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◆◆心理学ウィーク・APSシドニー「現代のユースの置かれている状況とメンタルヘルス」◆◆

今週は、豪心理臨床学会APSの心理学ウィークです!!

十一月十二日はマッコーリーストリートのNSW州のパーリャメントハウスで、APSシドニーブランチの一日セミナーでした。

PTSDと詐病、メンタルヘルス促進サイト、現代のユースの置かれている状況とメンタルヘルスに関わる要因など盛り沢山で、とても良かったです。

日本語を話すサイコロジストのジューン・ウェイン先生、そろそろリタイアとのことですが、お久しぶりにお会いできました。

 
【現代のユースが置かれている状況とメンタルヘルスへの影響】について、ポイントを書いておきます。キャンベラ大学のデボラ・リックウッド先生
 
1.昔より長く両親の家にいる。結婚年齢も遅いのでシングルで。長く教育を受けている。
「結婚していないシングルのスマーティー・パンツがいつまでも親の家にいるぞ!!」(と笑いをとっていました)。
 
2.昔より元々の両親がそろって住んでいるわけではない家の状況。離婚率の上昇(1976の8%から 2006の26%)。シングル・ペアレントやブレンデット・ファミリーに住んでいることも多い。兄弟の数は減っている。
 
3.二次性徴は早い。女子の初潮は8~15歳。平均は12歳前。(個人差の多い世界だが、8歳って・・・!!)男子の精通は14歳。
 
4.ユース・カルチャーが世間的にも幅を利かせている。「スーパー・ピア」。(これは日本も同じか?女子高生のもてはやされなど。でも男子が薄い・・・)。
 
5.SNSからの影響がものすごく大きい。SNSでショックを受けたり、落ち込んでしまう。サイバーいじめも。
 
6.インターネットやスマホの普及で、いつでもポルノにアクセス可能に。
 
7.ギャンブルも、インターネットやスマホで手軽にアクセスできてしまう。特に青年期男子。
 
8.ユースの肥満も昔よりだいぶ増えている。
 
9.13.9%の若者が、雇用もされていなければ、教育やトレーニングを受けているわけでもない。(世界平均は18.2%)。
 
10.人間の一生の、幼少期に多いのは「問題行動」。ユース期に「不安」や「うつ」など始まる。少し後に「統合失調症」。老年期には「認知症」。ユース期にはすでに、ほとんどの精神科的症状が出るようになる。
 
 
Sydney Cocoro Clinicさんの写真
 
Sydney Cocoro Clinicさんの写真

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