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オーストラリアの学生ビザ発給が間に合わない時はどうする?原因と期限に間に合うために意識することを紹介

オーストラリアの学生ビザ申請は、英語での書類準備やオンライン登録があり、初めての方には少しハードルの高い手続きです。

そのため、書類や登録内容に不備があってビザ発給が出発に間に合わないケースが後を絶ちません

しかし、実はちょっとしたポイントを意識するだけで、そのリスクは大幅に減らせます。

そこで今回はビザ発給が遅れる原因とトラブルを回避するための対策を詳しく説明します。

これからビザを申請する方や、今まさにビザ発給を待っている方は、ぜひ最後までお読みください。

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オーストラリアの学生ビザ発給にかかる期間

オーストラリアの学生ビザは即日発給された方がいる一方で、2~3ヶ月かかるケースもあります

そのため、移民局は遅くとも8週間前の申請を推奨していますが、6ヶ月前頃から準備を始めてなるべく早く申請するのが理想的です。

また、移民局のHPにビザ発行にかかる期間を予測するVisa processing times guideというツールがあります。

例えば、語学学校への留学を想定し以下の条件で調べた場合、20日以内の発行の可能性が50%、55日以内の可能性が90%と予測されました。

ビザの種類(Visa Type) 受入教育機関(Visa Stream) 申請日(Application Date)
Student Visa(Subclass 500) Independent ELICOS Sector 2024年1月20日

この結果は、同じ学生ビザでも受入教育機関や申請日によって異なるため、自分のケースに合わせて調べてみてください。

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オーストラリアの学生ビザ発給が間に合わない原因

オーストラリア留学予定の方の中には、ビザ発給に時間がかかり、留学ビザの発給が渡航予定日に間に合わなかった方が少なくありません。

その原因は多くの場合、以下4つのケースに当てはまります

GTE(Genuine Temporary Entrant)が不十分である

GTE(Genuine Temporary Entrant)は、ビザ申請者が一時的にオーストラリアの教育を受けるため滞在する者であることを示す説明文書です。

移民局のHPでは、以下の項目を記載して証拠書類を添付することが推奨されています。

  • 学歴
  • 最終学歴から空白期間がある場合や退学している場合はその理由
  • 職歴
  • 母国や居住国とのつながり
  • 母国や居住国での経済状況
  • 第3国での就職の可能性

移民局はこれらの情報をもとに申請されているビザと入国目的が合っているか、ビザ申請の妥当性を検証します。

GTEの内容や添付書類が不十分な場合は審査が進みません。

追加で説明や書類提出を求められる場合もあるため、連絡が来たら即座に対応することが大切です。

書類の提出・手続きに時間がかかり学生ビザ申請に必須のCoE(入学許可証)発行が遅れる

学生ビザの申請には、受入教育機関の入学許可証であるCoE(Confirmation of Enrollment)が必須です。

この書類は、オーストラリアの学校で入学手続きが完了しないと発行されません

入学手続きの書類に不備・不足があったり、英語力証明の提出に時間がかかったりすると、入学手続きがなかなか完了せずCoEの発行も遅れてしまいます。

そのため、入学手続きがスムーズに進むよう書類の不備に気をつけるのはもちろん、英語力の証明等は時間に余裕を持って準備しましょう。

学校から発行されたCoEや学校が実施する移民局のシステム登録内容に誤りがあり、ビザ申請内容と異なる場合

留学先の学校が発行するCoEは、名前のスペルや生年月日が間違っているケースが少なくありません。

間違いに気付かないでビザを申請してしまうと、申請内容の不備で審査が止まってしまいます。

CoEを受け取ったらすぐに内容を確認し、間違っている箇所があれば速やかに学校へ連絡しましょう。

また、学校が受入留学生の情報を移民局のシステムに登録する手続きがあり、この時に間違った情報を入力してしまう可能性もあります。

学生のビザ申請内容と学校の登録内容が異なる場合も審査が進みません。移民局から問い合わせがあったらすぐ学校に確認しましょう。

ビザ申請後の審査プロセスで移民局から求められた追加資料の提出・修正がうまく進まない

ビザ申請を済ませた後も、不備や追加書類の提出について移民局から通知を受ける場合があります。

すぐに対応するのはもちろんですが、求められている修正や追加書類の内容を正しく理解して対応しなければ、手続きが進みません

修正や追加書類を求められた場合、その連絡に記載されている内容をよく読むだけでなく、移民局のHP等で該当する項目や書類の詳細な説明をもう一度確認しましょう。

また、そもそも移民局からの連絡に気づかずに対応が遅れるケースも珍しくありません。

Immiアカウントは頻繁に確認し、連絡を見落とさないよう注意が必要です。

オーストラリアのビザ発給を期限内に済ませるために意識したいこと

オーストラリアのビザ発給は渡日予定日に間に合わない方が少なくありませんが、基本的なことを心がけるだけでもそのリスクは大幅に減らせます。

留学のスタートをスムーズに切るためにも、以下5つのことをぜひ意識してみてください。

渡航スケジュールに余裕を持って準備・申請を進める

ビザ発給を間に合わせるには、時間に余裕を持って準備・申請することが大切です。

移民局は遅くとも8週間前の申請を推奨していますが、準備を含めて6ヶ月程度前から動き出すのがいいでしょう。

時間があると思っていても、パスポートの更新や英語での書類作成など思わぬところで手間取る可能性があります。

ビザ申請に必要な書類や手続きは留学が決まった段階で確認し、わからない部分は早めに解消しておくことが重要です。

移民局からの連絡はImmiアカウントを逐一チェックしておく

申請後はImmiアカウントを逐一確認し、移民局からの連絡を見逃さないことが大切です。

特に、書類の不備や不足があった場合はImmiアカウント内で「Actions Required」の表示で通知があります。

移民局からメールが来る場合もありますが、必ずメールがあるとは限りません。もしメールが来ていても、迷惑メールフォルダに入ってしまう場合もあります。

メールが来るのを待つのではなく、積極的にImmiアカウントの確認を心がけましょう。

必要書類や申請内容は提出前に見直す

申請を完了させる前に、必要書類やオンラインの申請内容をもう一度見直すこともポイントです。

特に、留学先の学校から発行されたCoEは、名前のスペルや生年月日が間違っていることがよくあります。学校が発行している書類でも安心せずに自分で確認するのが大切です。

また、オンライン申請で入力した内容は、書類添付の前に入力内容の確認画面があります。

印刷ボタンがあるので印刷して最終チェックをすると、パソコン画面で見るよりも見落としが少ない上に、後から見返せるのでおすすめです。

追加書類の提出が求められたら迅速に対応する

必要書類を不備なく提出していても、追加書類を求められることがあるため、注意が必要です。

例えば、学生ビザの申請では健康診断書が免除されていますが、審査途中で提出を求められる場合があります

連絡があったら速やかに指定病院で診察を受ける必要があります。希望日に受診できるとは限らないため、Immiアカウントで通知があったらすぐに対応しましょう。

この他にも戸籍謄本や銀行の残高証明など、用意に時間のかかる書類が求められる可能性があります。

申請内容に誤りが見つかった時点ですぐに移民局へ連絡する

申請が終わった後に提出書類や登録内容が間違っていることに気づいた場合は、移民局からの通知を待たずに自分から連絡しましょう。

移民局のHPに、間違いを見つけた場合は以下の手順で知らせるよう記載されています。

  1. Immiアカウントにログイン
  2. 「+」アイコンで内容を表示
  3. 「Update details」を選択
  4. 「Notification of incorrect answer(s)」を選択
  5. 「Add」を選択
  6. 修正内容を入力
  7. 「Comfirm」を選択して完了

自分では些細な間違いだと思っても、審査に大きく影響する場合があります。

間違いを指摘されてから対応するのではなく、自分から積極的に確認し、気づいたことがあれば速やかに連絡することが大切です。

オーストラリアの学生ビザ発給が間に合わないかもと心配ならタビケン留学へご相談ください

オーストラリアの学生ビザ発給に不安がある方は、ぜひタビケン留学にご相談ください。

最終的なビザ発給の有無やタイミングは保証できませんが、プロが一緒に書類や登録内容を確認するため、不備・不足のリスクは大幅に減らせます

多くの方にとって留学ビザの申請は初めてのことなので、慣れない英語での手続きに戸惑うのは当然です。

わからないところは経験豊富なスタッフが丁寧に説明し、書類や登録内容を一緒に確認することでスムーズなビザ申請をサポートします。

これからビザ申請をする方も、申請済だが不安がある方も、メールやLINEでお気軽にお問い合わせください。

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オーストラリアの学生ビザ申請のやり方を解説|日本国内から申請する場合

学生ビザ申請の流れは以下のとおりです。

  1. パスポート取得
  2. 申請書類の確認・作成
  3. オンラインで申請
  4. 書類不備の連絡があったらすぐに対応する
  5. ビザ発給メールが届く

事前準備として、パスポート未取得の方や期限が切れている場合はすぐに発行の手続きをしましょう。

受入機関によって必要な申請書類が異なり、移民局HPの提出書類チェックツールで確認ができます。

OSHCの加入証書やGTEなど、準備に時間のかかる書類もあるので、すべての必要書類と準備にかかる期間を最初に確認するのがおすすめです。

書類を揃えたら、移民局のHPImmiアカウントを作成し、オンラインで申請します。

申請後に書類不備や追加書類があればImmiアカウントに連絡があるため、頻繁に確認が必要です。連絡があった場合は速やかに対応しましょう。

ビザの発給は、メールで発行番号や有効期限が記載された通知書が届いて完了です。

実はオーストラリアへ渡航後に学生ビザを申請できる!やり方と日本国内との違いも解説

渡航前に学生ビザを取得するのが原則ですが、ビザ発給が間に合わない場合、緊急措置として渡航後に申請する方法もあります。

なるべく避けたいことですが、万が一に備えて確認しておきましょう。

オーストラリアへ入国後に学生ビザを申請する方法

ひとまずオーストラリアへ入国するために、3ヶ月以内の渡航の際に必要なETA(電子渡航許可)を取得して渡航します。

ETAはスマホアプリで申請でき、移民局のHP日本語の説明書も掲載されています。

ETAを取得して渡航したら、現地で学生ビザをオンラインで申請します。日本国内からの申請と方法は変わりません。

もし、日本でビザ申請を済ませていて発給だけがまだの場合、再度の申請は不要です。

3ヶ月間の滞在中に学生ビザが発給された場合、そのまま学生ビザで滞在を継続できます。

ただし、オーストラリアで学校に通う予定があるのに、観光やビジネス目的のETAで入国することは推奨されないため、渡航前に留学先の学校によく相談することをおすすめします。

日本国内から学生ビザを申請する時とどんな違いがあるのか

現地で学生ビザを取得する方法はあるものの、以下の点に注意が必要です。

  • ETA申請費用の20豪ドル(約1,920円)が別途必要
  • 学生ビザが発給されなかった場合は帰国が必要
  • オーストラリア国内のビザ申請時に2回目以降は+700豪ドル(約67,200円)が必要

※1豪ドル=96円計算

まず、本来は不要のETA申請費用が別途かかります。

また、万が一学生ビザの発給が不許可となった場合は留学を中止し、ETAで許可されている3ヶ月以内に帰国しなければなりません。

日本にいる間に留学計画を見直したり時期を延期したりする場合に比べ、往復の航空券代がかかる上に、既に支払った学費や寮費が返金されない可能性もあります。

さらに、進学等に伴って現地で再度ビザ申請を行う場合、2回目以降はビザ申請費用に700豪ドル(約67,200円)が追加でかかるため、覚えておくといいでしょう。

オーストラリアの学生ビザ申請を伴う渡航準備はいつから始める?

学生ビザの申請を含めて渡航準備をする場合は、なるべくスケジュールに余裕を持って進めたいものです。

いつ頃から始めると安心なのか、留学生自身で準備する場合とタビケン留学のサポートがある場合に分けて説明します。

留学生ご自身で準備を進める場合

留学生自身で渡航準備をする場合は、以下の期間を目安に取りかかるといいでしょう。

余裕を持った期間 18ヶ月前
平均的な期間 12ヶ月前
最低でも必要な期間 6ヶ月前

渡航準備には留学先の学校選定、入学手続きや宿舎の手配、ビザ申請など、さまざまな手続きがあります。

学生ビザが必要となる3ヶ月以上の中・長期留学では、12ヶ月前から手続きを開始するのが一般的です。

海外渡航が始めてで不安が多い場合は、さらに半年前の18ヶ月前から少しずつ準備しておくと安心です。パスポートを取得したり、留学資金を貯めたり、できることから始めましょう。

逆にどんなに急いでいる場合も、6ヶ月前には準備を開始しないと間に合いません

ご自身で留学の準備を進める場合は、平均1年程度の準備期間を確保して計画することをおすすめします。

タビケン留学の全サポートを受けて準備を進める場合

タビケン留学のサポートを受ける場合、1人で準備するよりもスムーズに進められるため、比較的短い期間で準備ができます。

余裕を持った期間 12ヶ月前
平均的な期間 10ヶ月前
最低でも必要な期間 6ヶ月前

タビケン留学を利用する方の平均は10ヶ月前からで、12ヶ月前であれば十分に余裕を持って準備が進められるでしょう。

学校の入学手続きやビザ申請の手続きなど、煩雑な手続をプロの留学アドバイザーが一緒に確認し、申請ミスを未然に防ぐことで、手続きにかかる時間が短縮できます。

ただし、学校の入学手続き期限等を考慮すると、留学生ご自身で準備する場合と同様に6ヶ月間は最低でも必要です。

留学手続きを急いでいる場合やご自身で進めることに不安がある場合は、タビケン留学にぜひご相談ください。

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オーストラリアの学生ビザを取得した後で進めたい準備

留学準備は学生ビザの取得が大きな割合を占めますが、ビザを取得した後にも必要な準備があります。

さらに、渡航後に控える手続きもあるので、渡航前・渡航後のそれぞれに必要な手続きを確認しましょう。

渡航前の準備

渡航前の準備は、学生ビザを申請・取得して終わりではありません。下表のとおり、ビザ取得後にもいくつか準備が残っています。

学生ビザ取得前 ・パスポート申請・取得
・語学学校探し
・学校の入学手続き
・GTEの作成
・海外留学保険(OSHC)への加入
・学校からのCoE取得
・学生ビザ申請
・健康診断(ビザ申請で受診を求められた場合のみ)
学生ビザ取得後 ・滞在先探し・予約(エリア選び含む)
・往復の航空券確保
・英語の勉強
・持ち物の準備

滞在先探しは、学校の入学手続きと平行して行うことが多いですが、寮に入らず自分でアパートを探す場合は、学生ビザ取得後になる場合があります

現地の住所が決まっていなくてもビザ申請はできますが、アパート探しや入居の手続きはなるべく早く進めましょう。

一方、航空券はビザが発給されてから購入するのがおすすめです。

もし価格の都合などで早めに購入したい場合、ビザ発給が遅れても対応できるよう日付の変更が可能なチケットを手配しましょう。

また、英語の勉強も大切な準備です。学校の入学要件をクリアしていても、渡航までにできるだけ英語力を上げておくことが、スムーズな留学のスタートにつながります。

その他、パソコンや現地対応の電源プラグなどの重要な持ち物は、前もって準備しておくと安心です。

渡航後の準備

渡航後すぐに済ませておきたい手続きは以下の2点です。

  • 現地の銀行口座開設
  • タックスファイルナンバー(TFN)の発行申請(働く場合のみ)

現地で銀行口座を開設する場合、渡航後6週間を過ぎると「100 Point Identification Check」の対象となり、身分証明に必要な書類が増えるため注意しましょう。

また、タックスファイルナンバー(TFN)はオーストラリアの納税者番号のことで、アルバイト等で雇用主に提示する必要があります。

Australian Taxation OfficeのHPからオンラインで申請でき、申請から28日以内に通知が郵送で届きます。

タビケン留学ではオーストラリアの学生ビザ申請を国内外のどちらからでもサポート可能です

タビケン留学 運営スタッフ①

オーストラリア留学に向けてビザ申請を控えている方は、ぜひタビケン留学にご相談ください。

学生ビザの申請にはさまざまな書類が必要となり、少しでも不備や不足があると手続きが滞り、1人では時間がかかることが多くあります。

タビケン留学にお任せいただければ、豊富な経験を持つプロの留学アドバイザーが手続きを一緒に確認しながら進めるので安心です。

既にオーストラリアへ渡航している方で、現地で留学ビザの取得を検討している場合もサポート可能です。

学生ビザの申請でお困りのことがあれば、メールやLINEでお気軽にお問い合わせください。

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