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近年は、語学の習得やキャリアアップのための資格取得を目的に、海外留学に挑戦する方が増えています。
留学希望者たちが、まず頭を悩ませるのが費用の問題です。
留学をするにあたって、多額の留学費用を用意しなければなりませんが、渡航先によっては比較的安い予算で済ませられます。
今回は、留学費用が安い国を10カ国ピックアップして、それぞれの国の特徴や料金相場について解説します。
また、留学費用を抑えるポイントや、おすすめの留学プランについても取り上げるため、留学希望者の方はぜひ最後までご覧ください。
留学費用は、渡航先の国や地域によって必要な金額が変動します。
留学費用が安くなる主な要因は、以下の通りです。
安価で留学できる渡航先はメジャーな国や地域もあれば、マイナーな国や地域もあります。
以下では、おすすめの留学費用が安い国10選を紹介するため、それぞれの国の特徴や安さの理由なども順番にチェックしていきましょう。
1ヶ月の費用 | 約25〜63万円 |
3ヶ月の費用 | 約61〜117万円 |
6ヶ月の費用 | 約193~314万円 |
フィリピンは、東南アジアにある熱帯性気候の国です。
年間を通じて暖かく、季節は雨季と乾季に分かれています。
物価は日本よりも安く、現地の大衆向け食堂やローカルレストランなどを利用すれば、安くて美味しい食事が楽しめるでしょう。
フィリピンの語学学校の特徴は、徹底したスパルタ教育です。
授業時間のみならず、自習時間や外出まで厳しく管理されますが、長期間の勉強漬け生活を送るため、英語を基礎からしっかり学べます。
治安は2016年にドゥテルテ大統領が就任してから改善しつつありますが、日本と同じ感覚で過ごすのは危険です。
深夜帯に外出はしない、一人で行動しないなど、自衛の意識をしっかり持ってください。
マルタは、地中海に浮かぶ地中海性気候の島国です。
夏は乾燥して暑い日が多く日照時間が長いため、日焼け対策をしてください。
冬は暖かいものの、寒暖の差が激しいです。
物価は日本よりも安いですが、圧倒的に安いとまではいえません。
マルタでは、公用語の1つである英語が学べます。
語学学校の数も多く、自分に適したカリキュラムを提供している学校を見つけやすいです。
マルタには、日本人留学生のみならず、ヨーロッパ系の留学生も多数滞在している国のため、多国籍な環境に身を置けます。
治安は日本と同じく、子どもの送迎が必要ないほど良好です。
マレーシアは、東南アジアにある多民族国家です。
年間の平均気温は26〜27度で、1年を通じて常夏の気候となっています。
物価は日本よりも安く、特に食費を安く抑えられるのは留学生にとって嬉しいポイントです。
ただし、近年はマレーシアの物価も上昇傾向にあり、アルコール類をはじめとする一部の商品は日本よりも値段が高く設定されています。
マレーシアでは公用語のマレー語以外にも中国語や英語が使用されており、日本人留学生の多くは英語を学ぶためにマレーシアに留学しています。
また、治安は比較的良好ですが、ひったくりやスリなどの軽犯罪の発生頻度は高いため、注意しましょう。
1ヶ月の費用 | 約41〜69万円 |
3ヶ月の費用 | 約123〜207万円 |
6ヶ月の費用 | 約100〜400万円 |
オーストラリアは南半球にある国で、北半球にある日本と季節が真逆です。
世界第6位の国土を誇るだけあって、都市によって気候風土はかなり異なっています。
朝晩で寒暖の差が激しいエリアもあるため、体温調整できる服を必ず用意してください。
物価は日本よりも高いため、費用を抑えるならできるだけ外食は控えた方がよいでしょう。
オーストラリアは教育水準が高い国の1つとして知られており、英語のみならず専門知識も学びたい方におすすめの国です。
また、オーストラリアと聞くと、訛りの強いオーストラリア英語を思い浮かべる方もいますが、語学学校ではオーソドックスなイギリス英語が学べるため、安心してください。
治安は英語圏の国の中でもトップクラスによく、海外で過ごす際の基本的な注意点を守れば、十分安全に暮らせます。
北米大陸に位置するカナダは、日本と同じく四季が存在する国です。
年間降水量は多くないため、夏は湿気が少なく気持ちよく過ごせます。
一方で冬は氷点下まで気温が下がるため、防寒対策は必須です。
物価は日本よりも高いため、費用を抑えたい場合は都市部ではなく郊外を選択しましょう。
カナダも世界的に教育水準が高い国として知られており、日本をはじめさまざまな国と地域から留学生がカナダを訪れています。
癖のないカナダ英語のみならず、ケベック州などのフランス語圏ではフランス語も学べます。
語学学校にかかる学費は、4週間あたり16〜17万円が相場です。
治安は比較的良好ですが、都市部にはスラム街も存在するため、夜間の一人歩きや薄暗い裏路地をうろつくのは避けてください。
ノルウェーは、国土の北半分が北極圏内にある国です。
冬になると一気に気温が下がりますが、湿度が低いため実際の気温よりも暖かく感じるでしょう。
世界トップクラスの物価の高さを誇っており、常に節約を意識して生活する必要があります。
ノルウェーは大学や大学院へ正規留学する場合、学費が無料になるのが特徴です。
教育水準も良好なため、留学プランや生活スタイルによっては予算を抑えつつ、充実した留学ライフを送れるでしょう。
ノルウェーは全体的に治安もよく、日本と同じ程度の安全性が保たれているため、しっかり危機管理をしていれば問題なく過ごせます。
フィジーは、南太平洋の中部に位置する島国です。
大小332の島々からで構成されており、年間を通じて気候に恵まれています。
物価は全体的に安いため、留学費用を抑えたい方にはぴったりの渡航先です。
フィジーは国民の9割以上が英語を話し、かつオープンな性格をしているため、英語初心者にとって過ごしやすい環境が整っているといえるでしょう。
ただし、日本人留学生も多いため、意識して英語環境を作らないと、思っていたほど英語力が伸びない可能性が高いです。
治安は安定していますが、公共交通機関でのスリ被害が多発しています。
韓国は日本のすぐ近くにある東アジアの国で、中緯度の温帯性気候に位置しています。
冬は寒く乾燥している、夏は高温多湿など、日本の気候に比較的近いです。
物価はインフレの影響もあり、近年は日本よりも高くなっています。
ただし、日本とは地理的な距離が近いため、航空券はさほど高くありません。
世界トップクラスの進学率を誇る韓国は教育水準も高く、大学では韓国語のみならず英語でも授業が行われている光景が見られます。
治安レベルも良好で、夜中に一人で出歩いても安全に過ごせますが、観光地ではタクシーのぼったくりやスリが頻発しているため、注意してください。
ドイツは、ヨーロッパの中心に位置する世界3位の経済大国です。
エリアによって気候が異なっているのが特徴で、北部は海洋性気候、中部と南部は大陸性気候に属しています。
物価は円安の影響もあり、特にエネルギー価格、人件費のかかるものは日本よりも高いです。
ドイツは多数のノーベル賞受賞者を輩出しているほど教育レベルが高く、かつ大学は留学生も含めて授業料が無料のため、留学の渡航先として高い人気を誇っています。
治安は比較的安定しており、夜間に一人で出歩かない、人通りの少ない場所に行かないなど、常識的な行動をしていれば危険な目に遭う可能性はほとんどありません。
ポーランドは、東西ヨーロッパの中央部に位置する国です。
夏も冬も気温は日本より低めですが、日本と同じように四季があります。
ポーランドは、留学先の候補地の中でも物価はそれほど高くないのが特徴です。
食費を節約したい留学生は、ミルクバーと呼ばれる安価な大衆食堂を利用しています。
ポーランドの大学は学費が安く、かつ奨学金制度も整っているため、安価で質の高い教育を受けたい方にぴったりの国です。
治安は東欧の中では良好ですが、油断は禁物です。
特に女性は、21時以降は電車での移動も控えましょう。
留学費用が安い国の1つであるフィリピンで1年過ごす場合、予算の目安は以下のようになります。
語学学校・専門学校の学費(入学金・授業料・教材費など) | 約300万円 |
パスポート申請費用 | 22,000円 |
観光ビザ申請費用 | 約92,800円 |
ACR-iカード申請 | 16,200~21,600円 |
ECC申請費用 | 6,600~16,200円 |
往復の航空券代 | 7~15.8万円 |
滞在先の費用(家賃)・SSP | 内部寮(CIAの場合):約316万円~ 外部寮(GLCの場合):約522万円~ ※授業料を含む |
海外旅行保険の加入費用 | 14~20万円 |
通信費 | 32,400円 |
現地での生活費 | 24~48万円 |
留学エージェントサポート費用 | (該当者のみ)エージェントによっては無料 |
合計(滞在先の費用に含まれる授業料を除く) | 約386~628万円 |
留学費用が安い国として知られているフィリピンでも、1年滞在するとかなり大きな金額が必要です。
留学費用を抑えたいときは、滞在先のグレードを下げるとよいでしょう。
フィリピンの場合、留学期間中は語学学校に併設されている学生寮に滞在するのが一般的です。
学生寮の値段はグレードによって異なっており、個室の値段が高く設定されていますが、大部屋は比較的安価で利用できます。
また、授業のコマ数を減らす、語学学校の割引キャンペーンを利用するなども、留学費用を抑える有効な方法です。
留学費用は、コツを抑えれば誰でも安く抑えられます。
以下で留学費用を安くするコツ、そして押さえておきたい注意点を一緒に取り上げるため、留学の予算を検討する際に参考にしてください。
購入する際は、LCCかつローシーズンの航空券を選択しましょう。
航空会社にはFSC(大手航空会社)とLCC(格安航空会社)があり、どちらを選ぶかによって渡航費は大きく変化します。
また、ハイシーズンの航空券は利用者が多い分、値段が高騰しやすいです。
以下はFSCとLCC、ハイシーズンとローシーズンを組み合わせた、オーストラリアのシドニー行きの片道航空券を購入した場合の費用相場の一覧表になります。
ハイシーズン(12月) | ローシーズン(6月) | |
FSC(JAL) | 152,490円 | 92,490円 |
LCC(ベトジェットエア) | 43,340円 | 42,956円 |
LCCは安価ですが、乗り換えが多く渡航時間は長いため、身体への負担が大きいのもデメリットです。
また、入学時期がギリギリになりやすい、シーズンを逃すなどのリスクがある点も覚えておきましょう。
滞在先は、都市部よりも郊外を選択しましょう。
都市部は商業施設が充実している、公共交通機関が発達しているなどの利点もありますが、全体的に物価が高く生活コストもかさみやすいです。
郊外であれば、都市部よりも物価が安いため、留学費用を抑えられます。
都市部よりも人が少ない分、勉強に集中しやすい環境が整っている可能性も高いです。
ただし、都市部から離れてしまうと、滞在先から学校までのアクセスに時間がかかる、乗り換えが増えてしまうなど問題が発生する場合があります。
学校は、週の半分以上を過ごす場所です。
登下校で不便を感じ、ストレスが溜まると、勉強や日常生活にも影響が出かねません。
また、郊外に滞在すると、学校の選択肢も狭まる点に注意してください。
留学費用を抑えたい場合は、複数人で利用する大部屋を選択しましょう。
宿泊施設は、部屋を共有する人数が多くなると、その分費用が安くなります。
以下は、フィリピン留学で学生寮を利用した場合にかかる、滞在費用の相場を人数ごとにまとめた表です。
1人(1週間) | 890米ドル(約14万円) |
2人(1週間) | 770米ドル(約12万円) |
4人以上(1週間) | 700米ドル(約11万円) |
複数人で利用する部屋は、費用を抑えられる一方で、プライベート空間を確保しにくくなる点がデメリットです。
プライベート空間を確保できないのは、想像以上にストレスが溜まります。
また、同居人が常に自分と相性がよい人間とも限りません。
生活リズムが合わない、性格が合わない方との同居は、大きなトラブルに発展する可能性もあります。
プライベートを大切にしたい、他人と同じ空間で生活できない方は、我慢せずに個室を選択しましょう。
※1豪ドル=157円で換算(2024年6月時点のレートで換算)
留学エージェントが提供している独自のキャンペーンや割引を利用するのも、留学費用を抑える有効な方法として挙げられます。
留学エージェントとは、留学を希望している方の代わりに、ビザ申請や学校の入学手続きなどを代行してくれる留学代理店です。
なかには、定期的に学費や教材費、入学金などの割引キャンペーンを実施しているエージェントもいます。
ただし、留学エージェントには有料エージェントと無料エージェントがあり、有料エージェントの場合むしろ準備費用が高くつく可能性がある点に注意してください。
また、常に割引キャンペーンを実施しているわけではないため、定期的に情報収集を行う必要もあります。
留学費用を抑えつつ、高水準の教育を受けたい場合、フィリピンとオーストラリアを渡航先に選ぶのがおすすめです。
しかし、昨今はさまざまなフィリピン、およびオーストラリアの留学プランが存在しているため、どのプランを選択すればよいかわからない方もいるでしょう。
もし留学プラン選びに悩んでいる場合は、タビケン留学に相談してください。
タビケン留学は、世界100以上の教育機関の正式出願窓口です。
特にフィリピン留学とオーストラリア留学のプランが豊富で、カウンセリングを通じて留学希望者一人ひとりの目的に合った留学プランを提案します。
無料LINE相談も受け付けているため、興味を持った方は気軽に問い合わせてください。
フィリピンの留学・オーストラリアの留学に関する詳しい情報を見る
フィリピンとオーストラリア、どちらに留学するか迷っている場合は、2つの国に渡航する2カ国留学プランの利用をおすすめします。
2カ国留学とは、1カ国目で英語の基礎を学び、2カ国目で専門教育を受けたり、仕事したりするスタイルの留学です。
トータルの留学費用を抑えられる、英語力を高めてから本命の国へ渡航できる、複数の国の文化が学べるなどの利点があり、日本人留学生の間でも一般的な存在になりつつあります。
タビケン留学でも、フィリピンとオーストラリアの2カ国留学プランの提案を行っています。
2カ国にオーストラリア以外の国へ渡航するプランも扱っているため、興味を持った方はぜひタビケン留学へ問い合わせてください。
留学費用の負担を抑えたい場合は、交換留学制度や奨学金の利用も検討しましょう。
交換留学制度とは、日本の教育機関に在籍しながら、提携を結んでいる海外の教育機関に一定期間留学できる制度です。
交換留学の場合、基本的に留学先の教育機関に学費を納める必要はありません。
その分交換留学に派遣する学生の審査は厳しいですが、留学費用を抑えたい方は積極的に目指してみましょう。
奨学金は、返済が必要な貸与型、そして返済が必要ない給付金型の2種類があります。
独立行政法人日本学生支援機構が提供している海外留学支援制度は、返済の必要がない給付金型の奨学金です。
返済不要である分審査は厳しいですが、狙ってみる価値は十分あります。
また、在籍する教育機関によっては成績優秀者を対象とした奨学金制度が利用できる場合もあるため、事前に調べてみましょう。
留学費用を抑えたい場合は、渡航先の選択肢を増やすのがおすすめです。
物価の安い国や学費がかからない国であれば、予算に余裕がない方も留学できます。
それまで知らなかった国の魅力を知る機会にもなるため、積極的に留学の候補地を広げてみましょう。
自力で安価な留学先を探せるか不安な場合は、留学エージェントを頼るのもおすすめです。
タビケン留学では、安価な留学プランの提案をはじめ、現地でお金をかけずに生活するためのアドバイスなども行っています。
興味を持った方は、ぜひタビケン留学へ問い合わせてください。
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会社名 | 株式会社Morrow World |
所在地 | Suite 605,Level 6 /68-70 Dixon Street, Sydney NSW 2000, Australia |
電話 | 0401 713 952(日本語対応 担当:ヨシ) |
メール | info@morrow-world.com |
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