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オーストラリアで会計士の資格を取得する方法とは?目指すのがおすすめの理由や日本の公認会計士との違いも紹介

オーストラリア留学では、語学だけでなく幅広い分野を学べますが、特に「会計士」の資格取得が注目を浴びています

オーストラリアは工業・農業・医療・観光などの分野で国際的な影響力を持ち、その安定した経済は多くの投資家や外国企業にとって魅力的な市場です。

そのため、会計の分野でも高い専門性と国際性を持った専門家が求められています。

オーストラリアの会計士資格は国際的な通用性が高く、取得すると日本やオーストラリアだけでなく世界で活躍できる可能性が広がります。

オーストラリア留学を考えている方や会計士を目指している方は、ぜひ最後までお読みください。

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そもそも会計士とはどんな仕事?公認制度がある理由を解説

会計士とは、企業や個人の財務諸表の作成および税務申告の準備や監査を行い、財務や経営についてアドバイスを提供する専門家です。

収益・支出・税務申告などの財務状況を分析し、財務面で経営の意思決定をサポートしたり監督したりする重要な役割を担っています。

日本の公認会計士は国家資格であり、認定を受けるためには国家試験に合格しなければなりません。国により制度に違いはありますが、海外でも公認制度がとられていることが多いです。

会計監査や財務報告において法律や倫理規範を遵守し、高い専門性を持って正確かつ公正に業務を行うことが求められるためです。

会計士は企業や個人の利益を守り安定的な成長を支えるとともに、財務状況の健全性や透明性を確保することで社会的責任を果たしています。

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オーストラリアの会計士とは?資格の種類も紹介

オーストラリアで会計士として働くには、以下に挙げる3つの主要な会計士団体のいずれかで資格を取得する必要があります。

会計士団体 取得資格
CPA Australia CPA(Certified Practicing Accountant)
Chartered Accountants Australia and New Zealand(CAANZ) CA(Chartered Accountant)
Institute of Public Accountants(IPA) IPA会員

CPAは、CPA Australiaが実施するプログラムを修了しCPA 会員になることで取得できる資格です。

CPA Australiaは国内の会計士団体で会員数が一番多く、オーストラリアで公認会計士を目指す場合はCPA取得を目指すのが一般的です。

CAはCAANZが提供するプログラムを修了し会員になることで得られる資格です。

CPAが企業経営を包括的にコンサルティングすることに比べ、CAはより会計の技術的な側面や複雑な税務処理への対応に特化しています。

IPAはオーストラリアの主要な会計士団体の1つで、主に中小企業を対象に会計・税務・ビジネスコンサルティングなどを行っています。

IPAの会員になることで、CPAやCAと同等の会計士としての資格を得られます。

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オーストラリア留学で会計士資格を取得するのがおすすめな理由

日本人に特に人気のオーストラリア留学では学修や活動の選択肢が広く、学べることも多いです。

数ある選択肢の中でも、オーストラリア留学で会計士資格の取得をおすすめする理由は2つあります。

会計士としての高い専門スキルを磨きながら即戦力の英会話力も養える

オーストラリアで会計士資格取得を目指す場合、当然ながら勉強や実務は英語で行います。

会計士の仕事は財務諸表等の数字と向き合ってばかりの仕事と思われがちですが、実際は企業の経営コンサルタント的な側面を合わせ持ち、社員同士はもちろん、企業の担当者とのコミュニケーションは欠かせません

オーストラリアで会計士の資格を取得するには3年間の実務経験が必要となるため、資格取得を目指す過程で高い専門スキルと即戦力となる英会話スキルの両方を養えます

国際規格のオーストラリアの会計士資格はキャリア形成において海外でも大いに役立つ

オーストラリアの会計基準は国際会計基準に準拠しており、CPAやCAなどの資格は国際的な認知度も高いです。

これらの資格はさまざまな国の会計士資格と相互承認等の制度があり、条件を満たせばオーストラリア以外でも会計士として活躍できる可能性があります。

高度な専門的知識とスキルを身に着け国際的にキャリアを積んでいきたい方にはうってつけの選択肢といえます。

オーストラリアで公認会計士になる方法|4ステップで紹介

オーストラリアの主要な会計士団体は3つありますが、最も一般的なのがCPA Australiaです。

ここではCPA AustraliaでCPAの資格を取得し公認会計士となる方法についてご紹介します。

1.CPA Australiaの準会員(Associate Member)になる

CPAの資格を目指すにはCPAプログラムの修了が必須ですが、そのためにまずCPA Australiaの準会員(Associate Memer)になる必要があります。

学位取得の状況等により、主に以下2つのどちらかの方法で準会員へ申請できるようになります

CPA Australia認定大学で学位を取得する

1つ目の方法がCPA Australiaが認定する大学や大学院で会計学等のコースを修了することです。

大学・大学院進学のルートはいくつかありますが、日本からの留学は主に以下の4パターンが考えられます。

  • 現地の大学に1年生から入学
  • 専門学校やTAFE(高等職業専門学校)に入学し、その後現地の大学に2年生で編入する
  • 日本の大学を卒業し現地の大学2年生に編入する
  • 大学院に入学し准修士・修士を取得

オーストラリアの大学は3年制のためゼロから入学すると3年かかりますが、日本で4年制大学を卒業している場合や専門学校を卒業してから編入する場合は2年程度で卒業できます

もしくは、CPA Australia認定の大学院で最低でも1年間フルタイムで8単位以上を取得し、準修士のコースを修了することでも準会員の申請条件を満たせます。

Foundation Examの6科目に合格する

CPA Australia認定の大学を卒業していない場合でも、Foundation Examを受けて合格することで要件を満たせる場合があります。該当するかは事前にCPA Australiaに確認が必要です。

試験は財務会計や税務、法律といった公認会計士として必要な基礎知識に関するものです。

申込みから1年先までの期間で試験日を設定でき、この試験に向けて学習することで保有する学位や資格と必須の知識レベルとのギャップを埋められるようになっています。

受験は最大4回まで可能で、無制限ではないため注意が必要です。

2.CPAプログラムを修了して試験に合格する

準会員としての要件を満たしたらCPAプログラムに申し込みます。

CPAプログラムでは4つの必修科目と2つの選択科目を各科目1学期間受講し、試験に合格する必要があります。

科目をいくつも同時に受講するのは難しいですが1科目ずつだと時間がかかるため、2科目ずつ受講するのが一般的です。

CPA Australia認定の大学のコースで学んでいる場合、所定の科目が修了した時点で大学在学中に準会員として登録し、CPAプログラムの受講を始めることもできます

また、既に他の会計士資格を持っている方や顕著な実務経験がある方は、プログラムの一部が免除される場合もあります。

3.CPA会員(Mentor)のもとで実務経験を3年間積む

CPA会員に申し込むには、CPA会員であるMentorのもとで3年間の実務経験が必要になります。

実務経験を積むのはCPAプログラムの受講前、受講中、受講後のいずれの場合でもよく、インターンシップやボランティア、パートタイムの業務でも問題ありません。

大学を卒業してから経験を積む場合はビザの切り替えが必要ですが、オーストラリアでは学部卒業後2年、大学院なら3年の卒業生ビザ(Subclass 485)を取得でき、フルタイムで働けます

これら実務経験を通して、リーダーシップやテクニカルなど4つのカテゴリーに分けられるスキルから最低10個の関連スキルを実証することが必要です。

4.CPA会員(CPA Member)に登録される

すべての要件をクリアしたら、CPA会員として公認会計士資格を取得できます。

しかしCPA会員になってからも、年間最低20時間、3年間に120時間以上の継続的な専門職開発(Continuing Professional Development, CPD)に務めることが求められ、常に学習しスキルをアップデートし続ける努力が必要です。

オーストラリア留学で会計士を目指す際はタビケン留学へご相談ください

オーストラリア留学で会計士資格の取得を目指す際はぜひタビケン留学へご相談ください。

難しそうな会計士資格の取得ですが、挑戦する方のほとんどが未経験なので安心してください。資格が取得できれば、誰にでも国際的に活躍しキャリアを積んでいける可能性があります。

オーストラリアでの大学・専門学校選びや入学前の英語学習について、経験豊富なプロのカウンセラーが最適なプランをご提案します。

メールやLINEでお気軽にお問い合わせください。

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オーストラリア留学で会計士を目指す時におすすめの専門学校/TAFEを紹介

オーストラリアで公認会計士を目指すには、大学へ入学する他に専門学校やTAFE(高等職業専門学校)から大学に編入したり、TAFEの一部コースで大学卒業相当の学位を取得したりする道があります。

ここでは会計士に関連する資格が取得できる専門学校およびTAFEを合わせて5つご紹介します。

Cass Training International College(CTIC)

ロケーション シドニー中心地
公式HP https://ctic.com.au/

CRICITやマーケティング、建築など幅広いコースを提供している専門学校です。

2017年に新キャンパスに移転した比較的新しい校舎で、タウンホール駅から徒歩5分のシドニー中心部に位置しています。

英語の語学学校としてのコースも展開しているため、世界30ヶ国以上の留学生が集まるインターナショナルな環境で、日本人が少ないのも特徴です。

この学校で提供している会計学に関するコースは以下のとおりです。

コース名 期間(ホリデー含む)
Accounting and Bookkeeping 52週間
Diploma of Accounting 78週間
Advanced Diploma of Accounting 78週間

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Lonsdale Institute(Melbourne Campus)

ロケーション メルボルン、シティー中心地
公式HP https://www.lonsdaleinstitute.edu.au/

Lonsdale Instituteはビジネスコースをはじめ、マーケティングやホスピタリティ、プロジェクトマネジメントなどのさまざまなコースを提供している専門学校です。

メルボルンのセントラル駅から徒歩7分という抜群の立地で、コーヒーショップやスーパーなどへのアクセスも便利です。

レクチャーは週に一度で、その他は自由に参加できるワークショップやチュートリアルなどがあり、仕事等と両立して柔軟に学習を進められます。

コース名 期間(ホリデー含む)
Certificate III in Accounts Administration 26週間
Certificate IV in Accounting and Bookkeeping 40週間
Diploma of Accounting 40週間

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TAFE NSW

ロケーション シドニー中心地・郊外
公式HP https://www.tafensw.edu.au/international

TAFEは州立の高等職業専門学校のことです。多くの提携大学を持ち、1~2年でDiplomaを取得し大学に編入できるほか、一部のTAFEでは学部卒業と同等の学士号が取れるコースもあり、多くの地元学生が通っています。

TAFE NSWはシドニー中心部をはじめニューサウスウェールズ州内に130ヶ所ものキャンパスを持っており、留学生にも大変人気のある学校です。

TAFE NSWで開設している会計学に関連するコースは以下のとおりです。

コース名 期間(ホリデー含む)
Certificate IV in Accounting and Bookkeeping 半年
Bachelor of Applied Commerce-Accounting Major 3年
Diploma of Applied Commerce 1年
Bachelor of Applied Commerce Accounting and Financial Planning (Double Majors) 3.5年
Bachelor of Applied Commerce-Financial Planning Major 3年
Bachelor of Applied Commerce-Financial Planning Major 3年
Bachelor of Applied Commerce-Accounting Major 3年

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TAFE QLD

ロケーション ケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベンなど
公式HP https://tafeqld.edu.au/

TAFE QLDはクイーンズランド州立の高等職業専門学校で、ゴールドコーストやブリスベンなどに計22ヶ所のキャンパスを持ち、医療からエンタメまでさまざまな分野のコースを開設しています。

キャンベラ大学やフェデレーション大学と提携があり、これらの大学に進学が保証されているパスウェイプログラムも提供されています。

TAFE QLDで会計学について学べるコースは以下のとおりです。

コース名 期間(ホリデー含む)
Certificate III in Accounts Administration /
Certificate IV in Accounting and Bookkeeping /
Diploma of Accounting
1年半
Certificate III in Accounts Administration 半年

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TAFE International Western Australia

ロケーション パース中心地
公式HP https://www.tafeinternational.wa.edu.au/

TAFE International Western Australiaは西オーストラリア州立の高等職業専門学校で、州都パースの中心地17ヶ所にキャンパスを持ちます。

海沿いのゆったりした文化が特徴のパースは、オーストラリアの中で最も経済的に住みやすい街として知られ、留学生にも大変人気です。

航空・海事やリメディアルマッサージなど、特徴のある分野を含む135を超えるコースが提供されています。このうち、会計学について学べるコースは次の2つです。

コース名 期間(ホリデー含む)
Diploma of Accounting 半年
Certificate IV in Accounting and Bookkeeping 半年

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オーストラリア留学で会計士資格を取得した後はどう働く?国別での違いを解説

会計士の資格を取得したら、いよいよ会計士として実践経験を積んでいきます。

オーストラリアの会計士資格は国際的に広く通用するため、活躍の場が数多くあります。

ここでは、オーストラリアで働く場合と別の国で働く場合を紹介します。

オーストラリア国内で働く場合

留学生がオーストラリアの公認会計士資格を取得したら、まずは中規模の会計事務所に就職を目指すのが一般的です。

現地就職には高い英語力が必要ですが、中規模の事務所ならIELTS6.5~7.0のレベルで就職が目指せます。

実務経験を積みながらスキルアップを続け、大手事務所等へステップアップできる可能性もあります。

オーストラリア以外の国で働く場合

オーストラリアの会計士資格は国際的な通用性が高く、オーストラリア以外でも公認会計士として働ける場合があります

各国の会計士団体によって資格取得の要件はさまざまなので、詳細はその国の会計士団体の情報をよく確認することが必要ですが、会計士資格の海外での適用には大きく分けて以下2つの場合があります。

  • オーストラリアの公認会計士資格と互換性がある国で働く場合
  • 条件を満たせば公認会計士として働ける国で働く場合

それぞれの場合を見ていきましょう。

オーストラリアの公認会計士資格と互換性がある国で働く場合

CPA Australiaは、以下のリストにある国々の公認会計士団体と相互承認協定(Mutual Recognition Agreement, MRA)を結んでおり、CPA会員はこれらの国の公認会計士資格に書類審査等の手続きで申請ができます

ただし、MRAによりこれらの国で会計士団体の会員となった後も、CPA会員の資格は保持し続けなければなりません。

また、各国・団体によって研修や試験が課される場合もあるため公式HP等でよく確認してください。

  • アメリカ
  • ニュージーランド
  • シンガポール
  • インド

条件を満たせば公認会計士として働ける国で働く場合

MRAの他に、会員パスウェイ協定(Member Pathway Agreement, MPA)を結んでいる場合もあります。

CPA Australiaは以下の国々の会計士団体とこの協定を結んでおり、実務経験年数などの条件を満たす場合に会員申請の手続きを一部省略できる可能性があります。

  • カナダ
  • ケニア
  • ナイジェリア
  • バングラデシュ
  • 香港
  • インド
  • インドネシア
  • マレーシア
  • ネパール
  • パキスタン
  • フィリピン
  • スリランカ
  • 台湾
  • アイルランド
  • イギリス
  • 南アフリカ

要件や省略される手続きは国や団体によって大きく異なるため、詳細は各団体のHPで確認が必要です。

また、MRAの場合と同様にCPA会員を保持し続けなければならない場合もあるので注意しましょう。

日本で働く場合

オーストラリアの会計士資格CPA・CA・IPAのいずれも日本の公認会計士資格とは互換性がありません

そのため、日本で公認会計士として働く場合は国家試験を受けて資格を取得し直す必要があります。

しかし、ビジネスの国際化が加速し多くの企業が海外進出しているため、国際会計基準について理解し、かつ英語で仕事ができる人材は重宝されます。

日本の企業で働く場合でも、オーストラリアで会計学を学んだ経験は大いに役立つでしょう。

オーストラリアで会計士として働くメリット

国際的に活躍が期待できるオーストラリアの会計士資格ですが、オーストラリア国内で働くことにもさまざまなメリットがあります。ここでは2つご紹介します。

オーストラリアの会計士は給与水準が非常に高く日本と比べても年収は上回っている

オーストラリアで働く大きなメリットが給与水準の高さです。

下の表に示すとおり、日本の公認会計士の平均年収が約680万円なのに対し、オーストラリアの公認会計士(CPA会員)の平均年収は日本円で約970万円(1豪ドル=98円計算)と、日本の平均を大きく上回っています

参考:indeed オーストラリア日本(参照 2023-12-10)

ここに示しているのは平均額なので、実務経験を積んで高度な知識とスキルを身に着けていけば、さらなるステップアップも夢ではありません。

会計士は技能リストに記載されており現地の永住権獲得が狙える

オーストラリアで永住権獲得が狙える職業であることも会計士として働く魅力の1つです。

オーストラリアは労働力確保のために指定の職業に就く移民に対し優先的に永住権を渡しています。

永住権獲得に最も近道なのが中長期的戦略技能リスト(MLTSSL)に載っている職業に就き、実務経験を積むことです。

会計士はこのリストに記載されており、永住権につながりやすい職業です。

最近では日本国籍以外の方でも会計士で永住権を希望するケースが増え競争率が増していますが、それだけ永住権獲得が期待できる職業といえます。

オーストラリア留学で会計士を目指す際に注意すべきこと

オーストラリアで会計士を目指すことはさまざまなメリットがありますが、いざ留学しようと思った時につまずかないように、注意事項を事前にチェックしておきましょう。

ここでは会計士資格取得までと現地就職までの2つに分けて解説します。

会計士資格の取得まで

オーストラリアで会計士資格を取得するにあたり、現地の学校へ通うための要件は以下の3点です。

  • 学生ビザ(Subclass 500)発行
  • 高校卒業以上の学歴
  • IELTS5.5以上の英語力

現地の専門学校や大学に通う場合は、学生ビザ(Subclass 500)の発行が必要です。ビザ申請にあたり1年間の留学に200万円程度の資金証明が求められることもあるため、事前に準備が必要です。

その他、大学・専門学校どちらの入学にも高校卒業以上の学歴は必須です。

もし日本で高度な学位を持っている場合は、現地の専門学校でCertificat IVの履修から始められたり、大学に編入したりできます。

また、学校の入学には英語力の証明も必要です。専門学校であればIELTS5.5以上の英語力が必須で、学士なら6.0、修士入学には最低でも6.5以上が求められます。

公認会計士として現地就職するまで

公認会計士資格を取得しオーストラリアへ現地就職を目指す場合は、以下のことが必要になります。

  • 就労ビザへの切り替え
  • IELTS6.5以上の英語力
  • 在学中の会計関連職でのインターンシップ経験

就職する際は、学生ビザ又は卒業生ビザから就労ビザへの切り替えが必要です。資格を取得しただけでは就労ビザへの切り替えはできないため、企業への就職が必須です。

最初の就職先は中規模の会計事務所を目指すのが一般的ですが、その場合最低でもIELTS6.5程度の英語力が求められます。

もしBIG4などの大手会計事務所を目指す場合は、IELTS8.0程度のかなり高い英語力が必要となります。

なお、在学中に資格取得のための実務経験を積む時から就職を意識しておくといいでしょう。その企業が求人募集をしていなかったとしても、インターンシップから就職につながる可能性があります。

会計士資格の取得を目指すオーストラリア留学にかかる費用

オーストラリアで会計士資格の取得を目指す際に必要な費用も確認しておきましょう。

1年間のシドニー滞在にかかる費用の目安は以下のとおりです。

項目 費用(年間)
パスポート発行費用(10年間有効) 16,000円
学生ビザ申請費用 710豪ドル(約7万円)
専門学校/TAFEの学費 1~2万豪ドル(98~196万円)
航空券代(往復) 20~30万円
海外留学保険 20万円
家賃 1~2万豪ドル(98~196万円)
※週200~400豪ドル
残高証明として用意するお金 200万円
その他の生活費(変動費) 120万円
合計 約565~771万円

※1豪ドル=98円計算

航空券代や家賃などは費用に幅があるため多少の節約が可能です。しかし学費については、この表には専門学校/TAFEの費用を示していますが、大学や大学院に通う場合はさらに費用がかかるので注意が必要です。

都市部と郊外でかかる費用が大きく変わるため、用意できる予算と照らし合わせながら学校選びの参考にしてください。

オーストラリアで会計士を目指す際にお困りごとがあればタビケン留学へご相談ください

タビケン留学 運営スタッフ①

オーストラリアで会計士を目指すことは簡単ではありませんが、挑戦する方のほとんどが未経験です。

高い専門性のあるスキルを海外で身につけられるとともに、国際的に通用する資格で世界を舞台に活躍できるチャンスが広がります。

英語力や費用などのハードルはありますが、10~20年先の将来を見据えて考えてみると、とても魅力的な選択肢だといえるでしょう。

会計士を目指して留学を検討する際に不安やお困りのことがあれば、タビケン留学へお気軽にご相談ください

豊富な経験を持つプロのカウンセラーが、ご希望に応じて適切な留学プランをご提案いたします。

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