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さて、もう皆さんご存知かと思いますが、先日の5月3日に2016年度政府予算の発表が行われました。
ワーキングホリデー・留学生にとっての注目ポイントは「ワーキングホリデーの新税率適用の可否」(通称、バックパッカー税の導入)それから今後発表されることになると思いますが、「ビザ申請費用の値上げ」ですね。
本件については、多くの方が注目しており、ちょくちょくお問い合わせも頂きますので、政府予算発表後の現時点での経過をお知らせさせて頂きます。
2015年5月に政府より発表がありました「ワーキングホリデーの新しい所得税率」について簡単に説明します。
今までは、オーストラリアの「居住者」と同じ扱いでしたので、
2016年7月1日から適用される税率は、「非居住者」扱いになりますので、
1ドルでも収入がある場合は、32.5%の課税がされるというものに変わります。
この新しい税率への変更については、以前の記事にも詳しく書いていますので、そちらもご覧下さい。
この税率の適用は今までに比べて大変に大きな変更だというのが分かりますので、発表からこの1年の間に様々な議論が起きました。
ワーキングホリデーの数が減るのではないか、ワーキングホリデーの労働力を必要とする産業には痛手だ、キャッシュジョブが増えるなどですね。
その点については、これから先明らかになっていくのでしょうが、現時点では政府としては問題視していないようです。
これらの議論についても、先日の記事で少し触れています。
先日行われた今年度の新しい政府予算発表では、このバックパッカー税の変更や撤廃については何も触れられませんでした。
という事は、「変更なし」という事で、法案はそのまま「続行」という事になります。
2016年7月1日からワーキングホリデーの方には新しい税率が適用される方向です。
これがどういう事かというと、2016年7月1日〜2017年6月30日までのお仕事・アルバイトに対して、新しい税率32.5%が適用されます。
2016年6月30日までのお仕事については、今までの税率のままです。新しい税率は適用されませんので、その点はご心配無く。
2016年7月以降にするタックスリターン(2015年7月1日〜2016年6月30日までのお仕事が対象)については、今の税率のままです。
新しい税率が適用されるのは、2017年7月以降にするタックスリターンになります。その点混合されないようにして下さい。
このバックパッカー税は、オーストラリアの「非居住者」向けの税率です。非居住者には、6ヶ月未満の学生ビザ保持者も含まれますので、学生ビザの方もその点気をつけて下さい。
6ヶ月以上の学生ビザの方は「居住者」の税率が適用されます。アルバイト中心に学生をしたい方は、6ヶ月以上のビザの申し込みをした方が良いでしょう。
最後の頼みの綱、政府予算発表で特にアクションが無かったという事は、7月までの間に新たに何か変更が加えられるとはもう考えられません。。このまま導入の方向で行くでしょう。
引き続きこの件については注視しておき、また何か動きがあればお知らせしたいと思います。
それでは、現場からは以上です。
・2016年6月30日までの仕事には今まで通りの税率なので気にしなくて大丈夫
・2017年7月以降の仕事はタックスにしっかり気をつけよう
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