日本で温泉に入るオーストラリア人が増えています。
ところが困ったことに、日本の温泉では「入れ墨のお客様お断り」のサインを掲示しているところがほとんどです。
増える外国人観光客のために、各地のホテル・旅館組合では、入れ墨対策に頭を悩ませているというニュースがありました。
外国人のタトゥーは、日本の入れ墨とは少しイメージが異なり、もはやファッションとして定着しているようです。
最近では記念日やイベントなどの機会にタトゥーを入れるケースが多く、洗礼した時とか、親の家から出て自立した時などを機に、いわば自分の人生の記念として入れる人が多いそうです。
さて、そこで今週の数字です。なんと! オーストラリア人の約5人に1人、19%が身体にひとつはタトゥーを入れているというのです。それも女性は24%と、男性の15%を大きく上回っています。
よく、「酔った勢いで…」とか「若気の至りで…」などと言いますが、オーストラリア人の場合、初めてタトゥーを入れた年齢は、3分の1以上が26歳以上で、5人にひとりは35歳以上と、わりと分別ある年齢です。
それも小さなタトゥーをあちこちよりも、大きな絵柄のものをドーンと入れて、自己アピールする人が増えているようです。
オーストラリアのタトゥー産業は1億ドルの市場規模と言われ、全国に1,000以上のお店があります。
タトゥーの数も、調査した1,011人のうち48%がひとつ、30%が2つか3つ、15%が4〜7個、7%が10個以上となっています。
なんだか人気のタトゥービジネスですが、その一方で、4人にひとりはタトゥーを入れたことを後悔しているそうです。
ワンポイントの可愛い絵柄ならまだしも、全身タトゥーという人を見かけると、ちょっと異様な雰囲気に圧倒されてしまいます。
こういう人が日本の温泉に行くと、さすがに「外国人ウェルカム」とはいかないでしょうね。
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