オーストラリアでの留学では、語学に加えてマーケティングを学ぶマーケティング留学がおすすめです。
マーケティングには市場調査・分析・商品開発・広告宣伝活動などが含まれ、マーケティングの知識はどんな企業でも活かせるでしょう。
本記事では、オーストラリアのマーケティング留学がおすすめな理由や卒業後の進路について詳しく解説します。
留学で英語以外の知識を身につけたい方や仕事に役立つスキルを学びたい方は、ぜひ最後までお読みください。
オーストラリアのマーケティング留学では、以下のようなマーケティングに関する知識を学べます。
専門学校やTAFEのマーケティングコースでは、基礎知識から商品開発やメディア戦略などマーケティングに関する幅広い知識を学べます。
講義形式だけでなくロールプレイやプレゼンテーションなどを取り入れている学校もあり、コミュニケーション能力も飛躍的に向上するでしょう。
オーストラリアのTAFEや専門学校、大学でマーケティングのコースを修了するとCertificateⅣ・Diploma・Bachelorなど短大卒または大卒レベルの学位が取得可能です。
学校によって違いはありますがCertificateⅣではマーケティングの基礎、Diplomaでは高度なマーケティングの知識に加えリーダシップや良好な職場環境などについても学びます。
Bachelorでは、マーケット予測・データ分析・プロモーション・プロジェクトマネジメントなど総合的なマーケティング理論を学びリーダーやマネジャーとして活躍できる人材を育成します。
インターンシップ制度がある学校もあり、参加すれば現場での経験とビジネス英語に触れる環境の両方を得る貴重な機会となるでしょう。
オーストラリアにマーケティング留学するのには、未経験からでもマーケティングの分野での就職が目指せる、実践的な英語が身につく、海外で仕事を得られる可能性があるなどさまざまなメリットがあります。
マーケティング留学する方の約7割は未経験者ですが、未経験者であってもマーケティングコースで学べば卒業後に現地や日本で就職できる可能性が高まります。
TAFEや専門学校のマーケティングの授業では、基礎知識から学べるようカリキュラムが組まれているため未経験者でも安心です。
未経験者にとっては容易な内容ばかりではありませんが、コースを修了する頃には知識が身に付き大きな自信になるでしょう。
また、CertificateやDiplomaなどの資格を取得できれば就活する際に大きなアドバンテージにもなります。
オーストラリアは英語を公用語とする国で、留学は英語でのコミュニケーションスキルを向上させる絶好の機会となるでしょう。
「英語を学ぶ」のではなく「英語で何かを学ぶ」ことで英語の教科書を超えた実践的な英語力が身につきます。
また、TAFEやビジネス系の専門学校は日本人が少ないため英語環境の中で学べるのも魅力の1つです。
ビジネス英語やマーケティング用語を身につければ、就職の幅も広がるでしょう。
オーストラリアは多くの留学生が集まる国で、異なる国々からの学生と交流する機会が豊富です。
特に、留学生が多い専門学校では生徒たち同士が交流できるイベントを用意している学校もあります。
異なる文化やバックグラウンドを持つ人から自分とは違った視点を学び国際的な視野を広げられるのは、留学ならではの経験です。
マーケティングの知識だけでなく他の文化や考え方も学べるのも、マーケティング留学のメリットといえるでしょう。
オーストラリアは多くの国際的な企業が拠点を置いており、インターンシップや仕事の機会が他国よりも豊富です。
インターシップではインターシップをした企業に就職できる可能性もありますし、たとえできなかったとしても貴重な経験ができるでしょう。
今の時代はただ留学をしていただけでは就職に有利にならないこともあります。
インターシップの経験や成果を効果的にアピールできれば、希望の職種に就ける可能性が広がるでしょう。
オーストラリアでマーケティング留学した方は、卒業後に以下のような職種に就くことが可能です。
マーケティングリサーチアシスタントは、消費者行動や市場動向に関するデータの収集と分析を行いマーケティング戦略を立てます。
広報アシスタントは、プレスリリースやソーシャルメディアの管理などを行い企業のパブリックイメージを確立する仕事です。
ソーシャルメディアやコンテンツマーケティングや分析などに特化した知識を持ち、企業のデジタルマーケティングを促進させるのがデジタルマーケティングスペシャリストです。
Diploma以上のコースではマーケティングだけでなくリーダーとして必要な知識を学べるので、コース修了後はマネジャークラスのポジションも狙えます。
マーケティングの分野は幅広く、未経験者からでも知識を身につければ将来の選択肢の幅を広げられるでしょう。
さらに、CertificateやDiplomaなどの学位が取得できれば現地や日本での就活の際に有利になる可能性もあります。
オーストラリア専門の留学エージェントであるタビケン留学では、マーケティング留学におすすめの学校の紹介から入学手続きの代行まで無料でサポートしています。
マーケティング留学に興味がある方は、ぜひタビケン留学へご相談ください。
ここでは、今まで累計1万人もの方に留学のアドバイスをしてきたタビケン留学がマーケティング留学するのにおすすめな学校を詳しく紹介します。
TAFE NSWは、ニューサウスウェールズ州にある120以上ものコースを開講するオーストラリア最大規模の職業訓練校です。
TAFE NSWは職場で使える知識やスキルを身に付けることに重点を置いており、実習やインターシップが盛んです。
長年留学生を受け入れているため、個別カウンセリングや就職相談など留学生へのサポートも充実しています。
また、さらに学びを深めたい方のためにTAFEで単位を取得した後、大学へ進学できるコースも多数あります。
費用 | 1,254豪ドル |
受講期間 | 6週間 |
受講条件 | ・高卒以上の学歴 ・IELTS5.5以上の英語力 |
キャリアパス | オンラインマーケター・ITチームリーダー・ICTマネージャー |
※2023年10月の豪ドル円レート(1ドル=95円)で計算
このコースでは、簡単なウェブサイトの作成とソーシャルメディアの使い方を学びながらマーケティングを体験します。
ソーシャルメディアは企業イメージを顧客に届ける重要な発信源となっており、マーケティングには欠かせないツールの1つです。
ウェブサイトの作成からソーシャルメディアでの発信までの実践的な経験を積むことで、専門的なスキルを身につけられるでしょう。
費用 | 6,690豪ドル |
受講期間 | 6ヶ月〜12ヶ月 |
受講条件 | Certificate III in Businessの履修 |
キャリアパス | 広告・マーケティングのプロフェッショナル・マーケティングコーディネーター |
※2023年10月の豪ドル円レート(1ドル=95円)で計算
このコースでは、消費者心理からマーケティング戦略を考えプレゼンテーションを行うまでの流れを学びます。
また、自分のアイディアを明確にし仲間と議論することでコミュニケーション能力を高めることを1つの目標としています。
コミュニケーションを重視し企業のマーケティング担当や広報として働きたい方に最適なコースです。
費用 | |
受講期間 | 6ヶ月〜12ヶ月 |
受講条件 | Certificate IV in Marketing and Communicationを修了していることまたは2年間の実務経験があること |
キャリアパス | マーケティングマネジャー・コミュニケーションマネジャー・インターナショナルマーケティングコーディネーター |
※2023年10月の豪ドル円レート(1ドル=95円)で計算
このコースは、専門知識を活かしマーケティングマネジャーやPRマネジャーとして活躍したい方向けのコースです。
学ぶ範囲はマーケティングプランの開発・チームの指導・管理法・予算と財務管理まで広がり、企業の中で最大限のリーダーシップを発揮できるようカリキュラムが組まれています。
知識やスキルを身に付け、さらなるキャリアアップを目指します。
ロケーション | シドニー・メルボルン |
日本人比率 | 1%以下 |
公式HP | https://www.ecacollege.edu.au/ |
ECA Collegeは1991年に創設されたリーズナブルな授業料で実践的なビジネススキルを学べる専門学校です。
授業は講義だけでなくオンライン学習やセルフスタディで構成されているため、自分が好きな時に学習できます。
チームプロジェクト、ロールプレイ、プレゼンテーションなどさまざまなスタイルの授業を取り入れ、実社会で必要な提案力や交渉力を磨きます。
日本人比率が1%と低いので、日本人が少ない英語環境で学習したい方におすすめです。
受講条件 | ・18歳以上 ・IELTS5.5またはUpper Intermediate 以上のCertificate ・英語テスト |
受講期間 | 1年(4ターム) |
Certificate IVのコースでは、市場調査や消費者の行動分析などを通しさまざまな情報を正しく分析・評価する方法を学びます。
他にも、交渉やプレゼンケーションなどのマーケティング活動で必要となるスキルを磨きマーケティングや広報の部門で活躍できる人材になることを目指します。
このコースを修了するとDiplomaコースへの進学が可能です。
受講条件 | ・Certificate IV in Marketing & Communication終了者 ・18歳以上、IELTS5.5またはUpper Intermediate 以上のCertificate ・英語テスト |
受講期間 | 1年(4ターム) |
Diplomaコースでは専門的なマーケティング理論を学ぶだけでなく、チームリーダーに必要な知識やスキルも学びます。
マーケティング以外にも人事・財務・職場環境の管理などの科目も加わり、より幅広い知識を身につけられるでしょう。
マーケティングの専門家やチームをまとめるマネジャーを目指す方におすすめのコースです。
受講条件 | ・Diploma in Marketing & Communication修了者 ・18歳以上 ・IELTS5.5またはUpper Intermediate 以上のCertificate ・英語テスト |
受講期間 | 1年(4ターム) |
Advance Diplomaコースでは、マーケティング関連部署全体を引っ張っていく上で必要となるリーダーシップ・マーケティング戦略・ビジネスプランの作成法などについて学びます。
このコースを履修すると管理者に必要な幅広い知識や分析力・クリエイティブ力・マネジメントスキルが磨かれ、スペシャリストとして活躍できる人材になれるでしょう。
ロケーション | シドニー・メルボルン |
日本人比率 | 【英語】15% 【専門】8% |
公式HP | https://www.lonsdaleinstitute.edu.au/ |
Lonsdale Instituteは2007年にメルボルンからスタートした学校で、現在はシドニーにもキャンパスを構え多くの学生に質の高い授業を提供しています。
授業は、週に1度のレクチャー以外にLonsdaleオリジナルのオンラインプラットフォームでのセルフスタディーをメインに進められます。
時間の自由度が高いため、学業と仕事との両立を目指す方におすすめの学校です。
ヨーロッパやラテンアメリカからの留学生が多く、日本人は少なめなので英語環境で集中して学べます。
受講条件 | ・高校卒業以上 ・IELTS5.5(Upper Intermediate level) |
受講期間 | 28週間 (ホリデー含む) |
Certificate IVのコースでは、ビジネスの基本であるコミュニケーション・チームワーク・プランニングなどを学びます。
また、問題解決力や実行力を養うことで予測不可能なさまざまな問題に対して解決策を考え、実行できるようになります。
実践的なオペレーショスキルを身につけられるため、職場では即戦力となれるでしょう。
受講条件 | ・Certificate IV in Marketing and Communication修了 ・IELTS 5.5(Upper Intermediate level) |
受講期間 | 28週間 (ホリデー含む) |
Diplomaのコースでは、マーケティングおよびコミュニケーションに関する知識を活かしチームのパフォーマンスを向上させる方法について学びます。
このコースで学ぶとプロジェクトマネジャーやコーディネーター、スパーバイザーなどとして活躍できるでしょう。
Diploma以上の高度なマーケティングを学ぶなら大学への進学もおすすめです。
Bond Universityでは、少人数制のクラスで生徒一人ひとりに対して質の高い授業を行っています。
最短2年でBachelorが取得できるようカリキュラムが組まれているため、時間を無駄にすることなく学位を取得できます。
Bond Universityでマーケティングが学べるのは以下のコースです。
この学位では、購買者行動・リサーチ・プロモーション・デザインなど戦略的マーケティングに関する知識とスキルを身につけます。
また、国際マーケティング・インターネットおよびデジタルマーケティングも学べるため学位取得後は世界的に活躍できる人材になれるでしょう。
高校を卒業してすぐオーストラリアへ留学したMiiさんは「どんなビジネスにも必要なマーケティングを学んでおけば将来の選択肢が広がる」と思いマーケティングの道に進むことを決めました。
大学に3年間通うよりもTAFE1年と大学2年の方が費用を抑えられると考え、語学学校を経てTAFEへ入学します。
マーケティングについてはほぼ何も知らない状態からのスタートでしたが、授業では基礎から教えてもらえるためスムーズに学習を進められたそうです。
基礎が終わると授業は広告のデザインや有効なPR活動戦略の作成など、よりクリエイティブな内容へと変わっていき面白さを感じるようになりました。
授業で出される課題に苦戦しながらも提出期限をアプリで管理したり、質問できる友達を積極的に作ったりと努力を重ねました。
今はマーケティングの授業を通して出会ったグラフィックデザインに興味を持ち、大学に編入して勉強を続けています。
オーストラリアへマーケティング留学をするためには、学生ビザの取得や基準点以上の英語力の習得などいくつかの条件をクリアしなければなりません。
ここでは、マーケティング留学する際の条件や注意点について詳しく解説します。
オーストラリアのTAFEのほとんどのコースは受講期間が6ヶ月以上のため、コースを履修するには学生ビザが必要です。
学生ビザの取得には、入学許可証や残高証明などの書類と申請費710豪ドル(約68,000円)が必要です。
政府の公式HPからオンライン申請できるため、大使館や領事館に出向く必要はありません。
※2023年10月の豪ドル円レート(1ドル=95円)で計算
オーストラリアのTAFEに入学するには、高卒以上の学歴が必要です。
学歴を証明するために英文の成績証明書の提出を求められるので、事前に準備しておきましょう。
DiplomaやBachelorなどより高度な学位を目指す場合は、事前にCertificate IVなどのコースの履修が求められることがあります。
オーストラリアのTAFEのコースを受講するには、授業についていける程度の英語力があることを証明しなくてはなりません。
証明には通常IELTSというテストのスコアが使われ、TAFE入学にはIELTS5.5以上のスコアが必要です。
通訳や医療関連などの専門的なコースは、IELTS6.5〜7.0というより高いスコアが求められることもあります。
IELTS5.5以下の場合でも、TAFE認定の語学学校に通い英語力が上がったと認められれば入学が許可されます。
以下では、IELTS5.5以上の場合と以下の場合の入学までの流れを解説します。
すでにIELTS5.5以上のスコアを持っている場合は、他の必要書類を準備しTAFEへの入学手続きを行いましょう。
入学手続きは個人でも可能ですが、不安がある方は留学エージェントなどに相談しましょう。
IELTS5.5を持っていない方やまだIELTSを受けたことがない方には以下の2つの選択肢があります。
IELTSにはライティングやスピーキングなど独学が難しいパートがあるため、スコアが満たない方の多くはTAFE認定の語学学校へ通います。
都市部のTAFEには語学学校が併設されており、TAFEの雰囲気を味わいながら勉強できます。
自力でもIELTS5.5を目指せますが、TAFEの入学時期の2月と7月までにスコアをクリアしなければ入学を延長しなければならないことを留意しましょう。
オーストラリアのシドニーで1年間マーケティング留学する場合を例に留学に必要な費用をまとめました。
パスポート発行費用 | 16,000円 |
学生ビザ申請費用 | 710豪ドル(約68,000円) |
航空券代(往復) | 10万円 |
海外留学保険 | 約600豪ドル(約57,000円) |
専門学校/TAFEの学費 | 6,690豪ドル(約636,000円) |
家賃 | 約12,000豪ドル(約1,140,000円) |
その他の生活費 | 約120万円 |
合計 | 約3,345,000円 |
出発前には、パスポート発行費用・学生ビザ申請費・海外留学保険代・航空券代がかかります。
学生ビザを申請する際には残高証明が必要で、残高の目安は約240万円です。
また、ビザ申請時にはOSHCという月額50豪ドル程度の海外留学保険への加入も求められます。
渡航後は、学費・家賃・その他の生活費がかかります。
シドニー郊外でルームシェアをした場合の1週間の家賃相場は約250豪ドル(約24,000円)で、年間にすると約12,000豪ドル(約1,140,000円)です。
家賃の他に食費・交際費・交通費・通信費などの生活費が月に10万円程度かかるでしょう。
家賃と生活費を合わせると約234万円となりますが、残高証明のために貯めた240万円は渡航後の生活費として使えるため焦る必要はありません。
また、オーストラリアの学生ビザは制限があるものの就労が可能なため、現地で稼いだお金も費用に充てられます。
※2023年10月の豪ドル円レート(1ドル=95円)で計算
オーストラリアのマーケティング留学では、市場調査・商品開発・広告活動などのマーケティングの一連の流れやプレゼンテーションなどの実践的スキルが学べます。
インターシップを推奨している学校も多く、参加すれば日本では得られないような貴重な経験ができるでしょう。
タビケン留学では、カウンセリングをもとにおすすめの都市や学校の紹介・ビザの手続き代行・現地での生活サポートなどを行っています。
マーケティング留学に少しでも興味がある方は、ぜひタビケン留学にご相談ください。
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