留学する学校を決めたら、次に考えるのは留学中の滞在先。オーストラリアは比較的治安が良いとはいえ、慣れない海外生活は不安がつきものです。自分に合う滞在先でなければ、充実した留学生活が送れません。

そこでこの記事では、オーストラリア留学の滞在先候補と、それぞれの特徴を紹介します。

滞在先の選択肢は？

オーストラリア留学の滞在先は、おもにホームステイ、学生寮、シェアハウス、アパート、ホテルまたはゲストハウスの4種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットの紹介とともに、どんな方に向いている滞在先かお伝えします。

ホームステイ

ホームステイとは、現地の一般家庭に寄宿する滞在方法です。

ホームステイは、英語力を伸ばしたい方や、旅行では体験できない現地の生活を体験したい方におすすめです。なかには伝統料理を振舞ったり、クリスマスなどの伝統行事を催してくれたりするホストファミリーもいるので、貴重な海外経験ができることもあります。また、毎日の食事や洗濯など身の回りのお世話をしてくれるのが一般的です。

ただし、他人の家なので、気を遣う人や意見を伝えるのが苦手な方は、慣れるまで少し大変かもしれません。また、ホストファミリーによって、留学生との付き合い方や家庭のルールが異なります。相性の良し悪しは、事前にわかりにくいかもしれません。

長期留学の場合、現地到着後はしばらくホームステイで過ごし、現地の生活に慣れてきたら寮や一人暮らしに移行する人もいます。

学生寮

以前はホームステイが一番人気でしたが、コロナ流行以降はプライベートを重視する風潮が高まり、寮滞在を選ぶ方も増えてきています。

学生寮は学校の敷地内、もしくは学校の近くにあるため通学が楽なのが最大の特徴です。（オーストラリアは学校内にある学校が運営している寮より、学校外にある民間の寮が多いです）食事の有無や設備は寮によって異なりますが、一般的には食堂や学習スペースがあり、勉強に集中しやすい環境が整っています。多くの学生が滞在しているので、友達を作りたい方にも向いています。

ただし、寮は郊外に位置することが多く、買い物が不便な点と、基本的に相部屋なので快適度はルームメイトとの相性次第な点がデメリットです。

シェアハウス

シェアハウスは、他人同士で共同生活することを前提につくられた賃貸住宅です。居住者全員で家賃を折半するのではなく、1人ずつ個別に大家さんと賃貸契約を結んで家賃を支払います。

都心以外ならホームステイや寮に比べ家賃が安いので、節約をしたい方に向いています。また入居者は学生だけでなく、職業や年齢がバラバラなため、幅広い交友関係がもてます。

ただし、共有する生活スペースが多いことや、ほかの入居者は選べないため人によっては合わない場合もあります。また、近年シェアハウス詐欺が起きていることもあり、慎重な見極めが必要です。

アパート（一人暮らし）

日本と同じように個人で賃貸契約をしてアパートに住む方法もあります。

紹介する滞在先の中で最も自由度が高いですが、自分で英語を使って賃貸契約を結ばないといけないほか、保証人の用意や、家賃や生活費を1人で支払うといった負担や責任があります。

ホテルまたはゲストハウス

短期留学の方や、旅行気分で楽しく留学をしたい方におすすめなのが、ホテル・ゲストハウスです。

ホテルは快適で自由度が高いため、清潔さやプライベートを重視する方に向いています。しかし、滞在費が割高なことと、学生との交流がもちにくいことが難点です。

その点、ゲストハウスは割安で世界中から旅行者が集まるため国際色豊かな交流ができます。しかし、基本は相部屋なのでプライベート空間が少なく、若いバックパッカーが集まると夜間も騒がしいこともあります。

以上、オーストラリアの滞在先候補のご紹介でした。それぞれにメリットとデメリットがあるので、留学で何を優先するかを決めて、自分にぴったりの滞在先を見つけてください。

->全文はこちら