留学先の決め方を徹底解説!決め手に欠ける時の対処法や迷った時...
国際社会のグローバル化が進んだ影響もあり、日本国内でも英語をはじめとする外国語を話す機会は、以前と比べて多くなりました…
難易度:★★★☆☆ | 所要時間:30分間
今回から新しいシリーズを始めました。題して、オーストラリアでの「現地就職への道!」。
今、まさにオーストラリアの現地企業で活躍されている日本人の方に「どうやってその仕事に就いたのか」を直球で聞いていこうと、留学生・ワーキングホリデーの皆さんの声を私が代弁して、その真相を探っていこうという特攻型の企画です。
今回は、第1回目ですので、この企画の背景を簡単に説明します。
実は、留学生・ワーキングホリデーでオーストラリアに来られる方は、留学後(ワーホリ後)は、日本で就職するという方がほとんどです。
しかし、オーストラリアの仕事の環境というのは実は最高に整っているんです。お給料は高い、休みも多い、残業も無い、福利厚生も厚い。それなのになぜ皆オーストラリアで就職を目指さないのか。この点がとても不思議でした。
そこで気がついた事があります。
理由は簡単な事でした。
「就職の仕方を知らない…」
ただ、これだけ。笑
前例もないし、どうやったらオーストラリア現地で就職できるのか分からない、分からないから将来の選択肢に入っていないという事です。
それならば!どうやって就職したのかを、(就職した人に)直接聞いていこう!というわけです。笑
では、早速始めましょう。
まず第1回目の「現地就職の先輩」は、この方です。
プロフィール:
名前:山田宇人(ひろと)
職業:会計士
会社:Jemmeson & Fisher Solicitors & Accountants
つよし:ひろとさん、こんばんは。今夜はよろしくお願い致します。
ひろと:よろしくお願い致します。
つよし:まず簡単に自己紹介からお願いします。
ひろと:2002年にオーストラリアに来ました。始めは語学学校から始めて、一般英語そしてIELTSの勉強をしていました。IELTSを勉強している時に、オーストラリアで大学を目指すことを考え出しました。
語学学校からシドニー大学のファウンデーションコースへ進学、そこからシドニー大学教養学部(Bachelor of Arts)へ進学しました。
ただ途中で気づいたのが「永住権へ繋がらない」ということ。それから色々と調べた結果「会計学(Accounting)」をやることに決めました。そこからコースを変えて、結果、大学も変えました。(Curtin University)
コースを変えたことで、1年からやり直しになったんですけど、結果3年半通いましたね。
つよし:そして、大学卒業後にすぐに就職という形だったんですか?
ひろと:そうなんですね。大学卒業と同時にフルタイムでの仕事がはじまりました。
つよし:大学在学中に就活してたんですか?
ひろと:就活というか、すでにアルバイトで週2〜3日そこ(現在の会社)に入っていたんですね。その経験があったので、「卒業したらフルタイムで入ってくれ」という事を在学中から言われていました。「早く卒業してくれー」みたいな。
つよし:そうなんですねー。アルバイトは何年生の時からしてたんですか?
ひろと:1年の時からです。
つよし:えー。よく経験もない大学1年生をアルバイトとして雇ってもらえましたね。
ひろと:そうですよね。けど、結局大学を卒業して就職したとしても最初にやる仕事って雑用だったりアドミの仕事だったりするんですよね。だったので、アルバイトでもそこから始めたんです。アドミの仕事なんかをずっとしながら徐々に実際の会計の仕事を教わっていった感じです。
つよし:大学で会計の勉強をしながら、同時に外で実務を学べるってすごいですよね。
ひろと:そうなんです。面白かったのが、実際にやってる勉強と実際にやってる仕事が重なってこないんです。会計でやる勉強の一つに「簿記(Bookkeeping)」というのがあるのですが、正直今の時代全て会計ソフトを使ってパソコンがやるので、授業で沢山やったのですが、実際のテクニックや計算方法は使わなかったですねぇ。笑 言葉として知識としては知っておいていいですけどね。
大学で学んだことが実際に仕事で活かされたかを考えたら…、(ちょっと考えて)30%ぐらいですかねぇー
つよし:えーーー、なんともやる気を削ぐような発言!
ひろと:じゃ、強いて言えば…、一言で会計と言っても色々あるんですよ。簿記や税関系、タックスリターン、法理、監査、決算もあり。そんな中、幅広く業務にあたるとして…、それなら(大学の学んだ事の)50%と言っておきます。笑
つよし:私は大学では経済・経営なども学びましたが、ビジネスの基礎を幅広く学んだことは良かったかなと思いました。
ひろと:そうですね。僕も当然(商学部なので)経済、経営、マーケティングなども学んで、そこは学んで良かったですね。その辺の知識は持っていた方がいいですよね。
つよし:では、会計士の仕事として魅力を教えてください。
ひろと:最近特に面白いのは、会計士ってやっぱりパソコンや書類とにらめっこってイメージを持つかと思いますが、会計士ってサービス業なんですよね。仕事の半分は、お客さんとのやり取りなんです。メールや電話でのやり取り。
知識・経験があると、そのビジネスに対してやタックスに対してのアドバイスをしたり相談をされたりするんですよね。僕は今はそれがやりがいですね。
ただ、人によっては、逆にパソコンに向き合ってるのが好きって人もいますよ。誰にも邪魔されない一人の時間を保てるのが好きっていう方です。人とのやり取りやマーケティング的部分は他の人に任せて、みたいな。そういう両側面がありますね。
だから、会計士という仕事をするにあたっては、自分が何に特化するのか、そのあたりの判断は出てくるかもしれませんね。
僕は、話をするのが好きなタイプので、ただ数字を処理して終わりではなく、やっぱりその次にどう繋げるみたいな、お客さんに付加価値を与えるような仕事をしていきたいですね。
つよし:いいですね。一生続けていける仕事ですね。日本ではできるんですか?
ひろと:おそらく一生やるのではないかな、と思っています。けど、日本では出来ないんですよ。日本では資格が違う、会計ルールが違うんですね。
オーストラリアの資格は、少なくとも東南アジアのシンガポールやマレーシアでは使えるんじゃないですかね。ちょっと詳しく調べる必要はあります。
実は、ひろとさんの今のボス(社長)とは、BAR(パブ)で出会ったという。大学1年生からアルバイトをさせてもらい、卒業後にはそのまま就職。見事フルタイムの仕事を掴み取ったひろとさんですが、そのボスとの出会いはBARでした。
ひろとさんは、大学生になる前には実はそのBARで6年間もアルバイトをしていたそうです。オーストラリアのローカルのBAR。いわゆるファミリー経営でその地元に住むオーストラリア人が特に何もなくても集まったり顔出したりする馴染みの地元のBAR。
なんでひろとさんはそんなBARでの仕事ができたのか。どうやって見つけたのか。ひろとさんの人生を大きく変える舞台となるBARについて、もう少し話を聞いてみたいと思います。
後半へ続く。
今回ご協力いただいたひろとさんへコンタクトを取りたい方、ひろとさんの連絡先はこちらですよ。
カメラマン:Yoko Fukai
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