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先頃日本に3週間ほど滞在し、マンガを150冊ほど買って帰ってきました。古本新本混ぜこぜで5万円いくかいかないかです。
これでも厳選に厳選を重ねたお気に入りだけを購入したのですが、どうやらこの量は一般的ではないようで、同居人からは唖然とされ、そんなに買ってどうするのかとも問われました。もともと収集癖があったのもありますが、やはり本は生もの。絶版される前に購入し自分の手元においておきたいと思ってしまうのです。
もちろんオーストラリアの本屋でも日本の本は購入できますが(シリーズ物の新刊は待ちきれず買ってしまいます)、日本で買う値段の2, 3倍になってしまうので、大人買いするとなると1冊105円からでも買えてしまう日本に想いを馳せてしまいます。こちらの古本屋さんも度々お世話になりますが100冊を超えるとなると財布の紐がきつくなってしまうのです。
2000年以降は電子書籍端末が流通し、紙の本をわざわざ買わなくてもデータとして購入でき、劣化も損傷もしない、かさばりもしない本を手軽に読める時代になりました。
最近では電子書籍でよりも、紙媒体の本を読みたい若者が増えているようです。オーストラリアでは2009年から紙媒体の本の購入者が増え続け2015年にはさらに2.2%アップした5540万冊売れており、購入額のおよそ70%が紙媒体、わずか18%だけが電子書籍という結果も出ているとか。
学校や職場では必ずといっていいほどパソコンが活用され、日常生活では携帯が必須アイテムとなっている現代で、目に優しい紙の本は安心できるツールとなっているのかもしれませんね。
引越しの多い駐在の方や荷物を多く所持できないワーホリの方には電子書籍はとても便利なアイテムです。気軽にいつでも最新のきれいなページが読めるのも便利ですが、やはり自分のお気に入りの本だけでもデータではなく一冊の本として手元に置き、たとえ劣化し茶色くなったとしても、本購入当時の記憶を思い出し懐かしさに触れたいものです。もちろん新刊の匂いや折り目のついていないページにも高揚感が増します。
便利なグッズやアイテムが増えた現代の社会では、アナログかデジタルか、どちらに偏るわけでもなく、時と場合によって使い分けることが大切ですね。
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