オーストラリアでファームジョブにチャレンジしようとしている女性は、どんな仕事をどうやって探せばいいのか悩みますよね。
本記事では、ファームジョブをしたい女性のために、仕事の種類や給料、働きやすいファームの探し方を紹介しています。
この記事を読めば、女性におすすめ職種や優良ファームの見つけ方がわかり、セカンドビザ・サードビザ取得へ一歩近づけます。
オーストラリアでのファームジョブには、農業だけでなく、畜産業や漁業、建築業などさまざまな業種があります。
数ある業種の中でも、女性には体力的な負担が少ない農業・畜産業、もしくは、ツーリズム・ホスピタリティがおすすめです。
参考:Working Holiday visa (subclass 417) (Australian Government)
ファームジョブと聞いて一番最初に想像するのが、農業ではないでしょうか。
一口に農業といっても野菜・果物のピッキング(収穫)、パッキング(仕分け)、チッピング(草刈り)など作業内容はさまざまです。
きついイメージがあるファームジョブですが、女性は簡単なピッキングやパッキング、男性は力仕事というように分担して作業をするため、女性でも難しくはありません。
農業はオーストラリアの海や川沿いの地域で盛んで、多くの野菜やフルーツが栽培されています。
一方、畜産業は内陸部の半乾燥地帯で行われており、餌やり、施設の掃除、乳搾りなどの求人があります。
農業・畜産業に関係する仕事であっても、農園でのベビーシッター、二次加工(ワインの醸造など)、乳製品・精肉店の小売などは、ファームジョブに含まれないので注意しましょう。
2021年6月以降、新型コロナの影響による深刻な人手不足を補うために、旅行や接客業でもセカンド・サードビザが取得できるようになりました。
旅行や接客業でビザを取得できるのは、ツアーガイド、アクティビティのインストラクター、イベントの案内役などの仕事です。
ただ、旅行や接客業に携わるだけで、ビザが取得できるわけではありません。
まず、旅行や接客業でビザが取得できる地域は、オーストラリア北部、または、遠隔地・超遠隔地に限定されています。
さらに仕事にも条件があり、遠隔地であっても、レストランの清掃員やお土産物屋のスタッフなどではビザは取得できません。
仕事を始める前に「ビザを延長できる地域なのか」「仕事内容は要件を満たしているのか」を必ず確認しましょう。
漁業・植林業・採鉱業・建築業に従事することでも、セカンドビザを取得することは可能ですが、これらの職種は体力的に厳しく、女性には難しいでしょう。
また、漁業・伐採業・採鉱業・建築業・復興ボランティアは、専門的な知識や経験がなければ、非常に危険な仕事です。
専門知識がある場合を除き、上記のような仕事は避けた方が良いでしょう。
ファームジョブには農業・畜産業・観光業・漁業・採鉱業・建築業などがありますが、女性におすすめなのは農業です。
農業が盛んなオーストラリアでは、収穫シーズンに合わせて求人が豊富に掲載されるため、仕事を見つけるのは簡単です。
また農業は、漁業や建築業と比べ危険性が少なく、女性でも安全に働けます。
ビザ取得のために88日間、または6ヶ月間働かなくてはならないことを考えると、農業が最適な選択肢といえるでしょう。
女性に農場でのファームジョブをおすすめする理由は、女性でもできる仕事をもらえる、コスパよく稼げる、新しい人間関係が築けるの3つです。
農場でのファームジョブは、基本的に力を必要とする仕事を男性が、力がなくてもできる仕事を女性が担当します。
例えば、簡単なピッキングやパッキング、雑草取りや清掃などが女性の仕事です。
きついイメージがあるファームジョブですが、近年では働きやすいファームが増えており、女性でも働ける環境が整いつつあります。
農場での仕事は、多くの場合早朝(4時〜7時)から始まり、昼過ぎ(14時頃)には終わります。
ファームにもよりますが、ショートジョブの日は10時半に終わったり、早朝からお昼までしか働かないというところもあります。
労働時間は短いですが、コツを掴み、素早く作業できるようになると、もらえる給料は増えていくでしょう。
短時間労働で効率良く稼ぎたい方に農場での仕事はおすすめです。
ファームで働く人の多くは、バックパッカーと呼ばれる短期滞在者やファームで働く人専用のホステルに滞在します。
ホステルに滞在する人は常に入れ替わるため、必然的に新しい人と出会えます。
仕事が休みの日にはホステルに住む人と一緒にBBQやパーティーをすることが多く、コミュニケーションをとる機会が豊富です。
ホステルにいる仲間とは働いている時も休みの時も一緒に過ごすことで、家族のような濃い関係が築けるでしょう。
ビザの種類 | 条件 |
セカンドワーキングホリデービザ | 1年目のワーキングホリデービザでの滞在中にオーストラリア政府の指定労働先で88日間以上の就労すること |
サードワーキングホリデービザ | 2年目のワーキングホリデービザでの滞在中にオーストラリア政府の指定労働先で6ヶ月間以上の就労すること |
オーストラリアには、ワーキングホリデー中に一定期間ファームジョブをすると、1年間ワーホリビザが延長される制度があります。
ワーホリビザは2回延長でき、最長で3年オーストラリアに滞在することが可能です。
ファームジョブには同じ雇用主の元では3ヶ月しか働けないという制限がないため、6ヶ月間同じ雇用主の元で働けます。
ただ、ファームジョブをしている間にワーホリビザが切れてしまうと、ビザの延長はできません。
休みの日はカウントしないファームもあるので、期間の余裕を持ってファームジョブに取り組むようにしましょう。
参考:Getting a Working Holiday visa (Australian Government)
女性がファームジョブをする際に気をつけなければならないのは、体力的にきつい職場もある、日焼けしやすい、稼ぎにくい職場もあることです。
女性は負担が少ない仕事を任される場合が多いのですが、搬入作業・重労働な作業を男女問わず担当するところもあります。
忙しい収穫シーズンには、休みなく長時間働くことを要求されることもあります。
また、たとえ体力的に負担のない作業だとしても、ファームでの仕事は立ちっぱなしや中腰の姿勢で作業することがほとんどです。
慣れないうちは筋肉痛に悩まされることもあるので、覚悟しておきましょう。
農場での仕事は屋外で行うのが基本となるため、白い肌を保ちたい方には不向きな仕事です。
特にオーストラリアは、紫外線が日本の6〜7倍も強いといわれている国で、少し外を歩いただけでも日焼けしてしまいます。
そのため、ファームジョブをする際は、日焼けを気にしない方でも日焼け対策は必須です。
絶対に日焼けしたくない方は、パッキングなど屋内で作業できる仕事を探しましょう。
農場の中には働きに見合う給料がもらえなかったり、収穫の横取りが横行しているなど、思っていたより稼げない職場もあります。
特に、歩合制のファームは注意が必要です。
作業が遅ければ稼げませんし、収穫したものを横取りされたり、他の人がレーンに割り込んで先に収穫してしまったりするケースがあるからです。
近年、ファームジョブにも最低賃金が適用されるようになったため、劣悪な環境は改善されつつありますが、稼ぎづらい職場にあたらないために、事前にしっかりと情報収集しておきましょう。
農業が盛んなオーストラリアでは、アボカドやカボチャ、ブドウやイチゴなど、さまざまな野菜や果物の収穫が体験できます。
女性に特におすすめなのが、ブドウ・イチゴ・ブルーベリーなどのフルーツピッキングです。
フルーツはカボチャやジャガイモに比べて軽く、楽に運搬できます。
また、ハサミを使って収穫するものよりも、素手で収穫できるものの方が効率的に稼げます。
Ayr・Bowen・Mareeba・Tully・Stanthorpeはクイーンズランド州の沿岸部にある街で、温暖な気候を生かし、バナナ・マンゴー・アボカド・リンゴ・ベリーなどを栽培しています。
Ayr・Bowen・Mareeba・Tullyは場所が近く「仕事が見つからなければ次の場所に移動する」という方法で仕事探しができます。
Griffithは、シドニーから約600キロ内陸に入ったところにある街で、柑橘類の産地として有名です。
Manjimapはオーストラリアの西側にあり、リンゴ・アボカド・ジャガイモなどを育てています。
ファームジョブの給料には、歩合制と時給制の2種類あります。
歩合制は収穫量に応じて給料が支払われる仕組みで、収穫量が多ければ多いほど稼げます。
しかし、作業に慣れていない初心者は作業が遅く、長時間働いたにも関わらず、ほとんどお金がもらえなかったというケースも珍しくありません。
一方、時給制の仕事の場合、最低賃金は25.41豪ドルで、日本円に換算すると約2300円にもなります(2023年5月時点)。
女性には最低賃金が保障され、安定的に稼げる時給制の仕事の方がおすすめです。
参考:Minimum Wages (Australian Government)
女性でも働きやすいファームジョブを探すには知人に紹介してもらう、サイトから直接応募する、ファームジョブプログラムに参加する方法をとるのがおすすめです。
働きやすいファームジョブを探すのに1番おすすめの方法は、友人や知人に紹介してもらうことです。
オーストラリアは人とのつながりや信用を大切にする国で、人からの紹介で採用することが多々あります。
また、ファームは地方や田舎にあり、そもそもインターネット上に情報がほとんどないため、働いていた人から情報を得るのが最適な方法といえるでしょう。
実際に働いていた人から話を聞けば、仕事内容や賃金なども詳しくわかるため、優良ファームに出会う確率が高まります。
ファームの公式サイトやSNSを自分で調べ、直接応募する方法もあります。
仕事を探すのも応募するのもすべて英語ですが、英語力がつくことは間違いありません。
ファームの情報が豊富なSNSは、Facebookです。
Facebookには、求人が掲載されるだけでなく、ファームで働いていた人が情報を提供しているグループがいくつもあります。
公式サイトや求人広告を鵜呑みにするのではなく、実際どんなファームなのかをSNSで確認してから応募するのが優良ファームを見つけるカギになります。
以下がオーストラリアのファームジョブを多数掲載している有名な求人サイトです。
「Madec Harvest Trail」はオーストラリア政府が運営しているサイトで、情報量が豊富な上に地図から選べるなど機能も多彩です。
しかも、政府公認の優良なファームの情報しか掲載されていないため、安心してファーム選びができます。
在豪邦人向けの情報サイトである「日豪プレス」や「Jams TV」でもファームジョブが検索できます。
日豪プレスやJams TVであれば日本語で検索できるので、英語が不得意な方やオーストラリアに来て間もない方におすすめです。
ただ、悪徳ファームの情報もまぎれている可能性があるため、注意しましょう。
英語に不安がある方や好条件のファームが見つからない方には、ファームジョブプログラムがおすすめです。
ファームジョブプログラムは留学エージェントが優良ファームの紹介や雇用の手続き、宿泊施設の手配などをサポートしてくれるサービスです。
ファームジョブプログラムに参加すれば、仕事探しに費やす手間や時間が省けます。
さらに、賃金や宿泊先が確約されているため、給与の交渉や不払い、劣悪な環境での生活に困ることはありません。
オーストラリアの留学エージェント・Morrow Worldでは、安心して働けるファームジョブプログラムを提供しています。
以下が提供しているプログラムの条件です。
Morrow Worldのファームジョブプログラムで紹介しているのは、安定的に稼げる時給制の仕事です。
最低時給は25.41豪ドル、もちろん、残業をすれば残業代も支払われます。
室内作業なので、天候は関係なく、セカンド・サードビザに必要な日数を最短で満たすことが可能です。
ジムやプールが併設されている宿泊施設もあり、宿泊施設からファームへは無料送迎バスを利用できます。
その他、空港からの送迎や日用品の買い出しなどもサービスに含まれています。
「英語ができないから」「女性だから」とファームジョブを諦めようと思っている方は、Morrow Worldへ気軽に相談してみましょう。
Morrow Worldのファームジョブプログラムの詳しい情報はこちら
ここからは、オーストラリアでのファームジョブを検討している女性のために「ファームジョブは体力的に無理があるのでは?」「持久性と歩合制どちらが稼げる?」という質問に回答します。
過酷といわれるファームジョブですが、女性が働くことは決して無理ではありません。
女性はパッキングや収穫作業を任されることが多く、運搬や積み上げなどの力が必要な作業は男性が担当することがほとんどです。
ファームジョブを経てビザを延長した女性は多いので、インターネットや知人などを通し、情報収集をしてみましょう。
ファームジョブで稼げるのは時給制です。
作業に慣れていない初心者が歩合制の仕事で稼ぐのは、至難の業です。
近年ファームジョブにも最低賃金を保障する規則ができ、時給制のファームが増えているため、根気強く探しましょう。
つらいというイメージが強いファームジョブですが、男女分業制のファームも多く、女性でも安心してファームジョブを行うことは可能です。
ただ、優良なファームジョブを探す際には、情報収集が欠かせません。
オーストラリアの留学エージェントMorrow Worldでは、ビザ取得に関するアドバイスや優良ファームの紹介はもちろん、宿泊先やそれぞれのファーム様子など、さまざまな情報提供を行っています。
ファームジョブに不安がある方や良いファームが見つからない方は、ぜひMorrow Worldへ気軽にご相談ください。
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会社名 | 株式会社Morrow World |
所在地 | Suite 605,Level 6 /68-70 Dixon Street, Sydney NSW 2000, Australia |
電話 | 0401 713 952(日本語対応 担当:ヨシ) |
メール | info@morrow-world.com |
LINE ID | morrowworld |
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