国が違えば変わるものは、言葉や食べ物だけではありません。日本で当たり前にやっているしぐさや気遣いが、海外では別の意味に捉えられて深刻なトラブルを招くことがあります。「知らなった!」と現地であわてないように、オーストラリアでのNG行為を事前にチェックしておきましょう。
日本では、ラッキーなときや嬉しいときにするピースサイン。オーストラリアでも「表ピース」なら特別な意味なないようですが、手の甲側を相手に見せる「裏ピース」になると、中指を立てるのと同じくらい相手を侮辱する意味になります。
他の国では、表ピースもNGなケースがあるようです。誤解を招かないよう、写真を撮るときもピースサインは控えた方がよいでしょう。
日本では、人前で鼻をかむのは恥ずかしい行為と思われているため、鼻をすすってその場をしのぐのが普通ですが、オーストラリアでは真逆。鼻をすするのは、鼻水を飲んでいると同じくらい不愉快な行為ととらえられるため、オーストラリアでは鼻水が出たら人前でも鼻をかむ方が、まだ行儀がいいのです。少しでもズズッと鼻をすすると、周りの人に嫌な顔をされてしまうので、気をつけましょう。
日本では、蕎麦は音を立てて食べる作法なんてものもありますが、オーストラリア始めとする海外では、食事中に音を立てるのは下品な行為と思われています。麺をすすったり、お茶を飲んだりするときに「ズズッ」と音を立てないよう気をつけましょう。
これも日本人がやりがちですが、オーストラリアではレストランなどで店員に「Excuse me!」と声をかけるのはNG! アイコンタクトで静かに店員を呼ぶのが正しい作法です。声をかけてしまうと『全然給仕してくれないので業を煮やして呼んだ』と、怒っているようにとらえられます。特に高級なレストランでは、この行為をしないように気をつけましょう。
オーストラリアでは、公園やビーチなど、屋外の公共の場でお酒を飲むことは禁止されています。屋外でも、レストランやホテルなどの施設内であれば大丈夫です。また、アルコールフリーゾーンといって、公道や歩道、駐車場といった道路関係の公共エリアはOKです。オーストラリアでは、飲酒可能エリアが限られていることを覚えておきましょう。
日本でも初対面の人にはあまり聞くことはありませんが、オーストラリアでは年齢や性別、宗教、家族構成などパーソナリティーに関わることを聞くことはNGです。オーストラリアでは履歴書に性別や年齢を書く欄がないくらい、人を判断する要素にならないと考えられています。
日本では車を運転中、道を譲ってもらったときに「ありがとう」の意味でハザードランプを点灯させることがありますが、オーストラリアではハザードランプは緊急事態以外使いません。点灯をさせたら、周りを驚かせてしまうので気をつけましょう。
オーストラリアは、もともとイギリスからの移民が多いうえに、世界各国から人が集まり、さまざまな文化が根付いています。知らず知らずのうちに他の国のNG行為をやって不快にさせる可能性があるので、オーストラリア文化に限定せず、海外で有名なNG行為だけでも頭に入れておきましょう。
以上、オーストラリアでのNG行為のご紹介でした。
何気ない行いで余計なトラブルを招かないように、現地のルールや常識も忘れずチェックしておきましょう。とくに気をつけてほしいのが、鼻をすする行為。日本人は鼻水が出ると、ついクセでやってしまいがちなので、嫌われないように注意してください。
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