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【留学相談】ワーホリには年齢制限があるので、ひとまずビザを取りましたが、やっぱり将来が不安です

ワーホリ目的
この記事で説明する準備ワーホリの目的と目標を決めよう

難易度:★★☆☆☆ | 所要時間:30分間

皆さんこんにちは。久しぶりに留学相談シリーズです。

今日は、ワーホリについて、特に「ギリホリ」の方に多いのですが、その「目的」について書きたいと思います。

簡単にワーホリについて再度おさらい

オーストラリアには、「1回目のワーホリ」で渡航する人が8,000人超、「2回目のワーホリ」で滞在・または渡航する人が合わせて2,000人超、毎年合計1万人超の日本人ワーホリが滞在しています。これは、日本とのワーキングホリデー協定国の中では、ダントツの人数です。

毎年8,000人ずつ新しい人が来ているんですよ。すごいですよね。

そんな人気のワーホリですが、一番の特徴は、その「自由さ」じゃないでしょうか。自由に学校に行けるし、仕事も出来るし、旅行もできる。別に何もしなくて数ヶ月ボーッと過ごすことも許される。海外にいながら自由に長期滞在することが許される、そんな制度がワーホリです。

通常、海外に何ヶ月もいようとすると、観光ビザや訪問ビザで3ヶ月までですよね。イギリスなど長い国で半年です。しかし仕事が出来ないですから、単に旅行だけっていうのは現実的じゃ無いですよね。ワーホリほど、仕事をしながら自由に過ごせる制度(ビザ)は、他にはないですよ。

 

ワーホリの基本情報はこちらの記事を参考にしてください。

【ビザ】ワーキングホリデーの基本情報

多様なワーホリの活用方法

オーストラリアは特に、世界的にみても生活水準が高いし物価も高い。お給料も高いので、貯金をするにももってこいの国。ワーホリでしっかりお金を稼いでる人も多くいます。

あと、最近人気なのは、ワーホリを利用してのスポーツ留学です。1年間みっちりスポーツに打ち込むことができるので、大学生で休学してワーホリで渡航しスポーツをする人も増えてきました。

また、日本に帰ってからの就職を考えてオーストラリアでインターンシップを受ける人も増えてきています。私もお問い合わせを沢山いただきます。オーストラリアならではの体験として、現地企業で英語環境の中、お仕事体験を積んで行くんですね。

今は、ワーホリの活用方法も多岐に渡りますし、そういう各種サポートを行っている会社も増えてきていました。ワーキングホリデーの利用方法・渡航目的も、 多様性があり、幅広い選択肢があるって事は、本当に素晴らしいことです。

 

ネットの情報

同時に、現在進行形でワーキングホリデー中の方や体験者によるブログも世の中には沢山溢れています。皆が経験をシェアし、現地の情報を共有しているので、日本にいながらもオーストラリアの様々な情報にアクセスできる

これはすごく良い事ですが、気をつけなければならないのは、情報の渦に飲み込まれないようにする事です。

 

情報の渦

色々と調べすぎて、何を選んだらいいのか分からなくなり、漠然と不安ばかりが募るようになります。これは本当によくないんですね。

ブログも、成功談よりは失敗談の方が面白かったりしますからね(笑)結果、失敗談ばかり読んだり、「対策」や「予防」系の記事ばかりを読んでしまい…、あれ、何で読んでたんだっけと何の情報を探してたのかすら分からなくなります。

ヤフー知恵袋なんかは最悪です。ワーホリについては否定的な意見しか書いてない。そこを読み出したらドツボですよ。笑

 

そこでハッキリと言っておきたいのですが…、

「海外生活は失敗の連続! by つよし

これを頭に入れておいてください。ここはオーストラリアだということ。日本では無いですから、日本の生活を基準に考えていたら毎日驚きの連続ですよ…!ΣΣ(゚д゚lll)

 

オーストラリアは世界中から人が集まっていますし、学校一つとっても50カ国や60カ国から学生が集まっています。それぞれ違う言葉を話すし、生活習慣や文化も違う。そんな人たちが集まって国を形成しているのがオーストラリアです。

逆を言えば、毎日違う文化に触れて、毎日刺激を受けて、自分の今までの常識や世界観が一気に覆えされます。世界っておもしろい!って思える瞬間ですよ。

 

不安に思う思考

さて、表題にもどって、前からちょくちょく頂く相談で最近も何回か頂いた内容なんですが、「いわゆるギリホリでオーストラリアに行きたいのですが、ワーホリ後、日本に帰ってから不安です」という相談です。

もちろん、個人個人、背景はそれぞれ全く違いますから、皆さんからいただく相談を一括りには出来ませんが、それでも「ワーホリ後の不安」については、不安解消のための解決方法はあります。

先ほども書きましたが、海外生活に失敗はつきものです。大なり小なり色んな問題や困難が起こります。それを一つずつ乗り越えていく力は必要ですよね。

全く新しい土地で、新しい環境、誰も自分の事を知らない中で生活を始めるわけですから、心を強くもたないと耐えられないですよね。

 

目的と目標を明確に持とう

不安への対抗策は友人や家族に話を聞いてもらったり、というのがありますが、一番効果的な事は、これ、「目的と目標を明確に持つ」ことだと思います。

  • なぜワーホリをしようと思ったのか?
  • ワーホリで何を手に入れたいのか?
  • ワーホリ後にどうなりたいのか?

まず、きちんと明確にしておくと良いです。

不安な事を考えるより、その目的達成のために何をするべきか、前を向いて考えた方が生産的になれます

そして、よく間違えがちですが、目的と目標は一緒ではありません。

目的 = 最終的になりたいもの、行き先、抽象的なもの

目標 = 目的を達成するためのもの、過程、具体的なもの

こう考えておくと簡単でしょう。

 

目的と目標の例

多くの留学生やワーホリが考える「英語の上達」について。

目的は、「バイリンガルになること」「英語の達人」「ビジネスで使える英語を習得すること」など。

目標は、「TOEICで900点獲得」「ケンブリッジFCE試験に合格」「ビジネス英語クラスの上級を修了すること」「オーストラリアで大学に留学し経済学で学士号を取得すること」など。

目的と目標の違いが分かりますか?

 

目的の探し方

今説明した関係により、目標が明確でない場合は、目的が無い場合が多いです。(目的が無いから目標が決められない)

では、目的を決めましょう、という事です。先ほど書いたように目的は抽象的でいいんです。

「英語を習得したい」「ビジネスで使えるほどの英語を習得したい」など。「海外生活をしたい」だけではダメですよ。渡航したら目的達成になってしまいますから。笑

あとは、もともと自分がなぜワーホリをしようと思ったのか、ここに目的が隠されています。

「海外生活に憧れてたから」というのは、海外生活のどこに憧れてたのか、を少し深く考えた方がいいです。英語の生活か、外国人に囲まれた生活か、何に憧れていたのか。「外国映画が好き」だから英語を分かるようになりたい、というのであれば、目的は「英語が分かるようになる」ですね。

「外国映画が好き」= 動機

「英語が分かるようになりたい」= 目的

「海外に永住する」= 目的

「海外で就職する」= 目的

 

目的と目標が明確に無い場合の対処法

明確に決めていない人も沢山います。だったら全員ダメだと言う訳ではないのですが、先ほどのように特に不安に感じる事の方が多い人は、今から言う方法で自分の目的と目標を決めていきましょう。

目的の作り方は簡単です。

① 自分が興味のある事ややりたい事、自分の理想像を書き出します。

例)英語上達、外国人の友達を作る、ウルルに行く、ネイルの資格を取る、永住権を取得するなど。

これが少ししか書けない人は、わがままになって沢山書くようにしてみてください。興味の範囲を広げ、自分が好きなこと、なってみたい自分像、欲しいもの、色んな事を書いてみましょう。

② 今書き出した事に優先順位をつけていきましょう。

やりたい事1位、2位、3位、みたいに50位でも100位まででも作りましょう。これがいわゆる「目的」になります。目的も沢山あってもいいんですよ。

③ 次に、その優先順位にそって、行動を決めましょう。

やりたい事1位をするためには何をすれば良いのかを考えます。1位が英語習得であれば、その行動は、語学学校へ行く、文法テキストを買う、オンライン英会話を始める、単語帳を買う、ランゲージエクスチェンジのグループに入る、フリーの英会話教室を探すなど。それら行動をどんどん書き出していきましょう。

目的が沢山あれば、その分、行動も沢山になるはずです。目的より行動の方が多くなります。目的<行動

④ また今書き出した行動に優先順位をつけてみましょう。

行動1位、2位、3位と、これも50位、100位など、どんどん書きます。

これが「目標」です。目標の優先順位がつきました。

⑤ 最後に、その行動(目標達成)をするためには幾ら必要なのかも考えましょう。

例えば語学学校に通う場合は、3ヶ月行くと約30万円、英文法のテキストを買うと2,000円など。全ての費用を出しておきます。すると一つの目標に対して幾ら準備しなければならないのか、また大きな目的を達成するためには大まかに幾ら必要なのか見えてくると思います。

目的が50個ぐらいあって、全ての目的を達成するには1億円!といのはちょっと現実的ではないので…、笑

ひとまず、ワーキングホリデーで1年行く間にできるだけの目的とそのための目標から考えましょう。およそ150万円〜200万円が平均かなと思います。

もちろん、ワーホリ中はアルバイトができるので、実際には収入もありますからね。その点はまた後で考えましょう。

 

いかがでしょうか。目的と目標が立てられそうでしょうか。

ワーホリに向けて色々と下調べをするのは、大いに賛成なのですが、自分がやりたい事や何を求めているのかを知らないで、下調べだけするのは全く意味がありません。無駄な知識を詰め込んでいるだけです。

一回立ち止まって、まずは自分がなぜワーホリをしたいのか、何を目的にして、どんな目標を立てて行くのか、そこに時間を費やして下さい。

自分の将来や自分の事を考える時間です。パソコンで調べるよりももっと多くの時間を自分のために費やしてください。

 

帰国後の就職が不安な人へ

最後に、ギリホリで渡航して日本に帰国して仕事に就けるのかどうか、再就職ができるのかどうか不安で不安でしょうがない人へ。

不安は必ずあるものです。その不安を消すためには自分に自信を付ける事が一番の対策です。

「自分に自信を付ける方法」は、一つ一つの小さな目標を達成していくことです。目標達成を積み重ねていくことで、少し大きな目標達成に繋がります。少し大きな目標を達成した自分には、少しだけ自信がついているものです。

先ほどのやり方で沢山の目標を書いて下さいと言いました。小さな目標でもいいので、沢山書いてみて下さい。それを一つずつ「チェック」して達成感を味わっていきましょう。目標達成の際には小さくてもいいのでお祝いもしましょう。そうやって自分に自信をつけましょう。

ワーホリの1年間や2年間で達成できる目標は沢山あるはずです。その中でもなるべく大きな目標を達成できるように、最終的には自分の許容範囲より少しだけ大きな目標を達成できるように日々の生活を頑張ってください。そうすれば、あなたはオーストラリアのワーホリで成長できたと言えるでしょう。

日本へ帰国の際は自信を身につけて帰る事ができるはず。それだけの「実力」と「自信」を持っている人は就職でもうまくいきます。心配しなくて大丈夫です。

 

こちらの記事にもワーホリの目的について書いています。併せて参考にしてください。

【留学準備】ワーキングホリデーの年齢制限は?

では、今日はここまでです。また明日。

ツヨシからワンポイントアドバイス

 

・人の事を調べるのはそこそこに自分自身の事に時間を使おう

・ギリホリでも沢山成功(目標達成)している人はいるぞ、自分だけのワーホリプランを立てて目標達成に向けて1日1日頑張っていこう!

Photo credit: Dedi Sharabi via Visualhunt.com / CC BY-NC

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