Suica、PASMOなどで知られる交通系ICカードは、公共交通機関をチケットレスでスマートに利用できる便利なサービスです。オーストラリアの都市部でも、バスや電車、路面電車などに導入されています。

この記事では、オーストラリア滞在中に役立つ、各州の交通系ICカードをご紹介。購入できる場所やカードの種類などについて、留学先として人気のエリア別に解説します。

人気都市の交通系ICカード5種類を紹介！

オーストラリアでも、エリアごとに交通系ICカードが利用されています。ここからは、多くの日本人留学生が滞在する都市のICカード5種についてまとめています。

■ブリスベン、ゴールドコースト：go card（ゴーカード）
・主な割引…運賃30％オフ、オフピーク割引など
・利用できる交通機関…電車、バス、フェリー、トラム
・購入時の代金…5豪ドル以上のチャージ代金と10豪ドル（Adult）のデポジット
・購入場所…駅の窓口、自動チャージ機、コンビニ、オンラインなど
・種類…Adult（大人用・青)／Concession（学生用・緑) ／Child（子供用・黄色）／Senior（高齢者用・赤)など

■シドニー：Opal Card（オパールカード）
・主な割引…最大料金の設定あり（月〜木：17.80豪ドル、金〜日・祝：8.90豪ドル）、オフピーク割引など
・利用できる交通機関…NSW州のメトロ・電車・バス・フェリー・ライトレール
・購入時の代金…20豪ドル以上のチャージ代金
・購入場所…駅の窓口、コンビニ、新聞販売店、オンライン
・種類…Adult（大人用・黒)／Concession（学生用・白) ／Child/Youth（子供用・緑）／Senior/Pensioner（高齢者用・黄) など

■メルボルン：myki（マイキ）
・主な割引…2時間運賃の設定や最大料金の設定あり（土日祝：7.20豪ドル）、定期券使用可など
・利用できる交通機関…メルボルンの電車・バス・トラム、V/Line trainなど
・購入時の代金…任意のチャージ代金と6豪ドル（Full Fare）のカード代金
・購入場所…コンビニ、自動チャージ機、駅の窓口、チケットオフィス、PTVハブなど
※android端末はデジタルカード・Mobile mykiを利用可能
・種類…Full Fare（正規運賃・黒)／Concession（他州高齢者や生活保護受給者用・緑) ／Child（子供用・緑）／Senior（高齢者用・緑)
※運賃を都度支払うmyki moneyとして使うほか、7日・28日・365日の定期券myki passとして使うこともできる。

■アデレード：metro CARD（メトロカード）
・主な割引…オフピーク割引、定期券使用可など
・利用できる交通機関…電車・バス・トラム
・購入時の代金…5豪ドル以上のチャージ代金と5豪ドル（Regular）のカード代金
・購入場所…駅の窓口、券売機、スーパー、コンビニ、オンライン
・種類…Regular（大人用・青)／Concession（学生用・緑) ／Student（子供用・オレンジ）など
※14日間（67.60豪ドル・Regular）、または28日間（112.10豪ドル・Regular）のフリーパスあり。

■パース：Smartrider（スマートライダー）
・主な割引…運賃10％〜20％割引、運賃上限（1日10.30豪ドル）あり、毎週日曜日無料など
・利用できる交通機関…バス・電車・フェリー
・購入時の代金…10豪ドル（Standard）のカード代金
・購入場所…空港、駅の窓口、Transperth InfoCentres、キオスクなどの小売店
・種類…Standard（大人用)／Tertiary（大学生用) ／Seniors（高齢者用）／Student（子供用）など

【旅行は要注意！】別のエリアでは使えません！

ふだんの生活に便利な交通系ICカードですが、どれも購入した州・エリア外では利用できません。旅行で遠出する場合には、事前に滞在予定地のICカード情報をチェックしてみてください。

交通系ICカードを購入すれば、生活エリアの公共交通機関をスマートに利用できるうえに、運賃もお得になります。オーストラリアに到着したら、なるべく早めにゲットするのがおすすめです。

空港駅の窓口やインフォメーションセンターで買える場合もあるので、購入可能スポットや料金に関する最新情報を、各公式サイトでチェックしてみてください。

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