治安が良く、温暖な気候のオーストラリアは、海外留学先として高い人気を誇っています。本場の英語を勉強してみたいと考えている方に知ってもらいたいのが、オーストラリア入国時に必要な査証（VISA／ビザ）制度です。

この記事では、初めてオーストラリア留学を計画している方に向けて、おすすめのVISA（ビザ）情報をお届けします。滞在期間や目的に合わせたVISAの種類と、それぞれの取得条件をまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

3ヶ月以内の短期留学なら、観光用ビザ

短期留学におすすめなのが、観光用ビザ「ETAS（イータス） ／Electric Travel Authority」です。ETASが利用できるのは、滞在が最大3ヶ月の場合のみ。1学期だけ、もしくは休暇を利用した語学学校への通学に便利です。

2023年9月現在、ETASの取得手続は、専用アプリ「AustralianETA」を使って、自宅から簡単に行えます。

正式名称　Electric Travel Authority
最大滞在期間　3ヶ月
年齢制限　なし
提出書類　なし
就学期間の制限　3ヶ月
申請方法　専用アプリ「AustralianETA」にてスマートフォンから申請可能
申請料金　20豪ドル（システム利用費）
有効期限　1年間

オーストラリア移民局ホームページ

働きながら勉強するなら、ワーキングホリデービザ

現地でアルバイトをしながら、語学学校で勉強もしたい方におすすめなのは、ワーキングホリデービザ「Working Holiday Visa」です。取得できるのは、年齢が18歳以上31歳未満の方。オーストラリア移民局のオンライン申請システム「ImmiAccount」を利用して、発行します。

申請時には、英文の資金証明書が必要です。医療機関での就労やベビーシッターをする場合など、就業先によっては指定された病院での健康診断が必要です。

正式名称　Working Holiday Visa
最大滞在期間　1年間
年齢制限　18歳以上31歳未満であること。（31歳の誕生日を迎えていないこと）
提出書類　資金証明書（滞在費用5,000豪ドルと帰国時の航空券購入資金を含む、7,000豪ドル以上の銀行口座残高）
就学期間の制限　最大4ヶ月まで
申請方法　オーストラリア移民局の申請システムImmiAccountを使用
申請料金　635豪ドル
有効期限　1年間

留学後には、2・3回目用のワーキングホリデービザが取れることも！

滞在を終了し、一定の条件を満たした場合は、「Second Working Holiday Visa（2回目用）」、「Third Working Holiday Visa（3回目用）」が取得できます。

どちらも1回目の申請で課せられているのと同じ年齢制限や提出書類、就学期間の制限があります。詳しくは、オーストラリア移民局ホームページにてご確認ください。

オーストラリア移民局ホームページ

高校や大学・専門学校に通うなら、学生用ビザ

オーストラリアにて、高校・大学や、州立の職業訓練専門学校TAFEなどに通うなら、学生用ビザ「Student Visa」がおすすめです。政府認定校CRICOSに登録された学校への留学生は、学校が許可する期間中の滞在が認められています。2週間で最大48時間の就労ができるので、生活費の不安も払拭できます。

学校の入学許可証が必須で、そのほかに海外留学生健康保険への加入（OSHC）や資金証明書（1年間の目安金額は25,000豪ドル）の提出が求められる場合もあります。

正式名称　Student Visa
最大滞在期間　学校が許可する期間
年齢制限　6歳以上
提出書類　入学許可書入学許可書(COE) 、その他申請に必要な書類と条件は個人の状況によって異なる
就学期間の制限　なし
申請方法　オーストラリア移民局の申請システムImmiAccountを使用
申請料金　710豪ドル
有効期限　就学するコース期間に準ずる

卒業ビザで、さらに活躍できる

オーストラリアの高等教育機関を卒業し、一定の条件を満たしている場合に取得できるのが、卒業ビザ「Graduate Temporary Visa」です。1.5年から4年の間、オーストラリアに滞在可能で、オーストラリアでもっと勉強したい、仕事のキャリアを積みたい方におすすめです。50歳未満という年齢制限や、語学力の証明が必要になります。詳しくは、オーストラリア移民局ホームページにてご確認ください。

オーストラリア移民局ホームページ

オーストラリアは、短期・長期の留学やワーキングホリデー希望者にぴったりの国です。入国には、滞在期間を問わずVISAが必要です。

まずは、オーストラリアでどんな生活を送りたいのかをイメージしながら、留学に向けてVISA取得準備を進めてください。

->全文はこちら