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オーストラリア留学で順調なスタートを切るには、入念な事前準備が大切です。
しかし、留学が初めての方や海外渡航に慣れていない方にとって、何をどう準備すればいいのか分からない場合もあるでしょう。
そこで今回は、オーストラリア留学に必要な手続きや準備すべきものについて解説します。
渡航前・渡航後の各種手続きから、オーストラリア留学で重宝する持ち物まで詳しく説明するので、ぜひ最後までお読みください。
まずは、オーストラリア留学に必要なものを紹介します。
パスポートや学生ビザなど、取得に時間がかかるものもあるため、早めに準備し始めることが大切です。
申請手順や必要書類などを詳しく解説するので、ぜひチェックしてください。
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海外留学にはパスポートが必要です。既に持っている場合も、留学終了までの有効期限があるか確認しましょう。
新規取得と期限切れによる更新の手続きは同じで、有効期限が1年を切っている場合はすぐに更新できます。
パスポートの種類と申請費用は以下のとおりです。
種類 | 申請費用 |
5年用旅券 | 11,000円 |
10年用旅券 | 16,000円 |
申請書は外務省HPからインターネットのブラウザ上で簡単に作成できます。
一般のパスポートの申請手順は以下のとおりです。
パスポートの申請は、住民登録のある各都道府県の窓口で行います。住民票を現住所に移していない場合は注意しましょう。
パスポートは一般的に申請から1週間程度で発行されます。
オーストラリアで語学学校や大学などの教育機関に通う場合、学生ビザ(Subclass500)の取得が必要です。
学生ビザの申請の流れは以下のとおりです。
申請書類は受入機関によって異なり、移民局HPの提出書類チェックツールで確認できます。事前に全て準備した上で申請手続を始めましょう。
オンライン申請では、移民局のHPでImmiアカウントを作成し、必要事項の入力や提出書類のアップロードを行います。
書類に不備や不足があればImmiアカウントに連絡があります。連絡を受けた場合は速やかに対応しましょう。
メールでビザの発行番号や有効期限が記された通知書が届いたら、手続きは完了です。
留学資金は早いうちから余裕を持って準備しましょう。
参考に、オーストラリアの語学留学にかかる費用の目安は以下のとおりです。
期間 | 金額 |
1ヶ月 | 60万円~ |
3ヶ月 | 130万円~ |
6ヶ月 | 250万円~ |
1年 | 340万~500万円 |
滞在期間や学校などによってかかる費用に幅がありますが、留学期間が長いほどまとまった金額が必要です。
また、留学ビザの取得の際に移民局から残高証明の提出を求められることがあります。
オーストラリア政府のHPによると、留学ビザの申請には24,505豪ドル(約240万円)の残高証明が必要です。
これは年間の生活費として必要な金額とされていますが、実際はこれ以上かかることを見越して準備しておくことをおすすめします。
※1豪ドル=98円計算
留学準備として欠かせないのが、格安SIMです。
数日の旅行であれば現地のフリーWi-Fiだけでも過ごせますが、1ヶ月以上滞在する場合は現地のSIMカードを購入しておくと便利です。
海外のSIMカードを購入し使用するには、SIMロックが解除されたスマホが必要です。自分のスマホがSIMフリーかどうか分からない場合は、通信会社に確認しましょう。
以下はオーストラリアの格安SIMの一例です。
会社名 | 支払形態 | 最安値(約1ヶ月利用分) | 特徴 |
Amaysim | 月額払い又はプリペイド | 【10GB、月額払い(28日間)】 22豪ドル(約2,160円) |
日本人留学生に人気。 |
colesmobile | 月額払い又はプリペイド | 【25GB、プリペイド(28日間)】 25豪ドル(約2,450円) |
大手スーパーのColesが提供。各地に店舗があり購入しやすい。 |
Catch Connect | プリペイド | 【10GB、プリペイド(1ヶ月)】 17豪ドル(約1,670円) |
2018年設立と比較的新しく、格安SIMの中でも特に安い。 |
※1豪ドル=98円計算
月額払いよりプリペイドの方が安い傾向にありますが、多くのキャリアが月額払いは最初の1ヶ月の料金半額など、割引プランを提供しています。
1ヶ月以上滞在する場合は、月額払いで自動更新されるプランや滞在期間をカバーするプリペイドを購入するのがおすすめです。
オーストラリアの携帯/SIMの使用方法に関する詳しい情報を見る
日本の運転免許証を持っている方は国際運転免許証を取得することで、オーストラリアを含むジュネーブ条約締約国での運転が認められます。
国際運転免許証は、各都道府県の運転免許センターや運転免許試験場、指定警察署で申請でき、発行から1年間有効です。
日本の運転免許証が失効すると国際運転免許証も失効します。そのため、各申請窓口では日本の運転免許証の有効期間が1年を過ぎている場合、免許の更新を先にすることが推奨されています。
申請に必要な書類等は以下のとおりです。
即日発行されることもありますが、後日郵送で時間がかかる場合もあります。事前に発行予定を確認するといいでしょう。
基本的な日用品は現地でも揃いますが、日本から持っていくと便利なものを紹介します。
オーストラリアのコンセントは日本と形が異なるため、ドライヤーなどの日本の電化製品を使用する場合は変換プラグが必要です。
また、オーストラリアの電圧は日本より高いため、変圧器も欠かせません。
日焼け止めは現地でも購入できますが、日本製のような軽い使い心地のものはほとんどありません。重たい日焼け止めが苦手な方は日本から持っていくといいでしょう。
その他、日本では当たり前の洗濯ネットや折りたたみ傘もオーストラリアではあまり流通していないため、持っていくと重宝します。
ちなみに、女性は生理用品事情が気になるかもしれませんが、生理用ナプキンは日本と変わらない品揃えで、こだわりがなければ現地で購入できます。
オーストラリアへの渡航前に日本で済ませておきたい手続き等を紹介します。
しっかり準備して順調なスタートダッシュが切れるように、ここで確認しておきましょう。
学生ビザを取得する場合、受入機関となる語学学校や大学の入学許可証であるCoE(Confirmation of Enrollment)が必要です。
遅くとも1年前には学校を決め、時間に余裕を持って入学手続きを進めましょう。
なお、語学学校はタビケン留学などの留学エージェントを通じた出願のみ受け付けている場合が少なくありません。
そのため、学校選びの段階から留学エージェントに相談すると、入学手続きもスムーズに進められます。
大学は多くの場合、個人の出願を受付けていますが、語学力が十分にないと手続きでつまずいてしまうため、不安な方は留学エージェントを利用するのがいいでしょう。
渡航期間や個人の状況によって必要な手続きは異なりますが、長期間日本を離れる場合の主な公的手続きは以下のとおりです。
海外に住所を移す際は、海外転出届を市役所(区役所)に提出します。渡航の2週間前から手続きが可能で、国民健康保険の喪失手続きも同時に行います。
国民年金は、留学中は強制加入の対象になりませんが、加入していないと将来の支給額が下がります。任意で加入し続ける場合は、支払い方法の確認をしておきましょう。
住民税(市民税)は、1月1日に住所のあった市区町村で課税されます。
1月1日に日本に住んでいた場合はその後海外転出していても納税の義務があるため、事前に「納税管理人申告書」により代理で手続きを行う方を指定する必要があります。
また、普段から所得税の確定申告をしている方は、出国前に確定申告か納税管理人の申告が必要な場合もあります。詳しくは国税庁HPでご確認ください。
滞在先の入居手続きは学校の入学手続きと平行して進めましょう。
候補となるオーストラリア留学の滞在先タイプは以下の6つです。
オーストラリアの語学学校が斡旋する滞在先はホームステイが一般的で、その他、ホステルを寮として提供している場合もあります。
大学は敷地内に寮があるのが一般的ですが、シェアハウスに住む留学生も多いです。
自分が通う学校の位置をよく確認し、トラムや徒歩で通学しやすいエリアの滞在先を探しましょう。
その他、1ヶ月程度の短期間であれば、ホステルやコンドミニアム、Airbnbなどで過ごすのも選択肢の1つです。
OSHC(Overseas Student Health Cover)はオーストラリア政府が留学生に加入を義務付けている保険で、学生ビザの申請の際に必要です。
オンラインで申請でき、保険料は年間で約600豪ドル(約58,800円)程度です。
OSHCは現地の医療保険のため、最低限の医療補償がついているものの、携行品補償や賠償責任補償は含まれていない点に注意しましょう。
荷物を盗まれたり、滞在先の物を破損したりしてもOSHCでは補償されません。心配な方は留学保険に別途加入しておくと安心です。
オーストラリア留学の学生保険OSHCに関する詳しい情報を見る
オーストラリアの留学ビザの申請に健康診断書は原則不要ですが、審査途中で提出を求められる場合があります。
ビザ申請後、移民局から連絡があった場合は速やかに指定病院で診察を受けましょう。
現地で医療機関や育児関連施設での研修予定があるなど特定の要件に当てはまる場合は、胸部レントゲン検査が求められます。
胸部レントゲン検査だけなら費用は12,000円程度です。
その他、病歴や年齢に応じて内科検診やHIV、B型肝炎などの検査が必要な場合もあるので、移民局から連絡があったら、必要な検査項目をよく確認しましょう。
入学する学校や滞在先が決まったら、往復の航空券を予約しましょう。
羽田・シドニー往復の場合の金額や時間の参考は以下のとおりです。
種類 | 金額(往復) | 時間 |
FSC(ANA、JAL、Qantas等) | 12万~20万円程度 | 約10時間(直通) |
LCC(Air China、Virgin Australia等) | 10万~12万円程度 | 約16~28時間(乗り継ぎ1~2回) |
※参考:Skyscanner(2024/6/1~2024/10/31の場合)
航空券にかかる費用は時期や航空会社によって変動します。快適さを求めるならFSCですが、留学費用をなるべく抑えたい場合はLCCがおすすめです。
また、オーストラリア行きの航空券は6月と10月が安くなるので、学校の入学時期と合わせて検討しましょう。
なお、遅くとも学校のコース開始1日前の午前中には現地入りしておきたいところです。
到着後にスムーズに移動できるよう、空港から滞在先までのアクセスも事前に必ずチェックしましょう。
渡航までにできる限り英語力を高めておくことも、大切な準備の1つです。目安として、IELTSスコア5.5以上を目指して勉強しましょう。
IELTS5.5は英検2級程度で、中級レベルといえます。
語学学校で初級から学ぶつもりの方も、到着した空港から日本語が全く通用しないため、現地で勉強を始めるのではなく日本にいるうちから学び始めておくことが大切です。
また、すでに中級程度の語学力があって大学に入学予定の方も油断は禁物です。
大学の入学要件は必要最低限のレベルなので、大学の授業にしっかりついていくにはさらにスキルアップしておく必要があります。
オーストラリアは固有の動植物や環境保護のため検疫が厳しい国として知られています。
特に食物や動植物は厳しく制限されているので注意が必要ですが、申告すれば持ち込める物もあるため、事前にオーストラリア大使館のHPで確認してからパッキングするといいでしょう。
なお、パッキングの際には、留学期間に応じた大きさのなるべく軽いスーツケースを用意しておくことも重要です。
多くの航空会社が無料で預けられるスーツケースの重さを23キロとしていて、スーツケース自体の重さも含まれます。
そのため、数ヶ月~1年の留学なら、85~100Lで5キロ以内のものが理想的です。
オーストラリア入国で申請が必要なもの・持ち込み禁止物に関する詳しい情報を見る
留学準備は煩雑な手続きや英語での対応など、戸惑うことばかりです。
そのため、初めて留学する方は、留学エージェントを利用するのがおすすめです。1人では難しい手続きも、エージェントのスタッフとともにスムーズに進められます。
留学準備に不安がある方は、ぜひタビケン留学へご相談ください。
タビケン留学なら、サポート料金は一切無料で留学準備をお手伝いいたします。
また、オーストラリアの各教育機関や学校と正規代理店契約を結んでいるため、ご要望に応じた適切な学校選びから、入学手続きや保険加入など、トータルでサポートが可能です。
LINEやメールでお気軽にお問い合わせください。
オーストラリア留学の準備にかかる費用を確認しておきましょう。
参考に、シドニーで1年間語学学校に通う場合の目安は以下のとおりです。
項目 | 金額 |
学費(48週間) | 約20,000豪ドル(約196万円) |
各種申請費(パスポート、ビザ、OSHC、留学保険等) | 約15万円 |
渡航費 | 約10万~20万円 |
滞在費(食費や交際費等を含む) | ・都市部:17,000〜27,000豪ドル(約167~265万円) ・郊外:15,000〜23,000豪ドル(約147~225万円) |
その他(渡航前に必要な物の購入等) | 約1万~10万円 |
合計 | 約369万~506万円 |
※1豪ドル=98円計算
学校の種類や地域によってかかる費用は異なりますが、1年間の留学では500万円程かかることもあります。
移民局のHPによると、オーストラリアに学生ビザで滞在する場合、2週間で48時間以内ならアルバイトができます。
現地で働くつもりであれば、全ての資金を事前に用意する必要はありませんが、留学ビザの取得の際に残高証明が求められる場合があり、最低でも24,505豪ドル(約240万円)の残高は必要です。
出発前の手続きの他に、現地に到着してからやるべきことが2つあります。
到着してから慌てることがないように出発前から内容を確認し、到着後すぐに手続きを進めましょう。
日本の口座から送金を受けたり、アルバイト先からの給与振り込みに対応したりするため、現地で銀行口座を開設することをおすすめします。
口座開設はこちらの大手銀行で行うと、ATMや支店が多くて便利です。
これらの銀行のキャッシュカードはデビットカードとしても使用できます。キャッシュレスが当たり前のオーストラリアでは重宝するでしょう。
口座は、渡航後6週間以内なら以下の4点だけで開設できます。
渡航後6週間を過ぎると「100 Point Identification Check」の対象となり、他にクレジットカードや運転免許証といった身分証が必要となります。
タックスファイルナンバー(TFN)は、オーストラリアの納税者番号のことです。
全く働く予定がなければ不要ですが、留学ビザでも2週間で48時間以内なら就労できるので、アルバイトをする予定がある方は申請しておくといいでしょう。
Australian Taxation OfficeのHPからオンラインで申請できます。
通知は申請時に入力した住所に届くため、オーストラリアの住所を正確に入力してください。
TFNはアルバイトを開始する際に雇用主に提示する必要がありますが、申請から発行まで約1ヶ月かかるため、渡航後すぐに申請することがポイントです。
オーストラリア留学にはさまざまな準備が必要なため、期間に余裕を持って取りかかりましょう。
すべての準備を留学生自身で行う場合と、エージェントのサポートを受けながら進める場合とで必要な期間が異なります。それぞれ詳しく説明します。
留学生自身で準備をする場合は、こちらの期間を目安に余裕を持って進めるといいでしょう。
余裕を持った期間 | 18ヶ月 |
平均的な期間 | 12ヶ月 |
最低でも必要な期間 | 6ヶ月 |
留学準備には、学校選びから入学手続き、滞在先の契約やビザ申請に至るまで、さまざまな手続きがあります。
煩雑な手続きに英語で対応する必要があり、思うように進まないこともあるでしょう。
そのため、留学準備は12ヶ月前から開始するのが一般的ですが、18ヶ月前頃から余裕を持って取り組むのが理想的です。
なお、学校の入学手続き期限やビザ申請にかかる時間を考慮すると、最低でも6ヶ月は必要です。
留学エージェントのサポートを受けて進める場合は、比較的短い期間でも準備ができます。
余裕を持った期間 | 12ヶ月 |
平均的な期間 | 10ヶ月 |
最低でも必要な期間 | 6ヶ月 |
タビケン留学を利用される方の準備期間の平均は10ヶ月です。一般的な準備期間である12ヶ月があれば、余裕を持って進められるでしょう。
さらに、保険やビザ申請など1人では難しそうな手続きも、タビケン留学ならプロの留学アドバイザーが丁寧にサポートするので安心です。
また、留学エージェントによってはサポートに数万円~数十万円の費用がかかりますが、タビケン留学のサポートは無料です。
留学準備を急いでいる方や初めてで不安な方はタビケン留学にぜひお問い合わせください。
留学には、学費や現地での生活費などまとまったお金が必要です。資金準備に不安がある場合は、奨学金の利用も検討しましょう。
一般的な資金調達の方法は以下の3つです。
3ヶ月以上教育機関に在籍する場合は、「教育一般貸付」の制度が利用できます。年2.25%(令和5年10月時点)の低金利で最高450万円まで借りられます。
その他、学校によって奨学金制度が利用できる場合があるため、学校選びの際に確認してみるといいでしょう。
ただし、教育ローンや貸与型奨学金は後に返済の必要があるため、なるべく自己資金を貯めて余裕のある資金計画を立てることが重要です。
留学準備は、学校選びから入学手続き、滞在先の手配やビザ申請など、さまざまな手続きが必要です。
初めて留学準備をする場合は、煩雑な手続きを英語で行うため難しく感じる方も多いでしょう。
オーストラリアへの留学準備について不安や疑問がある方は、タビケン留学にぜひご相談ください。
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