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オーストラリアのワーキングホリデーを成功させるためには、渡航前の準備は欠かせません。
しかし、初めてワーホリに挑戦する方や、そもそも海外への渡航に慣れていない方は、事前にどのような準備をすればよいかわからない場合もあるでしょう。
今回は、オーストラリアのワーホリ準備に必要なものについて紹介します。
自分で準備すべきものや準備と並行して行うべきこと、そして準備にかかる費用なども一緒に取り上げるため、ぜひ最後までご覧ください。
まずは、オーストラリアのワーホリの前に必ず準備しておきたいものを紹介します。
準備の際に必要なものや手続きの手順についても簡単に解説するため、順番にチェックしていきましょう。
オーストラリアに限った話ではありませんが、海外へ渡航する場合は渡航日までにパスポートを準備しましょう。
取得できるパスポートの種類と、発行に必要な費用は以下の通りです。
種類 | 費用 |
5年用旅券(成人) | 11,000円 |
10年用旅券(成人) | 16,000円 |
ワーホリ終了後も海外へ渡航するのであれば、10年用旅券を購入した方が長期的にかかる費用は安くなり、更新頻度も少なくて済みます。
また、パスポートを発行する流れは以下の通りです。
パスポートは、申請を終えてから1週間ほどで受け取り可能になります。
オーストラリアでワーホリをする場合は、ワーホリビザ(Subclass417)を取得する必要があります。
ワーホリビザを取得するまでの流れは、以下の通りです。
ワーホリビザを発行するために必要な申請費用は635豪ドル(約61,000円)で、手元にビザが届くまでは2週間〜1ヶ月程度かかります。
また、ワーホリビザには年齢制限が存在しており、18歳以上31歳未満の方しか申請できないため、注意しましょう。
※1豪ドル=96円で換算
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請方法に関する詳しい情報を見る
ワーホリに向けて準備すべきお金は、期間によって異なります。
期間 | 金額 |
1ヶ月 | 35〜50万円 |
3ヶ月 | 70〜85万円 |
6ヶ月 | 130万円〜 |
1年 | 150万円〜 |
ワーホリでオーストラリアに渡航する場合、現地で仕事をすればお金は稼げますが、すぐに仕事が見つかるとは限りません。
そのため、上記の金額に加えて最低でも最初の1ヶ月は問題なく生活できるように35~50万円ほどのお金を用意しておきましょう。
また、ワーホリのビザを取得するためにはワーホリで1年滞在する場合、残高照明を提出する必要があります。
ビザの申請に必要な残高の最低ラインは5,000〜6,000豪ドル(約48〜58万円)のため、留学費用を貯金する際の参考にしてください。
オーストラリアでワーホリをするにあたって、格安SIMも準備しておきましょう。
日本で契約したスマホも現地では利用できますが、国外で利用すると高額な通信費用がかかります。
そのため、基本的には現地でスマホを契約するのがおすすめです。
以下、オーストラリアでスマホを契約する流れになります。
本体は現地で新しい機種を購入しても問題ありませんが、日本で使っていたスマホがSIMフリーであれば費用を安く抑えられます。
ちなみに、オーストラリアはカフェや図書館など、さまざまな場所でWi-Fiが使用できるため、少ないGBプランを選択しても問題なく過ごせるでしょう。
オーストラリアでの携帯/simの使用方法に関する詳しい情報を見る
現地で車の運転をする場合は、国際運転免許証を取得してください。
国際免許証の申請は、各都道府県の運転免許センターや運転免許試験場、指定警察署で受け付けています。
国際運転免許証を取得するまでの流れは、以下の通りです。
国際免許証の発行手数料は2,400円です。
即日発行であればその日のうちに、後日郵送であれば2週間程度で手元に国際免許証が届きます。
ちなみに、日本では身分証としても機能する免許証ですが、国際免許証はオーストラリアでは身分証としてあまり役に立ちません。
自分の身分を証明する場合は、パスポートを見せた方がよいでしょう。
日用品は現地のショップで揃えた方が荷物を減らせますが、日本から持ってきた方がよいアイテムもあります。
以下、日本から持ち込みたい日用品のリストです。
常備薬や生理用品、シャンプーは現地でも入手できますが、日本人の体質に合わない場合があります。
そのため、普段から使い慣れているものを日本から持ち込みましょう。
また、オーストラリアと日本のスキンケア事情は異なり、日本で購入できるタイプの保湿化粧水や乳液は現地ではほとんど扱われていません。
無印良品など現地の日本人向けショップなら購入できますが、割高なので日本から持ち込むのをおすすめします。
ノートや鉛筆などの文房具も、日本製の方が高品質です。
ストレスなく勉強するためにも、文房具も日本から持ち込みましょう。
オーストラリア留学/ワーホリで必要な持ち物リストに関する詳しい情報を見る
続いて、オーストラリアのワーホリに必要な準備と並行してやっておきたいことを紹介します。
スムーズにオーストラリアのワーホリを準備するためには欠かせないものばかりなので、しっかり確認しておきましょう。
現地で語学学校に通う場合は、あらかじめ語学学校を探して入学手続きまで進めておきましょう。
オーストラリアは、毎年多くの留学生やワーホリ労働者が訪れる国です。
そのため、各地に異なる特色を持った語学学校が多数存在します。
自分に合った語学学校を探すためにも、渡航前に通いたい学校をピックアップし、入学手続きまで進めましょう。
また、渡航後に語学学校を探す方も一定数いますが、多くの学校では直接申込みを受付けておらず、タビケン留学など正規代理店での入学手続きを求められるケースも少なくありません。
正規代理店には語学学校の情報に詳しいスタッフも多数在籍しているため、語学学校を探す際は積極的に利用するのをおすすめします。
ワーホリでオーストラリアへ渡航するにあたって、往復の航空券の予約と滞在先までのアクセスを確認しておきましょう。
羽田発シドニー行きの航空券を購入する場合の費用相場は、以下の通りです。
種類 | 値段(往復) | 移動時間(片道) |
FSC(ANA) | 約27万円 | 9時間35分(直行便) |
LCC(エアアジア) | 約11万円 | 41時間10分(乗り継ぎ2回) |
※渡航時期:10月1日〜6月30日
オーストラリアの往復航空券の相場は、利用する航空会社や購入する時期によって変動します。
快適さとサービスの内容を重視するならFSC、値段の安さを重視するならLCCの利用がおすすめです。
渡航費を安くしたい場合は、オーストラリアの航空券が最も安くなる6月と10月を狙いましょう。
また、現地で初日から迷子にならないためにも、空港から滞在先までのルートの確認は必ずしてください。
どうしても自力でたどり着く自信がない場合は、語学学校の送迎サービスの利用も検討しましょう。
参考:ANA
参考:Skyscanner
オーストラリアへ渡航する前に、滞在するエリアを決めて宿泊先の手続きまで済ませておきましょう。
オーストラリアの滞在先として候補に挙げられるのは、以下の施設です。
シェアハウスは滞在費用が安く、最低限の家具も揃っているため初期費用がほとんどかからないのがメリットです。
ただし、プライベート空間がほとんどないため、1人の時間を大切にしたい方には合わないかもしれません。
学生寮は語学学校に在籍している学生向けの宿泊施設で、学校の友達ができやすく学生生活を満喫したい方に向いています。
ただし、滞在できるのはあくまで語学学校に在籍している学生だけなので、語学学校を卒業したら出ていかなければなりません。
オーストラリア留学での最初の滞在先の種類と探し方に関する詳しい情報を見る
ワーホリでオーストラリアへ渡航する前に、海外旅行傷害保険へ加入しておきましょう。
海外旅行傷害保険とは、その名の通り海外で発生する可能性がある危険や損害に備えるための保険です。
以下が保障内容の一例です。
実際、ワーホリでオーストラリアを訪れる場合、保険の加入は必須ではありません。
しかし、現地の医療費は日本と比べて高額のため、トラブルが発生したときに備えて必ず加入しておきましょう。
1年間の海外旅行傷害保険に加入する場合、費用の相場は20〜26万円になります。
また、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードもありますが、補償内容が不十分であるケースは多いです。
そのため、メインの保険として利用するのではなく、あくまで海外傷害保険の補助として活用しましょう。
オーストラリアへ渡航する前に、IELTS5.5以上の英語スキルを目安に勉強しておきましょう。
現地で仕事を探すにあたって、一定以上の英語力があれば仕事の選択肢が広がります。
ちなみに、IELTS5.5はTOEICのスコアに換算すると600〜740点、英検で換算すると2級以上です。
高校生レベルの英語力があり、かつ試験の対策をすれば問題なくクリアできるスコアなので、しっかり勉強しましょう。
また、英語の勉強は現地に渡航してからすればよいと考える方が一定数いますが、日本で基礎を身につけてから渡航した方が英語力の伸びが早いです。
必ず日本でも英語の予習をしてください。
渡航前に、残高証明をクリアできる生活資金を日本で貯めておきましょう。
オーストラリアでワーホリをするためには、一定額以上の残高の証明が必要です。
ワーホリで1年滞在する場合、5,000〜6,000豪ドル(約48〜58万円)がビザの申請に必要な残高の最低ラインとなります。
また、渡航後すぐに仕事が見つかるとは限りません。
数ヶ月働かなくても生活ができるように、あらかじめ100万円前後日本で貯金しておくと安心です。
ちなみに、英訳された残高証明書は自分名義の預貯金口座がある各種金融機関の窓口から申請できます。
※1豪ドル=96円で換算
渡航前に仕事を決めたい方は、有給プログラムへの申し込みがおすすめです。
有給プログラムとは、その名の通り英語を学びながら現地で仕事をするプログラムの総称です。
タビケン留学エージェントでも有給プログラムを提供しており、以下のようなプログラムに参加できます。
安心ファームジョブプログラムは、バナナやアボカドの箱詰めや仕分け、シート洗いを中心に農園ファームの仕事を体験するプログラムです。
一方の看護留学は、よりハイレベルな医療英語を学びながら現地のインターンシップに参加し、オーストラリアの看護師の資格、そして永住権の取得を目指します。
1人でオーストラリアのワーホリ準備を進めるのが不安な方は、タビケン留学にご相談ください。
オーストラリアへ渡航するにあたって、ビザの申請や語学学校への入学手続き、航空券の購入などさまざまな準備が必要です。
しかし、すべての準備を自力で行うのは、海外に慣れている方でも苦労するでしょう。
タビケン留学には、経験豊富な留学エージェントが多数在籍しており、ビザの申請や航空券の手配など、各種手続きを本人に代わってスムーズに実施いたします。
無料相談も実施しているため、興味を持った方はぜひ一度お気軽にご連絡ください。
ワーホリでオーストラリアのシドニーに1年間滞在する場合、必要になる費用は以下の通りです。
学費(16週) | 入学金:100〜250豪ドル(約9,600〜24,000円) 授業料:4,800〜6,400豪ドル(約46〜61万円) 教材費:160〜240豪ドル(約15,000〜23,000円) |
渡航費 | ・FSC:約27万円〜 ・LCC:約11万円〜 |
滞在費(48週間) | ・都市部:9,600〜19,200豪ドル(約92〜184万円) ・郊外:7,200〜14,400豪ドル(約69〜138万円) |
合計 | 約128〜250万円 |
学費は、通う語学学校や選択するコースによって変動します。
学校によっては学費の割引キャンペーンなどを実施しているため、語学学校の公式HPを確認するか留学エージェントに聞いてみましょう。
渡航費を抑える場合は、オーストラリア行きの航空券が最も安くなる6月と10月が狙い目です。
1年間滞在する場合、滞在費はかなり高額になりますが、一括で100万円単位のお金を支払う必要はないため安心してください。
※1豪ドル=96円で換算
オーストラリアのワーホリにかかる最低費用に関する詳しい情報を見る
準備を整え、無事にオーストラリアへたどり着いた後も現地でやるべきことは多数あります。
オーストラリアに着いたら、以下の手続きを忘れずに行いましょう。
現地に着いたら、タックスファイルナンバー(TFN)の発行を忘れずに申請してください。
TFNとは、オーストラリア納税者番号のことです。
オーストラリアで働くにあたって、正社員もアルバイトも必ずTFNを取得し、雇用主に申告しなければなりません。
TFNは、一度取得したら基本的に再取得は不要です。
そのため、滞在期間中にビザの種類が変わっても、再発行を依頼する必要はありません。
TFNはオンライン申請が可能で、申請後28日以内に書類が輸送されます。
ただし、輸送先はオーストラリア国内の住所に限られるため、渡航後に滞在先の住所が確定してから申請しましょう。
オーストラリアにたどり着いたら、給料を銀行口座で受け取る方は全員6週間以内に開設しましょう。
6週間を過ぎても銀行口座の開設自体はできますが、必要な書類が増えてしまいます。
銀行口座の開設にあたって必要になる書類は、以下の通りです。
滞在許可証は取得したビザ、マイナンバーは日本でコピーしたものが使用できます。
ちなみに、日本に支店を持っているオーストラリアの銀行なら、日本でも手続きが可能です。
ただし、カードの受け取りとパスワードの設定は、オーストラリア渡航後に現地の銀行でする必要があります。
オーストラリアで銀行口座を開設するために必要なことに関する詳しい情報を見る
ワーホリビザを取得するにあたって、健康診断を受けましょう。
日本はオーストラリア政府によって結核発症のリスクがMedium Risk(中リスク)と判断されており、胸部レントゲン検査を受ける必要があります。
胸部レントゲン検査のみを行う場合、約12,000円の検査費用がかかりますが、病歴や年齢によっては内科検診やHIV、B型肝炎、C型肝炎などの検査も求められます。
また、健康診断はオーストラリア大使館が指定した病院で受診した結果のみ有効です。
そのため、あらかじめオーストラリア大使館の公式HPからオーストラリア大使館指定病院リストを確認しておきましょう。
オーストラリアのワーホリの準備にはある程度時間が必要ですが、いつから準備を始めればよいかわからない方もいるでしょう。
そこで、場合別にワーホリの準備を始める期間の目安について紹介します。
自分でワーホリの準備を進める場合、パスポートやビザ、語学学校の入学手続きなども1人で済ませる必要があります。
以下、留学の準備期間の目安です。
余裕を持つ場合 | 15ヶ月 |
留学生の平均 | 12ヶ月 |
最低ライン | 4ヶ月 |
余裕を持って準備を終えたい方は、15ヶ月前から準備を始めましょう。
15ヶ月あれば、各種手続きをはじめ英語の勉強時間も十分確保できます。
ちなみに、オーストラリアへ渡航した留学生の平均的な準備期間は12ヶ月です。
基本的には、1年前後時間があれば十分な準備が整えられます。
もちろん準備期間が1年未満でも渡航の用意はできますが、最低でも4ヶ月前には各種手続きと準備を始めましょう。
特にビザは書類に不備があった場合取得までに時間がかかるため、余裕を持って申請してください。
留学エージェントにサポートしてもらう場合、自力で準備するよりもある程度時間に余裕が持てます。
また、準備に時間を取られないため、語学の勉強に注力しやすい点も大きなメリットです。
エージェントによっては各種手続きで手数料を支払う必要がありますが、十分支払う価値があります。
以下、留学の準備期間の目安です。
余裕を持つ場合 | 12ヶ月 |
留学生の平均 | 9ヶ月 |
最低ライン | 3ヶ月 |
余裕を持って準備するなら12ヶ月前から準備を進めておきましょう。
ちなみに、留学エージェントのサポートがある場合の平均準備期間は9ヶ月です。
ただし、サポートがあるからといって準備を怠ると、渡航当日までに準備が終わらない可能性があります。
そのため、最低でも3ヶ月前から準備を始めるようにしましょう。
オーストラリアのワーホリ準備で必要なもの、自分で準備する時にやるべきことや準備期間について取り上げてきました。
オーストラリアのワーホリを成功させるためには、入念な準備が欠かせません。
しかし、海外に渡航した経験がない方にとって、パスポートやビザの発行手続きは複雑に感じられ、自力で準備する自信が持てない可能性もあるでしょう。
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