ワーキングホリデーは、外国で働いたり勉強しながら、旅行などのアクティビティも楽しめる、まさに現地のリアルな暮らしを体験できる留学制度です。
この記事でご紹介するのは、オーストラリアにおけるワーホリ制度の概要と、VISAの情報。気になるワーキングホリデーVISAの種類や、取得条件などを比較します。
ワーキングホリデーは、18歳から30歳対象の、協定国との異文化交流や相互理解を促すための海外留学制度です。中でもオーストラリアは、日本が初めてワーキングホリデー協定を結んだ友好国です。
オーストラリアのワーキングホリデーでは、1年間の滞在が許可されます。留学期間中は、1雇用主の元で最長6ヶ月まで就労できるので、アルバイトで生活費を稼ぎながら、生の英語に触れられます。最長4ヶ月の制限内なら、学校にも通えます。滞在期間中に、何度でもオーストラリアと日本を往復できるのも安心できるポイントです。
ワーキングホリデー制度を利用する際、欠かせないのが専用ビザの取得です。VISAの手続き自体は簡単で、オーストラリア移民局のオンライン申請システムImmiAccountを利用して自宅から申請可能です。しかし、VISA取得には、申請料金の635豪ドルだけでなく、一定の条件をクリアし、必要書類をそろえる必要があります。
ここからは、全部で3種類あるオーストラリアのワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa)の、それぞれの取得条件と必要書類をご紹介します。
初めてワーキングホリデー制度を利用する方に必要なのが、Working Holiday Visaです。Visaの取得条件として、年齢制限のほか、パスポートの保持や、滞在資金・帰国時の航空券購入資金の証明などがあります。取得には、これらの条件を全て満たすことが求められます。
その他の取得条件と必要書類は、下記一覧をご確認ください。
<取得条件>
日本のパスポート保持者
年齢制限 18歳以上31歳未満であること(31歳の誕生日を迎えていないこと)
申請日・VISA発給日ともにオーストラリア国外にいること
扶養する子供が同行しないこと
以前にワーキングホリデーVisaで以前に入国したことがないこと
滞在費として、約5,000豪ドルを持っていること
帰国時の航空券購入資金を持っていること(滞在費とは別に)
健康であること
犯罪歴がないこと
過去にVISA発行が拒否されたり、キャンセルされたことがないこと
<必要書類>
パスポートのカラーコピー
資金証明書(滞在費用5,000豪ドルと帰国時の航空券購入資金を含む、7,000豪ドル以上の銀行口座残高)
初めてのワーキングホリデーを経て、2回目のワーホリを始めたい方は、Second Working Holiday Visaを申請しましょう。取得には、1回目と同じ取得条件・取得費用(635豪ドル)に加えて、1回目のワーホリ期間中に、政府認定の労働に3ヶ月従事した証明が求められます。
2回目からは、オーストラリア国内からも、VISAの申請が認められています。
<取得条件>
1回目に課せられた取得条件
政府が指定する特定の仕事に就き、3ヶ月間の就労を終えていること
<2023年8月現在、指定されている労働>
北部と就労人口の少ない遠隔地域における、観光業・ホスピタリティ産業
主要な大都市圏外の人口密集地域における、農業・漁業・林業・採掘業・建築業
森林火災・洪水により被害を受けた地域における、復興作業
オーストラリア全域における、COVID-19に関わる医療・看護
<必要書類>
1回目に課せられた必要書類
政府が指定する特定の仕事への就労証明書
3回目のワーホリVisa(Third Working Holiday Visa)を取得したい方は、1回目に課せられた取得条件・取得費用(635豪ドル)に加えて、政府が指定する特定の仕事を6ヶ月間請け負った証明が必要です。指定の労働は、Second Working Holiday Visaと同じ内容です。
<取得条件>
1回目に課せられた取得条件
政府が指定する特定の仕事に就き、6ヶ月間の就労を終えていること
<必要書類>
1回目に課せられた必要書類
政府が指定する特定の仕事への就労証明書
オーストラリアのワーキングホリデーは、18歳から30歳対象の、1年間の留学制度です。ワーホリ制度を利用するために必要なVISAは、申請の際に一定の条件を満たさなければ取得できません。
オーストラリアのワーキングホリデーは、Visaを取得することで最大で3年間利用できます。しかし、2回、3回と滞在を延長したい場合には、政府が指定する特定の仕事への就労が必須です。各ワーホリVISAの取得条件を頭に入れながら、しっかり事前準備をして、充実した留学体験を送ってください。
VISAに関する最新情報は、オーストラリア移民局ホームページにてご確認ください。
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