オーストラリアで看護師資格を取得するための道のりと留学情報

オーストラリアで看護師として働くためには、どのような資格が必要なのでしょうか？

オーストラリアには看護師資格を取得するためのさまざまなコースがあり、留学生にも多くの選択肢があります。ここでは、専門学校資格サーティフィケート・ディプロマから、看護学士号、そして修士課程までの情報をご紹介します。

 1. 看護学士号（Bachelor of Nursing）

オーストラリアで正看護師として登録するためには、看護学士号（Bachelor of Nursing）を取得するのが一般的なルートです。

学位を取得した後は、オーストラリア看護師・助産師協会（NMBA）に登録申請を行い、正式に看護師として働くことができます。

学士号は３年のコースです。

１年半から２年のディプロマ（Diploma）後に、看護学士号（Bachelor）に編入することもできます。

入学に必要なIELTSスコア: 各バンド7.0以上

2. 看護学修士課程（Master of Nursing）

看護学修士課程（Master of Nursing）にはいくつかの種類があり、卒業後直接看護師登録できるコースと、準備対策コースを通して登録をする準備コースがあります。

今回は、看護師登録準備コースが含まれているものをご案内します。

こちらのコースには、登録の準備として、NCLEX理論試験対策準備（12週間のオンラインコース、$2000相当）やOSCE実技試験対策準備（$2000相当）が含まれます。

また、コース卒業後には、２年の卒業生ビザの申請もできます。

入学条件：

– 実務経験: 3年以上の看護師としての実務経験が必要です。
– IELTSスコア: 6.5以上
– 学費: 約$48,000（2024年11月現在）
– コースの開始時期: 2月、5月、8月、11月

看護師登録プロセス

修士課程就学中でも、オーストラリアの看護師として登録ができれば正看護師として働きはじめることがきます。

そのためには、いくつかの試験を受ける必要があります。これには、NCLEX試験とOSCE試験が含まれ、いずれも費用がかかります。

– NCLEX理論試験: 約$2000
– OSCE実技試験: 約$4000

試験を通過したあと、正式に登録が完了します。

3. 看護師のための他のコースと資格

オーストラリアには、看護師として働くためのさまざまな選択肢があり、以下のようなコースもあります。

ディプロマ（Diploma of Nursing）

准看護師として働くためのコース。1年～2年で修了します。

入学には大学入学と同じIELTS 7.0が必要です。

サーティフィケートIII　ヘルスサービスアシスタンス（Certificate III in Health Services Assistance)

６か月で取得できること、学生ビザのほか、ワーキングホリデーでも取得できるプログラムがあることから、ディプロマに直接入学するよりもハードルが低くヘルス業界に入れることになります。

学生ビザの場合、入学にはIELTS 6.0が必要です。

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4. ビザについて

オーストラリアで看護師として働くためには、卒業生ビザ（サブクラス485）や永住権が必要です。学生ビザで２年以上、Bachelor（学士）以上の資格を取得し、IELTS ６．５などの条件を満たすと、卒業生ビザを申請することができます。このビザを取得すると、最大2年間オーストラリアで働くことが可能です。

また、看護師はオーストラリアで常に高需要職。永住権につなげられる可能性も高い職種でもあります。

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