労することができるビザです。

  • 学士号:Bachelor degree (including honours) – 2年
  • 修士号:Masters (coursework and extended) – 2年
  • 修士号:Masters (research) – 3年
  • 博士号:Doctoral degree – 3年

オーストラリア国内で職業経験を積むことが可能になるため、オーストラリアの永住権を目指す留学生には非常に重要なもの。そんな卒業生ビザですが、以下の内容が変更されました。

卒業生ビザ申請のための英語条件が変更

今後、卒業生ビザ(Temporary Graduate visa)を申請するための、IELTSテストの最低スコアが6.0から6.5へと引き上げられました。各バンドのボーダーは5.5となります。

  • IELTS
    最低スコア 6.0 → 6.5(各バンド5.5以上)
  • PTE
    オーバーオール:57以上
    リスニング:43以上
    リーディング:48以上
    スピーキング:42以上
    ライティング:51以上

また、卒業生ビザの申請までの有効期限が、3年から1年に短縮されました。

卒業生ビザ申請者は、ビザ申請日の直前1年以内に上記の英語テストで条件を満たしていることを証明する書類を提出する必要があります

詳しくはこちら

卒業生ビザ申請のための年齢上限が変更

卒業生ビザの中でも、Post-Vocational Education Work stream(旧 Graduate Work stream)と、Post-Higher Education Work stream (旧 Post-Study Work stream)の申請可能年齢が、これまでの申請時50歳未満から申請時35歳以下に引き下げられました。

  • 年齢の上限
    50歳未満 → 35歳以下

ただし、50歳未満の方でも以下の条件を満たす方は卒業生ビザの申請が可能です。

  • 香港またはイギリス国籍のパスポートを所持している場合
  • 修士号:Master (Research) または博士号:PhD を取得し、そのビザの発給要件を満たしている場合

Post-Vocational Education Work stream(旧 Graduate Work stream)の申請者は、最長18カ月までオーストラリアに滞在・就労することができます。香港またはイギリス国籍のパスポートをお持ちの方は、最長5年間滞在することができます。

詳しくはこちら

留学情報センター「エミク」では、常にオーストラリアのビザに関する最新情報をチェック、定期的にオーストラリアの卒業ビザにおける変更内容の動向も発信しているので、オーストラリアの卒業ビザの取得や延長を検討している方は、こまめにチェックしてみてくださいね!

オーストラリアの永住権につながるビザの種類

オーストラリアに無期限に滞在可能となる永住権には、さまざまな種類があります。留学生が永住権を取得するためには、就学や就業を通してビザを申請していくことが現実的と言えるでしょう。

永住権につながるビザの多くが、オーストラリア移民局の定めた職業リストにある職業であることを前提条件としています。移民局の職業リストにはMLTSSL、STSOL、ROLの3種類があります。

永住権を目指す留学生が最も注意すべき点として、度々変更されるオーストラリアの移民法トラブルが挙げられます。独立移住ビザは2019年11月に、就労ビザは2018年3月に、移民局から大きな変更が加えられました。永住権の条件が変更されたことで、ビザ申請が叶わず日本帰国した留学生も少なくありません。

オーストラリア政府登録の正式なビザコンサルタントが在籍する「エミク」のようなビザ専門家から、常に最新の永住権の情報を入手していきましょう。さらに、エミクで学校をお申し込みの方には、就学中のビザ相談も無料でサポートしています。

永住権を目指すならまずは相談を! あなたの状況に合わせたプランをご案内します。

電話:(02) 9264-1911
メール:emic@visanet.com.au
LINE ID:ausvisaemic
お問い合わせフォーム: http://emic.visanet.com.au/contact-us
※すべて日本語対応です。
※ご予約・お問い合わせの際は「JAMS見ました」とお伝えください

独立移住ビザ(サブクラス189、190、491)を取得する方法

独立移住ビザは、自身のポイントのみで申請するものと、オーストラリア各州政府のノミネーション付のビザに大別されます。州政府のノミネーション付のビザは、オーストラリアの都市部でもビザ申請が可能なものと、対象の地方都市限定でしかビザ申請が不可なものがあります。

独立移住ビザのビザ申請には、申請職のスキルアセスメントの合格が必須。ビザの審査は基本的にポイント制で、ビザ申請者の経歴(年齢、英語力、職歴、学歴、オーストラリアでの就学内容や期間)などがポイントに換算されます。現在の登録可能ポイントは65点です。

技術独立永住ビザ【189】

スポンサーを必要としない自力で取得するビザ。職業リストのMLTSSLに記載されている職業が申請が可能です。

オーストラリアが必要としている職種であることが条件なので、移民局の職業リストと希望の職種をマッチさせることが重要。技術独立永住ビザ【189】の職業に直結する専門学校や大学などの学歴、これまでの職務経歴がポイントを満たすことにつながります。

専門学校や大学で専攻した職業を学び、ビザ申請者の経歴が65ポイント以上になるとEOI登録ができますが、職種や都市によっては、さらに高いポイントが必要になる可能性もあります。オーストラリア政府公認の移民法に詳しいビザ専門家と相談することをお勧めします。

技術指名永住ビザ【190】

オーストラリアにある8つの州準州政府のスポンサーを得て申請できるビザ。職業リストのMLTSSLとSTSOLの両方に記載されている職業がビザ申請の対象となるため、選択可能な職業は多いのが特徴です。

スポンサーとなる州に合った職業に直結する専門学校や大学などの学歴、これまでの職務経歴がポイントを満たすことにつながります。

専門学校や大学で専攻した職業を学び、ビザ申請者の経歴が65ポイント以上になるとEOI登録ができます。技術指名永住ビザ【190】の場合は州政府がスポンサーになることで5ポイントが加算されます。

地方移住技術就労ビザ【491】

オーストラリアにある8つの州準州政府のノミネーションを受けることで申請できるビザ。オーストラリアの地方移住支援を目的とした、有効期間5年間の暫定ビザになります。

オーストラリア国内における居住地域と就業・就学は地方に制限されますが、当該地域に3年間居住し、一定条件のもと就労したことを証明することで、技術地方永住ビザ【191】へのビザ切り替え申請が可能になります。そのため、将来的にオーストラリアの永住権を取得できる可能性が高くなります。

現在の移民法では、職業リストのMLTSSLとSTSOLに加えて、一部のROLに記載されている職業がビザ申請の対象。地方移住技術就労ビザ【491】の場合は州政府がスポンサーになることで15ポイントが加算されます。

永住権を目指すならまずは相談を! あなたの状況に合わせたプランをご案内します。

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就労ビザ(サブクラス482)から永住権を取得する方法

オーストラリアの就労ビザ(Temporary Skill Shortage Visa)は、オーストラリア国内で就労可能な雇用主(会社)のスポンサーを必要とするビザです。

就労ビザの主な申請条件は以下の通り。

  • 雇用主(会社)のスポンサー、会社からのノミネーションがオーストラリアで認可されている
  • 1年間のフルタイム就業経験と職業の要件に適したスキルを持っている
  • 特定の給料水準に適した給料を証明できる
  • その職業に適する人材がオーストラリア市民にいない
  • オーストラリア国内外で大きな犯罪歴がない

職業リストのMLTSSL・STSOLに記載されている職業で就労ビザを取得し、合計2年間の就労期間を終えると、永住権申請の条件を満たすことができます。就労ビザを取得した本人の配偶者や扶養家族もオーストラリアの永住権のビザ申請者に含めることができます。

パートナービザ(サブクラス820、801)から永住権を取得する方法

パートナー(配偶者)ビザは、オーストラリア市民・永住者と、結婚・事実婚関係を保有する人を対象としたオーストラリアへの移住ビザ。パートナービザ保持者は、オーストラリア国内でのフルタイム就労が可能になり、国内外を自由に行き来することができます。

パートナービザには、入国時の暫定パートナービザ【820】と、最初にビザ申請してから2年経過した後に切り替えが可能になる永住パートナービザ【801】の2種類があります。

パートナービザの主な申請条件は以下の通り。

  • 結婚対象者が、オーストラリア市民・永住権保有者・もしくは該当するニュージーランド人である
  • 申請者とパートナーはオーストラリア国内で事実上の結婚関係(パートナー関係)を維持し、継続的にオーストラリアに居住する意思がある
  • 申請者とパートナーはお互いを熟知している
  • 申請者とパートナーは18歳以上である

パートナービザの申請方法は申請者とスポンサーの状況により細かく分かれます。パートナービザの申請には、オーストラリア政府公認の移民法に詳しいビザ専門家と相談することをお勧めします。

暫定パートナービザ【820】

暫定パートナービザ【820】の申請をするためには、申請者とパートナーの関係が結婚・事実婚であることを明確に証明する必要があります。

暫定パートナービザ【820】の期間中にパートナーとの関係が解消された場合、そのビザは失効(パートナーとの間に子どもがいる場合、パートナーが死亡した場合、パートナーの家庭内暴力が実証された場合を除く)となります。

永住パートナービザ【801】

永住パートナービザ【801】の申請をするためには、最初にビザ申請してから2年、適正な関係(Genuine Relationship)を維持し、それをオーストラリア移民局に証明しなくてはなりません。

カップルの結婚歴によっては、暫定パートナービザ【820】と同時に永住パートナービザ【801】の申請が下り、オーストラリアの永住権を取得できることもあります。

婚約者ビザ 【300】

近々結婚予定の婚約者を、結婚前にオーストラリアに入国させるためのビザ。オーストラリア国外からのみ申請可能で、婚約者に対して9ヶ月の暫定ビザが発給されます。婚約者ビザ【300】を申請する婚約者は、この暫定ビザでオーストラリア国内に入国することになります。

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オーストラリア永住権のさらに詳しい情報はこちら!

「エミク」で実現するオーストラリアの永住権

ここまで永住権に繋がるさまざまなビザの種類についてまとめましたが、オーストラリアで永住権を取得するのは簡単なことではありません。特に現在は数年前に比べると厳しい状況になっており、永住権を取得するためオーストラリアに数年間滞在したが、願いかなわず日本に帰国する方は珍しくありません。

永住権を取得するためには、ビザに関する詳細な知識、変更するルールに対応する柔軟性、数年間を永住権のために捧げる覚悟が必要です。

オーストラリアの永住権を取得した方の成功例

今回は、「エミク」を通してオーストラリアの看護の大学を卒業した方から、先日ついにオーストラリアの永住権を取得したとの嬉しいご報告を受けました!

もともと日本では看護師として従事していた彼女は、オーストラリアで語学学校に通うところからスタートし、英語スキルを学習した後、オーストラリアのネイティブも通う看護大学に見事入学を果たします。日本での経験を活かしながらも一から真摯に看護を学び、全ての課程を修了した後は卒業ビザを取得。心意気も新たに再び看護師として働き、オーストラリア国内での就労経験を積まれました。

そして、その卒業ビザ期間中に希望の会社からスポンサーを経て、見事オーストラリアの永住権を取得されたのです。

英語力アップからスタートし、たとえ遠方でも希望する専門大学に通うなど、最終目標に向かってひたむきに努力を続けられたことがオーストラリアの永住権取得につながったようです。

彼女の成功例のように、オーストラリアの永住権を取得するためには時間を無駄にせず、出発地点から計画的にオーストラリア生活を過ごすことが重要。留学生活の楽しさだけでなく、将来のビジョンを描いた上で入念にプランを練り、より充実した留学期間を過ごしましょう。

まずは「エミク」へのお問い合わせ

オーストラリア政府登録のビザコンサルタントも常駐している留学エージェント「エミク」では、本気で永住権を取得したい方をサポートしています。最新のビザ情報に関するアドバイスから、永住権につなげるための学校案内、各種ビザの申請までトータルサポートを実現! 「エミク」を通して学校申込みをされた方は、変更の多い移民法に関するカウンセリングも就学中無料!

本気でオーストラリアでの永住を目指すなら、まずはお問い合わせを!

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オーストラリアの留学情報センター「エミク」

オーストラリアの留学情報センター「エミク」は、オーストラリアの留学生やワーホリメーカーのライフパートナーとして役立つことを使命に、留学生一人ひとりが持つ力を最大限に引き出し、海外で成長する過程をプロデュースする留学エージェント。

オーストラリアのビザと学校のダブルカウンセリングを実施し、オーストラリアの移民法語学・専門学校・大学・大学院など、最新情報に基づく裏付けされたアドバイスを丁寧に、そして通常のケースは無料で案内しています。現在は、対面と遠隔の無料カウンセリングを臨機応変に随時受付中

オーストラリア全土の学校を紹介しているため、オーストラリア留学やビザに関する情報量の豊富さには自信あり。将来的なオーストラリアの永住権の申請や、オーストラリアで安心して働けるビザの取得を見据えたプランニングも承っています。

オーストラリア政府登録のビザコンサルタントも常駐。最新のビザ情報を基に一人ひとりの留学・ワーホリ・永住権の正確なアドバイスに間違いがありません。

また、「エミク」を通じて学校に申し込むと、就学中に通常のケースであれば経験豊富なビザコンサルタントから無料カウンセリングが受けられるサービスも。将来に繋がる各種ビザの申請まで、オーストラリア留学生を一括サポートしています。

オーストラリア移民法は頻繁に変更があります。オーストラリアで永住権を目指す方学生ビザの申請や更新に不安のある方でも、お気軽にお問い合わせください。

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